2008/09/04

RS Clincher (DedaTRE)

先日のポタでサックリとやってしまったRS Clincher (DedaTRE)ですが、一応レビューらしきものを用意してたのでアップしときます。

DedaTREからリリースされているクリンチャー用タイヤとしては、ミドルレンジに位置するモデル。120tpiのケーシングに、対パンクベルトを内蔵しているそうですが、公称重量が210gと軽量なタイヤ。あと\700ほど追加すれば上位モデルにあたるRS Dual Compound clincherが買えるのですが、購入したタイミングにちょうど金欠だったもんで妥協してしまいました。
練習から決戦まで、というのが売り文句。消耗品と割り切れば、クリンチャーとしては最上位モデルとなるRS CORSA open tubularまで手を出さずとも、実売価格だとさらに差が小さくなるDual Compoundを選択するのもありかなぁ。

使用環境は、前後ともにOpenPro 32H、Air Comp Latex (Michelin)との組み合わせ。Latexチューブのおかげで走行前に空気圧を調整するのが習慣になりました。
トレッドはミックスパターンとなっており、前後でそれぞれに回転方向が指定されてます。トレッド面に矢印のような形をしたパターンが入っていますが、後輪ではその向きと回転方向が逆になるのが何とも。個人的に、この手のタイヤはロゴの位置が前後で逆になってしまうのであまり好きではなかったり(主に見た目の問題で。ただ、前後で異なる役割を考慮しての設計というのは合理的ですし、そういった点ではAttack、Force (Continental)は興味があります(高価な上、ローテーションができないのでなかなか手が出ませんが。

推奨空気圧7-9barのところを前後ともに7.4bar前後で使用してました。Malamut (Zefal)のゲージによる値なので、あくまで相対的な比較にしかなりませんが。 最近はちょっと低めなのが好みだったりします。
これくらいだと、交換する前に使っていたMultiGrip Criterium SL Carbon12 (Avocet)と比較して、特にコーナーでの接地感が良く、より突っ込んで曲がれるようになったような。金峰山の峠の茶屋からの下りだと、採石場を過ぎてからの右ー左ー右カーブを抜けるときの速度が+2~3km/hに。タイヤの性能が云々と言うよりは、むしろタイヤから伝わる安定感が良くなったのが大きいとは思いますが。
ただ、上りだとややモッサリするというか、走りに微妙な重さを感じます。MultiGrip Criterium SLのやたらとヒラヒラした感じとは対照的で、このあたりの塩梅は接地感の高さと引き換えになっていると考えるべきでしょうか。平地でもダンシングで前輪に体重をかけるとだいぶ変形してるので、心持ち空気圧を上げて試してみましたが、7barの後半まで上げるとバンピーな印象が強くなったので元に戻しました。

コンパウンドは柔らかめで、小石などを噛み込みやすく、わりとすぐに傷だらけになります。そのあたりをフォローするための対パンクベルトなんでしょうが、今回のカットはそれで防げるものではなかったようで。あぁ、交換してからまだ1,000kmも走ってなかったのに。

0 件のコメント:

コメントを投稿