2012/11/18

RX100、ファーストインプレ。

しばらくRX100を持ち出してちょこちょこと写真を撮ってきたので、第一印象などなど。
いくつか気になる点は出てきましたが、満足度は非常に高いです。どちらかと言うとシャッターを切るだけで綺麗な写真が撮れるカメラで、他社のハイエンドコンデジや一眼のようにベストな設定を突き詰める感じではないのですが、基本性能が高いだけにちょっともったいない印象も受けます。

1インチセンサーながら非常にコンパクトなボディで、気軽にポケットに入れて持ち運べるサイズ。気になったのはボディがフラットなので片手でホールドするには心許ない点。レンズ周りにコントロールリングを備えているので、両手で持つのを前提にされてるのかも。シャッターボタンは浅めで、慣れるまでは半押しするつもりでシャッターを切ったりしました。
電源を切っても撮影時の設定は残るようで、途中でピクチャーエフェクトをONにしたのを忘れたまま撮影してしまい、50枚ほどイラスト調(強)の写真を撮ってました(汗。液晶モニタで確認はしてたのですが、VGAにまで縮小されてしまうと一目では見分けがつかない罠。

いちばん期待してた高感度耐性についてですが、手持ちのデジカメの中では最も優秀です。DMC-LX3ではISO400までが実用レベルだったのと比較して、ISO1000までは等倍でも見るに耐えますし、22''のモニタ上で1920×1080に合わせて縮小して表示するならISO3200でも破綻してない感じ。APS-C機であるD90でもISO1600を超えてくるとけっこう厳しいのですが、発売されてから4年も経つのを考えると画像処理エンジンの進歩によるところが大きいようです。

設定項目の変更はちょっとややこしいところがあって、モードダイアルをおまかせオート(プレミアムおまかせオート)にするとフラッシュをスローシンクロや後幕シンクロを選べなくなったり、出荷時にFnボタンに割り当てられた機能(露出補正・感度・ホワイトバランス・Dレンジオプティマイザー・ピクチャーエフェクト)が軒並み無効になってしまいます。一方で、P/A/S/Mモードではオートフラッシュが選択できなくなったり、オート時とコントロールリングに割り当てられた機能が変わったりするのが悩ましいところ。条件が良ければオートでも問題なさそうなので、人に撮ってもらうときにはモードダイアルをおまかせオートに入れて渡すという使い方になるかな。
撮影後にモニタに写真を表示するオートレビューは最短2秒となっており、1枚目を取った後すぐに構図を変えようとズームレバーを操作するとレビューされた写真を拡大表示してしまうことが何度かありました。それこそ0.5秒とか選べるといいのに。

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