2024/03/18

Schwalbe One Tube 700×28C

半年ほどAGILEST (Panaracer)を使用してきましたが、だいたい4,000kmほど走ったところでトレッド面のヒビが目立つようになってきました。ウェアリングインジケーターはどうにか目視できるくらいには残っていましたが、先週の雨の中を帰宅しようとしていたところ後輪がパンクしてしまったので、ちょっと早めのタイミングでTPUチューブへの交換と併せてタイヤも新調しました。
サイズは変わらず新ETRTO準拠の28Cで、3年前のと同じモデル名ですが、モデルチェンジ後のチューブドのOneとなります。

お試しで購入してみたCYCLAMIのTPUチューブとの組み合わせで、Fulcrum Racing500dbへの取り付けは素手でギリギリ可能といったところ。空気を入れるだけではビードが上がらなかったので、いったんビードを落とし込んだ後にフックまで持ち上げなおすか、ビードワックスを塗布してやればスムーズに取り付けられたかもしれません。

TPUチューブは乗り味が固くなるという評価も聞いていましたが、タイヤ自体の柔軟性が高いのか、同じくらいの空気圧だとAGILESTよりもクッション性が高く感じました。グリップ感に不満はありませんし、パナレーサーのようにこなれるまでタイヤ表面に砂利が張り付くこともなく、第一印象は上々です。前回のOneは摩耗が進むにつれてパンクが頻発するようになり交換することになったので、そのあたりが改善されてることを期待します。

2024/03/17

KICKR Core (Wahoo)

2020年にZwiftを導入するにあたって購入したスマートトレーナーがGT-Roller F3.2です。接地面積のコンパクトさに加えて、フレームへの負荷を抑えつつ実走の左右の動きを再現するMotion Controllerや、オプションで負荷の自動変化に対応するGT-ePower・GT-eBoxなど、琴線に触れる製品で、これが無ければ4年近くにわたってバーチャルライドにのめり込むことはなかったでしょう。
一方で、負荷の再現性に物足りなさやERGの反応の遅れが気になるようになってきていたり、タイヤドライブ式に付きまとう懸念材料としてタイヤの摩耗と細かい振動・騒音への対応に苦慮してきました。工夫を施されている専用タイヤを使えば改善が見られたのですが、それでもローラー後方にタイヤの削りカスが散乱したり、ローラー表面に付着したトレッドが振動の原因になったり、空気圧の管理がちょっと手間に感じていたり……。メーカーからは3年をめどにシャフト交換の検討をするようにアナウンスされていることもあり、主流のダイレクトドライブ式のスマートトレーナーの動向も探っておこうかなと思い始めていたのですが、

買ってしまいました。

WahooならAxis Feetの付いたKICKR V5もしくはV6、左右の傾きだけでなく前後の動きにも対応する最新のKICKR Moveも魅力的ではあったものの市場価格も高止まりしてるし、Eliteの上位モデル(Direto XR、Justo)も気になる存在でしたが、買い替えキャンペーンの値下げ幅も小さく、購入後に「思ってたのと違うな」となったときのダメージも不安だったので、最終的にメルカリを含む中古市場も睨みつつ、状態の良さそうなものを定価の半額あたりで購入するという妥協点に落ち着きました。ちょっと過去に遡ると、コロナ禍でスマートトレーナーの需要が高まった反動を受けて中古市場の在庫がダブつくという話もありましたが、今のところは需要と供給のバランスが取れているのか割と速いペースで回転している印象を受けました。

梱包の状態が残念なくらいに簡易だったのとウェブページに掲載されていた写真からは把握できないところの塗装に傷が入っていたのは勉強代として、トレーナーとしての機能は問題ないので一安心。
実に20年越しとなる固定ローラーは、GT-Rollerに慣れた身からすると、これまでは自転車が吸収していた左右の動きがすべて上半身に返ってきてしまい、実走とのギャップを改めて感じるところです。再現度はさておき、KICKRやJustoが左右に5°の動きを持たせているというのは、このあたりの違和感の解消を目指したものかもしれません。
サードパーティ製のロッカープレートや、果ては自作するための3Dプリンターの設計データも見つかりますが、このあたりは後日。

Zwiftに接続した状態でキャリブレーションしようとすると同時に負荷が変動してしまってうまくいかないところで躓きましたが、単独の状態でWahooアプリから設定することで解決しました。よくネット上で見かけるERGでかなり高い精度で強度がコントロールされているのが気になっていたのですが、ふたを開けてみるとKICKR内部でワット数を平均化したものを出力していたというオチでした。GT-Rollerだとパワーメーターの出力を受けて負荷がコントロールされていてタイムラグがあるのかと思っていましたが、制御の仕組みは変わらないようです。むしろ、3s平均よりも長いインターバルで均しているように見受けられるし、瞬間的な上げ下げについては別途アルゴリズムが組まれているような印象を持っています。

