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2023/09/21

フロントシングルバイクを作るには。

通勤用バイクとして整備したRS6とMK-Discは、どちらもFDを取り付けずにフロントシングルで組んでいます。通勤路が平坦基調なのでもともとフロントギアを変速する機会が少ないというのもありましたが、当初はRS6のFD台座が直付けではなくバンド式だったことが大きいです。それまで所有してきたロードバイクがすべてフロントダブルでしたが、バンド式FDが手元に無かったのと、バンドアダプターがシートチューブに傷をつけてしまう懸念を許容できなかったことから、広大なギアレシオのほうをあっさり切り捨てることにしました。
以前ほど自転車の整備に時間を割けなくなった点でも変速の調整が必要な部品が減るのはメリットでしたし、昨今では直付けのFD台座に取り付けるチェーンキャッチャーも市販されているので、タイミングによっては台座があってもフロントシングルに行き着いたかもしれません。

チェーンリングはナローワイドが鉄板になりますが、RS6ではGRXのクランクを導入しました。常用するギア比をカバーするためには40Tよりも42Tのほうが使い勝手が良さそうだったこともあり、RX600-1ではなく奮発してRX800-1をチョイス。
GRXクランクではチェーンラインがアウター寄りになるのが気になったのと、パワーメーターを使いたかったこともあり、MK-DiscではWolftoothのギア板に交換したFC-R7000を取り付けています。フロントダブルだと純正とサードパーティ製とではチェーンリングの変速性能の差が出ると言われてましたが、シングルでは一向に気になりません。クランクのデザイン上、チェーンリングボルトの部分に段差ができるのが見た目にマイナスでしたが、RIDEAのチェーンリングボルト(という名のナット)TQSH-70を使用することで、だいぶ値が張るものの純正チェーンリング相当の外観となり満足してます。Wolftoothなら楕円ギアも含めて選択肢が豊富ですし、GRXにこだわる理由はあまりなさそうです。

グラベルバイクの普及と重なって、油圧ディスクブレーキであれば自由度が高く、GRX (Shimano)、Ekar (Campagnolo)といったグラベル向けコンポを筆頭に、SramはRed、Force、Rival、Apexのいずれのグレードにも1x用のパーツがラインナップされています。今のところ採用する予定はないものの、シフト操作のない右レバーでドロッパーポストの操作ができるようになっているのには隔世の感があります。
MK-Discは当初Force22+HY/RD (TRP)という機械式ディスクの組み合わせで組みましたが、キャリパーが大きかったことや油圧ディスクへの興味を捨てきれず、GRX RX600に組み替えています。

一方で、機械式ディスク/リムブレーキで組もうとすると途端に選択肢が減ってしまい、シングル用コンポが用意されているのはSramくらいで、フロント変速用のレバーを遊ばせておくか、左レバーのみサードパーティ製のブレーキレバーを採用することになりそうです。Di2だと各スイッチに割り当てられる機能を変更できるので、FDを接続せずに運用できるのであれば、レバーからフロント変速の機能を省けばシングル用に使えると思うのですが、E-Tube対応のコンポを触っていないので如何せんこの辺りは未知数です。
RS6では、10s CentaurのErgopowerをベースに、フロント用は変速ユニットを取り外してブレーキレバーだけにしたものを、リア用は11s変速ユニットに取り換えてEquall Pulleyを取り付けたものを採用しましたが、RD-R7000との相性が悪く変速性能がいまいちだったため、MK-Discの組み替えの際にForce22にForce1用ブレーキレバーを組み合わせた運用に切り替えました。

すっかり12sコンポへの移行が進んでしまっており、特に上位モデルの11sコンポの入手性が悪くなってきていますが、たまたまもう1台だけFD台座のないロードバイクのフレームが手元にありましたので、いずれ組む時のためにパーツだけ手配を進めています。最後のリムブレーキフレームになるかと思いますが、ぼちぼち組んでいきたいなと。シフトワイヤーがなければ、見た目もクリーンに仕上がるのではないかと期待しています。

2020/05/17

PD-ES600 (Shimano)

もともと通勤用バイクのRushにはPD-M530を付けていました。前提としてSPDであることに加えて、スニーカーで踏む状況を想定してケージ付きだと便利かと思っていたのですが、ついぞスニーカーを履いて乗ることもなく、ただ重量が重いというデメリットだけが残っていたので、TCR Adv.SLにはPD-ES600を採用しました。
従来のツーリング向けSPDペダルはPD-A600があったので、それを使おうと思ってましたが、いつの間にかラインナップが入れ替わってしまってました。型番は違えどケージのサイズが半分になってしまった後継モデルという位置付けのようです。シューズと接する面積は小さくなっているはずですが、RT500のソールの柔らかさと相まって大して気になりませんでした。

