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2024/03/17

KICKR Core (Wahoo)

2020年にZwiftを導入するにあたって購入したスマートトレーナーがGT-Roller F3.2です。接地面積のコンパクトさに加えて、フレームへの負荷を抑えつつ実走の左右の動きを再現するMotion Controllerや、オプションで負荷の自動変化に対応するGT-ePower・GT-eBoxなど、琴線に触れる製品で、これが無ければ4年近くにわたってバーチャルライドにのめり込むことはなかったでしょう。
一方で、負荷の再現性に物足りなさやERGの反応の遅れが気になるようになってきていたり、タイヤドライブ式に付きまとう懸念材料としてタイヤの摩耗と細かい振動・騒音への対応に苦慮してきました。工夫を施されている専用タイヤを使えば改善が見られたのですが、それでもローラー後方にタイヤの削りカスが散乱したり、ローラー表面に付着したトレッドが振動の原因になったり、空気圧の管理がちょっと手間に感じていたり……。メーカーからは3年をめどにシャフト交換の検討をするようにアナウンスされていることもあり、主流のダイレクトドライブ式のスマートトレーナーの動向も探っておこうかなと思い始めていたのですが、

買ってしまいました。

WahooならAxis Feetの付いたKICKR V5もしくはV6、左右の傾きだけでなく前後の動きにも対応する最新のKICKR Moveも魅力的ではあったものの市場価格も高止まりしてるし、Eliteの上位モデル(Direto XR、Justo)も気になる存在でしたが、買い替えキャンペーンの値下げ幅も小さく、購入後に「思ってたのと違うな」となったときのダメージも不安だったので、最終的にメルカリを含む中古市場も睨みつつ、状態の良さそうなものを定価の半額あたりで購入するという妥協点に落ち着きました。ちょっと過去に遡ると、コロナ禍でスマートトレーナーの需要が高まった反動を受けて中古市場の在庫がダブつくという話もありましたが、今のところは需要と供給のバランスが取れているのか割と速いペースで回転している印象を受けました。

梱包の状態が残念なくらいに簡易だったのとウェブページに掲載されていた写真からは把握できないところの塗装に傷が入っていたのは勉強代として、トレーナーとしての機能は問題ないので一安心。
実に20年越しとなる固定ローラーは、GT-Rollerに慣れた身からすると、これまでは自転車が吸収していた左右の動きがすべて上半身に返ってきてしまい、実走とのギャップを改めて感じるところです。再現度はさておき、KICKRやJustoが左右に5°の動きを持たせているというのは、このあたりの違和感の解消を目指したものかもしれません。
サードパーティ製のロッカープレートや、果ては自作するための3Dプリンターの設計データも見つかりますが、このあたりは後日。

Zwiftに接続した状態でキャリブレーションしようとすると同時に負荷が変動してしまってうまくいかないところで躓きましたが、単独の状態でWahooアプリから設定することで解決しました。よくネット上で見かけるERGでかなり高い精度で強度がコントロールされているのが気になっていたのですが、ふたを開けてみるとKICKR内部でワット数を平均化したものを出力していたというオチでした。GT-Rollerだとパワーメーターの出力を受けて負荷がコントロールされていてタイムラグがあるのかと思っていましたが、制御の仕組みは変わらないようです。むしろ、3s平均よりも長いインターバルで均しているように見受けられるし、瞬間的な上げ下げについては別途アルゴリズムが組まれているような印象を持っています。

負荷の上限は大きく向上していて、Zwift上で勾配10%となっていてもGT-Rollerでは終始アウターギアでこなせていたところが、現実でもそうであるようにインナーに頼らざるを得ません。また、タイヤドライブだと後輪への荷重によって負荷が変わってしまうのも、ダイレクトドライブで解消しました。

これでますますバーチャルサイクリングが捗るわけですが、ハードも制御系も長持ちしてほしいところです。

2023/12/31

Festive500 2023と今年のまとめ。

いろいろと環境の変化もあって今年のFestive500は諦めようと思っていたのですが、何となく早起きができてしまったり、仕事を切り上げる時間を早めたりしているうちに、少しずつ距離が積み上がっていったのに気を良くして、最後はWatopiaを走り回って500kmを消化しました。
今年は24日が日曜日だったため40kmほどしか走れず、昨年のログでは1日あたり80kmくらい走っていたのを見て「これはとても無理だわ」と思ったのですが、朝から1時間ほどZwiftで30km、通勤でちょっと遠回りをして往復20km、帰宅後に時間の許す限りZwiftで20~30kmほどのペースで、仕事納め以降の3日間に50kmずつ走ることでどうにか達成しました。最終日にZwift Fondoでまとまった距離を稼げたのも昨年と一緒です。だらだらと距離を稼ぐのは精神的に持たないので、未達成のルート完走とワークアウトでモチベーションをキープしました。最近のアップデートで追加されたルートの1つであるThe Big Ringを29日に回ったところ、31日のZwift Fondoでも同じルートを走ることになったのは計算外でした。。。
最近はイベントに参加する時間帯が合わないことも多く、ワークアウト中心となっていますが、コンパニオンアプリを使うために自転車用のスマホホルダーを導入してみたり、料金プランも新たに設定された年払いに切り替えたり、ダイレクトドライブのスマートトレーナーが欲しいなと物色し始めてみたりと、ますますバーチャルサイクリングに踏み入れている感があります。一時期は運動不足で体重が増えてしまったところから、Zwiftを始めて以降はキープできるようになっているので、運動習慣を継続するという点からも引き続き利用したいところです。

今年は特に目新しい機材導入もなく、実走はほとんどMK-Discで、たまにメンテナンス中のリザーブとしてRS6。どちらもフロントシングルですが、通勤路がほとんど平坦なので不満もなく。公共駐輪場を利用せざるを得ないのですが、知らないうちに傷が増えてるのは癪に障ります。
Zwiftでは引き続きRMZとGT-Roller F3.2という組み合わせでした。GT-Rollerといえば、4本・3本ローラーは後継機となるQ2、T2にモデルチェンジが発表されましたが、F3.2は生産終了に伴いホームページから落ちてしまいました。いよいよ樹脂ローラーの汚れが取れなくなってきたため、予備の購入を検討すべきか、次の発表を待つのか悩みどころです。
12月に入ってからモーションコントローラー付近で異音が発生して買い替えを覚悟したものの、このときは自転車側の問題で事なきを得ましたが、長期使用によりシャフトが破損する恐れがあるというアナウンスもあり、現時点では両睨みといった感じです。

