GringoのブレーキをArch Rival (Avid)から交換。メーカー的には大幅ダウングレード(とまで言うと流石に失礼か)になってしまうのですが、価格だけならDeoreグレードのBR-M530よりも高級だったりします。
というわけで、ついにショートアームVブレーキを採用してみました。普通のVブレーキに換装してレバーを287V (Dia-Compe)にするか最後まで悩んだのですが、結局はいちばん安く上がる方に。
ちなみにArch Rivalは台座に固定するためのピンが曲がってしまってました。やはり使い方が無茶だったようで。
MTBをドロップ化する際にネックになるのがブレーキレバーとVブレーキの相性で、カンチブレーキに交換するとか、Travel Agentを利用するとか、いっそのことロード用ディスクブレーキとか挙げられてる中、BMX用のブレーキとしてリリースされていたショートアームVを使うというのはわりと昔からあったアイデアだったり。
サードパーティ製の物しかなかったり、ブレーキアームのリリースがシビアだとか、タッチが良くないとか、あまり評価は高くなかったものの、最近ではクロスバイクの完成車がこの手法を採用してたり、Campagnoloからはフラットバーロード用ブレーキとしてOEM供給を受けたらしきブレーキ(たしかVeloceグレード)もリリースされてます。
そんなこんなで、安価に済むことを前提に、そこまで悪いものでもないのではないだろうかと判断。TCRについてきたGRX40みたいな感じだったら速攻で投げるつもりで。
見た目の高級感はまったくなし。実際に安いし、これがDeoreだろうがLXだろうが見た目はあまり違わないか。リターンスプリングの調整に+ドライバーを使わないといけないのは若干マイナス。ロード用ブレーキ同様に3mmアーレンの方が携帯工具の面からも便利だと思うのですが。
アームの長さを除くとこれまでのブレーキと特に違いはないので、ワイヤーなどはそのまま流用しました。ぎりぎりまで詰めてるとアウターの長さが足りなくなったりするかも。バナナはAvidの物とは形状が異なるため付属品に交換。バナナに内蔵されているライナーには予めルブが塗布されてるようですが、グロい赤色で精神的にきついものが。
ブレーキシューは装着する前から、BR-F700(Capreo用)のカートリッジにR55C2を入れたものに交換。シュー取り付け穴は上下に長めに取ってあり、650Cにも余裕で対応。700Cは流石に無理っぽいけど。取り外したTektroのシューは緊急非常時の最終手段としてサークルに寄付しときました。
交換後ですが、リムとシューのクリアランスが左右3mmずつは取れるようになりました。これで多少ホイールが振れてたり、ダンシングで左右に車体を振ったりしても大丈夫に。また、シューにトーインを付けられるようになり、特にリアで気になってた鳴きがなくなりました。
懸念してたアームの剛性は必要十分かと。タイヤ幅の関係もあって剛性が不足する前にロックしますし、リアブレーキもGringoのシートステーだと先にステーが撓り始めます。ストッピングパワーにも特に不満は感じません(シューによる効果もあるかも)し、MTBフレームをベースにランドナーっぽいバイクを作る際の選択肢としてはありかも。
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