SPD-SLも片面なので使用感で困ることはないだろうと踏んだのですが、軸の回転があまり滑らかではなく、半年ほど使った現在でも空転時にペダルが向く方向が安定しません。3回に1回くらいはステップインの際にクリートをキャッチする面がどちらにあるか確認しないと裏を踏んでしまうため、相対的にキャッチする機会の多い左ペダルの裏面はすっかり傷だらけになってしまいました。

両面SPDだとPD-M9000のショートスピンドルが最軽量になりますが、それでもPD-ES600の軽さには敵わず、使用される目的や状況を潔く割り切ったニッチな立ち位置の製品になっています。

2019/09/30

マイスタイル。

春先からぼちぼち再開している自転車通勤ですが、本格的に暑くなってきたのに合わせて試行錯誤やっています。

バイクは以前からと同様にRush。基本的にはアップダウンのない通勤路なので、シングルスピードでも支障はなく。強いて言うなら、往路は下り基調、復路は上り基調になるので、ちょうど良いギヤ比を決めづらいのが難点ではあります。
幹線道路を利用することもあって急に減速を強いられることもしばしばですが、リアに履いてるCorsa Elite (Vittoria)はウェットな路面でのグリップが致命的なので、いっそリムごとクリンチャーに替えたいところ。経年劣化もあるんでしょうけど、Vittoriaの低価格帯チューブラーのウェットでの印象が良かったためしがありません。

涼しいうちはまだ適当に着てても問題のなかったウェア類も、ユニクロのポロシャツ+クロップドパンツでは暑さ対策に限界を感じたため、TigoraのサイクルジャージにCBあさひのスリークォーターパンツという低価格な専用ウェアに切り替えました。性能も加味するとパールイズミのフリージーのようなカジュアル系ウェアが理想的なのですが、どうせ通勤にしか着ないからと思うと貧乏性がブレーキを掛けます。

データロガーはEdge500を使い回し。Rushにはセンサー類を付けておらず、GPSで速度を測定できるので重宝してます。固定ギアなのでケイデンスは測る必要がないかなと思う一方で、Powercalで心拍数と出力のデータは埋めています。
通勤ルートの復路にStravaのセグメントが2区間あるので、(なかなか記録が更新できないながらも)モチベーションの維持に一役買っています。

2019/08/31

ラブリコとバイクハンガーV。

はじめに

以前は2LDKの一室を自転車を始めとする諸々の物置として利用していましたが、引っ越しを機に手狭ながらも土間スペースを確保したので、有効活用するために収納を見直すことにしました。
バイクタワーを買い足す案もあったのですが、2m四方の部屋に2基も設置するとなるとデッドスペースも増えるのがネック。いくつか検討して最も省スペースに収まりそうなのが縦置きにして並べるスタイルだったので、お世話になっているミノウラの製品を中心に物色。床置き型のスタンドは脚部の張り出しが大きくて場所を取るのが気に入らず、突っ張りポール式に垂直保管アタッチメントを組み合わせるのが最有力。ただ、1つに対し1台しか固定できないので、保有台数と同じ数を揃えるとなると出費が痛い……。

ラブリコorディアウォール

タイトルが出オチになってますけど、そんなわけでラブリコを用いて2×4材を柱材として設置し、それにバイクハンガーVを取り付けました。幅を詰めるためにハンドルが干渉しないよう上下にずらして取り付けることで、事前に書いた設計図上ではD1000mm×W1400mmのスペースに4台が納まる計画。
DIY用途で2×4材を柱にする部材としてはディアウォールの知名度が高いようで、当初はそちらを検討していたのですが、(多少の調整幅があるとはいえ)突っ張り強度が2×4材の長さに大きく左右され、メーカーは天井高さ-45mmを推奨しているのに対し、ネット上では-40mmが丁度いいとか、-35mmのほうが強度が出るとか意見が乱立していて、どうやって長さを決めたものかと悩んでいるところに、ネジ式のジャッキで強度を調整できるラブリコを見かけて、こちらを採用することに。
2×4材は8ftまでだと通販でも選択肢があるのですが、天井高さが約2575mmだったので近所のホームセンターで10ftのものを購入。ディアウォールと同様に-95mm派と-90mm派がいて、悩んだ結果-90mmでカットを依頼(後述しますが、これは失敗でした)。なるべく節や反りが無いものを選んで、1本あたり600円ほどで、4本まとめて1カット30円。専用の台車があったとはいえ、4本も積むと結構な重量になるものをゴロゴロと押して、資材置場→レジ→加工場→レジ→駐車場と移動するのは骨の折れる作業でした。カット後の寸法で車に積めるのは事前に確認してましたが、無料貸し出しの軽トラを利用するのもありだったかも。

