2023/02/28

INAREM ストレッチレインスーツ (WORKMAN)

何かと話題のワークマンをちょいちょい利用していますが、価格も手ごろで、そこそこの性能のウェアが購入できるのは助かるものの、いかんせんラインナップが多すぎて予備知識なしで店頭に赴くとどれを選ぶといいのか悩みます。今回は急遽レインウェアが必要になったため、仕事の前日に駆け込んで、耐水圧20,000mm・透湿度25,000g/m3/24hというスペックの数値のみで選んできました。
ちょうどオンラインショップにはレインウェア特集のページがあり、ブランド別・スペック別の商品一覧を確認することができたので、ユーザーレビューやサイズチャートなどを眺めながら事前に当たりを付けたうえで、店頭在庫が豊富な店舗をピックアップして、あとは現物を見てから決めることに。

自転車に乗るときに着ることも想定していたのでレインパンツは不要かなとも思っていたのですが、上下セットでも\4,900ということで、あっても無駄にならないだろうとセットで購入。無難にブラックにするつもりでいましたが、サイズの在庫の関係と視認性の高さに期待してベージュを選んでみました。対応身長で選ぶとMサイズになるところですが、胸囲や胴囲を見てバタつかないようSサイズをチョイス。丈の長さが心配でしたが、Sサイズでも袖や裾の長さは十分でした(自転車の乗車姿勢では袖があと3cmくらいあるとベターでしょうか)。

翌日は想定以上の本降りだったため、長袖ジャージ・ハーフパンツの上から着用して、30分ほど自転車で移動することになりましたが、新品ということもあり雨を一切通すことなく快適でした。レインパンツは裾をスナップボタンで絞ることができて、裾バンドがなくてもチェーンで汚れることもなく、先にシューズカバーから浸水し始めるほど。
ムレナイ(=蒸れない)を逆から読んだ商品名がつけられていますが、たしかに透湿度は高いようで、ビニール製カッパとは快適性が段違い。仕事が終わるころには雨がやんでしまいましたが、着たまま自転車に乗っても中がベチャベチャにならず感動しました。

あまり着る機会が多くはないと思いますが、そこそこの耐久性があれば助かります。価格を考えるとダメになってもリピートしたいと思えるところです。

2023/02/21

Edge530 (Garmin)

2015年に購入していたEdge520のバッテリーの持ちが我慢できないレベルにまで悪化してきたので、8年ぶりに後継モデルに移行するすることにしました。520のときもそうでしたが、この手の買い物は自分の背中を押す何かしらのきっかけが必要になるようで、使用期限の迫っていた楽天ポイントを投入した上で今回もクリスマスプレゼントとして購入。

さりとて520に不満を感じていたわけではないのですが、530の良い点としては起動にかかる時間が短くなったことと、トレーニング負荷やコンディショニングに関するアドバイスをくれる機能でしょうか。一方で、電源ボタンを長押しするとスリープ、バイクアラート、電源オフのメニューが表示されるようになり、電源を落とすまでにひと手間増えたのがちょっと残念です。基本はスリープでもバッテリー消費が抑えられるということなのかな。
いろいろとグラフィカルに表示してくれるようになっていますが、基本的には500、520のころと同じように速度やケイデンスを並べて表示する構成がデフォルトなので、使いこなせていないなと感じているところです。本体のみで設定が完結するのもいいんですが、Garminc Connectから画面構成を変更できたり、機種間で設定を共有できるようになると移行しやすくて助かります。

安い買い物ではなかったので、今回は同時にシリコンカバーも購入してみました。純正だけあってサイズ感はぴったりなのですが、ボタンの押し込みに失敗することが多く、慣れが必要なのか、カバーと本体のボタン位置が合っていないのか。。。

2023/02/15

Rubino Pro G2.0 (Vittoria)

通勤で酷使していたRace Evo4 A (Panaracer)のトレッド面がすっかりフラットになってしまい、ロードノイズの発生やウェットグリップの低下が気になってきたので、前後ともタイヤ交換に踏み切りました。当初は同社のAGILESTが第一候補でしたが、その前にちょっと安く入手できたRubino Proを使ってみることにしました。現行ラインナップではモデル名が変わっていますが、コンパウンドに上位モデルと同じGraphene 2.0を採用したもので、サイズはそのまま旧ETRTOで700×25C。
トレッド面にはアーガイル柄に波線が重なったようなパターンが入っており、タイヤ外側のコンパウンドを変更するのと合わせて、コーナーでのグリップを稼ぐことを狙っているようです。

