2007/09/10

音楽の聴き方。

勇者がiPodの購入を検討してるとのことで、ちょうどモデルチェンジしたiPodについてちょろちょろと調べてみました。うーん、率直な感想としては「やっぱ隙がないなぁ」と。

国内では使用できないiPhoneから電話機能を省いたiPod touchはたしかにおもしろいのですが、いまひとつターゲット層が見えないですねぇ。
ウェブブラウザ、無線LANに加えて、YouTube動画対応はだいぶ狙ってきた感がありつつ、日本だとケータイの牙城を崩すには至らないかなぁ。iTunes Wi-Fi Music Storeも、着うたの普及を考えると……。
タッチパネルを採用したインターフェースは秀逸なので、国内の携帯電話メーカーにも追って欲しいところ。docomoは新しいスマートフォンを発表してましたが、個人的にはTreo (Handspring)が理想に近いです。

もともと音楽機能に特化しているclassic、nanoはポータブル機として、より良くなってきました。
classicは地味に改善されてきました。旧30GBモデルと同価格で80GBに、上位モデルはさらに2倍の160GB。Apple Losslessがあるから厳しいだろうけど、Flac+Internal Cue Sheetに対応してくれれば、この容量を生かして可逆圧縮形式をまともに使える初のプレーヤーとなるのですが。Rio Karmaもこけたし。まぁ、C/Pを考慮すれば80GBが買い、かな。手元には第3世代iPod (M8948J/A)があるのですが、それと比べると、再生時間が約4倍、容量が2.3倍、厚みは約半分、重さも2割減。
Rockboxの開発ペースもイマイチだし、バッテリーも2時間も持たなくなったし、買い替えのタイミングとしてはちょうどいいかもなぁ(ぇ。

nanoは縦長のデザインから一新。液晶の大型化を考えれば、この変更は受け入れられるでしょうが、ちょっとずんぐりした感じに。それでも6.5mmという薄さは圧巻。記憶媒体がフラッシュメモリなので容量対価格比ではclassicに譲りますが、PCに保存した楽曲を持ち運ぶのがメインならこっちを選ぶかな。4GBでもCDアルバム70枚ほどは入りますし。
classicと共通の新機能ですが、Cover Flowはおもしろいです。アルバムアートそのものには旧モデルでも対応してましたが、アルバム一覧でアルバムアートをスクロールさせたり、アルバム検索時にアルバムアートを表示したり。iTunes 7で追加された機能を、すぐにポータブル環境にも持ってくるあたり、いい仕事してます。

一方で、SonyからはRolly (SEP-10BT)が正式に発表されました。8月20日からプレリリースサイトを公開して、「新しいリスニングスタイルを提案するサウンドエンターテインメントプレーヤー」と謳っていた製品ですが、ふたを開けてみれば、ロボット性のアクティブスピーカー(?)に。
1GBメモリを内蔵して、曲に合わせて踊る機能を搭載。本体を一周する2つのホイールを使った回転、スピーカーの両脇にあるアームの開閉、それに合わせたイルミネーションとで、愛嬌のある動作をしてます。
ホイールを利用したインターフェースやMotion Editorを使ってモーションを自作できる点を始めとして、Sonyらしい製品といいますか、家庭用ロボットを共通項として同社のAIBOを連想させますね。

ただ、こちらもターゲット層のよく分からない製品。据え置きで使うにはスペースが必要になりますし、単純にスピーカーとして捉えるなら音質がネックになりそうだし、リビングでBGM流すような使い方だとダンス機能は要らなさそうだし。本体が出す騒音がどれくらいかも気になるところ。
あとは\40kという値段もネックだよねぇ。オモチャとしてはおもしろいので、音楽再生機能とか内蔵メモリとか取っ払ってBluetoothスピーカーにした廉価版が出たりしないかなぁ。

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