塗装

設置後に塗装するのは無理だろうと、アサヒペンの水性WOODジェルステインを一緒に買ってきたのですが、不慣れ過ぎて作業中にボトルの中身をぶち撒けたり、色ムラが残ったり、重ね塗りするための乾燥時間の確保で作業が思うように進まなかったりで、手間に見合うだけの結果は得られず蛇足に終わった感。せめてクリアにしておけば粗が目立たなかったか。専用の寸法にカットされた壁紙のようなものも販売されているので、見た目や色合いを変えるのが目的ならそちらが手間もかからなくて良いかも。設置場所が屋外なら塗るべきでしょうし、水性WOODジェルステインはウエスで刷り込むだけで作業性が良いので、選択肢としては悪くなかったのですが。

再カット

いざ設置するというところで、2×4材が納まらないという恐れていた事実が発覚。ラブリコを取り付けることで90mmが2×4材に足されるということで、あまりジャッキアップせずに固定する算段でしたが、泣く泣くのこぎりを購入してきて5mmほどカットする羽目に。
ラブリコは調整幅が18mm(-95mmカットとして残り13mm)あるので、少し短めにカットしても取り付け可能です。さらに足りなければ当て板を置いたり、お金に糸目をつけなければ下部パーツのみディアウォールにすると5.5mm(付属スペーサーを使うとさらに+4mmまで)底上げもできるので、迷ったら短めが正解。思い返せば、測定誤差も想定しておくべきでした。

バイクハンガーVの取付

いったん柱を1本だけ立てた状態で自転車をあてがって、バイクハンガーVの取付位置を調整。後輪を床面に設置させて荷重を分散するのも考えたのですが、フレームによってホイールベースが異なるし、リムハイトの違いでも取付位置が微妙に上下するので、後輪も浮かせてしまうことに。設計ではフロントエンドがH1400mm、H1800mmにくる計画で、だいたい近いところに収まったと思います。
バイクハンガーVには木ネジ(とナイロンプラグ)が付属してきますが、2×4材に使うには長かったので、4.5×25の皿頭ネジを追加で購入(あれば4.1×25が本命でしたが、店頭には4.1×32しか置いてなかった)。メーカーHPの商品写真ではもっと薄い木材を使ってそうだし、ネットで見かけた情報だと付属ネジを使用されてる方が多いようでしたが、仕様が変わったのかな。3.5mmの木工用ドリルで下穴を開けましたが、電動ドライバーのトルクがぎりぎりだったので、4mmでも良かったかも。

完成

すべての2×4材にバイクハンガーVを取り付けて、320mmピッチで柱を立てて完成(壁側の1本のみ壁から240mm)。アジャスターが天井面に近い高さにあるので脚立があるとベター。
とりあえずロードバイクを引っかけてみた感想として、MTBも取り付けられるように本体の幅が広いため、細いタイヤだと本体中心を狙わないとバイクが左右に傾きます。太くても25Cないし28Cあたりまでしか使う予定は無いので、ガイドレールみたいなのを追加するか。
耐荷重はラブリコ、バイクハンガーVとも20kgまで。ラブリコの耐荷重はあくまで垂直荷重で、この使い方だと取付位置から重心が遠くなるので過信はできませんが、10kg未満のロードバイクくらいなら問題なさそう。

余談

備忘録も兼ねてつらつらと書いてきましたが、資材を集めるのに時間はかかったものの、実作業時間としては2日間かかっていないくらいです。バイクハンガーVの高さを決めるために仮設置したり、木材の再カットや塗装といった雑多な作業に時間を取られた感もあり。
壁掛け用の縦置きフックはミノウラ以外からも販売されていて、事前に検討した範囲では、デザインの良さで選ぶならDelta Cycle、コストを抑えるならBBBも選択の余地ありでした。また、金額はちょっと張るものの、省スペース化を突き詰めるならTOPEAKのスイングアップバイクホルダーのスイング機構が捨て難かったです。

