2009/11/16

底辺拡大。

一晩明けて、インターネット上でも個人サイトや自転車関連サイトを中心に熊本国際ロードを扱った記事が増えてるようで。ローカルニュースでも時間を割いて放送されてたし、よもやWikipediaにまで掲載されてるとは。来年も開催される予定だそうです。今後の定着、発展を期待してます。
実質的には2度目となる開催でしたが、全体的に見て運営がマズいと感じた場面も見受けられなかったし、観客動員数としても成功だったようです。個人的には、むしろ事前の告知がイマイチだったんじゃないかなぁと。ポスターや公式サイトの公開はあったけど、国際レースなんだから、CYCLINGTIME.comやcyclowired、CycleStyle.netあたりの大手サイトで特集を組むくらいはやってもよかったんじゃなかろうか。また、観戦スポーツとしてのロードレースを広める意味でも、自転車に興味を持っていない層へのアピールがあまり無かったように思います。ジャパンカップやツアー・オブ・ジャパンは新聞広告やテレビ放送なども含めて情宣に力が入ってるし、大会そのものの歴史が浅いことを加味すれば今後の課題と言えるでしょう。
土地柄、ただでさえ交通の便も良くないし、地理的に分かりやすいとも言い難いので、交通機関との連携も視野に入れながら、観戦しやすい大会を育てて欲しいものです(それはそれで、観客のマナーとかも問題になってくるんでしょうけど)。

一応、個人的にチェックしてることもあって3つのサイトを挙げたのですが、中でもcyclowiredはユーザーフレンドリーな印象を持ってます。今回の熊本国際ロードに関しても、ライセンスコントロール後のスタートリストの発表、結果速報、レースレポート、写真……といった一通りの情報を連日にわたって頻繁に更新されてますし、先日のツール・ド・沖縄に関してはニュースサイトとしての記事のみならず、参加者によるレースレポートが掲載されてる点が目新しかったり。市民レーサーとはいえ、ものすごい方々ばかりなのですが、それでも良いモチベーションになります。ブログ等で個人的に情報を公開されてる方々も多いとは思うのですが、ともすれば埋もれがちな情報を整理し、より広めるという点でポータルサイトとしてよくできてるなぁと。

以下、余談。
ツール・ド・沖縄の個人レポートに触れたので。記事として秀逸だと感じたのは、やはり高岡さんのレポート。更新頻度がほぼ毎日というブログでもトレーニングや機材、体調にわたるまで細かに書かれており、参考に……したいです(ぉぃ。読みやすい文体にも好感が持てますね。ちょっと後手に回った感もあるCYCLINGTIME.comでもLee Rodgersさんによるレースレポートが公開されてますし、今後はこういったコンテンツも増えてくるのかもしれません。

以下、さらに余談。
ツール・ド・沖縄は別でエントリーを起こす予定でいましたが、ついでなので。いつかは参加してみたいと思っているイベントで、個人ブログ等を中心に読ませてもらってます。いろんなとこで見かけたのは、今年は市民ロードレース200km、135km部門におけるレース中断について。ペースが速すぎたために各部門のスタート時間の調整がうまくいかなかったのが原因だそうですが、レース展開が読めないだけに一言に運営側に責任があると言うのも難しそうです。
RoppongiExpressへの書き込みで、200km参加者は協調して序盤のペースを落とすべきだという意見も見受けられましたが、(気持ちは解らないでもないけど)誰が見ても不可能だろうなと。だってレースだし。スタート間隔を広げるのは現実的ではないでしょうし、部門数を減らして大会そのもののレベルを上げるとか、コース自体を見直すとか思いつかないわけじゃないけど、どれを取っても改善策とは言い難いような。
むしろ、天災と同じように、それらも含めての力勝負と考えるしかないんでしょう。「運も実力のうち」とはよく言ったものです。

0 件のコメント:

コメントを投稿