cyclowiredでRHM9のレビューが上がったときに自分でも書こうと思ってたのですが、何となく癖みたいなものが掴めてきた気もするので備忘録がてら。
数少ない国産ブランドとしてBridgestoneがリリースしているAnchorのハイエンドモデルにあたるのがRHM9。現行モデルは2007年にメジャーチェンジしたもので、自分のは2008年に追加されたレーシングホワイトです。本音というか、当初はレーシングレッドしか考えてなかったのですが、ちょうど潮干がRCS8のレーシングレッドを購入しやがって、被るのを回避すべくホワイトを選択。ちなみにカラーオーダーにも対応してるので単色でも構わなければ好きなのが選べます。
2台目にあたって、いちばん重要視したのがジオメトリ。2005年に購入したTCRのMサイズはパーツ交換でやりくりしてポジションを出しましたが、やはり水平TT長555mmというのは身長170cmの自分には分不相応だったようで。水平TT長535mm、ついでにホイールベースもあまり長くないもの、さらにリアセンターも短ければ良し。RHM9に限らずAnchorはサイズによってフォークのオフセット量を変化させていて、トレール量が大きくなることによりハンドリングが軽くなることも期待。
購入当初はUltegra・105を中心に、クランク、BB、ホイールのみ78系Dura-Aceに。2009年に入ってからブレーキ、BB、ホイール以外を79系Dura-Aceに換装してます。
ハイエンドモデルながら他社のトップグレードと比較すると安価で、コストパフォーマンスは高めですが、高級フレームと比べるには役者が不足してる感は否めません。もともとの設計コンセプトが「ロードレースにおける巡航速度域での反応性の良さ」を狙ってるようで、特にゼロ発進では重さを感じます。同様にヒルクライムでも、TCRと比べてモタつきが気になるのが難点。まぁ、「そんな低速での状況は考慮してないよ」と言われれば、あとは鍛えるまでなのですが。
逆に、平地なら40km/hあたりでの巡航は楽に感じるし、そのまま短い上りに突っ込んでもサクサク行けてしまう感じ。どちらかというとケイデンスで走るのが似合うフレームかも。ホイールの特性が素直に反映されるらしいので、硬いと言われてるKsyriumシリーズやディープリムホイールと組み合わせるとまた印象が変わりそうです。WH-7801自体も軟らかめだと思いますし。
欲を言えば、Anchorにはさらなる上位モデルを開発して欲しいところ。自分の貧脚ですらBB周りに軟らかさを感じるし、チェーンステーにももっと縦剛性を持たせてもいいと思います。ドラゴンクローヘッドが意匠以外にも貢献してるのか判りませんが、フォークも含めてヘッド回りは悪くないです。
プロトモデルのテストなどの噂も聞きませんし、11年目でのモデルチェンジはないかもしれませんが、大口径ヘッドチューブの採用やBB下まで回りこむようなチェーンステー、素材を変更しての全体的な剛性アップあたりを期待したいところです。
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