2015/06/23

ところてん方式。

TCR Advanced SLではフレームに付いてきたSLR XPをそのまま使っていたのですが、RMZに付けているSLR Fibraとは座面の形状がすっかり変わってしまっていたため手持ちのサドルと交換することにしました。
フレームのカラーリングと合わせようとRushからConcor Lightを移植することにして、まずはRushにお蔵入りしていたAspide Racing Replicaを取り付け。レールから座面までの距離がだいぶ違うので、シートポストを7mmほど上げました。パッドの硬さは似たり寄ったりですが、いざ座ってみるとAspideのほうが当たりが痛く、Concor Lightは体重がうまく分散されてるように感じます。Concorは重量も含めてコスパの高いサドルだと評価してるのですが、見た目が厚ぼったいので最近のロードバイクには似合わないのかな。

……とここまで準備しておきながら、肝心のTCR Adv. SLにはAspideといっしょに仕舞われていたFormaをちょっと試してみることに。サドル高やシートポストとの相性という問題もあってまじめに使っていなかったのですが、TCRのヤグラなら角度を調節できる範囲が広いうえ、ISPの調整幅にも余裕があってサドルの2つの山の水平が取れたのでポジションを出してみようと欲が出ました。
従来のサドルの取り付け位置と比べるとレールのセンターがだいぶ前に出てくるのと、角度の調節が細かくできるヤグラが必要になるので、ポン付けではポジションが出しにくいのですが、今回は割とすんなり座れるところまで辿り着きました。あとは角度を少しだけ前下がりにして、数mm下げてやるとしっくりくるんじゃなかろうかと期待してます。

2015/06/21

朝練(5分遅れ。

昨日の今日でTCR Advanced SLのサドルを交換したので、試走も兼ねてクシさんとこの朝練に飛び入り参加するつもりでいたのですが、ポン付けではどうしても角度がしっくりこず、途中で調整してるうちに集合時間はタイムアウト。
峠の茶屋で集合写真を撮り終わったところで合流させてもらって、頂上の駐車場までご一緒させていただきました。組み上げるまで気づかなかったのも間抜けな話ですが、Eurusに付いてるスプロケットが11-23Tで、ノーマルクランクとの組み合わせでは上りが非常につらいです。峠の茶屋までですら大半の区間を39×23Tで踏まざるを得ないのに、猿すべりから先はSFRにもならず、ただペースが緩かったのに救われました。ケイデンスセンサーが付いてないので記録してませんが、終始50rpmに届いてないような。
頂上はすっかり霧の中でしたが、少し晴れてきたところで下山。路面コンディションも良くないので、オーバーペースにならないように心がけましたが、こういった場面ではカンパのブレーキが活きます。シマノコンポでもフロントブレーキのみDura-Aceにして、リアは下位グレードを組み合わせるのも思いつきましたが、普通は前後セットで使うか……。
帰宅時間が迫っていたので、本妙寺まで下りきったところで後続を待たずに離脱させていただきました。まともにご挨拶もできずに恐縮次第です。

走行中はメーターの数値を見れないので、帰宅後にGarmin Connectにアップしたデータでしか確認できないのですが、久しぶりに20分最大平均出力を更新してました。PowerCalの値なので相対的な評価しかできませんが、普段と比べると心拍数が高めに推移しており、結果的に出力が高めに出たようで。数値そのものよりも、それだけの負荷をキープできてたのが分かっただけでも収穫でした。これがタイムに直結してると良かったのですが、凡庸な結果に終わったのはギア比が合ってなかったためか、単に心肺機能の調子が良かっただけなのか……。やっぱ将来的はちゃんとした出力計が欲しくなるのかも。

2015/06/20

不得意分野。

ここしばらくは金峰山方面ばかり走ってましたが、フロントブレーキの調整とポジションの確認を兼ねて、今日は久しぶりに新港までフラッと平地を流してきました。写真は道を間違えて完全に行き詰まった地点。R501を越えて、もう1箇所くらい橋があるだろうと高をくくった結果こうなりました。
往路が向かい風で、折り返してからは追い風で楽ちんといういつもの感じで、特筆することもなく。単独だと手を抜きがちなので、もうちょっとテーマを持って取り組みたいところ。風向きがはっきりしてるのでディープリムが欲しくなりますが、このバイクだと平地よりも上りの方が楽しめそうです。

TCR Advanced SLの雰囲気もボヤッと掴めてきたところですが、ホイールとクランクが軽快感をスポイルしているようで、ここらの剛性感が上がれば良い具合になりそうな気がしてます。SLR XPはすっかり変形してしまってて着座位置が落ち着かないので交換予定です。あとはメーターのマウントがないので、新調も含めて検討中。

2015/06/15

バーテープスマートシリコン (PRO)

