2007/02/22

流行り廃りとボトムアップ。

今月は久々にfunrideを購入。えっと、2年ぶりになるのかな。お目当てはヒルクラ特集です。決して表紙が美人さんだったからではないですよ?
この特集の中で目を引いたのが、「コンパクトクランクからノーマルクランクへ戻したいという声が増えてきている」という部分。ちょっとタイムリー。

フロントインナーのほとんどが34Tというのを受けた結果でしょうが、標準の52-39T×12-25Tからクランクだけ交換すると、たしかに34Tは持て余す印象があります。脚力や傾斜にもよりけりですが、10%の上りでもギア比が1.5前後まであれば対応できるハズ。34T×23Tでもこれを下回るギア比を得られます。

9sでは12-25Tだと15T以降は歯数が2Tずつ増えていくのですが、この15T⇔17Tの差が大きくなるのを改善するために16Tの入った12-23Tもしくは12-21Tを使えるようになるのがコンパクトでした(平地で52T×12T~14Tを使う機会があまりないというのもあるでしょうけど)。

10sが主流になってきた現在では、12-25Tでも16Tが入ってますし、そういった点ではクロスレシオ化が利点だったコンパクトの魅力も薄れがちかも。また、アウター50Tは平地では使い勝手が良いのですが、トップ12Tだと下りでは回りきってしまうことも。
また、Mt.富士HCのコース平均勾配が5%強とのことなので、インナー39Tでもローに25~27Tが入っていれば走れることが推測できます。

で、コンパクトドライブが一時の流行で終わってしまうのかというと、今年の完成車での採用も増えていますし、ステップアップへの1段目としての役割は十二分にありそう。コースの内容が事前に分かっているのであればギア比を合わせていけますが、そうでなければマージンが広いに越したことはありませんし。

また、将来的にはホビーレーサー向けに52T×36Tの登場というのもありえるのではないかと。サードパーティからチェーンリング単体での販売はされてますが、この組み合わせのクランクセットはまだ出てないようなので。12-23Tとの組み合わせで、個人的にも試してみたい構成です。

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