Zwiftのお供として、だいたい1時間のワークアウトで30分アニメを3本消化する形で、Amazon Prime Videoにもお世話になりました。
お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件、お兄ちゃんはおしまい!、閃光のハサウェイ、機動戦士ガンダムNT、虚構推理、進撃の巨人、ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん、NieR:Automata、【推しの子】、機動戦士ガンダム水星の魔女、鬼滅の刃(刀鍛冶の里編)、僕の心のヤバイやつ、山田くんとLv999の恋をする、AIの遺電子、うちの会社の小さい先輩の話、彼女、お借りします(第3期)、五等分の花嫁∽、呪術廻戦、好きな子がめがねを忘れた、BLEACH 千年血戦篇、るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-、君のことが大大大大大好きな100人の彼女、薬屋のひとりごと、16bitセンセーション ANOTHER LAYER、SPY×FAMILY Season2、葬送のフリーレン、サマータイムレンダ、SSSS GRIDMAN……ってコピペで列記していくと30作品ほどを観てきました。サマータイムレンダとグリッドマンは今期の作品ではありませんが、前者はもともとウォッチリストに入れていたのと、後者は映画GRIDMAN Universeを観た後に本編未了だったのに気付いたため。流行りの異世界転生モノにはあまり食指が動かず、一方でラブコメが多いな。16bitセンセーションは完全におっさんホイホイでした。EDが在りし日のI'veサウンドでもう釣られるしかありません。

お仕事のほうは業務内容こそ大きく変わりはしなかったものの、人が変わり、立場が変わり、いろいろと考えないといけないことが増えてきたなと感じるばかりです。

2023/12/16

Zwift Academy 2023

年中行事となりつつあるZwift Academyを今年も完遂しました。
昨年までと傾向が変更されており、トライアスロン向けのプログラムは廃止され、イベントの前後で同一区間のタイムを計測するベースライン・フィニッシュラインライドもなくなりました。ロードレース向けに絞られた今年は6つのワークアウトと2つのレースで構成され、各ワークアウトはインターバルの回数や継続時間の異なるロング・ショートバージョンがそれぞれ用意されましたが、プロ契約の選考に進むためにはロングバージョンで完了するという条件になっていました。「前半のブロックでそこそこ脚を使わせておいて、後半のフリーライド区間を全力で踏む」、「短めのレストを挟んで、閾値付近キープするブロックが続く」といったように、ワークアウトの内容もより実践向け(というか、選手のリクルートを目的とした能力測定の側面が強化されたもの)になったと感じました。

レースはCategory Enforcementが有効にされており、Zwift Powerで振り分けられたカテゴリーに参加することになります。当初はCカテだったのに、1つ目のレースでBカテに繰り上がってしまい、2つ目のレースではボコボコにされる羽目になりました。レースともなるとアップをちゃんと済ませておかないとスタートダッシュで置いて行かれるのは承知していましたが、スロースターターにとって早朝のダッシュは対応しづらいものです。
Zwift Academy期間中に記録された1分、5分、20分ベストと直近での測定値を比較したメールが配信されましたが、どちらもほどほどに更新されていて良かったです。

今回はショートバージョンのワークアウトばかりを選んでしまいましたが、Zwift内で利用できるウェア類やAeroad用のカラースキームがアンロックされました。イベントごとに新しいカラーが選べるようになるのはいいのですが、そろそろ新しいフレームが追加されると飽きが来ないのになと思うばかりです。最近はTTイベントでもない限りはトロンバイクばかり使っていますが、Madone7やTarmac SL8といった最新モデルもアイコニックで目立つと思うんですけどね。

2023/05/13

ROADLITE HOMETRAINER (IRC)

ローラー用タイヤをZaffiro Pro Home Trainer (Vittoria)に戻してから早1年が経過し、再び振動に悩まされるようになってきました。前回もそうでしたが、トレッドとサイドの継ぎ目の部分に少しずつ亀裂が入り、部分的に膨らんでしまうのが振動の原因となるようです。使用期間によるものなのか距離によるものかはよく分かりませんが、これが進行するとタイヤ内部のささくれのようなものがチューブと摩擦を起こすことで、スローパンクの症状が発生します。

と、傾向が掴めてきたところで、前々から使ってみたいと思っていたROADLITE HOMETRAINER (IRC)に交換しました。GROWTAC社との共同開発ということで、GT-Rollerユーザーとしても気になっていましたし、リリース直後の評価も高かったので気になっていたところ。
Zaffiroとは異なり、トレッドパターンのないスリックタイヤになっていて、振動や音鳴りも少なく、グリップの高さも感じられます。HIITのように高い出力を求められる場面でも静粛性が高いので気に入っています。これでZaffiroと同程度の耐久性であれば、性能が高い分コストがちょっと高いのも納得できそうです。

2022/10/15

Zwift Academy Road 2022

一昨年、昨年に続いて、今年もZwift Academyの時期がやってきました。昨年から導入された、Baseline RideとFinish Line Rideで達成度を測ったり、それぞれ計測時間の異なるセグメントで脚質を分析する仕組みに加えて、今年はそれぞれのワークアウトに短時間バージョンが追加されました。トレーニングが目的なのに、ショートバージョンというのは矛盾してる気もしますが、ちょうど仕事の繁忙期と重なるため今回は大いに活用させてもらいました。指定される出力は変わらずにインターバルのブロックが減る形で調整されていますが、セッションが短い分だけ負荷が高くなっていてもよかったのかもしれません。
また、Baseline Ride、Finish Line Rideはより正確性を期すために計測区間では自動的にTTバイクに切り替わり、グループによるドラッグの影響が排除されるようになっていましたし、カテゴリー区分が言語によって分けられていて、Eカテゴリーでは日本語字幕で解説が表示される点が改善されていました。

今年は直前に参加したグループライドでFTPが更新されてしまい、それまで設定されていた値の5%増しほどの負荷でワークアウトにチャレンジすることになりました。負荷バイアスが上下25%ずつ調整できるようになっているので、ダメそうなら負荷を落としてでも……と思っていたのですが、なんとなく負けた気がするので設定は変えずに完遂しました。意外とどうにかなるものです。