かなり使い古したタイヤからの交換なので、第一印象としては路面抵抗も抑えられて踏み出しが軽くなったのと同時に、サイドコンパウンドは下りコーナーでの安心感につながっています。巡行では若干もっさり感が出てくるのですが、このあたりの軽快感を求めるのであればハイエンドモデルに手を出すことになるのでしょうか。
最近は5.5bar前後で運用する機会が多いので、耐パンク性能とトレッドの寿命が気になるところです。

昨今の物価上昇を考えると、一足遅れながらトップダウンで性能が上がっていく各社のセカンドグレードあたりが引き続き狙い目になりそうです。

2023/01/28

RC7 SH-RC700 (Shimano)

最近は専らZwift専用となっているロード用ビンディングシューズを、RP3からRC7に更新しました。サイズは継続して44Eのまま。RP3を使い始めてから5年が経過し、アッパーが凸凹になってしまったり、ストラップが伸びてしまってはいたのですが、何よりシューズ内部の汚れが看過できなくなってきており、Festive500が終わったら入れ替えようと決心した次第。

最近のシマノのシューズはモデル名は継続のまま、型番の末尾だけがナンバリングが増えていくようになっていますが、今回のRC7はモデル初期のSH-RC700で、現行モデルのSH-RC702は3代目RC7ということになります。
つま先側にベルクロ、足首側にBOAダイアルIP1という組み合わせで、1ノッチずつ締める・緩めるを調整できるのと、ダイアルを上に引き上げると一気にリリースできるようになっています。XC300に採用されているL6は緩める方向には調整できないのですが、ここは両方ともに調整できるほうが望ましいです。ただ、1ノッチ当たりのワイヤー引き量はIP1のほうが大きいような気がします。

世代としてはRP3と同時期のモデルになるため、同じサイズということでシューズ内部の造りはよく似ています。アッパーの開きが外側にオフセットされているのと、タンに深い切り込みが入っていて、足首の動きを阻害しないように設計されているようです。
ソール強度は10/12となり、RP3が6/12だったところから、1.6倍になりました。久しぶりにカーボンソールのシューズを履きましたが、カチッとした踏み味で、ロードバイクらしさを感じるところです。

2023/01/07

中途半端≒中庸。

明けましておめでとうございます、というにはちょっと時間が経ってしまいましたが、若干ゆっくりめに通常業務に戻りつつあります。今年は1週目が水曜日から始まったおかげで週末がすぐにやってきたり、ハッピーマンデーで来週も平日は4日間と、スロースターターにはちょっぴり嬉しい並びとなりました。

自宅のPC環境について、これまではデスクトップPCと27インチ液晶モニタの組み合わせを据え置きで使っていましたが、環境やら生活リズムの変化やらでモビリティが欲しいなと感じ始めていたところ、とりあえずミニPC+16インチモバイルモニタという構成を試用中です。
Intel NUCもベアボーンとしては文句なしにコンパクトな筐体ですが、昨今は10cm角にも満たない手のひらサイズのPCが次々とリリースされており、サブ機としてNuc Box 5 (GMKtek)を購入してみました。I/Oインターフェースは最小限で、拡張性は皆無ですが、ストレージはNASでカバーできるし、Logicool製品であれば1つのUnifyingドングルにマウスもキーボードもペアリングでき、Celeron N5105も普段使いでは不満のないレベルです。

リビングに拠点を構える際に、遊ばせていた22インチ液晶モニタに接続すると可搬性がスポイルされ、次善策で40インチTVに接続すると(当然ですが)テレビ番組を観ることができなくなり、行き着いたのがモバイルモニタでした。
ボリュームゾーンとしては13インチと15インチに集中しているようですが、アスペクト比16:10で解像度2560×1600 (WQXGA)となる16インチのをチョイス。LGにも同じスペックのものがありますが、今回は比較的安価だったUPERFECTのもの。VESAマウントにも対応していますが、裏面に段差がついているため2穴となっています。アームに取り付けるのであれば4穴が望ましいのですが、そうなると厚み、重量とトレードオフということになります。