2017/12/14

ギャップキャップ アルミ (PRO)

RMZに取り付けていた軽量アルミトップキャップ一体型 (Avedio)はWeraのへクスレンチと相性が悪かったのかボルト穴が広がってきてたので、軽さを捨ててPROのオーソドックスなキャップに交換しました。アルマイトの発色がきれいで、ハンドルバーエンドプラグやシートポストクランプとのカラーコーディネートが可能なので、(ちょっと割高になるけど)見た目にもこだわりたい方にはオススメ。

表面が凸型に膨らんでいるものが一般的だと思いますが、こちらは比較的フラットな形状で、ボルト周りのザグリが深めのデザインとなってます。外観はスマートな一方で、キャップ裏面がボルト穴付近が10mm近く飛び出しているので、傘付きのプレッシャーアンカープラグを使用しているとステム上のスペーサーを積んでスペースを確保しないといけません。RMZはフレームに付属してきたアンカープラグを取り付けてますが、コラム上端から15mmほどスペーサーを入れたところで干渉しないようになりました。
製品にはスターファングルナットが付属しているので、この組み合わせでの使用を想定されているんでしょう。

メーカーやモデルによって大きな性能差があるわけでもなく、なかなか単品で買うことのない部品ですし、ファッション的な要素が多い側面もありますが、乗車中によく目につく部分なので自己満足への貢献も侮れないんじゃないでしょうか。

2017/02/25

Nastro Per Manubrio (Deda)

ストックしているバーテープの在庫が少なくなってきたので、安くなってたものをまとめ買い。以前までは色の好みもあってFi'zi:kのものが多かったのですが、今回はDedaです。カラーバリエーションが豊富で入手性も高く、特にタキザワで安く売られていたので学生時代には高い頻度で選んでました。
材質は硬めのウレタンっぽい感じで、シワはできにくいものの伸びにくく、巻くときにテンションを掛けすぎると前触れ無くパツンと切れてしまったり、触感はKabutoやSilvaのコットン地のものが好みに合っていたりで、最近はちょっと敬遠してましたが、Bike RibbonやProも似たような素材なので値段なりに満足できるかなと思い至った次第。CT1のバーテープが破れてしまってるので、そちらをDedaにするかKabutoを下ろすか検討中です。

ここ数年で蛍光カラーを差し色にした黒系フレームが増えてきた印象がありますが、ハンドルは面積が大きくなるので同色では合わせにくそうです。だからこそ安くなっていたんでしょうけど、一方でTREKが提唱しているABCセーフティーコンセプトにあるように被視認性を上げることで交通事故に合う確率を減らそうというアイデアに乗っかれば、また評価が変わってくるかもしれません。
TCR Adv.SLだとフレームがシンプルに真っ黒なので蛍光イエローでも巻けそうですけど、さすがにCT1には白を巻こうかな……。

2017/02/11

PowerPod (Velocomp)

モチベーションの半分は機材でできています。
というわけで、愛用してきたPowerCalに続いて、キワモノパワーメーターを導入しました。

現在ほどパワーメーターが一般化してなかったころ、SRMやPowerTapのような歪みゲージを利用したものとは違ったアプローチで出力を測定するibikeというメーターがありました。正面からの風速、勾配、標高、速度をもとに出力を算定することで、(当時としては)比較的安価にパワートレーニングができるという製品でしたが、PowerPodは現行品のibike Newtonと同じ方式で出力を算定しながら、ibikeシリーズが備えていた液晶画面や速度センサーを省略したものになります。Kickstarterでのクラウドファンディングを経て、無事に製品化され、Ant+版とAnt+/BLE版が販売されています。

ネット上で見かけてから手元に届くまではそれなりに時間がかかりましたが、オランダからやってきたようです。マウントはGoProと同じ規格で、ハンドル下に取り付けるブラケットも付属していますが、せっかくなのでRec-Mountsを利用してます。一般的には角度が無段階に調整できますが、PowerPodはマウントが回転しないような形状になっています。

取り付けは非常に簡単で、ブラケットに本体を固定するだけ。あとは速度センサーとペアリングした後に、ヘッドユニットとペアリングすれば設定は完了します。今回は初回だったのでOut-and-Back Calibrationを実施しました。プロファイルを設定して5分間走り、いったん停車してから同じ道を戻ることでキャリブレーションするようですが、なるべく車が少なく、頻繁に減速する必要が無い道路が望ましいようだったので、新港線で設定することにしました。あとでマニュアルの注意文を読み返すと風が強いところも最小限にしてねとあったので、コースとしては不向きだったかも。
Out-and-Back Calibration中はヘッドユニットのワット数の表示が0Wからカウントアップされ、これが進捗率を表します。50Wになったところでインジケーターが赤く光ったら折り返し、100Wになるとキャリブレーションは完了したことになります。