今回も特典としてのアンロックはAeroad 2021の限定カラースキームということですが、せっかくなので新型Ultimate用のものでもよかったのにな。

2022/05/07

ローラー用タイヤとホイールを交換。

Zwift用としてHOMETRAINER (Continental)を1年間ほど使ってきましたが、走行中の振動が気になるようになってきたためトレッド面を確認したところ、一部に亀裂が入っていて膨らんでいるのが原因だったようで、タイヤを交換しました。ローラー用タイヤとしては珍しくブラック一色のタイヤで見た目に違和感が出ないのが気に入ってはいたのですが、ローラーの表面にトレッドが張り付いてしまい頻繁に掃除する必要があるのと、最後までローラー後方にダストが飛び散るのが難点でした。Zwiftもイベントがない期間はマンネリ感が出てきて、タイヤ交換のスパンは前回とさほど変わらないものの、走行距離はちょっと落ち込んで6,500kmほど。
iRCとGrowtacが共同開発されたiRC ROADLITE HOME TRAINER×GROWTACも気になるところですが、今回は予備としてストックしていたZaffiro Pro Home Trainer (Vittoria)に戻すことに。

ローラ用ホイールとしてKsyrium SLを使い続けていたのですが、こちらも実走用に戻したいので、WH-RS100の後輪を購入して、17T~23Tの変速性能が落ちてきたと感じていたカセットスプロケットもCS-R7000の11-28Tに取り換えています。チェーンリングも交換時期が近づいてるので、次のチェーン交換のタイミングで新調する予定。
スモールパーツの入手性が落ちているのは実感するところで、FC-6800用のチェーンリングは52/36Tを購入できる機会がなかなかなかったために53/39Tをストックしてます。余談ですが、ディスクブレーキのキャリパーも購入しづらくなってきてますね。

2022/02/27

Wahoo Climb MissionからのRapha RISINGからのUCI Esports Championshipへ。

イベントの開催期間が1/24~2/26の約1ヶ月間ということですっかり油断していたWahoo Climb Missionですが、2/15の時点で獲得標高が1,500mほどと達成が危ぶまれる状況が発覚したため、Alpe du Zwiftを2日おきに上りに行ってきました。獲得標高が3,048m、4,572m、6,096mとなるごとにゲーム内のアイテムがアンロックされ、Wahoo製品が当たる抽選に登録されるということですが、どちらかというとモチベーションの維持が目的なので、あまり期待しないことにしています。当たったら当たったで嬉しいんですけど。

2/25~2/27はRapha RISINGにエントリーし、こちらも3日間で2,896mを上るクライミングイベント。Alpe du Zwift、La Reine、Climbers Gambitの3ステージが設定されていますが、Ven-TopやRadio Towerが省かれている分だけ難易度は調整されているようでした。ステージごとにアイテムがアンロックされ、達成者はRaphaのクーポンが当たる抽選に応募できるとのこと。
連日AM3:00からのステージに滑り込み、初日こそグループ効果でAlpe du Zwiftの自己新を更新できたものの、La Reineはぎりぎり3.0w/kgをキープ、Climbers Gambitはゴール地点がKOMから2kmほど先ということを失念していて最後にずぶずぶと順位を落としました。Zwift Powerに基づいてBカテゴリーに割り振られているのですが、PWRは下限ギリギリなのでサンドバッグなんだよなーと思っていたら、スタート前のチャットでも同じような方々が大勢いて安心しました(皆さんブラフかもしれませんけど)。

3日目のClimbers Gambitステージのゴール後、4:45からスタートするUCI Esports Cycling Championship Men Eliteを観戦。NYCのKnickerbockerを3周して、KOMがゴールというコース設定で、YouTube配信と合わせてタムロリエさんの解説動画を同時に拝聴しました。最終周回でオーストラリアを除く逃げが形成されて、あわや逃げ切りかと思いきや、上り区間できっちり詰めてキャッチするという、現実のロードレースさながらの展開で語彙を失いました。
ずっと6~7w/kgで巡行してるのに、上りに入ると10倍近くをずっとキープしてるのやばいよね。各国のナショナルジャージが用意され、早朝という厳しい条件ながらも日本からエントリーされた選手の皆さんの活躍も見れたので良かったです。

2021/12/31

Festive500 2021と走り納め。

毎年恒例のFestive500のシーズンがやってきまして、今年もZwiftをフル活用して滑り込みで完走を果たしてきました。

平日は通勤+αで40kmほどを実走でこなしたものの、Zwiftの時間がなかなか確保できず、12/28の時点でようやく半分となる250kmほど。Raphaがスポンサードのグループライドイベントで限定キットもアンロックできたし、今年はFesitve300くらいかなーと思っていたのですが、29日に朝から65km・夜に70km走れたことでモチベーションが回復。残り2日にかけて、朝夕に40kmずつこなしてゴール。
特に今年はFestive500に合わせて、ペースパートナーが平坦コースに配置されていたのが大きく、Cペーサーのグループで40km/hで周回できたことで距離を稼げました。

Stravaで今年のアクティビティを総括してくれるYear In Sport 2022を見たところ、自転車のアクティビティを記録したのが363日、走行時間は438時間、距離はバーチャルライドも含めて12,900kmとなりました。8月にちょっと調子を落として運動強度を維持できなかったり、通勤中にちょっとヒヤッとした場面はいくつかあったものの、年間を通してケガ無く過ごせたのは良かったです。

多少の雨であれば自転車で通勤してしまうのですが、天気予報が悪いほうに外れるパターンも多く、(タイヤのウェット性能は棚に置いといて)ディスクブレーキの制動力が気になっています。

2021/10/16

Zwift Academy Road 2021

今年もZwift Academyにジョイン。
30分間の軽めのワークアウトが組まれたOrientationに始まり、イベントの前後で同じルート・セグメントを走って成長度を確認できるBaseline RideとFinish Line Ride、インターバル系メニューの前半3つとFTP付近をジワジワやる後半3つのワークアウト、それぞれのブロック後には2w/kg程度で回復を促すリカバリーライドと、アカデミー感が増した構成となっていました。

目新しかったのはBaseline / Finish Line Rideで、Short・Medium・Longのそれぞれ30s・2min・10min程度の異なるセグメントが配置されており、イベントを通してタイムの更新を狙うことになります。6回のワークアウトでどこまで伸びるかというのは短期的に結果を求め過ぎという気もするのですが、頑張りどころがハッキリしているので分かりやすさはあります。

ちなみに今回は自己ベストのFTP値のままでは辛かったので、ちょっと日和ってGoldenCheetahで算出された直近のCP値を採用しました。約5%落ちですが、それでもインターバルメニューはペースの変動(とERGモード)に苦しめられ、LT付近のUnder/Overではワークアウトが進行するほどペース維持が難しくなってきます。普段通りの朝練の時間帯では起き抜けから高負荷に耐えられないので、なるべく出力の出る時間帯を選んで進めました。

