2017/02/11

PowerPod (Velocomp)

モチベーションの半分は機材でできています。
というわけで、愛用してきたPowerCalに続いて、キワモノパワーメーターを導入しました。

現在ほどパワーメーターが一般化してなかったころ、SRMやPowerTapのような歪みゲージを利用したものとは違ったアプローチで出力を測定するibikeというメーターがありました。正面からの風速、勾配、標高、速度をもとに出力を算定することで、(当時としては)比較的安価にパワートレーニングができるという製品でしたが、PowerPodは現行品のibike Newtonと同じ方式で出力を算定しながら、ibikeシリーズが備えていた液晶画面や速度センサーを省略したものになります。Kickstarterでのクラウドファンディングを経て、無事に製品化され、Ant+版とAnt+/BLE版が販売されています。

ネット上で見かけてから手元に届くまではそれなりに時間がかかりましたが、オランダからやってきたようです。マウントはGoProと同じ規格で、ハンドル下に取り付けるブラケットも付属していますが、せっかくなのでRec-Mountsを利用してます。一般的には角度が無段階に調整できますが、PowerPodはマウントが回転しないような形状になっています。

取り付けは非常に簡単で、ブラケットに本体を固定するだけ。あとは速度センサーとペアリングした後に、ヘッドユニットとペアリングすれば設定は完了します。今回は初回だったのでOut-and-Back Calibrationを実施しました。プロファイルを設定して5分間走り、いったん停車してから同じ道を戻ることでキャリブレーションするようですが、なるべく車が少なく、頻繁に減速する必要が無い道路が望ましいようだったので、新港線で設定することにしました。あとでマニュアルの注意文を読み返すと風が強いところも最小限にしてねとあったので、コースとしては不向きだったかも。
Out-and-Back Calibration中はヘッドユニットのワット数の表示が0Wからカウントアップされ、これが進捗率を表します。50Wになったところでインジケーターが赤く光ったら折り返し、100Wになるとキャリブレーションは完了したことになります。

帰り道でさらっと使ってた感じとしては、向かい風による空気抵抗の変化は思ってたほど数値に影響しないようで、体感的な強度とのギャップはありました。ただ、上り坂やスタートダッシュではレスポンスが良く、単体で使う分には良い指標になりそうです。

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