帰り道でさらっと使ってた感じとしては、向かい風による空気抵抗の変化は思ってたほど数値に影響しないようで、体感的な強度とのギャップはありました。ただ、上り坂やスタートダッシュではレスポンスが良く、単体で使う分には良い指標になりそうです。

2016/11/04

Neo Classic (Ritchey)

ポジションについて少し思うところがあったのとモチベーションの維持も兼ねて、RMZのハンドルをPLT compact (PRO)からNeo Classic (Ritchey)に交換しました。C-C400mm、リーチ73mm、ドロップ128mmと相変わらずコンパクトなハンドルです。シャローハンドルはNeo Classic (TNi)、Vibe7s Round (PRO)に続いて3本目になりますが、ドロップ部のアールが小さく、下ハンの直線部分が長いところはTNiのハンドルに似ています。名称はまったく同じです。

TNiと同じように下ハンを少し送る角度で取り付けてます。好みの問題でしょうけど、下ハンの角度をトップチューブと合わせると収まりがよく感じるのと、ブラケットとの角度が小さくなるので、下ハンを水平に取り付けるというのはあまりやってません。
メーカーを揃えるためステムもPro 4axis (Ritchey)に戻して、ライズ角が4℃上がるのでコラムスペーサーを2mm下げました。PLT (Pro)と比べるとスタックハイトが2mm大きいので、ステム上のスペーサーはそのまま。惜しむらくはステムのWet Blackなのに、ハンドルをBlatteにしたので統一感がないこと。あ、C220に交換すれば揃うのか……。

バーテープはfi'zi:kのSuper Light。ホワイトと迷って、ダークグレーを下ろしました。CAAD10に巻いたときにも書きましたが、伸びづらいのでアール部でどうしてもハンドルに密着せず、シワや折れができてしまいます。残る在庫はホワイト1本となってしまったので、また次のを考えないと。
ついでにST-7900のブラケットカバーも新調したので、ハンドル周りが一新されました。このカバーがダメになる頃には11sコンポに交換することになるんでしょうか。

ロードバイクに乗り始めたころはアナトミック形状の全盛期でしたが、Neo Morphe (Cinelli)のように直線部分を残しつつもコンパクトな形状を経て、現在ではアナトミックシャローが主流になりました。DedaのRHMしかり、3TのErgonovaしかり、FSAのコンパクトしかり、完成車に付属してくるハンドルもほとんどがこの形状です。リーチが短く、ドロップも小さいので深い前傾姿勢を強いられないので楽ちんです。
しかしながら、かえって前傾姿勢を取りづらかったり、アナトミックと同様に下ハンを持ったときにブレーキレバーが遠かったり……。ロードバイクに乗り慣れてきた頃の2本目のハンドルとして、シャローハンドルのブームが来ないものかしら。

2016/09/18

CS9-VLX39 (Campagnolo)

CAAD10のカセットスプロケットを交換しました。カンパの場合は歯数ごとに型番が割り当てられていますが、Veloceグレードの10sスプロケットで、末尾の数字にあるとおり13-29Tということになります。もともと脳外科医先生から頂いたEurusには11-25Tが付いてたので、ギヤ比がだいぶ緩くなります。
もともとはクランクセットをコンパクトクランクに替えるつもりでいましたが、現行モデルではUltra-TorqueクランクセットはChorus以上になってしまい、かと言ってPotenza以下のPower-Torqueクランクセットを使用するにはBBカップも交換しないといけいないため二の足を踏んでいたところ、スプロケットの交換を思いつきました。

ギヤ比の変化としては、50×11-25Tよりも52×13-29Tのほうが全域で10%ほど軽く、インナーに落とした場合でも34×11-25Tと39×13-29Tがほぼ同じになります。
RDのキャパシティが懸念材料でしたが、カンパのデータシートではショートケージでもトータルキャパシティが32Tあるようなので、そのまま使ってみて不具合があるようならミドルケージのRDに交換する予定。

2016/08/04

ボンベアダプターヘッド (TNi)