Finish Line Rideでは、Medium区間は序盤に抑えめに入ってしまったのとBaselineのタイムをうろ覚えだったこともあって更新ならず。Short・Longは劇的なタイム向上とはいきませんでしたが、下回ることはなかったので一安心。

今回も達成度に応じてアイテムがアンロックされるおまけ付きで、卒業にあたって開放されるAeroad 2021の限定カラースキームがなかなか良い感じです。登場から1年が経過して、オールラウンド系フレームの性能としてはDogma Fに一歩譲るものの、また出番が増えそうです。

2021/08/28

汗だく対策。

室内ローラートレーニングにおいて避けることのできない汗対策として、当初は自転車にはスウェットネット+フェイスタオルで、自身にはHALO Headband→サイクルキャップを着けて、なるべく汗が気にならないような工夫を取ってきたのですが、冬場、梅雨、猛暑と過ごす中でいろいろと変遷してきたので、その記録を。

4WAYサイクルタオル (narifuri)、のび~るタオル

自転車向けヘッドバンドとして真っ先に思いつくHALO Headbandは、おでこ部分のシリコンパッドによって頭部からの汗を左右のこめかみ側に流すことで目元に垂れないというところに期待していたのですが、いざ使い始めてみると前傾姿勢を取った際にシリコンパッドで左右に分かれた汗が目元に戻ってくる欠点に直面したのは以前にも書いた通り。早々に見切りをつけてサイクルキャップを着用することにしましたが、こちらは前方のつばに汗が伝って顔から離れた位置で垂れ落ちてくれるメリットがある一方で、キャップ自体の生地が薄いために保水量は無く、洗濯にも気を遣うのがデメリットでした。

で、今のところ落ち着いてるのがループ状のタオル。タオル素材ながらネックゲイターやヘッドバンドとしても使えるということで、始めはナリフリブランドのものを見かけてモノのわりには高額な点には目を瞑りつつ使い始めてみたのですが、二つ折り~三つ折りにしてヘッドバンドとして着用するのが具合が良かったので、洗い替えも兼ねてリピートを検討。
アマゾンやワールドサイクルで販売されていた、のび~るタオルが似たようなコンセプトで1/2~1/3の価格だったので、こちらを購入してみたところ(おそらく)同一の製品でした。ナリフリのロゴこそ入っていませんが、タブ上のリフレクターは同じ形状ですし、生地も触った感じでは違いが分からず。
洗濯に対する耐久性が低いのか、半年も経つと伸びてしまってストレッチ性がなくなってしまうのですが、それはそれでハンドタオルとしての余生があるので、長く使えるのも良いです。

CD-S6320 (CORONA)

冬場は結露で窓が曇り、夏場は床に水たまりができるということで、ローラー台を設置している場所がそのまま物置でもあるために、湿度対策として除湿機を導入してます。再熱して温度が上がってしまうデシカント方式よりも、駆動音が大きいものの除湿機能が安定しているコンプレッサー方式であること、ものぐさなのでタンク容量は大きいに越したことはないこと、それでいて省スペースだと助かるな、というところで選定してコロナのSシリーズに。収納スペースを模様替えした今となってはPシリーズの方が良かった(幅+5cm・奥行き-3.5cm、タンク容量3L→3.5L、タンク位置が側面→前面、ルーバーが簡易式となる代わりに吹出口フィルター付き)とも思いますが、1~2時間の使用で2週間ぐらいで満水になるので、そこそこ働いてくれているようです。

UAアイソチル コンプレッション ロングスリーブ (Under Armour)

ウェア周りはビブパンツ+インナーウェアという組み合わせで、トップスは専らUAヒートギアアーマー コンプレッションでしたが、冷感素材を採用したモデルが出てきたので飛びつきました。ヒートギアは暑い時期向けに吸水・速乾性の高さを謳っていますが、屋内では水分が飛ばないのでやはり暑いのです。
ISO-CHILLは着用した瞬間はひんやりした感じがあり、運動負荷を落とせば工業扇の風でも温度が下がる気がします。あとは脇下や背部のメッシュ素材は保水しにくいのが効いているような。ただ伸縮性はヒートギアに劣り、前傾姿勢を取ると肌から離れてしまうのが残念。
発売直後に買ったのですが、すぐに半額近くまで下がってしまったので、ある意味いい勉強になりました。

HOOH 289コンプレッションインナーベスト (村上被服株式会社)

暑いのならば冷やせばいいじゃない!ということで、作業着界ではわりと浸透していると思われる冷却ベストにも手を出しています。空調服と組み合わせると確かに効果的ですし、それ以上に最近の気候の中で現場作業となると積極的に冷やしていく必要があるんでしょう。
ブランドも多く、価格もピンキリなので、とりあえず安いものから試すことにして、「いかにもベスト」という感じが薄く、伸縮性に富んでいそうなHOOHブランドのものをチョイス。保冷材は1つしか入りませんが、まずは冷やすことが大事。
温度差があれば冷却していることが実感できるのかもしれませんが、いざ装着してみると接触面の温度差がなくなるため体感できず。一緒に購入した保冷剤をビブパンツの腰のあたりに挟むことで同じような結果が得られたため、ベストはあまり活用できていないのが現状だったりします。

2021/07/04

ねんがんのMeiltensteinをてにいれたぞ!

Alpe du Zwiftを登頂するとゴールラインでルーレットが回転し、止まったところに応じてグローブ、ヘルメット、そしてLightweeight MEILENSTEINがアンロックされます。このMeiltensteinは上りに向いた軽量ホイールで、ドロップストアで購入することはできず、このルーレットが唯一の入手手段となっています。これまでに10回ほど上っていますが、初回にヘルメットが出て以来は大半がグローブでした。ゴールにたどり着くまでに1時間ほどかかってしまうので、あまり頻繁には選ばないコースですが、このルーレットは完全に運任せというわけでもないようだというブログ記事を見かけたので、試してみることにしました。
というのも、ゴールラインを超えた後にルーレットが回り出すスピードは、その時の速度を反映しているというもので、ある程度のコントロールができるとのこと。最後にゴールスプリントをしたときにホイールになる確率が高いということでしたが、いっそ運任せにしてほしかった……

