2010/04/03

フィッティング。

アンカーのフィッティングマシンのテストということでクシさんとこにお邪魔してきました。

手順に関してはあちこちで書かれてるので省略しますが、身長・股下寸法をもとにジオメトリが決定にされるようです。自分の場合だと173cm・83.0cmなのですが、全体的にワンサイズ大きめの数値が算出されました(ちなみに身長から推測される股下寸法は78.3cmになります)。

フィッティングマシンTCR AllianceRHM9
水平トップチューブ長550mm535mm535mm
ヘッドチューブ長140mm135mm120mm
キャスター角72.5°72.0°72.5°
シート角73.5°73.5°74.25°
ホイールベース992mm973.8mm979.4mm
リアセンター410mm405mm405mm
サドル高735mm725mm725mm
ステム長110mm100mm110mm

おそらく股下寸法が大きいためにフレームサイズも大きめになってるのではなかろうかと思います。柔軟性や腕の長さが反映されないことも踏まえると、今のフレームと大きく違う値が出てくると悩んでしまいますね。特に水平TT長:550mmは長いと思うんだよなぁ。実際にはそれくらいが適正なのかもしれませんが、現在は乗ってないTCRのMサイズが水平TT長:555mmでハンドル周りのセッティングに苦労した(Neo Classic barと100mmステム)ので引っかかってます。適応身長の下限ギリギリだし、潮干のサイズと同じだし。ただ、本当に今のポジションが正しいのかというのも考えると……。
また、ホイールベースもちょっと長いです。リアセンターが伸びたのは仕方ないとして、フロントセンターがだいぶ長くなってるようです。フィッティング前のアンケート項目でハンドリング特性の好みを入力できるので、クイックになるようにすれば改善されると思いますけど、RHM9RSの最大サイズよりも長いとか無理。

フィッティングマシンではベースの低いAspide FXは利用できなかったのでArioneをお借りしましたが、サドル先端~ステム中心:549mmというポジションが算出されてます。サドルそのものの寸法(全長、レール~座面の距離)もジオメトリを算出する上で重要っぽいので、やぐらは改善してほしいところ。サドル高は、適正値だと思ってた725mmから10mm高くなる計算。もう少し下げようかと考えてたところだったので、これは意外でした。

剛性レベルの調整については、体重、アンケート結果による走行タイプをベースに、心拍数をもとにした運動能力を加味して提案されるよう。前者だと剛性3、後者も含めると剛性4となりました。剛性1や2は体重70kg以上のユーザー向けとのことで、選択肢にも出てきません。提唱されるジオメトリについても同様ですが、テスト後に変更できる項目はほとんどなく、乗り慣れてるユーザーが「今までと同じジオメトリにしよう」と考えたとしても手を加えられる余地がないので(合うかどうかは別として)アンカーを信用するしかありません。

というわけで、ジオメトリやポジションを算出するアルゴリズムが判らないので何とも言えませんが、これらのデータをどこまで信用していいものやら。前後方向に15mm、上下方向に10mmほど大きくなる計算なので、もっと前傾を深くしたフォームが適正だと考えるべきなのでしょうか。先に測定されたパイロットさんはご自身のポジションとほぼ一致するデータが出たそうなので、たまたま自分の場合がイレギュラーなのかもしれません。もうしばらく乗り込んでから計測するとまた違った結果が出ると思いますが、まずは今の機材のポジションを算出されたものに合わせて乗ってみようかな。

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