先日のパンクの際、Jet Set (BARBIERI)を使用しようとしたところボンベをセットした途端にCO2が漏れ出してしまい使い物にならなかったため、TNiのクイックスクリュー式ボンベアダプターヘッドに買い換えました。
もともとバルブタイプを持っていて、こちらは問題が発生したことはなく、プッシュ式と比較するとバルブに確実に固定できるし、流量の調整も容易なので、重量増だけがウィークポイントでした。クイックスクリューは実測重量でも25gと半分ほどの軽さになっていて、もはやプッシュ式の存在意義がわからなくなるほど。
購入後はまだパンクしてないので出番は来てませんが、ボンベ自体の価格もなかなか張りますので、あまり頻繁に使うことになるのも避けたいものです。チューブをビードに噛み込んでいないか確認するためにも、小型のインフレーターとの併用がベストかと思うので、そちらも良いものがあれば導入したいところ。

2015/11/20

迷宮。

アマゾンでfabricのサドルを購入できることを知り、とりあえずほしい物リストに追加しました。国内で展開し始めたころはCellやALMがクローズアップされてたこともあって、キワモノブランドのイメージが強かったのですが、Scoop Radiusはモデルチェンジ前のAliante (fi'zi:k)に似た形状ですし、Flat、Shallowとカーブの異なるモデルを揃えたラインナップも同ブランドを意識してるのか。

手持ちのバイクを並べてみると、お尻の形は同じなのにサドルの形状がバラバラすぎて、もうどんなサドルでもやっていけるんじゃないかと思い始めてます。
Kurve Bullのように座面のアールの深いモデルでも、SLRのようにフラットなモデルでも(長時間はちょっと辛いけど)それなりのフォームは出ますし、forma (Selle SMP)も最初はどこに座ればいいのか解らないサドルでしたが、それでも前後位置と角度さえ調整していけば違和感なく乗れるようになりました。パッドが固いものよりは柔らかいほうがロングは楽になりますが、Fliteは長時間でも全然いける固めのサドルです。

出口にたどり着くのはまだまだ先になるということかしら。

2015/06/23

ところてん方式。

TCR Advanced SLではフレームに付いてきたSLR XPをそのまま使っていたのですが、RMZに付けているSLR Fibraとは座面の形状がすっかり変わってしまっていたため手持ちのサドルと交換することにしました。
フレームのカラーリングと合わせようとRushからConcor Lightを移植することにして、まずはRushにお蔵入りしていたAspide Racing Replicaを取り付け。レールから座面までの距離がだいぶ違うので、シートポストを7mmほど上げました。パッドの硬さは似たり寄ったりですが、いざ座ってみるとAspideのほうが当たりが痛く、Concor Lightは体重がうまく分散されてるように感じます。Concorは重量も含めてコスパの高いサドルだと評価してるのですが、見た目が厚ぼったいので最近のロードバイクには似合わないのかな。

……とここまで準備しておきながら、肝心のTCR Adv. SLにはAspideといっしょに仕舞われていたFormaをちょっと試してみることに。サドル高やシートポストとの相性という問題もあってまじめに使っていなかったのですが、TCRのヤグラなら角度を調節できる範囲が広いうえ、ISPの調整幅にも余裕があってサドルの2つの山の水平が取れたのでポジションを出してみようと欲が出ました。
従来のサドルの取り付け位置と比べるとレールのセンターがだいぶ前に出てくるのと、角度の調節が細かくできるヤグラが必要になるので、ポン付けではポジションが出しにくいのですが、今回は割とすんなり座れるところまで辿り着きました。あとは角度を少しだけ前下がりにして、数mm下げてやるとしっくりくるんじゃなかろうかと期待してます。

2015/06/15

バーテープスマートシリコン (PRO)

いつ購入したのか覚えていませんが、TCR Advanced SLには手持ちのPROブランドのバーテープを巻いてみました。カタログPDFによると、ハンドル接着面にシリコンを採用しており、交換時にハンドルがベタつかないというのが売り文句のようですが、残念ながらバーテープとしての機能が全く伝わってきません。