結論から先にいくと、2度目のチャレンジでMeiltensteinをゲットできました。ゴールラインを切った後に一呼吸おいてルーレットが回り始めるため、1度目は全力スプリントでゴールした後、出力が落ちたところでルーレットが表示され、グローブをゲット。詰めが甘かったかと反省しつつ、2度目はルーレットが回り始めるまでスプリントしました。8w/kgでいけるということも書かれていましたが、今回は11w/kg前後でゴールしたようです。

以下は、せっかく頑張ってみたので、その様子を駄文にて。
3w/kgを目安に一定ペースで進みますが、1時間も乗っていると汗だくになるし、マット上がすっかり水溜まりになってしまうのが難点。途中でアイテムルーレットが設定されている区間があり、おそらく過去のタイム(30日間PBタイム?)をもとに鼻先にニンジンをぶら下げる形で登場するものと思いますが、あくまでゴールスプリント狙いなので、なるべくマイペース。ようやく1番カーブを超えた先の平坦区間で息を整えつつアウターに入れて、いざスプリント! 12w/kgほどでゴールラインを超えて、足を止めてしまったところでルーレットが表示され、ゆるゆると回り始めて、ポカに気づきました。
同じ轍は踏むまいと3日後に再チャレンジを試みましたが、お疲れモードですっかり踏めず、ペースが上がらなかったのに心が折れて7番カーブでDNF。
翌日に改めてリベンジを達成しました。

2021/05/21

ローラー用タイヤを交換。

ローラー用に愛用してきたZaffiro Pro Home Trainer (Vittoria)ですが、空気圧チェックの際にふとトレッド面を確認したところ、半周を超える範囲にわたって亀裂が入っていました。使用期間は11か月ほどで、Zwiftでの走行距離は約8,500km。以前にも書いていましたが、周囲にごみを飛ばすこともないし、GT-Roller F3.2との組み合わせではダンシングしても滑ったりしないので、派手な赤色を除けば満足のいくタイヤでした。
カーカスには消耗が見られないので、糸状とはいえトレッド面がつながってるうちは使えそうですが、早朝にパンクして破裂音を響き渡らせてしまうのは避けたいので、この機会にタイヤを交換することにしました。
通勤用バイクのYksionもトレッド面がボロボロになりつつあるので、そっちも近いうちに取り換えないとな。

2021/04/19

S2422HG (Dell)とLXウォールマウントアーム (Ergotoron)で空間を有効活用。

以前から調子が悪かったLCD-MF221XBRですが、いよいよ使用中にパネルが消えるようになってしまったため、買い替えてしまいました。しばらくすると復帰するものの、その待ち時間もまちまちで、その間はコンパニオンアプリと睨めっこしているというのもストレスだったので。

せっかくですから、リフレッシュレートが高くて、発色が良いものが欲しいなと思っていたのですが、現在だとゲーミングモニタとして市場が確立している一方で価格帯も高め。ちょうどクーポンが出ていて、納期も短く、ドット抜け保証のあったDellのモニターに白羽の矢が立ちました。
ゲーム向けということで1500Rのカーブが付いてるのですが、23.6インチではあってもなくても……といったところ。VAパネルは若干コントラストがきつめに感じましたが、TNパネルよりもメリハリがあって用途としては問題なし。公式リストには掲載されていませんが、ドライバーを更新したら設定項目が出てきたので、Freesync PremiumだけでなくG-Sync Compatibleにも対応しているようです。
付属スタンドがよくできていて、上下方向は角度だけでなく高さも調整可能。ケーブルホールもあるので、ケーブルは束ねて後方に流すことができます。ただ、フットプリントが大きく、テーブル代わりのラック天板が非常に手狭になってしまったことから、次善策としてモニタアームを用意しました。

モニターアームを設置するにもグロメットもクランプ方式も使えないので、今回はウォールマウント一択。M8×80コーチスクリューを壁にねじ込むのは抵抗があったため、ラブリコで立てた2×4材の柱に取り付けました。すでにバイクハンガーを取り付けていたので、M8×60で固定しています。5mmドリルで下穴を開けるも、手持ちのメガネレンチではなかなかスクリューが入らず、最後は台座と干渉して掛かりが浅くなってしまい、ネジ頭を舐めそうになる始末。おとなしくマニュアルに従ってソケットを購入してきました。
モニターが宙に浮いた状態なので、天板にはキーボードや水筒、おやつ補給食を置くスペースが十二分に確保できました。Zwift中だけモニターを手前に引き出して、使わないときは壁際に寄せられるし、低い位置から上向きにすれば下ハンを持った姿勢でも自然な目線の先に画面を持ってこられるので便利です。

Amazonベーシックのモニターアーム壁掛けタイプがOEM製品ということで、セール期間をうまく使うともっと安く購入できるようです。今回はセール期間に当たらず、Amazonアウトレットで価格差が小さかったので、保証期間の長いErgotoronモデルを選んでいます。

2021/03/01

Haute Route Watopia 2021

昨年9月のVirtual Hauteに続いて、2/26~2/28に開催されたHaute Route Watopia 2021に挑戦しました。前回のPetit Boucle~Ven-top~La Reineというフランス巡りも良かったのですが、今回はPretzelベースの2ステージにQuatch Questという構成。Epic KOM・Zwift KOMともに表と裏から上ることになりますし、2日目はさらにRadio Tower、最終日はAlpe du Zwiftで、初日のVolcano KOMがかわいく見えるほど。3日間で150km・獲得標高3800mを走る、Watopiaの上りという上りがすべて詰め込まれたルート設定でした。

グループライドという認識でいたので、第1ステージはスタートに間に合うためにCカテゴリーに参加したのですが、終了後にZwiftpowerを確認するとUPGということでリザルト無しという結果に。そのため総合成績は反映されずじまいですが、以降はBカテゴリーに参加しました。分かってはいたけどBカテは速すぎ(汗。

Stage1

Epic KOM Reverse→Zwift KOM→Volcano KOMと山岳をつなぐルートですが、Radio Towerは回避されていたり、Volcano KOMも難易度は比較的低めで、獲得標高は900mほどと3日間で最も控えめ。初日なので体力もあるし、ラストのVolcano KOMもしっかりペースを上げてゴール。

