Concor Racingと瓜二つのデザインですが、パッドを増量して快適性を増すとともにレールをMANGANESEに変更した廉価モデルだそうです。モデル名のUPはUrban Performanceの略。国内のコマースサイトでは重量215gという表記が散見される中、商品に付属してきたタグには192gと記載されていたのですが、実測重量は218gでした。カラーによってサドル表皮の素材が異なっており、レッドはサドル前半部にMICROFEEL、後部にスエード調の素材となっています。ホワイトだと前半部がリノレザーで、独特のパターンとなっています。
前後方向にはほぼフラットで後端が少しだけ盛り上がっていて、左右方向にはフラットな部分が少ない撫で肩の形状。Concor Lightが前後方向に大きく湾曲した形状だったのを思うと、ずいぶんおとなしくなった印象。左右に張り出した部分も大きく下がっているので、ペダリングで大腿部が引っかからないのは好印象です。これがArione (Fi'zi:k)だとWING FLEXを用いて素材的に柔軟性を持たせてるんでしょうけど、Concorは物理的に当たらなくしてあるようで。
最初はConcor Lightと同様に前半部を水平にセッティングしたところ座った瞬間から違和感があったので、先端部を上げてサドルの前後で水平が出るようにしてます。
パッド倍増と言いつつも、指で押した感じだとそんなに柔らかさを感じないのですが、たしかに座骨への当たり方は控えめになってる気がします。サドル後部の赤い部分は滑りにくくなってるので腰を落ち着けてペダリングするのに向いているのですが、濡れると乾きにくいのと、早くもお尻が当たる部分に毛羽立ちが見えてきており、耐久性には期待できなさそうです。
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