2010/07/06

ロードレースの魅力。

南アW杯での決勝トーナメント進出によってサッカーではにわかファンが増えたそうですが、一方でツール・ド・フランスも始まってます。第1ステージのスプリントを制したのはまさかのペタッキ。今年はUstreamでも観ることができるそうで、必ずしもスカパーに加入してなくても観れるというのは取っ掛かりやすくなったと思うなぁ。にわかでも何でもいいので、ロードレースのファンが増えるといいんですけど。

先日、クシさん奥さんと「ロードレースのおもしろさは何なのか?」というお話になったので、ちょろっと考えてみました。

時々刻々と変化するレース展開とチーム戦略

コースレイアウトやレース展開によっては逃げが成功することもありますし、ワンデーレースや平坦ステージでは逃げグループ吸収後に勃発するスプリントへの駆け引きも醍醐味です。近年では無線の利用に反対する声もありますが、時間差と距離を計算して追走する集団と、それを逆手に取ってペースを変動させながら逃げるというのも戦略的で楽しめると思ってます。
また、山岳ステージでは篩に掛けられた集団から有力選手が飛び出し、エース同士の一騎打ちになるのも盛り上がるところです。

ビジュアルが派手

ひまわり畑や葡萄畑の中を走ったり、緑ゆたかな山もあれば、雪山に禿山(というか死の山……)、海岸沿いから砂漠の真ん中とコースは多岐に渡ります。天気が良いに越したことはありませんが、屋外競技であるために雨や風の影響もレース展開を左右する一因になります。
プロレースにおいては、選手たちはスポンサーの看板としての役割も担うので、ジャージも派手なものばかりです(FootonとAG2Rは例外かも)。Paris~Roubaixとかになると、泥だらけで訳が分からなくなりますけど。

各メーカーのハイエンドモデルがバンバン走る

プロレースともなれば、各社の最高級モデルに高級パーツに高級ホイールが付いたロードバイクのオンパレードです。特にグランツールでは発売前の最新モデルが投入されることも多いので、機材好きとしては見逃せません。日本円換算で\7桁は下らないバイクがウェットコンディションでコケたり、最高70km/hというゴールスプリントで接触したり、高速ダウンヒルでコースアウトしたり、崖から落ちたり、道路脇から飛び出してきた犬に当たったり……。

ただ、ある程度の予備知識がないとイマイチ楽しめないという側面も否定できませんね。特にステージレースでは、総合優勝を狙う選手とステージ優勝を狙う選手とで戦略的な思惑も変わってきますし、エースとアシスト、スプリンターやグランパーといった役割分担や得意分野もありますし。各選手の脚質やチームの特色はゆるコミさんとこのスタートリストに詳しく書かれてます。あとはスタート~ゴールにかかる時間が長いです。世界選手権やクラシックあたりは特に。
副産物としては、イタリア語やフランス語をほんの少しだけ覚えられます。赤とか黄色とか。役に立ったことはありませんけど。

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