2022/08/22

猛暑の通勤インナーあれこれ。

Zwift中は基本的に長袖インナー+レーパンというスタイルでしたが、最近では日焼け防止もかねて通勤時も長袖インナーを着用する機会が増えてきました。前者は発汗対策として、後者は空気抵抗によるバタつきが気に入らないということで、速乾性を謳うメッシュ素材を使ったインナーだったり、フィット感が高めのコンプレッションウェアをいろいろと試していますが、同じような謳い文句で売られていても千差万別あって、なかなか理想的なものには出会えていません。
こうやって感想をまとめていくと、数年前に購入したパールイズミのインナーが夏物としてはいちばん優れているように思います。やはり餅は餅屋か……。

UAヒートギアアーマー コンプレッション (Under Armour)

過去にも何度か取り上げていますが、使用頻度が高いのはヒートギア。入手性が良く、値引きされる機会も多いので、ちょいちょい買い足してます。学生野球のレギュレーションに沿ったベースボールモデルが用意されているように、若い購買層を想定されているためかフィット感が高いのも良いです。
バリエーションが多い一方で、モデルごとに細部が異なるためチョイスに悩むことがあります。現行品だと背面パネルに切り返しがありますが、以前はありませんでしたし、ベースボールモデルはメッシュ部分が広め、ラッシュは袖が緩く、アイソチルは涼しさを感じられるものの伸縮性に欠けてフィット感が損なわれました。
生地が厚めで、インドアでは速乾性が欲しくなりますが、反面、吸水量の多さから汗が滴るまでの時間を稼いでくれます。未購入ですが、ベントはメッシュ素材を採用しているそうなので、いずれ試してみたいところです。モックネックは苦手なので、クルーネックがあれば手を出しやすいのですが……。
余談ですが、気温が低い時のインナーはコールドギアを愛用しています。冬用インナーは高価になりがちですが、アンダーアーマーだと春先に値下げされることが多いので助かっています。

冷感コンプレッション長袖クルーネック (WORKMAN)

作業着だけにとどまらず、機能性と低価格でファストファッションとしても話題になるワークマンですが、空調服と相性の良い冷感コンプレッションシャツがラインナップされています。自転車用グローブ欲しさに行った店舗で見かけて、パッケージの謳い文句が魅力的だったのでつい衝動買いしてしまいました。
結論から行くと、フィット感が緩すぎて前傾姿勢をとる自転車には不向きでした。腕周りといい、胴周りといい、皮膚に密着することを期待しているコンプレッション性はなく、ほぼTシャツのフィット感。パッケージに大きく書かれている接触冷感は、袖を通すときに何となく感じられるものの、着用後に風が当たると涼しく感じるのは他社製品と同等で、そこに差が出るかというと何とも……。最小サイズのMサイズでの印象なので、もう一回り小さいSサイズや、何ならXSサイズが用意されればフィット感が向上して感想も変化するかも。

JW-623 (おたふく手袋)

こちらも作業着メーカーがリリースしているBODY TOUGHNESSシリーズの冷感・消臭パワーストレッチ長袖クルーネックシャツ。Sサイズから展開されていますが、サイズ表を参考にMサイズを購入したところ、やはりコンプレッション性は皆無で、サイズを落とそうにも袖は短め。おたふくといいワークマンといい、想定している年齢層や体形が異なるのか、作業着とスポーツウェアの境界を感じました。

JW-523 (おたふく手袋)

一方で、同じくおたふく手袋ながら好印象だったのが3D FIRST LAYERシリーズの長袖。ベースレイヤーとしてコンプレッションシャツの下に着ることを想定されていますが、胴部分はメッシュ、袖部分はコンプレッション素材で、半袖ジャージのインナーとして着用。Sサイズなのに袖の長さが十分で、それなりに密着感もあり、アウターレイヤーに汗を飛ばせるのかそこそこ快適。JW-522(袖もメッシュ素材)、JW-520(半袖)とSサイズを揃えてしまいましたが、JW-523が最も汎用性が高そう。
難点としては、あまりにもメッシュが薄いため耐久性が低い点でトレードオフしてる感はあります。洗濯ネット必須ですが、それでもどこかで引っ掛けてしまったようで、1枚は直線状に破れてしまいました。

DRY LAYER (finetrack)

山岳ウェアとしても知られる本格的なベースレイヤーである、ファイントラックのドライレイヤー。吸水性のないメッシュ素材を採用し、肌表面に水分を残さずにアウターレイヤーに移すという謳い込みですが、上に着るウェアを適切に選択しないとただ水を吸わないインナーとなってしまいます。通勤用と割り切っている安物ジャージと組み合わせたところ、着替えるときに肌の表面がびしょびしょのままで、意外な形でインナーウェアの撥水性を思い知ることになりました。高性能インナーを生かすためには、一点豪華主義ではなく、全体に投資する必要があるようです。

LVP-013 (Morethan)

中華ウェアブランドMorethanから販売されているメッシュインナーで、長袖クルーネックを購入。半袖やVネックも選べるようです。自転車用を謳っているだけあって、メッシュの伸縮性がありフィット感は高め。ただ、のちに購入したJW-522(おたふく手袋)と大差なく、コストパフォーマンスや入手性も考えるとJW-522、JW-523に軍配が上がるかな。ジャージのバリエーションも豊富なので、次回はそっちにも手を出してみたいところです。

TESLAコンプレッションウェア、ATHLIOスポーツシャツ

Amazonでよく見かけるリーズナブルなコンプレッションシャツで、たまたま安くなったタイミングで興味本位で購入。TESLAは長袖のMサイズで、前述のワークマンやおたふく手袋のBTと似たような地雷でした。サイズを落とすと袖が足りなくなりますし、袖で合わせるとただのTシャツになりそう。ATHLIOは半袖Sサイズで、胴周りのフィット感は期待値に近く、UAヒートギアの半袖を1サイズ上げた感じでしょうか。サイズは落としたのに、お尻まで隠れるくらい裾が長く、どんな体型を想定しているのか悩むところです。
ブランド名こそ違うものの販売元は同じようですし、首元のタグもブランドロゴ以外は共通だったのでOEM元があるんでしょうが、実際に着てみないとわからないことも多いので勉強になりました。

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