昨年の後半ごろから履いているタイヤで、Pro2Race (Michelin)からの乗り換えになります。だいぶ早い段階で購入してはいたのですが、ホイールの新調と合わせて下ろしてみました。
290TPIという繊維密度の高さは伊達ではないようで、9bar(推奨圧8-10bar)まで入れた状態でも段差への進入時にはケーシングの変形を感じることができます。このあたりがチューブラーっぽいと言われる所以でしょうか。ただ、コーナー進入時など連続的な荷重に対する変形量はさほどでもなく、腰高な印象が残るため、どこまで倒しこめるのか判り難くはあります。現在は7.5-8barほどで使用中。
コンパウンドの性能も高く、巡航ペースからフルブレーキングした際の制動距離は特筆もの。35km/hからでも5mほどで止まれるのには助かりました。
ロードレース用タイヤとしてはPro2Raceと人気を二分するモデルであるといえると思うのですが、履いた感じとしてはまったくの別モノで、性能が拮抗してるからユーザーが分かれているというわけではないようです。
Pro2Raceはコンパウンドの性能を生かすために低めの空気圧で変形量を稼いでる感じでしたが、対照的にOpen Corsaは高圧でも変形できるケーシングでグリップを稼ぐという印象。この違いが両者の設計思想を端的に表しているようで興味深いです。特に前者はクリンチャー専用に開発してるわけだし、Pro3Raceにも期待してます。
個人的な好みとしてはOpen Corsaの方かなぁ。ここんとこ体重が増えてきたせいもあるかもしれませんが、ダンシングで踏みつけてもソリッド感が残るので。Pro2Raceもたしかにいいタイヤなのですが、直進時でもタイヤが粘る感じが気になっていたのと、あとは市場価格がちょっとだけ高いですし。
今のところ特に不満という不満はないのですが、怖いのはパンクしたときでしょうか。WH-7801-SLとの組み合わせで、装着にえらく苦労しました。他のリムだと違うかもしれませんが。素手では太刀打ちできず、タイヤレバーまでも折れるんじゃないかと心配したくらい。
インフレーターで8barまで空気圧を上げるというのは骨が折れますし、CO2ボンベは必携かな。PRB耐パンク性能ベルトが入ってるのでパンクへの耐性はあるようですけど。また、ケーシングが薄いようなので寿命もあまり期待できなさそう。
他社の上位モデルと比較すると、公称値230gという重量はちょっと重め。あまり軽すぎるのも考えものですけど。最近はチューブも軽量なものが出回ってますし、そういったものでバランスをとったほうがよさそう。自分はFly Weight Tube (Maxxis)を使ってますが、ラテックスチューブも試してみたいところ。
価格はこんなもんかなと。普段履きにするにはちょっともったいないのですが、アスキーだとペア売りで\7,900(送料無料)なので若干お買い得感もあります。
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