ちまちまと読み進めていた「シークレット・レース」を読了。
衝撃的な内容と言うべきなんでしょうけど、タイラーやランス、ランディスを含めて多くの選手のドーピング問題が明らかにされている現時点においては、自転車選手を取り巻く環境がどのようなものであったかを答え合わせするような感覚で読めました。ただ、これでもう「ただマイヨ・ジョーヌのためでなく」は読めなくなるな。
作中にも登場するUCIのマックエイド会長については、UCI会長選挙に向けて不穏な動きを見せている点がCYCLINGTIME.comに詳しく書かれてます。特に新しいチームほどバイオロジカルパスポートのようなドーピング対策に力を入れている印象はあるものの、古くからある組織にはまだまだ改変が求められており、こちらも気になるところです。
「自転車ロードレース界はクリーンになってきている」という声が聞かれる一方で、同時に「まだ完全にドーピングがなくなったわけではない」という疑念は払拭できません。
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