2021/06/26

ピンクのあいつ。

RMZで使用していたバーテープ(Fi'zi:kのSuper Light。現行品ではおそらくTempo Microtex Classicにあたるのかな)の表面が擦り切れてしまい、いろいろと沁み込んでいるであろう臭いが看過できないレベルになってしまっていたので、いよいよ交換することに。
Zwiftのときはグローブを着けるのが面倒で素手のまま乗ることも多かったのが一因かもしれませんが、過去ログを遡ると2016年11月にハンドルを交換したときから巻きっぱなしのようですので、4年半ほど交換しておらず、さもありなんといったところ。

今回のチョイスはNastro Per Manubrio (Deda)で、こちらも2017年2月に購入して以来ストックされていたもの。安くたたき売られていたところに飛びついたのですが、あまりにも派手なネオンカラーで、使いどころが難しいままに死蔵されていました。同時に購入したイエローフルオは、しばらくのストック期間を経てCAAD10に巻いていました。
リオ五輪あたりでネオンカラーのブームが来てましたが、紫外線で退色しやすいとかでサクッと過ぎ去ってしまった印象があります。なお、こちらのバーテープはミストラルという商品名で、現行品にもラインナップされています。

バーテープの評価は好みによるところも大きいかと思いますが、ツルッとした表面、厚みのあるクッション、素材の伸びにくさから、リピートはちょっと無さそうだなぁというのが現時点での印象。
伸縮性がイマイチなので、ハンドルバーのアール部分ではどうしても外側のテープが余ってしまって変な折り目が付いてしまったり、かと言って外側が余らないように巻くと内側の重ね代が大きくなってしまって分厚く感じてしまいます。一定間隔でDedaのロゴが入っていますが、SILVA巻きのように巻きながら揃えるのはかなり難しそうです。
発色はいいですし、凹凸の少ない表面により汚れにくそうな期待はあるので、テンションの掛け方で厚みをコントロールできると良いテープになったと思うんですけどね。

あ、ほとんど写っていませんが、エンドキャップは今回からSTAR PLUGZ (SPACAZ)にしました。アノダイズドカラーのガンメタです。挿入後にボルトで内部の臼を引き上げて固定するものですが、最後にバーテープの端っこを折り込んで取り付けるキャップはだんだん抜けてくるのが気に入らないので、いつに間にやらフェードアウトしてしまったBuzzkill (Bontrager)のようにテープは折り込まずにハンドルの端とツライチにできるキャップが主流になってほしいところです。

2021/06/02

流れ弾によりATH-AD7 (audio-technica)をリケーブル化。

実家からATH-A9X (audio-technica)を掘り起こしてきまして、久々に使おうとしたところ、右側から音が出なくなったためにお蔵入りとなったことを思い出しました。リスニング向けの密閉型ヘッドホンとしては、イヤーパッド・ヘッドパッドがボロボロになってしまったMDR-Z900 (Sony)を処分して以来、手持ちになかったので修理に挑戦することに。
ヘッドホンやイヤホンの断線はよくあることですし、ネット上でも多くの事例を見つけられる中、このART Monitorシリーズはケーブルブッシングと同サイズの3極ジャックが取り付けられて容易にリケーブル化できるということで、MJ-074N (マル信無線)を購入しました。
手始めにバラしてケーブル類を確認してみたのですが、特に断線箇所などは見当たらず。安物のテスターでは問題箇所を追っていくことができず、恐る恐る右ドライバーに直接ケーブルを取り付けて音楽を流したところ、ドライバーそのものに不具合が発生していることが判明。最初に問題点を洗い出しておけば良かったのですが、内部の断線だと決めつけていたのが裏目に出ました。

さて、部材と道具は揃ってしまったのですが、ドライバー内部の修理となると手が出せないので、密閉型ヘッドホンは諦めて、同メーカーの開放型ヘッドホンであるATH-AD7 (audio-technica)をリケーブル化することにしました。
目的が大きく変わってしまっていますが、標準の3mケーブルは長すぎて持て余すし……などと自分に言い訳しながら、ケーブルを切断して、ハウジングを外して、ミニジャックを取り付ける際に干渉する部分を削って、ドライバー~ジャック間のケーブルをはんだ付けして、音が出るのを確認できたら、元通りに組み立てて完成。A9Xで一通り手順を踏んでいたので、AD7はだいぶスムーズに進められました。

MJ-074Nと同じ形状で4極のものがあればバランス化も可能だったのですが、現状では3極のみとなっているようです。同社のパネル取付用ジャックとして4極に対応したMJ-064Hがあるのですが、取付部の径が大きいためハウジングの加工が必要になりそうです。

短いケーブルが使えるようになって取り回しが利くようになりましたが、もともと持ち運びに向いたモデルでもありませんし、音質がどうこうというものでもないのですが、見た目はほとんど変わらずに機能面が付加され、すでに乗り掛かった舟でしたので、最後までたどり着けて良かったなというところです。