2020/08/05

バーチャルライダーへの道。その5。

無くてもいいけど、あったほうが便利だろうと、あれこれ準備してるうちに意外とコストがかかってしまった小物類。専用品を使わずに一般的なもので置き換えていけば圧縮のし甲斐もあるところなんでしょうが、使い勝手の面で劣っていたり、痒いところに手が届かなかったりするので悩ましいのです。

何でものる子ゾウ (池川木材工業)

ローラー台に設置した自転車への乗り降りを容易にするため、踏み台も置いてみました。ローラー台に乗せることでタイヤの接地点が50mmほど高くなるので、同じくらいの高さのすのこを想定していたのですが、床から下死点のペダルまでの距離が150mmほどあったので、踏み面の高さが120mmという「何でものる小ゾウ」をローラー台の左右に1個ずつ置きました。暫定的にローラー用バイクとなっているRMZはスタンドオーバーハイトが高めで、さらにスウェットカバーも付けてるので、休憩時にフレームを跨ぐにはおあつらえ向きの高さとなっています。
当初は1つだけを乗り降りする側に置けばいいだろうと考えていたのですが、ちょくちょくPCを触るタイミングが発生するのと、屋外みたいに車体を傾けて足を付くということができないので、両足分になりました。踏み台の形状によっては長いものを1つにして、ローラー台のフレームをまたぐように置いたり、コストを抑えて雑誌や電話帳を積み上げるのも手だったかなと思ってます(後者は安定感に欠けそうですけど)。

スペースとしてはW400mm×D600mmくらいのものだと収まりがいいかなと思っていましたが、片足が乗れば目的を果たせるので、W270mm×D390mmというのは必要十分な大きさといったところ。似たような製品として、玄関の段差解消のための踏み台だと選択肢が増えるのですが、福祉・介護の分野は価格が跳ね上がるのでスルー。いわゆる補助金ビジネスというものでしょうか。
国産桧の間伐材を100%使用しているということで良い香りがするのですが、節が目立つ製品を引いてしまったのと、長期的には無塗装なのが耐久性にどう影響してくるかが気になります。

スウェットネット ラージ/スモール (R250)

トップチューブやヘッドパーツを汗から保護するためのネットとして購入。なんならスポーツタオルと洗濯バサミでも目的は達成されるのですが、固定が容易だったりペダリングの邪魔にならないので、専用品には専用品なりの良さがあります。ローラー台のオプションとして販売しているメーカーのものだと割高だったり、かといってAmazonで見かける日本語が不自然な商品には食指が動かないなと思ってるところで、ちょうどいい着地点だと感じたのがワールドサイクルが展開するプライベートブランドであるR250の製品でした。
ラージはステム周辺までカバーしてくれるのですが、トップチューブに取り付けるパーツが邪魔だったので、セール対象品となっていたスモールを追加で購入しました。2枚あると洗い替えになるので助かってます。

Zaffiro Pro Home Trainer (Vittoria)

ローラー用タイヤとして買い替え。これまでのローラー用ホイールにも同じものを付けていたので、他メーカーのものも試してみようと思ったのですが、Zaffiroがいちばん安く購入できたので叶わず。硬めのゴムで摩耗を軽減し、縦に溝の入ったトレッドはローラーとの接触面積を減らして騒音や発熱を低減する狙いがあるとかないとか。専用タイヤでない場合、表面のゴムがぽろぽろと飛び散ることがありましたが、このタイヤではそういったことになっていません。
ローラー用タイヤには幅広化のブームが来ておらず、どのメーカーも23Cばかり。青とか赤とか派手な色味のタイヤが多いのはトレーナー用タイヤとして見分けやすくするためでしょうが、バイクの見た目を優先して黒を選ぼうとするとContinentalくらいしか選択肢がないのですね。主流になりつつあるダイレクトドライブ式だと出番がないので、今後の発展はあまり期待できないのかもしれません。

トレーニングマット2 (ミノウラ)

今や後継モデルのトレーナーマット4も販売が終了しており、フロアプロテクションマット (RideOasis)に切り替わってしまっていますが、以前から持っていたマットを継続して使用中。固定ローラーとの組み合わせを想定されていて、後輪側のローラー台を置く部分だけに防振素材が貼られていて2倍の厚みを持たせてあるそう。
設置場所の床はRCにタイル仕上げの土間なので、正直なところ防振素材の必要性はあまり感じておらず、もし新たに購入する場合には防振パッドを別売りとしたトレーナーマット4やフロアプロテクションマット、どこぞのヨガマットでも用を足す気はしてます。

(追記)使用しているうちにローラー部がマットにめり込んでしまい、回転を検出するためにフライホイールに貼ったシールに擦った跡があったので、マットの前後方向を入れ替えました。いっそ防振素材が貼られた部分だけ切り落としてしまおうか検討中。

HALO グラフィック プルオーバータイプ (HALO Headband)

ローラー中は扇風機以外の冷却設備が無いので、スタートしてから10分もするとだいぶ発汗します。目に汗が入って沁みたり、メガネが濡れて視界が悪くなるを防ぐために、汗止めのヘッドバンドとして定番のHaloを使ってみることにしました。
おでこに当たる部分に取り付けられたシリコンバンド(スウェットブロックシール)が、目元に汗が垂れるのを防いでくれるそうですが、自転車では前傾姿勢を取るので、バンドに沿って側方に流れた汗がそのまま目尻から入ってくるのは大誤算でした。そもそも生地の面積が小さいため保水量もすぐに限界を迎えてしまいますし、直立のままなら効果的かもしれませんが、せめて耳元近くまでバンドが伸びていないと夏場のローラーのお供としては力不足です。
結局、サイクリングキャップを使うことにしています。面積が大きいので汗が垂れ始めるまでの時間を稼げますし、帽子のつばを下げると顔に落ちてくる前につばを伝ってスウェットネットに落ちてくれます。

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