以前までは、17インチモニタを積んだ据え置き用ノートPCの立ち位置がよく理解できなかったのですが、今の自分の用途だとわりとフィットしたのかもしれません。
Nuc Box 5がAlternate Modeに対応してるとケーブル類が減ってより理想的ではあったのですが、キーボードやマウスは気に入ったものを使いたいので現時点での最適解にたどり着いた感はあります。

2022/12/31

Festive500 2022と走り納め。

引き続きコロナ禍の1年間となりましたが、早いもので2022年も終わりが近づいてきました。このブログもすっかり放置気味で、いくつか書きかけの記事を残したまま、そもそもPCに触れる時間が減ってしまっていて、旬を逃してしまってるなと反省しきりです。

年末の風物詩であるFestive500は、今年もほとんどZwiftに入り浸って完走までこぎつけました。通勤と早朝Zwiftで距離を伸ばしつつ、1日当たり70kmプランを粛々と進めました。最終日にZwift Fondoが開催されたのもモチベーションとしてありがたかったです。
まとまった時間がとりづらいので以前のように1日かけてロングライドに出かけるわけにもいかないのですが、時間帯を問わずに安全に乗れるという点でローラー台とZwiftの恩恵は計り知れません。

StravaのYear In Sportが有料プランのサービスに移行してしまったようで残念ですが、Golden Cheetahの統計では、今年は364日、396時間、10377kmを自転車の上で過ごしたようです。昨年が363日だったので、365日を目標にしていたのですが、6月中旬に痛恨の寝落ちをかましてしまい、皆勤賞の達成は来年に持ち越すことになりました。
1年間の調子の波としては、梅雨入りで自転車の通勤頻度が減ってしまう6月ごろにいったん練習量が落ち、その後のWatch The FemmeやOff the MAAPといったZwiftイベントを経て、CPは8月後半にピークを迎えていました。寒くなってからはペース走が大部分を占め、現在のCPは200w前後で落ち着いている感じです。

機材面では、MK-Discを購入して、ディスクブレーキへの移行が本格的に進みました。当初は機械式・油圧式のハイブリッドとなるHY/RD (TRP)だったのが、GRXの導入で油圧式になり、組み換え直後は音鳴りもありましたが、ローターの脱脂とパッド交換で解決して以降はトラブルもありません。

何よりケガも病気もない1年だったので、来年も引き続き安全第一で過ごしたいものです。

2022/11/26

XC3とXC1。

通勤用のSPDシューズとしてRT5を長らく愛用してきましたが、徐々にアッパーが伸びてきており、ベルクロも当初留めていた位置からだいぶベルトが余るようになってきてしまったので、XC3 (SH-XC300)にスイッチ。XC3にはワイド幅が設定されており、ロードで使っているRP3 (SH-RP300)と同じ44ワイドを選びました。
クロージャーにはBOAダイアルが採用されてハイエンド寄りの見た目になっていますが、シューズ全体に均等にテンションをかけるためにダイアルが1つなのが裏目に出て、ラストの形状が変更されたのかシューズ前方の空間が空きすぎている印象があるのに、シューズの部位ごとに締め付け具合を調整できない点をちょっともどかしく感じてます。また、締め付けるのは1ノッチごとに調整できますが、緩める側には回らず、このあたりはローエンドモデルとして差別化されています。
ただ、しばらくRT5と交互に使っているうちに、同じルートでもXC3のほうがNPが高めになる傾向があることに気づきました。シューズを替えるだけでペダリング効率が良くなるというのはカタログの謳い文句だけかと思っていましたが、ソールの硬さ、スタックハイト、アッパー形状と何らかの要素が効いているのかもしれません。

で、そうなると気になってくるのが、つま先側の遊びがなければどうなるかという点で、XC5も気になりつつ、ノーマル幅がいいのか、ベルクロで調整できるほうがいいのか判断しかねたこともあり、コストパフォーマンスに優れるXC1をサブとしてチョイス。帰路で雨に降られることもありますし、翌朝までに乾かないリスクに対応するためにも予備は必要です。なお、ソールはXC3と共通。
ノーマル幅しかありませんが、サイズは同じく44で、先端のベルクロはちょっと緩めにして、薄手のソックスでちょうどフィットしました。ベルトの余り方をRT5と比較すると、シューズ内の空間は広くなっているようです。ラチェットバックルと同じように足首側のベルトで位置を固定して、つま先、甲の部分はアッパーを足の形状に沿わせるイメージで履いていますが、XC3よりも足との一体感が感じられます。上死点の通過がスムーズに感じられ、全体的に出力が高めに出るのはXC1です。

