2009/05/31

低く・遠く?

先日はトップチューブ・ヘッドチューブ共に長くした方が合うのではないかと考えましたが、適正サイズに関して逆からアプローチしてみます。

何時ぞや、シルベストサイクルの山崎店長が書かれてたことを思い出したのですが、サドル~ブラケット間の距離を一定にした場合、ハンドル位置は「高く・遠い」よりは「低く・近い」方が下りコーナー等で安定する(前輪の接地点に対して重心の位置が後ろになる)そうです。
自分と身長が同じくらいのプロレーサーのポジションを見てみると、Damiano Cunegoが身長169cmに対して、水平TT長525mm・HT長115mmのCento1に乗ってたようで。ステムが120mm・84°なので、ハンドルの位置は自分とあまり変わらないものの、サドル高が682mmというのは意外と低め(というか、おそらくかなり後ろ乗り)。ステムのライズ角も大きめなので落差は小さく見えます。
サドル高に注目すれば、Gilberto Simoniが水平TT長535mm・HT長120mmで、サドル高715mmということで、かなり似たポジション。ハンドルも75mmというショートリーチモデルだったし。ただ、ステム長は分からないながら74°モデルを使ってるので落差は大きめ。
逆に、身長171cmのRobbie McEwenのNoah (Ridley)は水平TT長545mm・HT長140mmに120mm・84°のステムで、サドル高735mmとやや大きめのポジション。ただ、サドル先端~ハンドルまでの距離は前2人とほとんど変わらないか、少し短いくらいなので、スプリンターとして前乗りに対応するためのポジションと考えてもいいのかも。

脚質によって異なるポジションになるのも興味深いのですが、スプリントすることのない現状では上りで強くなったほうが面白いので、もう少しハンドル位置を低くしてみようかと。できれば、Danilo Di Lucaのポジションも知りたいところ。
上体の角度とサドル位置が決まっているならば、肩を中心に、腕の長さを半径にした円周上にブラケットおよび下ハンがあれば良いわけで。TCRでは設定することが無理なポジション(ハンドリングを犠牲にすればステムは短くできるけど)でもRHM9では試せるので、ステムを100mmに交換してコラムスペーサーを可能な限り抜いてポジションを作ってみるか、もしくはスペーサーを抜いて肘をあまり曲げないフォームを練習してみるか。

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