2008/01/30

BR-M545 (Shimano)

シマノ製メカニカルディスクブレーキとしてはハイエンドにあたるモデル。ローターもセットとなっており、センターロック対応のSM-RT62 (160mm)が付属。それでもHAYESやAvidと比較すると、だいぶリーズナブルです。
下位モデルであるBR-M495と同様に左右のパッド位置をそれぞれ個別に調整できるのに加え、M495では使用できないメタルパッドにも対応しているということもあって、ちょっとがんばってみました。ちなみにディスクブレーキはこれが初なので、モノキャリパー構造の利点については不明。

セッティングは簡単。ワイヤードである点はVブレーキと変わらないので、普通に固定してしまって、ワイヤーを通すだけ。性能面ではハイドローリックの方が良いんでしょうけど、基本的にものぐさな人間なのでメカニカルは手っ取り早くて楽でした。
センターロックローターはスプロケット専用工具が必要となるものの、ポン付けできるので敷居は限りなく低くなってます。6穴だとサードパーティ製のものが使えるのですが、取り付けに気を使いそうですし、トルクスレンチも持ってないもんで。ウェーブローターとか使いたくなったらアダプターを買ってみるかね。

説明書では、ワイヤーを固定した後にブレーキレバーを握りながらキャリパーを固定するように書かれてますが、パッド間の隙間を視認しながら固定位置を決めた方が確実かと。ドラッグが出ない状態で取り付けて、固定された側のパッドをぎりぎりまで寄せてやるとローターのしなりもほとんど気になりません。
パッド位置の調整には3mmアーレンキーを使用しますが、ピストン側のパッドはSPDペダルと同様にクリック感があり、段階的に位置を変えられるようになっています。好みにもよるでしょうけど、ここは固定側と同じように無段階でもよかったような。

制動力についてはVブレーキと比較して、そこまで驚くほどの違いはなく。ただ、リムサイドやブレーキシューの状態によって大きく左右されるVブレーキと違って、効きが安定してるのは利点といえます。メタルパッドのせいか、まだ当たりが出てないのか、音鳴りが気になるところ。調整を詰めていけば、さくっとロックできるようになるんでしょうか。
ハイドローリックのタッチの軽さは驚愕ものでしたが、メカニカルだとワイヤーが長くなる分、引きが重くなってるような。特にリアはフルアウターなのでレバーを強く引くとぐんにょり。この辺はブレーキワイヤーの交換で改善できるそうなので、とりあえずUnexのウルトラケーブルセットをIYH!済(ぇ。比較対照として、今のところはデュアコンに付属してきたシマノ純正ワイヤーにしてますが。たわみが発生しないという点では、フルメタルジャケット (Avid)もおもしろそう。

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