Stage2

Epic KOM→Radio Tower→Zwift KOM Reverse→Zwift KOM→Epic KOM Reverseという構成で、Epic KOM・Zwift KOMをそれぞれ表と裏から上り、Bonus ClimbとしてRadio Towerにも足を伸ばすルート。獲得標高は1300mほどで、特にRadio Towerのような勾配がきついところでは速度が1桁台にまで落ちるので、残り距離がなかなか減らないのが精神的に辛かったです。スタートダッシュであっさりグループ最後尾に落ちてしまい、途中途中の平坦区間でも集団効果が得られず。最後のEpic KOM Reverseを上るころには周りも同じくらいのペースの人ばかりが集まっていて、意地を張ってペースを落とせずにヘロヘロとゴールへ。

Stage3

最終ステージはTitans Grove→Epic KOM→Alpe du Zwiftという山岳ゴール。Quatch Questを走るステージで、距離こそ46kmと最短ではあるものの、獲得標高は1700mほど。序盤は森林区間でちょっと新鮮ですが、Radio Towerは回避するものの食傷気味になりつつあるEpic KOMをこなして、ジャングルを南側から遠回りしてAlpe du Zwiftへ。Epic KOMだと30分ぐらいで終わるところが、Alpeだと1時間は超えてしまうので、距離が短いのはあまり救いになりません。最初から最後まで脚が重いまま、最大心拍数の70%に届かないくらいで、W'を大して消費することなく山頂まで。

どうにかこうにか3ステージを通して完走し、特典としてHaute Route Watopia 2021 Finisher’s Kitがアンロックされました。Zwift AcademyみたいにV3-RSもアンロックされるとよかったんですけど。

2021/02/03

データと感覚の間で。

GoldenCheetahでデータを管理するようになり、ノーライドを挟むとPMC上でCTLがガクッと落ちるのが気になってしまい、11月以来ずっと欠かさずにデータを取り続けています。日によってはTSSが20にも届かないような「乗っただけ」という日もありますが、数字に囚われてオーバーワーキングになる方がいるのも解る気がします。
過去のSide by Side Radioでも、レース用バイクにはパワーメーターを付けているものの、通勤用バイクにはなくデータが取れないため、GCが活用できていないという話題が挙がったことがあり、まったく同じ状況だなと思ったものです。自分の場合はパワーメーターを増やして対応することにしたわけなのですが。

グループライドだとどうしても負荷をコントロールしづらいので、TSSを効率よく稼ぐにはワークアウトが手っ取り早く、FTP向上に効果があるといわれるSSTに手を出し始めました。起き抜けで負荷をかけるのはなかなか大変ですが、自転車ブロガー界隈でちらほらと見聞きしていたCarsonは時間・強度が調整しやすく、こまめにレストが入るので、取り組みやすかったです。FTPの90%あたりを上下するので、数字上ではキープできるはずなのですが、同じ負荷でも継続時間が長くなったりと、絶妙なキツさでよくできたワークアウトです。
勢いあまって、The McCarthy Specialにも手を出してしまったのですが、最後の1セットはただ数字を維持するだけに終始してしまいました。W'bal的にはもうちょっと出せたようですが、精神的にはいっぱいいっぱいでした。

そろそろFTPテストをやらないとなーと思っていたところでしたが、Tour de Zwift stage7で20分ベストを更新して、FTPが217w→223wへとちょっとだけ向上。乗っていて高めの出力の維持に調子の良さを感じられていたし、比較的PWRの高いグループにぶら下がっていたので緩める区間もなく、良い意味で追い詰められました。

2020/11/15

Zwift Academy Road 2020.

10月に入ってから取り組み始めたZwift Academyですが、1ヶ月ほど経て8つのワークアウトと4つのオプションライドを完了しました。進行度に応じて4つのアイテムが1つずつアンロックされるので、それらも良いモチベーションになりました。

ワークアウトはそれぞれ1時間程度のもので、頻繁にグループワークアウトが開催される一方で、通常のワークアウトメニューと同様にソロでもプレイできるので2,3日に1つほどのペースで進めました。途中でFTPテストを挟んで運動強度が上がってしまいましたが、有酸素領域だったり、無酸素領域だったり、インターバルだったり、エンデュランスだったりとバラエティに富んでいて飽きさせません。ウォームアップ中にはワークアウトの目的を説明してくれるし、感心させられることばかり。

スマートトレーナーの場合、ERGをオンにしているとメニューで指定されたワット数に合わせて負荷が自動的に変化するのですが、短時間で強度が変動するようなメニューだと狙ったワット数に落ち着く前に次のステップに進行してしまうことがありました。#4や#8は短時間・高負荷域でメニューをこなす必要がありましたが、負荷装置が働くまでのタイムラグに悩まされ、シフトアップで指定ワット数を出そうとしているうちに負荷が高まってしまい、ケイデンスが下がった状態でシフトダウンすると指定ワット数を下回ってしまう……というのを繰り返しているうちに体力も消耗するし、達成度が下がってしまいました。
#6では高負荷メニューに入る前にERGを切るように指示されたので、その都度コンパニオンアプリから操作するのは手間でしたが、シフトチェンジで調整できることが分かったので、今後はもうちょっとうまくやれそうです。ウォームアップやランプアップテストのように漸進的に負荷が変化するときはケイデンスをキープしたまま狙った強度になるので便利なんですけどね。

2020/11/03

FTPテスト。

10月に入ってからはZwift Academy Road 2020に参加中です。手頃なグループライドに参加しようととりあえず登録してみたのですが、達成度に応じてウェア類がアンロックされるということで、今のところワークアウトも1~5まで挑戦してみました。ソロだろうとグループだろうとメニューの内容は同じなのでグループワークアウトってあまりピンと来なかったのですが、画面上の指示が抽象的でわかりにくくても、チャットで確認できるのは良いところだと感じてます。キツいときに「みんなも苦しんでるんだぞ」とか考える余裕は無し。

各メニューの負荷はFTPをベースに指示されるようなのですが、思ってたよりも軽く感じるようになってきたので、FTPを計測しなおすことに。本来であれば一連のメニューに取り掛かる前に測っておいたほうがよかったんでしょうけど、これまでのFTPは9月にFTP Test (shorter)で計測された197Wでした。

せっかくなので今回はshorter版ではなく通常のFTP Testにチャレンジ。肝は全力での20分間走でどれだけの出力を出せるかで、サラ脚ではなく、そこそこのパワーで脚を削ってからのテストになりますが、shortは高負荷・短時間で前座が終わるのに対し、こちらは前座の時間も長くて地味に疲れます。
何度かやっているうちに慣れてくるそうですが、前回は20分間で出し切れずに最後にスプリント的に出力を上げてしまったので、今回は突っ込み気味に入ってキープする作戦。230W前後をキープしてなかなか良い感じじゃないかと思えていたのは最初の5分ほど。下がり続けるパワーにケイデンスで対抗しようとしているうちにアウター×ローに入ってしまい、終盤にフロントを変速するのは憚られたので、着座位置を動かしながらどうにか完遂。結果は197W→217Wとなり、(前回の精度がアレですが)ここ2ヶ月で10%ほど向上しました。