負荷の上限は大きく向上していて、Zwift上で勾配10%となっていてもGT-Rollerでは終始アウターギアでこなせていたところが、現実でもそうであるようにインナーに頼らざるを得ません。また、タイヤドライブだと後輪への荷重によって負荷が変わってしまうのも、ダイレクトドライブで解消しました。

これでますますバーチャルサイクリングが捗るわけですが、ハードも制御系も長持ちしてほしいところです。

2024/02/25

FK-008 (OG-Evkin)

MK-Discにはアルミコラムの付いたカーボンフォークが付属していましたが、コラムパイプが厚く重量がかさむのと、フォーククラウンにあたる部分をパイプが貫通しており、タイヤが巻き上げた雨水が直接マルチプレッシャーアンカーやトップキャップ裏に侵入するのが難点でした。スターファングルナットであれば大して気にならなかったかもしれませんが、プレッシャーアンカーが砂利まみれになっていたのは看過できず、フォークの換装を考え始めました。
最近のフレームはフォークの形状も含めて設計されているようで、以前までと比べてフォーク単体の選択肢は少なく、あったとしてもENVYやMOOTS、国内だとOne By Esuくらいで、金額もそこそこのものになってしまいます。ジオメトリは大きく変えたくないものの、通勤用途なのでコストを抑えるため、今回は中華フォークを採用することにしました。
Amazonマーケットプレイスでもちょこちょこと見かけますが、だいたい20,000円前後。選択肢の多い(むしろ多すぎるくらい)AliExpressでも同価格帯だったので、フレームセットも販売しているブランドに当たりを付けて、OG-EvkinのFK-008 FASTを購入。発注してから2週間ほどかかりましたが、カットしたコラムの断面も厚みの偏りは見られず、ブレーキホースもすんなり通って、実用上の不満は今のところありません。強いて言うとスルーアクスルのネジがノンドライブサイドにある点くらい。

クラウンレースが必要だったので、ついでにヘッドパーツもFSAのNo.42/ACB(Orbitの併記があったり、42/48/ACBもあったり、バリエーションが多すぎて難しい)に交換。何も考えずに発注したらキャップが8mmのもので、最終的に15mmのものに入れ前ました。
作業時間が確保できなくて重量の確認はすっ飛ばしてしまったのですが、手に持ったときにちょっとだけ軽くなったというか、重心が後ろ寄りになったような気がするものの、実際に走らせてみたときの違いは特に感じられず。泥水がフォーク内部に入る心配がなくなったのと、マット地にグロスロゴという組み合わせがスージーステムと揃っていて見栄えが良くなったので、満足です。

2024/02/13

コロナウイルスに感染しました。

流行には乗り遅れた感が否めませんが、ついに新型コロナウイルスに感染しました。

水曜日から喉の痛みがあったのですが、季節の変わり目に扁桃腺が腫れて熱が出ることはたびたびあり、今回もその予兆かなと思っていたところ、帰宅後には悪寒もあり、シャワーの温度をめいっぱい上げても温かく感じないことから本格的にアウトを覚悟。ただ、体温計では36℃台を行ったり来たりで、感覚と数値が一致せず、とりあえず一晩寝て様子を見ることに。
その夜中に頭痛と悪寒で目が覚めてしまい、ここでいきなり38℃を確認。なんとなく背中周りに筋肉痛みたいな感じもあるし、インフルエンザだと嫌だなと思いながら再度就寝。

一晩明けてみると、体温は37℃台前半で、何とも判断に迷うところ。インフルの可能性が否定できなかったため、午前中に休みをもらって耳鼻科を受診。木曜は所用の予定もあったので、結果として出ないなら出ないで帳面消しという意味合いも目論みつつ、発熱があった旨を受付で伝えて、タイミングとしてはウイルスの反応が出るかどうか微妙なのを承知の上で検査をしてもらうことに。
もともとは病院スタッフの休憩室であったのであろうスペースが隔離用に転用されており、そこで検体を採取してもらい待つこと数分で、コロナ陽性が出ましたーとのこと。周囲に感染者がいたわけでもなかったので、完全に虚を衝かれました。
水曜日を0日目として5日間は出歩くのを控えるように、ということで、ちょうど3連休を療養に充てる形になりました。仕事への影響が最小限で済むのが不幸中の幸い。

1日目は病院に行ったりで気が張っていたのか、その後も喉の痛みがあるくらいで、熱も上がらず36℃台。2日目は朝から37℃ちょっとで、うっすら残る頭痛は発熱のせいか、ずっと横になってたせいか分からず。
土曜日からの3連休は自宅療養の皮を被った子守りで、強制的にリハビリを経て、連休明けの火曜日から無事に社会復帰しました。

日ごろからマスクを着用していたので感染経路も特に思いあたらないし、その後も家庭での発症者もおらず、単独での感染という結果に。5類に移行してしまった現在だからこそ周囲への影響は大きくなかったと思いますが、これが初期の状況であれば症状と対応のギャップを感じていたのでしょうね。今回は違いましたが、インフルエンザの流行も報道されていますし、引き続き気を付けていきたいものです。