2009/05/04

Ergonomic Shallow Ultra-light (TNi)

流行りのアナトミックシャローを試してみようと、以前から目を付けていたモデル。形状のコンセプトとしてはFSAのCompactが先駆けだったと記憶していますが、現在では各社がこぞってリリースしてます。何と言っても、短いリーチ・少ないドロップ量で楽ちんポジションが手に入ってしまうところが、自転車ブームと相まって需要を支えているのではないかと。

似た形状のZero100 (Deda)、PLT Compact I (PRO)、Compactシリーズ (FSA)はオーバーサイズのステムを用意する必要があるし、サイズは380mm(芯-芯)が欲しかったし、なるだけ安価なもの……というわけで、TCRでも使っているTNi製に。Ergonomic Shallow ECOをエディに薦めた手前、自分が使ってないというのは気が引けた、というのもあるかも。

Neat Mod184 STI-80 (日東)からの交換で、リーチが10mm短くなるのでステムを110mmに。それでもブラケット位置は数mm近くなりました。盲点でしたが、ドロップ量はMod184 STI-80:122mmに対して、Ergonomic Shallow:125mmと大きくなってます(握る位置が違うので単純には比べられませんけど)。
流石に剛性は低め。下ハンはもちろん、ブラケットを握るときにも微妙な撓りを感じるくらい。公称240gで、Mod184 STI-80とは27gしか変わらないのに、この感覚の違いはちょっと納得いかないかも。というか、(必要かどうかは別として)日東の上位モデルに剛性でタメを張れるハンドルには未だお目にかかってません。理屈では剛性面で有利なオーバーサイズか、中間モデルにあたるErgonomic Shallow Flat-Topのがバランス取れてるかも。

ただ、この撓りは走ってるときにはそこまで気になりません。上りで下ハンを持ってダッシュすると少し物足りなく感じることがありますが、常にそんな走り方をするわけでもなく。
肩からブラケットまでのラインは、最近のハンドルらしくフラット。特に加工されているわけでもなく、レバーの取り付け位置には上下に自由度があります。ただ、下ハンの角度が寝ているため、あまり上にすると下ハンを持ったときに指がレバーに届きにくくなりますけど。
また、下ハンを握る位置がアナトミックやラウンドと比べて手前になるので姿勢の変化が小さく、下ハンを持って走る時間は長くできるかも。まぁ、このあたりは好みでしょうし、空力特性や出力といった観点からは、あまりに楽なのも考え物なんでしょうけど。

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