2010/01/23

PD-6620の実測重量とペダル考。

言わずと知れたSPD-SLペダルのセカンドグレード。重量に関しては公称されてる平均値と一致してます。流石は国産と言ったところでしょうか。PD-7810と合わせて発売されたときに飛びついたのですが、プラットフォームが広くなったと同時にスピンドルを支えるベアリングの間隔が広がり、踏み面のプレートを摩耗しやすかった樹脂製からステンレス製へと変更したことで、完成を迎えたと個人的には思ってます。6700 Ultegraのリリースと合わせて発売されたPD-6700、PD-670はマイナーチェンジに留まってるようですが、重量が大して変わらないPD-5510が登場した今では中途半端な位置づけになってしまったと言わざるを得ません。

初めて触ったビンディングペダルがPD-R540ということもあり、自分の中ではリファレンス的な位置づけにもなってるので「ここが特に優れてる」といった点が思いつきません。PP396やA5.1といったDeltaクリートを採用してた頃のLook製ペダルと比較してステップインの感触は軟らかく、音も小さめ。SPDみたいに引き脚でクリートが外れることもないし、Deltaクリートのようにコンビニの床で滑ることもほとんどありません。とにかく「無難」の一言に尽きるかも。他人に勧めるなら、まずはSPD-SLでしょうね。

プロレースでテスト中のカーボンボディのペダルが7900番台となるようですが、Keo2 Maxと似たり寄ったりになってしまうのはちょっと残念だったりします。ST-7900のレバーと同様に、軽量化を図るのであれば遅かれ早かれカーボンへの移行は必須だったんでしょうけど、現行の金属製ボディも併売してほしいものです。

ちょっと悩んでたのですが、RXS SpeedはRHM9に取り付けることにして、PD-6620をTCR Allianceに移植しようかと思います。どちらを入れ替えても、サドルやハンドルの高さを見直すことになるのですが、RHM9の方がまだヘッドチューブの短さに余裕があるのでコストを掛けずにポジションを維持できそうです。というわけで、PD-6620の重量を実測してみた次第。ついでにA5.1も外して測ろうと思ってたのですが、手持ちの工具では外せなかったので後回し。自転車専用工具として初めて購入したLIFUのペダルレンチですが、やはり精度はイマイチ。今でこそ工具にはお金をかけて後悔しないと解ってますが、当時は安価というだけで選んでしまったもんなぁ。

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