知人向けのPCを組むことになりまして、ケースにSARA4 (Scythe)を選択しました。
条件としては、机上でスペースを取らないスリムタイプであること、Blu-rayドライブを積むこと、ゲームはやらない……あたり。スリムタイプだとSFX電源を積んだケースも候補に挙がるのですが、CPUファンやPCIボードのサイズで頭打ちになるし、ちょうどSARAシリーズがリニューアルされたタイミングだったのでATX電源が使えるこちらに。ついでに昨年9月にマザーボードが壊れた時に見込みを誤って購入してた剛短3プラグイン (Scythe)を下取りしてもらうことで商談成立。
当初はKaby LakeのCore i3を想定してましたが、最終的にゴーが出たタイミングではCoffee Lakeが出揃っていたので、Core i3 8100をチョイスして、マザーボードもZ370M Pro4 (AsRock)。PionnerのBlu-rayドライブと久々にBarracudaの4TB HDDにて組むことにしました。
幅100mmと非常にスリムですが、フットプリントが360×465mmもあり、奥行きを大きく感じます。内部の配置は単純で、ケース前部に光学ドライブと電源を並べて、その後方にマザーボードがくるので、ケースの大きさもそれぞれの面積を足したくらいになってます。5.25インチ、3.5インチのドライブベイは左右からアクセスできないので、専用のレールを介して、前部からスライドして取り付ける機構。
前モデルのSARA3では前面パネルにLEDモニタが搭載されてたようですが、SARA4ではなくなってます。ちょうど保護シートが貼ってあるところはAV機器のリモコン受光部っぽい仕上げになってますけど、ただのパネルです。
さほど部品点数が多くなかったので組み付けは短時間で終わったのですが、ネガティブな感想を含めて所感を何点か。
・光学ドライブやHDDとマザーボードが近いので、SATAケーブルや電源ケーブルは柔軟性があるものを選んだほうが無難です。マザーボード付属のSATAケーブルは取り回しに少し無理をしてる感があります。
・前面パネルからUSBケーブルやHD Audioケーブルをマザーボードに取り付けるのですが、長さがギリギリでした。マザーボードのレイアウトにもよるんでしょうけど、HD Audioケーブルはパツパツです。ケース自体はATXにも対応してますが、Z370 Pro4 (AsRock)だとおそらく届かないと思われます。
・一方、今回は深く考えずにMicro-ATXで組みましたが、ケース底部の2.5インチシャドウベイやボトムファンを利用しないのであればATXでもよかったと思います(前述のHD Audioケーブルを延長する必要はありますけど)。
・内部空間は見た目の通りそんなに広くないので、プラグイン式の電源を使用したのは正解でした。
・電源を組み込んでしまうと外部から電源のスイッチにアクセスできないので、フロントパネルを取り付ける前にONにしておく必要があります。これをOFFにしたまま組み込んで、立ち上がらないと焦ったのはここだけの話です。
頻繁にパーツを入れ替えるようであればストレスになりそうな箇所の見受けられるケースですが、スリムPCとしては良い選択肢だったと思います。過去形になってしまってるのは、このエントリーを起こしている時点で販売終了になってしまってるからです。
自分のPCよりもハイスペックなのは複雑なところですが、うちもCannon Lakeがリリースされたころには組み直せるかしら。
0 件のコメント:
コメントを投稿