Riccardo Riccoの血液からEPOの陽性反応が検出されたことで、Saunier Duvalはツールからリタイアだそうで。ドーピングによる失格はRiccoで3人目、チームの撤退はこれが初。
'06と'07に続いて今年もか、と思わなくもないのですが、選手への失望というよりはむしろ検査そのものへの猜疑心の方が大きくなってきたというのが正直なところ。
フェスティナ事件、オペラシアン・プエルトを経て、自転車競技界が非常にナーバスになってるのは理解できますが、一方でチーム側もバイオパスポートのような新しい体制を組み込んで対策を行っている現状において、そう次々とドーピングが行われているというのも考えにくいです。
そもそも、Riccoはこのツールでの総合上位を狙わないと宣言していたし、発覚したのは第4ステージ後の検査においてとのこと。この第4ステージは個人TTだったため、余計に不可解です。ソースによっては、French Anti-Doping Agency (AFLD)が以前からRiccoのパフォーマンスを疑問視していて、いくつかの検査を課していたという話もあり、この発覚そのものにも悪意を感じます。
問題になっているEPOに関してはもうちょっと調べてみるつもりでいますが、ヘマトクリット値が判定に関わっているとすれば、もともとの体質でそうなっているのを揚げ足に取られた感も。
この件において、AFLDはCERA (Continuous Erythropoietin Receptor Activator)やMiceraと呼ばれる3rd Generation EPOの検出を発表してますが、どちらも現時点においては検出が不可能だそうで、World Anti-Doping Agency (WADA)がテスト中なんだとか。
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