SRAMから新しくなったREDが発表されました。デザイン面では従来モデルを踏襲していますが、機能的には大きくブラッシュアップされてますね。
Double Tap Leverはブラケット周りが細くなり、レバーが少し長くなったことで以前のErgopowerに近いデザインに。リーチアジャスト機能も残されているので、ブラケットをより深く握り込むような使い方がしやすくなりそうです。
AeroGlide Rear Derailleurはディレーラー下部でワイヤーの進行方向を変えることで、横方向にリンクを動かす機構になってます。
Yaw Front Derailleurはシフトアップ時にガイドの前半部分をより大きく動かすようになってるようです。合わせてトリム操作を廃止。チェーンラインの確保と変速性能の向上を同時に図ったものと思われますが、実際の動きを見てみたいところです。羽もチタンからアルミ・スチールのハイブリッドに変更されました。ディレーラー直付けのチェーンウォッチャーも用意されてます。
スチールインゴットから成型されていたPowerDome-X Cassetteもアップデートされ、中8枚が一体成型、ローギアはアルミ製になるとか。また、コグ間にはStealthRingと呼ばれるエラストマー製リングがあり、静粛性に一役買っているようです。おそらくチェーンがスプロケットに乗る瞬間(=まだ駆動伝達していない状態)でのショックを減らすのが目的でしょうけど、そんなに変わるものなんでしょうか。
ExoGram Cranksetは中空のカーボンクランクとなっており、軽量化を果たしてます。チェーンリングのデザインは賛否が分かれそうですけど、個性的で良いんじゃないかな。個人的にはQuarq power meterがラインナップに組み込まれてるのが気になります。デザインも上手く落とし込まれてるし、左右のバランスも表示できるようになったそうで。
Aerolink Brakeはカム式を採用することでアームのボリュームを落としてきました。空力特性が良くなってるそうですが……どうなんでしょう。
RD、ブレーキ、カセット、チェーンについては旧モデル及び下位グレードとの互換性が維持されます。
電動化および11s化についてはノーコメントだそうで。Di2、EPSが登場したのを考えると11s化はあってもよかったんじゃないかなぁ。油圧ディスクブレーキについてはSea Otterで何らかの発表があるのを匂わせてるようです。
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