冬用ソックスやシューズカバーとの相性から、本格的に寒くなってからはXC3をメインに据えていますが、トゥーカバーくらいで耐えられるような気候になればXC1の出番も増えそうです。

2022/10/30

MK-Disc Roadのその後。

通勤用バイクとして組み上げてから半年ほどが経ちました。平日はほぼ毎日という利用頻度で、フレーム自体にはさしたる不満もなく、不要なキャリア用ダボがちょっと不格好なのと、フォークのコラムまでカーボンだったらもう少し軽かったのかなと思うくらいです。ただ、運用していく中で、パーツ類がそこそこ入れ替わっています。

いちばん大きな変更点はForce22のダブルタップレバーとHY/RDの組み合わせから、GRX (ST-RX600/BL-RX600+BR-RX400)に変更し、それに合わせてRDもForce22からR7000に交換しました。ワイヤーで油圧キャリパーを操作するシステムから、完全に油圧ブレーキに移行しました。シャドーディレーラーはシングルテンションになったため、Ergopower+Equal Pulleyとの組み合わせでは変速がいまいちでお蔵入りしてたのですが、やはり純正同士で組み合わせるとシフティングが気持ちいいです。
油圧ブレーキの組み付けは2回目ということで工具も揃っているしとすっかり余裕で着手したのですが、前回がイージーホースジョイントシステムだったのに対し、今回はすべてバラバラで用意したのでブリーディングに苦戦しました。細かいミスも重なってしまい、どうもブレーキパッドかローターにミネラルオイルを付着させてしまったようで、けたたましい音鳴りも経験することに。
機械式変速で油圧ブレーキとなるとブラケットが大きく、ロード用コンポーネントのSTIレバーと比較すると野暮ったくはありますが、グラベル用と謳うとある程度は許されてしまうから不思議。

STIレバーの交換に合わせて、幅の狭いハンドルを試そうとJ-Fit Ever FZ Narrow (Dizna)を導入してます。もともとPLT Compactの380mm (C-C)を使っていて、前段でRS6のハンドルをKalloyの360mmに交換してみて具合が良さそうだったので340mmのものを探していたのですが、この20mmの差で選択肢が少なくなってしまいました。
リーチはほぼ同じですが、ブラケットが中央寄りになり近すぎるように感じたので、ステムを100mm/84°→110mm/80°に交換して合わせました。
以前は肩幅に合わせて選択するパーツだったのですが、近年は空力特性の良さから狭いハンドルが幅を利かせているように感じます。プロツアーでも320mmを採用した選手が話題になりましたし、新型Madoneもブラケット部とエンド部で幅を変えていますし。通勤だとほとんどの区間でブラケットを握るので、多少はエアロに効いてるのか期待したいものです。
SATORIのPRIMARYハンドルにも340mmがありましたが、リーチ68mm・ドロップ94mmのシャローハンドルと、形状が特殊すぎて失敗でした。お蔵入りももったいないので、下ハンが45°くらいになるまでしゃくってリーチを確保した状態でローラー用にしてます。

シートポストも当初はZero25 Team (3T)でしたが、定格トルクまで締め込んでも角度がずれるのが解消されなかったので、Vibe 0mmオフセット (Pro)に交換しました。材質がカーボンからアルミになったものの、振動吸収性の違いは判らず。クランプの機構は3Tとよく似ているので、固定力にちょっと不安が残ります。Vibe 7sと比べると、ロゴがすっかり地味になってしまいましたね。
25mmオフセットだとサドルレールのほぼ後端でクランプするくらい前乗りにしていたのが、0mmオフセットだとレール前端で固定することになります。15mmくらいのがあると、ちょうどセンターで固定できて具合が良さそう。

地味なところでは、スルーアクスルシャフトをフレーム付属のクイックレバー式のものから、六角レンチで固定するものに交換。従来の9mmスキュワーと違い、ねじ部のピッチ・長さ、シャフトの長さがフレームによって異なるため、サードパーティ製品から探すのは一苦労です。最終的にはシャフト長を調整するためのスペーサーなんかも売り出されそう。
DT Swiss、KCNC、Wolftooth、OnebyESU、RIDEAあたりの入手性が高いのですが、いずれも付属シャフトと何かしら寸法が合わず、近い寸法でコストも含めて検討したところVitusとPrimeのシャフトに白羽の矢が立ちました。Primeはアウトバテッドっぽい軽量シャフトで、とりあえずVitusのものから使用中。ほぼツライチでクリーンな見た目になったので、投資に対する満足度は高めです。