FTPが上がったことで成長を感じられる一方で、TSSの稼ぎが鈍化したり、今後のワークアウトの難度が上がってしまうので純粋には喜べないところ。まぁそれでも、あまり進んでやりたいメニューではありませんが、定期的にやっておかないといけませんね。

2020/08/08

バーチャルライダーへの道。その6。

ハードウェアの紹介が一通り終わったのでソフトウェア編。とは言っても、もともとシェアNo.1のZwiftありきで考えていたので、ハードウェアほど悩む要素はなかったのですが、ハードだけで終わるのもどうかと思ったので。

Zwift

バーチャルサイクリングのプラットフォームとして、Virtual Tour de Franceのようなオフィシャルなイベントで採用されたり、国内でもデファクトスタンダードとなったと言えるZwiftを多分に漏れず利用しています。

登録後は1週間の無料期間が設けられ、また課金しないとしても1か月に25kmまで乗れる無料区間が設定されています。自分の場合だと、機材のセッティングを終えて、6月下旬に無料期間を開始して、7月に入って冷静になる期間を経て、25kmの無料区間を走り終えたところで本登録へ移行しました。無料期間中に乗れる機会が思ったほど得られなかったので、月額料金の支払いにいったん躊躇したものの、それ以上に初期投資がかかっているので遊んで取り返すしかないと思った次第。料金は最初に支払った日から1ヵ月単位で請求が来ているようなので、月初や月末に始めるのが有利とかでもないのは良心的です。
軌道に乗るまでは2日~3日に1回のペースでしたが、7Days of Tarmac SL7のイベントが始まってからはほぼ毎日乗るようになりました。Stage1はうっかりしてるうちに最終日となってしまいましたが、Stage2、Stage3はShorter、Longerとも参加。あとはグループライドを少々。レースはまだこれからといったところ。

記憶にある限りでは12年ほど前のEliteのローラー台で、PCと接続すると負荷やモニター上の映像が連動して変化するREALAXIOMというモデルがありましたが、あれはだいぶ時代を先取りしていたんだなぁ。

Zwift Companion

スマートフォン用の補助的なアプリ。単体だと現在ログインしているユーザー数を表示したり、これから行われるイベント一覧や過去のアクティビティ一覧を見ることができ、Zwiftにログインしていれば走行中のコースマップやチャットログの確認、カメラ視点の変更やアイテム仕様などZwift側の操作をアプリからも同じように実行できます。
Zwift用リモコンという認識でいますが、本体では縮尺が固定されているミニマップが、アプリでは調整できるようになってるのが助かります。

Golden Cheetah

せっかくパワーメーターから算出される出力値を元に走っているのだから、分析っぽいこともしてみようとインストール。存在は知っていたものの、やはり定量的に走ってデータを収集しないといけませんね。データの流れとしては、Zwift→Strava→GCという形で取り込んでいます。
トレーニングによるストレスを積み上げていくと疲労も溜まっていくので、強度を調整しながら疲労を抜きつつパフォーマンスを上げる……というのは理屈の上では何となく理解できるのですが、それをどうコントロールしていくのかというのはまた別の話。現状はとりあえず眺めているだけなので、感覚とデータがリンクするようになれば面白そうです。

通勤時はPowerCalを着用してパワーのデータも埋めてはいたのですが、クランク型パワーメーターで取れる値とは乖離していて、まとめて整理するのは難しそう。ここは通勤車にもパワーメーターを付けなければ……!

2020/08/05

バーチャルライダーへの道。その5。

無くてもいいけど、あったほうが便利だろうと、あれこれ準備してるうちに意外とコストがかかってしまった小物類。専用品を使わずに一般的なもので置き換えていけば圧縮のし甲斐もあるところなんでしょうが、使い勝手の面で劣っていたり、痒いところに手が届かなかったりするので悩ましいのです。

何でものる子ゾウ (池川木材工業)

ローラー台に設置した自転車への乗り降りを容易にするため、踏み台も置いてみました。ローラー台に乗せることでタイヤの接地点が50mmほど高くなるので、同じくらいの高さのすのこを想定していたのですが、床から下死点のペダルまでの距離が150mmほどあったので、踏み面の高さが120mmという「何でものる小ゾウ」をローラー台の左右に1個ずつ置きました。暫定的にローラー用バイクとなっているRMZはスタンドオーバーハイトが高めで、さらにスウェットカバーも付けてるので、休憩時にフレームを跨ぐにはおあつらえ向きの高さとなっています。
当初は1つだけを乗り降りする側に置けばいいだろうと考えていたのですが、ちょくちょくPCを触るタイミングが発生するのと、屋外みたいに車体を傾けて足を付くということができないので、両足分になりました。踏み台の形状によっては長いものを1つにして、ローラー台のフレームをまたぐように置いたり、コストを抑えて雑誌や電話帳を積み上げるのも手だったかなと思ってます(後者は安定感に欠けそうですけど)。

スペースとしてはW400mm×D600mmくらいのものだと収まりがいいかなと思っていましたが、片足が乗れば目的を果たせるので、W270mm×D390mmというのは必要十分な大きさといったところ。似たような製品として、玄関の段差解消のための踏み台だと選択肢が増えるのですが、福祉・介護の分野は価格が跳ね上がるのでスルー。いわゆる補助金ビジネスというものでしょうか。
国産桧の間伐材を100%使用しているということで良い香りがするのですが、節が目立つ製品を引いてしまったのと、長期的には無塗装なのが耐久性にどう影響してくるかが気になります。

スウェットネット ラージ/スモール (R250)

トップチューブやヘッドパーツを汗から保護するためのネットとして購入。なんならスポーツタオルと洗濯バサミでも目的は達成されるのですが、固定が容易だったりペダリングの邪魔にならないので、専用品には専用品なりの良さがあります。ローラー台のオプションとして販売しているメーカーのものだと割高だったり、かといってAmazonで見かける日本語が不自然な商品には食指が動かないなと思ってるところで、ちょうどいい着地点だと感じたのがワールドサイクルが展開するプライベートブランドであるR250の製品でした。
ラージはステム周辺までカバーしてくれるのですが、トップチューブに取り付けるパーツが邪魔だったので、セール対象品となっていたスモールを追加で購入しました。2枚あると洗い替えになるので助かってます。