いつ購入したのか覚えていませんが、TCR Advanced SLには手持ちのPROブランドのバーテープを巻いてみました。カタログPDFによると、ハンドル接着面にシリコンを採用しており、交換時にハンドルがベタつかないというのが売り文句のようですが、残念ながらバーテープとしての機能が全く伝わってきません。

EVA素材を採用した、コルクのバーテープを連想させる厚手のバーテープで、テンションを掛けて巻くとそれなりに伸びるのですが、厚ぼったい感じは残ったままです。よく言えばクッション性があってロングライドに最適!といったところになるんでしょうけど、ハンドル全体が太く感じられてしまうので薄いほうが好みです。ブラケット周りの処理も手間がかかるので、素直に隠しテープを使うほうが手っ取り早いかと思います。
握った感触は緩衝材として使われるエアフォームシートに近いなと。グリップ力もあり、濡れても滑りづらいのはバーテープとしては望ましいです。自分はグローブを着ける派ですが、このバーテープなら素手でも快適っぽいです。
まだ使い始めてから間がありませんが、汚れやすく、汚れが落ちにくい印象を受けました。砂や泥汚れとは相性が悪そうなので、シクロクロスには向いてないようです。シクロやったことないですけど。
付属のエンドキャップはPROのOのロゴと同じ矢印が入ったデザインで取り付ける角度に気を遣う上、MTBのグリップのキャップによくある3段のヒダの付いたタイプで、テープが厚いせいもあってか上手く差し込まないと振動で少しずつ押し出されてきます。ロードバイクではOGKやSILVAのように内側が爪のような形状になってるキャップのほうが使いやすいです。PROには臼式のアルミ製エンドプラグが別売り(バーテープとほぼ同じ金額)されているので、不満ならそっちを使ってねということでしょうか。

2015/06/13

雨も滴るサイクリング。

今週は雨天が続いていましたが、今日は昼過ぎくらいまでは天気が持ちそうということで、711さんにお誘いいただいて金峰山の周りをウロウロすることに。集合時間がちょっと早めだったので、間に合うように逆算して家を出たつもりでしたが、なんだかんだでギリギリアウト。LOOK79さんと、これまた久々にご一緒していただいたT口さんとのんびりスタート。

鎌研坂→芳野→ナルシストの椅子→尾田の丸池と順当に走ったところでポツポツと雨が降り始め、玉名方面へ足を伸ばすのは断念して河内方面へ戻ろうとしたところで徐々に本降りに。天気が良ければ雲仙まで見渡せるナルシストの椅子からの光景も今日は写真の通り。河内から峠の茶屋まで戻る途中で雨脚も強くなってきたので横道ラーメンのバス停で雨宿りして、それでも状況はあまり変わらなかったのでエイヤッと再スタート。
金峰山を挟んで市内側は雨の降り方も弱かったものの、TCR Advanced SLはシューのセッティングがいまいち煮詰まっていなかったので安全ペースで下ることに。

ちょうどお昼時に戻ってきたので、お昼ごはんはingさんへ。一度くらい最初から最後までカレーを食べ続けるというのをやってみたかったので、今回は念願のチキンカツカレーをいただきました。鉄板のポークカツレツと甲乙つけがたいので、今後はローテーションを組んで注文しなければ。

2015/06/12

C24プリントグローブ (Pearl Izumi)

3年前から使用している20サイクリンググローブ (Pearl Izumi)は手のひらのステッチが解けており、最近になってパッドが減ってくるという残念な事態に見舞われたため、とにかく安価なグローブに新調することにしました。現行のサイクリンググローブを買い直しても良かったのですが、ラインナップ的には上位モデルにあたるプリントグローブが投げ売りされてて、ほぼ同価格だったのでこちらをチョイス。
パールイズミはプリントジャージの限定柄を毎年リリースしていますが、2014年は和柄、スバル、アメコミをテーマとしたジャージを展開しており、C24プリントグローブはアメコミジャージのジャスティス・リーグ×コレジャナイシリーズと揃いになっています。せめてエンブレムくらいだったら購入しやすかったのでしょうが、この使用者を選ぶ柄のおかげで安くなったとも言えるので難しいところです。ここまで個性的だとジャージ・パンツ・グローブを揃えて着用するのが一番なのでしょうけど……。

プリントについてはさておき、グローブとしての機能はどこまでもスタンダード。ここ数年ですっかり値上がりが続いてしまってるので定価では欲しくなりませんが、半額なら十分に満足できます。
サイクリンググローブがXLで余裕があったので今回はLサイズにしたものの、パッドが固めなのかちょっと窮屈な感じに。アッパーは伸縮性があるので、少し使い込んでいくとフィットするようになるかなと期待してます。

2010モデルまでレーシンググローブに採用されていたピタードカーボンが2015モデルの1720プレミアムグローブで復活しており、こちらも価格が下がるのを心待ちにしています。