あとはホイールをディープリムのものに交換して完成形かなといったところ。Racing500 DBのエンド部を固定するナットが緩んでしまい、フリーボディが動く状態になってしまったため、応急的にRR-50 SE (Prime)を履かせてみましたが、これが思いのほか良かったです。どこぞの中華リムにNovatechハブ、ベンドスポークと特筆すべき点もないし、重量はRacing500よりも重いくらい。セットで付いてきたタイヤがFusion 5 (Hutchinson)でカタログ値では200gとなっていますが、実測し忘れました。トレッドパターンもしっかり入っていて厚ぼったい見た目ですが、走った感じは意外と軽快です。
ディープリムとあれば高速域での伸びに期待がかかるところですが、スポークの軟らかさに起因する反発の小ささから想定外にも踏み始め~加速までの印象が良く、Racing500よりも巡行域に乗せるまでが楽に感じられます。

2022/10/15

Zwift Academy Road 2022

一昨年、昨年に続いて、今年もZwift Academyの時期がやってきました。昨年から導入された、Baseline RideとFinish Line Rideで達成度を測ったり、それぞれ計測時間の異なるセグメントで脚質を分析する仕組みに加えて、今年はそれぞれのワークアウトに短時間バージョンが追加されました。トレーニングが目的なのに、ショートバージョンというのは矛盾してる気もしますが、ちょうど仕事の繁忙期と重なるため今回は大いに活用させてもらいました。指定される出力は変わらずにインターバルのブロックが減る形で調整されていますが、セッションが短い分だけ負荷が高くなっていてもよかったのかもしれません。
また、Baseline Ride、Finish Line Rideはより正確性を期すために計測区間では自動的にTTバイクに切り替わり、グループによるドラッグの影響が排除されるようになっていましたし、カテゴリー区分が言語によって分けられていて、Eカテゴリーでは日本語字幕で解説が表示される点が改善されていました。

今年は直前に参加したグループライドでFTPが更新されてしまい、それまで設定されていた値の5%増しほどの負荷でワークアウトにチャレンジすることになりました。負荷バイアスが上下25%ずつ調整できるようになっているので、ダメそうなら負荷を落としてでも……と思っていたのですが、なんとなく負けた気がするので設定は変えずに完遂しました。意外とどうにかなるものです。

今回も特典としてのアンロックはAeroad 2021の限定カラースキームということですが、せっかくなので新型Ultimate用のものでもよかったのにな。

2022/09/10

PD-M8100 (Shimano)

通勤となるとどうしても自転車を降りて歩かないといけない場面が出てくるため、SPDシューズを使用することにしています。RS6ではツーリング向けの片面SPDペダルであるPD-ES600を使っていましたが、どうしても裏を踏んでしまってステップインにもたつく場面が多かったため、MK-DiscにはMTB向けの両面SPDペダルを取り付けることにしました。そもそも価格が上がってしまっていて、ES600を買い足す気になれなかったのも一因ではあります。
もともとGringoにPD-M520を付けていたことがありますが、ペダリングが一周する感にキャッチ部に隙間ができる感じと、ゼロ発進で強く引き足を使うとクリートが外れることがあって、あまり良い印象は持っておらず、基本的にはSPD-SL派でした。

Qファクターの狭いPD-M9100-Sが本命で、ロードバイクのビジュアル的な側面からEggbeater (Crank Brothers)も候補だったのですが、まずはコストを抑えたかったのでセカンドグレードに。M540やM520は軒並み値上がりしていて、そこまで落とすくらいならXTグレードという見栄もあったりします。

結論からいくと、PD-ES600で不満だったキャッチ面を一発で踏めない不安や、M520で感じていた固定力不足は微塵もなく、新品のクリートとの組み合わせでは、SPD-SLほどではないもののRXS (Time)よりは剛性感があると思えるほど。

こんなことなら最初からXTRにしておけば良かったと思うのはいつものことではありますが、XTでもさほど不満を感じずに済みそうなので長く使えることを期待しています。……ただ、何にしても予備のストックは必要ですのでPD-M9100-Sもポチってしまいました。