Zaffiro Pro Home Trainer (Vittoria)

ローラー用タイヤとして買い替え。これまでのローラー用ホイールにも同じものを付けていたので、他メーカーのものも試してみようと思ったのですが、Zaffiroがいちばん安く購入できたので叶わず。硬めのゴムで摩耗を軽減し、縦に溝の入ったトレッドはローラーとの接触面積を減らして騒音や発熱を低減する狙いがあるとかないとか。専用タイヤでない場合、表面のゴムがぽろぽろと飛び散ることがありましたが、このタイヤではそういったことになっていません。
ローラー用タイヤには幅広化のブームが来ておらず、どのメーカーも23Cばかり。青とか赤とか派手な色味のタイヤが多いのはトレーナー用タイヤとして見分けやすくするためでしょうが、バイクの見た目を優先して黒を選ぼうとするとContinentalくらいしか選択肢がないのですね。主流になりつつあるダイレクトドライブ式だと出番がないので、今後の発展はあまり期待できないのかもしれません。

トレーニングマット2 (ミノウラ)

今や後継モデルのトレーナーマット4も販売が終了しており、フロアプロテクションマット (RideOasis)に切り替わってしまっていますが、以前から持っていたマットを継続して使用中。固定ローラーとの組み合わせを想定されていて、後輪側のローラー台を置く部分だけに防振素材が貼られていて2倍の厚みを持たせてあるそう。
設置場所の床はRCにタイル仕上げの土間なので、正直なところ防振素材の必要性はあまり感じておらず、もし新たに購入する場合には防振パッドを別売りとしたトレーナーマット4やフロアプロテクションマット、どこぞのヨガマットでも用を足す気はしてます。

(追記)使用しているうちにローラー部がマットにめり込んでしまい、回転を検出するためにフライホイールに貼ったシールに擦った跡があったので、マットの前後方向を入れ替えました。いっそ防振素材が貼られた部分だけ切り落としてしまおうか検討中。

HALO グラフィック プルオーバータイプ (HALO Headband)

ローラー中は扇風機以外の冷却設備が無いので、スタートしてから10分もするとだいぶ発汗します。目に汗が入って沁みたり、メガネが濡れて視界が悪くなるを防ぐために、汗止めのヘッドバンドとして定番のHaloを使ってみることにしました。
おでこに当たる部分に取り付けられたシリコンバンド(スウェットブロックシール)が、目元に汗が垂れるのを防いでくれるそうですが、自転車では前傾姿勢を取るので、バンドに沿って側方に流れた汗がそのまま目尻から入ってくるのは大誤算でした。そもそも生地の面積が小さいため保水量もすぐに限界を迎えてしまいますし、直立のままなら効果的かもしれませんが、せめて耳元近くまでバンドが伸びていないと夏場のローラーのお供としては力不足です。
結局、サイクリングキャップを使うことにしています。面積が大きいので汗が垂れ始めるまでの時間を稼げますし、帽子のつばを下げると顔に落ちてくる前につばを伝ってスウェットネットに落ちてくれます。

2020/08/04

バーチャルライダーへの道。その4。

モニターを眺めながらローラーに乗るにあたって、Wahoo FitnessからはKICKRインドアサイクリングデスクなる専用品もリリースされているのですが、収納周りは汎用品で対応しています。部屋が十二分に広ければ問題なかったのですが、レイアウトの都合上、出入口を確保するためにキャスター付きメタルラックを設置し、PC、液晶モニタ、扇風機を収めています。

メタルミニMTO-5512C (アイリスオーヤマ)

ラックはメーカーごとの違いがよく分からなかったため、ラインナップが豊富・オプションが充実している・知名度が高そう、ということでアイリスオーヤマのMTO-5512Cにしました。収納量は求めていなかったので高さ126cm・4段のものを選んだのですが、事前の見立てが甘く、組み直して3段ラックとして利用することにしました。モニターが目線より下に来るようにしたかったのですが、高さがギリギリだと最上部の棚板が視界を遮ってしまいました(その1で上げた写真がその状態)。結果論ですが、最上段まで利用するのであれば高さ149cmのものが無難だったと思います。幅55cmは小物を収納するための衣装ケースと出入口の大きさを引き算して導かれたものです。ポールの突き出た部分がもったいないので、バーのみ追加してS字フックか何かで収納を増やすなり、延長ポールを付けて4段ラックに戻すなり検討したいところ。
追加オプションとして、小物の落下防止のため段数分のコルクマットを購入したのですが、中段に敷くと扇風機の風を遮ってしまうため2枚しか使わず。ただ、位置調整のために引っ張ったら破れてしまったので、予備として購入したと考えることにしました。

アイリスオーヤマのECサイトに掲載されているレビューに一切出てこないのは恣意的なものを感じてしまいますが、Amazonのカスタマーレビューによく書かれているように製品の精度はイマイチで、棚板の水平が取れていなかったために最初に組んだ際はキャスターの締め代を2cmほど出して調整しました。いったんセッティングしてみた後に組み直すことにしたため、最も水平が出ているであろう棚板を最下部に持ってきています。キャスターでない脚はアジャスターとしての機能も担っているので、キャスターも取付ボルトのところをダブルナットにするとか何かしら調整機構があればいいのに。

OPF-45AF (ナカトミ)

業務用扇風機と言えば羽根がオレンジ色のナカトミ、という固定観念もあったのですが、結局は同社のアルミフロア扇をチョイス。前述の通りスペースの都合で高さがなるべく抑えられるものが良かったのですが、羽根がオレンジのものはフレーム形状が異なるため候補から落ちました。他にはYKY-458 (山善)はコンパクトに収まっていて良かったものの、消費電力の大きさが気になって購入に至らず。コンパクトさと機器からの距離を考えると小型サーキュレーターでも効果を期待できそうなので、このあたりは再考の余地があるかもしれません。
風量は家庭用扇風機とは比べ物にならず、ハンドルにかけたタオルまでも飛ばされてしまうので基本的には「弱」でしか運転してません。それでも音の大きさはそれなりで、スピーカーからBGMを鳴らそうとするとボリュームを上げることになります。
惜しむらくは、梅雨入り以降の洗濯物を乾かすためにリビングへと没収されてしまったことでしょうか(→梅雨が明けて、無事に戻ってきました)。