自転車専用工具というわけではないのですが、自転車の整備のために購入しました。
ヒートガンといえば、Di2を組むにあたってエレクトリックケーブルの接続部に熱収縮チューブを取り付ける際に使ったくらいですが、今回の目的は高強度のロックタイトで取り付けられたBB Cupsを取り外すこと。
結局どの強度のロックタイトが使われていたかは確認せずじまいでしたが、ショックレスハンマーでめいっぱい殴ってもビクともしないところを見ると、取り外さないことを前提とした高強度のものが使われていたのだろうと推測してます。当時はBB30とシマノのクランクの組み合わせで満足のいくBBがなかったためCAAD10はカンパでしか組むつもりが無かったのですが、それでも音鳴りが発生した時への対処までは考えが及んでいませんでした。
取り外せないことで困るユーザーは他にも多いようで、ロックタイトの販売元であるロック商事株式会社のホームページには、緩めるためには加熱するように記載されています。ちょうどBikeradarの記事でも固着したパーツへの対処が特集されていて、そちらでも温める手法が紹介されていたので、一般的には知られていたのかもしれません。
さしあたって家庭用ドライヤーで挑戦してみたのですが、ほとんど効果が無く、ロック商事株式会社のホームページに記載されている「5分間程度、200℃以上」を実践するには専用工具が必要という結論に至りました。
同じような価格帯で似た筐体のヒートガンが見受けられたのでOEM供給を受けた製品かと思われますが、送風・250℃・450℃の切り替えができ、4種類のノズルが付属、AC100V・1500Wなので国内のコンセントで使うにも余計な心配はせずに済むかなと。
結果としては、250℃熱風で3分ほど温めてからハンマーでどついたところ、ようやく取り外すことでができました。本格的に使うなら白光とかメーカー製のものを選んだほうがいいんでしょうけど、直近の目的は果たせたので結果オーライということで。
初回利用時はヒーターの熱で何とも言えない臭いが発生することと、ファンの音が大きめなので室内で使うには些か気を遣います。
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