EVA素材を採用した、コルクのバーテープを連想させる厚手のバーテープで、テンションを掛けて巻くとそれなりに伸びるのですが、厚ぼったい感じは残ったままです。よく言えばクッション性があってロングライドに最適!といったところになるんでしょうけど、ハンドル全体が太く感じられてしまうので薄いほうが好みです。ブラケット周りの処理も手間がかかるので、素直に隠しテープを使うほうが手っ取り早いかと思います。
握った感触は緩衝材として使われるエアフォームシートに近いなと。グリップ力もあり、濡れても滑りづらいのはバーテープとしては望ましいです。自分はグローブを着ける派ですが、このバーテープなら素手でも快適っぽいです。
まだ使い始めてから間がありませんが、汚れやすく、汚れが落ちにくい印象を受けました。砂や泥汚れとは相性が悪そうなので、シクロクロスには向いてないようです。シクロやったことないですけど。
付属のエンドキャップはPROのOのロゴと同じ矢印が入ったデザインで取り付ける角度に気を遣う上、MTBのグリップのキャップによくある3段のヒダの付いたタイプで、テープが厚いせいもあってか上手く差し込まないと振動で少しずつ押し出されてきます。ロードバイクではOGKやSILVAのように内側が爪のような形状になってるキャップのほうが使いやすいです。PROには臼式のアルミ製エンドプラグが別売り(バーテープとほぼ同じ金額)されているので、不満ならそっちを使ってねということでしょうか。

2015/06/10

X10 Gold (KMC)

シマノで組むときは敢えてサードパーティのチェーンを選択することはまず無いのですが、カンパでは状況がいささか変わってきます。Veloceグレードの10sチェーンですらシマノの倍ほどの金額になりますし、11sになると専用チェーンカッターまで必要に。
CAAD10ではUltra-ShiftにCN-6700を組み合わせているのですが、FDの調整に手間がかかったのと、音鳴りが気になることがあるので、今回はカンパ対応チェーンを使ってみることにしました。ゴールドに目が眩んでKMCにしちゃったけど、冷静に考えると純正と比べてそんなに価格差があるわけでもなかったわ。Missing Linkが付属するので別に用意するよりもお買い得なのですが、頻繁にチェーンを着脱することもないので早まった感はあります。シマノがCN-7900でコネクトリンクを導入したものの、さっさと止めてしまったあたり信頼性にはちょっと疑問が残ってますが、X10+MissingLinkの組み合わせではリンクのところで違和感が出ることもないし、あとは耐久性さえクリアしてくれればいいか。

見た目こそキワモノっぽいですが、シフトアップ・シフトダウンとも歯離れが良く、カンパ互換のチェーンとしての性能は不満を感じないレベルです。CAAD10はカンパ純正チェーンに交換して比較してみたいのですが、カンパコンポとの相性としては少なくともHGチェーンよりは格段に良いようです。
無難なシルバーもラインナップされてはいるのですが、どうせならインナープレートがカラフルなX10 Vividにすると個性が出ておもしろいし、財布とチェーンを軽くするならX10SLという選択肢もありだよね。

2015/05/14

PL626 (Giza Products)

長いこと愛用していたSpider-G (Crops)を紛失してしまったため、急遽ワイヤーロックを調達することになりました。Spider-Gとは言いつつも、錠は過去に落とした際に自動車に踏まれて粉々になってしまったためホームセンターの南京錠に交換したもので、ワイヤー部分だけを長く使っていたことになります。

失くしたのが日曜の夕方で、月曜には駐輪場に持って行く必要があるので慌てて購入に走りましたが、とりあえず間に合わせでいいやと安く売られていたPL626を買ってきました。できればカギ式のほうが好みなのですが、低価格帯では暗証番号式ばかりで、暗い場所や冬用グローブでは使いづらそうなのがネックです。強いて言えば、ダイアルが側面に付いてるほうが操作性は高そうだとは思ったものの、最後はこのジャイアンツみたいなカラーリングが決め手に。汚れも目立つけど、パッと見で鍵をかけてますよーアピールができるほうがちょっとは抑止力になるんじゃないかなと期待してます。

2015/01/30

Ass Saver Original

天気予報では午前中いっぱいは雨ということでしたが、いざ家を出てみるとすっかり止んでたので、自転車で通勤。路面はだいぶ濡れてたので、以前に購入してから出番の無かったAss Saverを試すのに良い機会になりました。
フロントの水跳ねは避けられないのでスピードは抑えたつもりですが、20分ほど走ったところでAss Saverの裏面にはだいぶ水滴が着いてたので、それなりに効果はあるようです。

シートポストやリアエンドに取り付けるフェンダーは多くありますが、こちらはサドルレールに突っ込むだけのお手軽フェンダー。現行品はサドルレールの前方に固定されることでサドルを選ばないように改良されてます。折りたたむことは無さそうなので、全長の長いExtendedでも良かったかもしれません。

