2009/11/24

青天の霹靂。

2010年度に向けたTeam RadioShackのロースターが発表され、Lance Armstrongに続くリスト2人目には驚いたことに別府史之の名前が!! 載ってる順番はただのABC順なので関係ないものの、来期もSkil-Shimanoで走るものだとばかり思ってたので、このタイミングでの移籍の発表は予想してませんでした。
……ただなぁ。これが昨年の同時期だったり、Skil-Shimanoが今年のツールに出場できてなかったりしたら話はちょっと違ってたのに、というのが正直な感想。新城幸也とともにツールへの出場を果たし、日本人初の完走、さらには最終日の敢闘賞獲得と、出来すぎと言ってもいいほどの偉業を達成しただけに、ワンマンエースのチームに一アシストとして埋もれてしまうのは少しばかり残念な気も。
チームとしては解散直前のDiscovery Channelを再現したかったんでしょうけど、アームストロングも全盛期ほどの力は無いように感じられましたし、一応は新興チームということで招待されるレースも未定。とは言っても、グランツールへの出場はほぼ確定でしょうから、フミのますますの活躍の祈るのみです。

以下は余談になりますが、ゴタゴタしたシーズンを過ごした挙句、最終的にアームストロングと袂を分かつこととなったAlberto ContadorはAstanaに残留を決めた一方で、そのAstanaがライセンス問題でまだゴタゴタしてるそうで。場合によってはコンタドールは契約を破棄できるそうですが、すでにバイクサプライヤーをも巻き込んだ状況にまで発展しているので、他チームも獲得には二の足を踏むんじゃなかろうかと。
……というのも、Quickstepへの移籍が報じられた後にSpecializedとコンタドールが個人的に契約を結んだものの、コンタドールのAstana残留が決まったためにQuickstepとSpecializedの契約が解消。現時点でSaxo Bank、ISDへバイクを供給しているSpecializedとしては、スポンサー枠を増やすわけにはいかなかったようです。Trekの供給先はRadioShackになると思われるので、このままだとAstanaへバイクを供給するのはSpecializedになりそうですが、さらにコンタドールが移籍するような事態になったらどうなることやら(Axel Merckxみたく1人だけ異なるバイクに乗ることも考えられますが、エース格の選手だけにチームは嫌がりそう)。

そのQuickstepは次期バイクサプライヤーとしてEddy Merckxとの契約を発表してます。どちらにも乗ったことが無いので憶測でしかありませんが、バイクの性能だけで言えばSpecializedに軍配が上がりそう(特にSL2の開発にあたっては、Tom Boonenの意見がだいぶ反映されてる)なので、チームにとってこの変更はちょっと痛そう。いや、ハイエンドモデルにあたるEXM-5が巷で絶賛されてるTarmac SL3より良いバイクである可能性も否定しませんが(、意匠を見る限りではPinarello臭いというか、あまり開発費がかかってないような……)。チームとの共同開発でものすごいバイクが出てくることに期待してます(ぉぃ。
ただ、今シーズンのQuickstepの成績を見るに、タイミング的にはSpecializedが離れるのは避けられなかったのかも。メルクス世代でない自分としては、同じベルギーブランドであればMuseeuwの方がチームに合ってたんじゃないかなぁと思わなくもないのですが。

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