2008/01/27

ST-M580 (Shimano)

MTB用としては初のデュアルコントロールレバー。
ロード用と違ってセパレートでもSTIなんだから、後々のこと(唐突に油圧式に換えたくなるかもしれない)も考えてブレーキレバーとラピッドファイアを購入するつもりでいたところ、SL-M580はどこも品切れ。上位グレードのシフターを選ぶよりは安く上がるということでなし崩し的にチョイス。
今回は注文先に取り扱いがなかったので選択肢に上がりませんでしたが、SL-M530はCPが高くていいと思います。ツーウェイリリースにも対応してますし。

見た目もさることながら、やはりでかい。ブレーキレバーが長いのでグリップ位置を優先して合わせると、クランプ部とグリップに隙間ができるのが気になります。あまり近づけてセッティングするとブレーキやシフトワイヤーが干渉してしまうため、20cmほど間隔を開けてセット。ST-975やST-M775のような縦置きのリザーバータンクはセッティングの自由度が高く、よく考えられてるなぁと感心。
Deore LXはMTB用コンポとしてはサードグレードとなりますが、58系LXになってからロゴも洗練され、見た目の質感は76系XTに勝るとも劣らず。ただ、53系Deoreにもデュアルコントロールレバー(ST-M530)が加わったことを考えると中途半端な印象も否めないかも。油圧ディスク用なら価格差が小さいのでLXやHoneも選択肢に入ってきますが、Vブレーキ用の\3kという価格差は大きい。

比較対照がSL-BS77というのはあんまりな気もしますが、純正のMTB用シフター+MTB用FDの組み合わせということもあって、フロントの変速はかなり改善されました。変速に必要なレバーの移動量が小さいので、軽い力でさくっとシフトできます。特にセンター→アウターの変速っぷりが小気味いいです。
リアはそこまで衝撃を受けるほどではなく。バーコンと違ってハンドルを握ったまま変速ができるのは確かに便利。ワイヤーの巻上げに比べてリリースの方が操作量が小さいので、レバーの角度は若干寝てるくらいが使いやすいかも。
CBあさひによるとデュアルコントロールレバーはローノーマルRDと組み合わせての使用を前提とされてるそうで、変速性能をぬるく感じるのはそのせいかも。ロード用と同様に、ブレーキで減速しながらシフトダウンできることがデュアコンの利点だと思ってたのでちょっと意外。むしろ多段シフトアップを使う状況が思いつかないのですが。

ブレーキレバーは自分の手にはちょっと遠め。アジャストボルトを締めた状態で、人差し指の第一関節がようやく曲げれるくらい。デュアルコントロールレバー全般に言えることですが、レバーに指を掛けたときの上下方向の遊びが苦手です。
また、こればっかりは慣れの問題でしょうけど、レバーを下から持ち上げる操作が何ともやりにくい(勇者曰く、この操作ができるのがデュアコンのいいところとのことですが)。かといって補助レバーはメインレバーと連動するようになっており、こちらも使いやすいとは言いにくい上、ブレーキング時にグリップしている親指と干渉することがあるので外してしまいました。
オプティカルギアディスプレイは思ってたよりも見やすい。ST-3400やST-4500だと上向きに窓が付いてるのであまり見ないのですが、これは後ろ向きについてるので視認性が高いです。

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