公式ホームページにはRed Hot CritやRitte Women's Team Editionなどの派手なモデルも並んでますが、ノベルティグッズとしていろんなカラバリが出てきてもおもしろいかと思います。

2014/11/12

EOLO Techno (Bike Ribbon)

久しぶりにバーテープ巻き。あまり高価なものは手が出なかったので、今回はEOLO Techno(Bike Ribbon)を購入しました。現行品はEOLO SoftとEOLO Technoがラインナップされていますが、手元に来たのは無印EOLOのパッケージになってました。ものとしてはTechnoで間違いないようですが、不安になります。
RMZでは同社のProfessionalを使ってますが、公称値では42gとかなり軽いです。バーテープで、重量まで公表されてるのは意外と珍しいんじゃないかな。

穴開きという共通点も含めてMorbidone Forello (Silva)と似た印象ですが、Forelloほど表面が毛羽立っておらず、しっとりとした握り心地。厚み2.5mmなので、もうちょっと薄い方が好みではありますが、強めに引っ張りながら巻いたので許容範囲内に収まってます。おかげで50cmほど余ってしまい、少しもったいないです。引っ張ることで穴が楕円形になってしまいますけど、この変形具合を参考にすることで引っ張りかたを均一にできるので結果オーライでした。

色はフレームに合わせて無難な黒を選んでますが、ウェブサイトの写真を見る限りでは原色系の発色も悪くなさそうなので、派手めなフレームとの相性も良さそうです。

2014/10/21

新世代。

TCR Allianceをドナドナする算段が付きそうなので、中途半端にバラした状態からのレストアを計画中です。できるだけ手持ちの部品を使いたいのですが、不足してる部品を調達するところで現行品では互換性がバッサリ切られてました。WH-7801の10s専用フリーボディはともかく、ブレーキはレバー比が変更されたSLR EVや新スーパーSLRに移行してしまってますし、クランクセットとディレーラーもモデルチェンジのたびに互換性が切り捨てられてるような気がします。
FC-7800、FD-6600、RD-5600といった10sコンポを余らせているものの、今となってはシマニョーロくらいしか使い道がありません。10sコンポ用のEqual Pulleyがあるので、自分が乗るなら趣味に走った組み合わせでもいいんですけど、ここはさすがにシマノで揃えたいところです。

余談ですけど、ジャパンカップの開催とともに宮澤崇史選手、西谷泰治選手、清水都貴選手、盛一大選手の引退が発表されました。ちょうど自分がロードレースに興味を持ち始めたころに第一線で活躍していた日本人レーサーばかりで、なんとも寂しい限りです。ここ数年はブリッツェンやブラーゼンのように地域密着型のチームが増えてきてファン層が拡大してるのも良いことなのですが、彼らのように海外レースで活躍する機会は減っているようにも思います。

2014/09/28

マルチプレッシャーアンカー (HIRAME)

今やスターファングルナットを目にすることのほうが少ないような気もしますが、アンカープラグを購入してきました。基本的にはフレームの付属品を使ってるのですが、今回は付属品がスターナットだったこともあって別途手配しました。過去に単品で購入したことといえば、2009年のサイクルマラソン天草で、第2エイドにて増し締めしようとして捻じ切ったときくらいなものです。
他のパーツと違って、いろんなメーカーのを使い回して比較することもありませんので、無難に使用したことのあるHIRAME製のをチョイスしましたが、前回はマルチプレッシャープラグで、今回のがマルチプレッシャーアンカーになるようです。大きな違いはトップキャップが付属するかどうかなのですが、アンカーの場合は取り付け位置を決める部品が付いており、作業も一手間増えるようですね。

コンパクトながら当たり面にローレット加工を施すことで固定力を稼いでる印象ですが、ブリヂストンの付属品はサイズが2倍ほどになる代わりに面積を増やすことで固定してました。重量とのトレードオフでしょうけど、ステム取り付け位置に気を遣わなくてよかったのかもしれません(そこまで考え付く前に壊れてしまいましたけど)。

2014/08/23

一日メカニコ。

半年近く間が空いてしまいましたが、一台のバイクを組みに711さんとこへお邪魔してきました。
どんな工具が必要になるのかよくわからなかったので、さしより工具箱をそのまま持参することにしましたが、今回の工程ではアーレンキーだけでほとんど何とかなりました。ただ、10mmはボールポイントしかなかったので、アストロプロダクツあたりで買って手元に置いとくかな。

組み立てにセンスが出てくるのはここから先の作業になりますが、今回ばらしたフレームも合わせてきっちり組み上げたいところです。