2015/06/10

X10 Gold (KMC)

シマノで組むときは敢えてサードパーティのチェーンを選択することはまず無いのですが、カンパでは状況がいささか変わってきます。Veloceグレードの10sチェーンですらシマノの倍ほどの金額になりますし、11sになると専用チェーンカッターまで必要に。
CAAD10ではUltra-ShiftにCN-6700を組み合わせているのですが、FDの調整に手間がかかったのと、音鳴りが気になることがあるので、今回はカンパ対応チェーンを使ってみることにしました。ゴールドに目が眩んでKMCにしちゃったけど、冷静に考えると純正と比べてそんなに価格差があるわけでもなかったわ。Missing Linkが付属するので別に用意するよりもお買い得なのですが、頻繁にチェーンを着脱することもないので早まった感はあります。シマノがCN-7900でコネクトリンクを導入したものの、さっさと止めてしまったあたり信頼性にはちょっと疑問が残ってますが、X10+MissingLinkの組み合わせではリンクのところで違和感が出ることもないし、あとは耐久性さえクリアしてくれればいいか。

見た目こそキワモノっぽいですが、シフトアップ・シフトダウンとも歯離れが良く、カンパ互換のチェーンとしての性能は不満を感じないレベルです。CAAD10はカンパ純正チェーンに交換して比較してみたいのですが、カンパコンポとの相性としては少なくともHGチェーンよりは格段に良いようです。
無難なシルバーもラインナップされてはいるのですが、どうせならインナープレートがカラフルなX10 Vividにすると個性が出ておもしろいし、財布とチェーンを軽くするならX10SLという選択肢もありだよね。

2015/06/06

初心忘るべからず。

前回はGW中だったので、1ヶ月ぶりに職場の同僚2名とサイクリング。前回はゆうかファミリーロードを終点までピストンしただけの平地ランでしたが、やっぱヒルクライムもやってみないとね、ということで金峰山へ。あわよくば山頂までという話でまとまりスタートしましたが、猿すべりまでの急坂を前に断念することになり、少年自然の家まで上ったところでUターンしてナルシストの椅子まで。昨日までの雨の影響もあってか下りで落車するアクシデントでヒヤッとしたものの、どうにか大事には至らなかったようで胸を撫で下ろしました。
意外と……と言うと失礼ですが、お二方とも乗り始めたばかりとは思えないほど乗れている感じで、同じコースでタイムを測るようになると伸び代がある分ハマってくれるんじゃないかなぁと期待してます。

かくいう自分も、前夜に組み上げたばかりのTCR Advanced SLにて初実走。フレームサイズはTCR Allianceと同じなので、ポジションは割とサクッと出て、あとは変速とブレーキをちょいちょい調整するくらいでした。フレームの感想が書けるほど乗ってないので、もうちょっと走ってからまとめたいなと思ってます。
ただ、この頃のEurusは乗り心地が抜群に良いです。扁平アルミスポークになった型も好きですが、同じモデル名でありながら全くの別物です。

2015/06/02

Athena D-Skelton Brake (Campagnolo)

TCR Advanced SLの組み立てにあたって、基本的には脳外科医先生が11s化されるまで使われていたコンポを使うこととしてスタートしてます。しかしながら部品の状態によっては交換を検討することになったものもあり、シュー固定ボルトがすっかり固着してしまっていたブレーキセットがその1つでした。
以前のエントリーでもちょっと触れましたが、どうせカンパで組むならブレーキセットはD-Skeltonが良いなと思ってたので、Athenaの2014モデルを探してきました。2015モデルではラインナップが大きく整理され、Chorus以下のグレードでは前後デュアルピボットのブレーキのみとなっています。定価がほぼ半額となってしまったAthenaも魅力的でしたが、旧モデルが在庫処分で半額になっていたので結果オーライ。
制動力の高いシマノと、コントローラブルなカンパという構図が続いていましたが、カンパもデュアルピボットを前面に出して制動力の高さをアピールしているのを見るに、コントロール性は乗り手の技術で補えるけど、ブレーキ力はモノの性能のみに依存するといったところでしょうか。

デュアルピボット版と比較するとまたおもしろいんでしょうけど、カンパのブレーキは前デュアル・後シングルのものしか使ったことがないので、QSのころのRecordのブレーキセットと比較してフロントのたわみが抑えられてカッチリ具合がちょっと増したかなぁといった感じ。急制動が必要な場面はさておき、通常のポジションからでもリアをロックできるほどのブレーキは持て余しそうなので、シュークリアランスとかで調整するより、重量も軽くなるシングルピボットはありだと思うんだけどな。
ちなみに実測重量は前169.0g・後144.5gで、カタログ値306gよりも2%ほど上回ってました。このくらいの幅で収まってるのはイタリア製品としては優秀なのかな。