販売店にも6770 Ultegra Di2の情報が出回ってるようで、7970からブラッシュアップされた点が目立ち、コストパフォーマンスも含めるとかなり魅力的なコンポーネントになってました。
5種類あったジャンクションBは外装用(SM-JC40)と内装用(SM-JC41)の2種類に絞られ、どちらもケーブルとは独立した形状に変更されてます。EW-7975ではケーブルの接続部に熱収縮チューブを利用するため組み換えの際にはジャンクションごと買い直す必要がありますが、6770では見事に改善されてました。そもそもヒートガンを持ってる自転車屋さんって少ないでしょうし、初めからそうしといてくれると良かったのに。ただ、Addict RCやRXRS Ulteamみたいにケーブルの一部が外装となるフレームには対応してないようです。
デュアルコントロールレバーはアルミ製になってますが、目標重量280gということで、ST-7970の255gとそこまで大きな差はありませんね。地味な変更点としては、RDが対応するローギアの範囲が23T~28Tとなってます(要はそれぞれのグレードのカセットに用意された歯数に合わせて制限されてます)。FDやRDでも重量増となるでしょうけど、それでも6700シリーズや7900シリーズと比較しても軽量となるはず。ケーブルが細くなったことでグロメットの形状も変更されるようです。
TT用のブレーキレバーやシフターはラインナップされず、スプリンタースイッチも現時点では7970シリーズのみ。サテライトスイッチはカタログ上では確認できますが、未公開です。
フルセットでの金額も\20万を切るということで、コストパフォーマンスは高いです。クランクセットとブレーキセットは7900にしてもいいかなと思いますが、ビジュアルで言えば敢えてグロッシーグレーで揃えるべきですかね。
ST-6770はUSBコネクタを有し、PCと接続することでシステムチェックを行える上、将来的なアップデートにも対応するとのこと。6600G Ultegra SLがリリースされた時も思ったけど、下位グレードでいろいろ改善されると上位モデルの立つ瀬がないなぁ。ケーブルは太いままでいいので、せめてジャンクションにケーブルを接続するように変更してくれないものか。