2008/10/30

White Lightning (White Lightning)

しばらく使ってきたチェーンルブで、ちょうど4oz(120ml)を使い切ったので感想をば。たしか、ドライ テフロンプラス (Finish Line)を空にした後、同じものがどこにも売ってないときに試しと買ってみたもの。当初はWhite Lightningからリリースされているルブはこれだけだったのですが、現在はClean Ride、Epic Ride、Wet Rideというラインナップに置き換わってます。余談ですが、ロゴ周りなどのパッケージは現行品のほうが洗練されてますね。

現行のClean Rideの前身となるWhite Lightningは、アメリカで特許を取得しているというセルフクリーニング機能が特徴。塗布部の表面に薄い皮膜を作り、そこに埃など汚れが付着することで剥がれ落ち、新たに皮膜を作ることで常にクリーンな状態を維持してくれると謳われています。

粘度は低く、サラッと塗れる反面、落ちやすさもそれなりに。汚れとともに剥がれる前提で作られているので想定はしていましたが、塗布してから100kmも走ると気になるくらいには音が鳴り出してました。雨天時は乗ってないので何ともいえませんが、あまり期待できないかな。ある程度の距離を走った後は、あまりケチらずに塗布しなおしてやったほうが良さげ。ただ、どうも石油のような臭いが気になるので、室内で塗るのには不向きかと。

謳い文句からして(深夜の通販番組を髣髴とさせる)アメリカンな製品なのですが、実際の効果としては話半分といったところ。走っているうちに汚れとともにワックスがほろほろと落ちていって、チェーンはきれいなまま、というのを想像していましたが、現実にこれをやろうとすると潤滑剤としての機能は期待できないわけで。稼動部・摺動部に汚れが残らない代わりに、プーリーやチェーンプレートの側面に汚れがこびり付いてしまってました。
固まった汚れをこまめに落としてやれば問題ないのかもしれませんが、チェーンプレートのほうは割と深刻。チェーンを取り付けて以来、重ね塗りしてたのですが、気づけば汚れのせいで回っていないローラーがいくつか。ディグリーザーを使って大部分は落としましたが、ローラーピンの内部はどうなってるものやら。

自転車が進むときの抵抗のうち、チェーンにおけるエネルギーロスは無視できないらしいので、これだけの汚れが残ってしまうというのは由々しき事態。シビアに乗るのであれば(面倒であっても)セルフクリーニング作用を過信せず、定期的にメンテを行うべきなんでしょうね(←今更。
で、White Lightningの後釜としては、ロード セラミックルブ (Finish Line)に戻す予定。落ちにくくなると同時に汚れやすくなるらしいのでちょっと不安。さらにClean Ride、Epic Rideともに8ozボトルが手元にあるので、しばらくはルブを買わなくていいや(ぉぃ。

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