2011/05/23

Addict RC Di2対応フレームについて覚え書き。

一時期、Di2専用フレームとして購入候補に挙がったこともあって検索にも引っかかるようになってしまったAddict RC (Scott)について、Di2用フレームの現物を見ることができたのですこしばかりメモ。

対応するジャンクションBはEW-7972
トップチューブの左側面(ヘッドチューブ寄り)、ダウンチューブ下部にケーブルを通す穴が空いており、ダウンチューブ内をケーブルが通るようになってます。あまりにもケーブルを通しづらいため、組み上げるにあたって「なんでダウンチューブではなくトップチューブからジャンクションAにつながるのだろう」と思った人は少なくないはず。ジャンクションBはBB下部にネジ止め。バッテリー、FD、RDへのケーブルはフレーム表面を這わせて固定します。
フレームセットの付属品
フレームセットには、フォーク、ヘッドパーツ、ヘッド小物、PressFit BB (SM-BB9141)、ワイヤーガイドが付属してました。Φ31.6mmのシートポストは別売。最近はISPや専用シートポストが付属するフレームが多いので、意外に感じてしまいました。Di2専用を謡いながら両面テープで取り付けるワイヤーガイドが付属します。謎すぎる。
Goldwinの担当者さんの話だとBBも別売りとのことでしたが、圧入済みでした。また、ヘッドパーツは圧入されてません。
不思議な仕様
ワイヤーガイドが付属する時点で雲行きがあやしいのですが、ダウンチューブ上部、右チェーンステーにはアウターワイヤー受けが存在します。FDケーブル、RDケーブルの長さは絶妙で、BB下部で束ねて調整する必要はありませんでした。
EW-7972やEW-7975にはケーブルを通した後の穴を塞ぐためのパッキンが付属しますが、この穴のサイズに関してはシマノによる仕様が定められています。Dogma 60.1はこれに則った大きさとなっており、問題なく塞ぐことができますが、Addict RCは穴が少し大きいためパッキンが使えません。Goldwinによるとワイヤー式コンポーネントを利用する際に穴を塞ぐための部品が存在するようですが、ケーブルを通せるようにはなってない模様。シールか何かで塞ぐショップもある、と他人事のような回答をいただきました。

というわけで、これまでに見てきたDogma 60.1やMadoneシリーズと比較して、そこまで気合の入ったモデルというわけではなさそうです。カタログやウェブサイトの写真を見る限りではアウター受けは存在しないように見えるのですが、現物にはちゃっかり付いてました。同じくEW-7972を使用するRMZ Di2仕様でも言われてましたが、専用フレームと言いながらも通常フレームのダウンチューブにケーブルを通す穴を開けただけという印象。ただでさえ情報が少ないのに代理店が精通してないというのがいちばん気がかりなんですけど、やはり本命はFOILなんですかねぇ。

桃子姫に突っ込まれる前に書いときますけど、私が買ったのではないですからねー。

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