2024/03/18

Schwalbe One Tube 700×28C

半年ほどAGILEST (Panaracer)を使用してきましたが、だいたい4,000kmほど走ったところでトレッド面のヒビが目立つようになってきました。ウェアリングインジケーターはどうにか目視できるくらいには残っていましたが、先週の雨の中を帰宅しようとしていたところ後輪がパンクしてしまったので、ちょっと早めのタイミングでTPUチューブへの交換と併せてタイヤも新調しました。
サイズは変わらず新ETRTO準拠の28Cで、3年前のと同じモデル名ですが、モデルチェンジ後のチューブドのOneとなります。

お試しで購入してみたCYCLAMIのTPUチューブとの組み合わせで、Fulcrum Racing500dbへの取り付けは素手でギリギリ可能といったところ。空気を入れるだけではビードが上がらなかったので、いったんビードを落とし込んだ後にフックまで持ち上げなおすか、ビードワックスを塗布してやればスムーズに取り付けられたかもしれません。

TPUチューブは乗り味が固くなるという評価も聞いていましたが、タイヤ自体の柔軟性が高いのか、同じくらいの空気圧だとAGILESTよりもクッション性が高く感じました。グリップ感に不満はありませんし、パナレーサーのようにこなれるまでタイヤ表面に砂利が張り付くこともなく、第一印象は上々です。前回のOneは摩耗が進むにつれてパンクが頻発するようになり交換することになったので、そのあたりが改善されてることを期待します。

2024/03/17

KICKR Core (Wahoo)

2020年にZwiftを導入するにあたって購入したスマートトレーナーがGT-Roller F3.2です。接地面積のコンパクトさに加えて、フレームへの負荷を抑えつつ実走の左右の動きを再現するMotion Controllerや、オプションで負荷の自動変化に対応するGT-ePower・GT-eBoxなど、琴線に触れる製品で、これが無ければ4年近くにわたってバーチャルライドにのめり込むことはなかったでしょう。
一方で、負荷の再現性に物足りなさやERGの反応の遅れが気になるようになってきていたり、タイヤドライブ式に付きまとう懸念材料としてタイヤの摩耗と細かい振動・騒音への対応に苦慮してきました。工夫を施されている専用タイヤを使えば改善が見られたのですが、それでもローラー後方にタイヤの削りカスが散乱したり、ローラー表面に付着したトレッドが振動の原因になったり、空気圧の管理がちょっと手間に感じていたり……。メーカーからは3年をめどにシャフト交換の検討をするようにアナウンスされていることもあり、主流のダイレクトドライブ式のスマートトレーナーの動向も探っておこうかなと思い始めていたのですが、

買ってしまいました。

WahooならAxis Feetの付いたKICKR V5もしくはV6、左右の傾きだけでなく前後の動きにも対応する最新のKICKR Moveも魅力的ではあったものの市場価格も高止まりしてるし、Eliteの上位モデル(Direto XR、Justo)も気になる存在でしたが、買い替えキャンペーンの値下げ幅も小さく、購入後に「思ってたのと違うな」となったときのダメージも不安だったので、最終的にメルカリを含む中古市場も睨みつつ、状態の良さそうなものを定価の半額あたりで購入するという妥協点に落ち着きました。ちょっと過去に遡ると、コロナ禍でスマートトレーナーの需要が高まった反動を受けて中古市場の在庫がダブつくという話もありましたが、今のところは需要と供給のバランスが取れているのか割と速いペースで回転している印象を受けました。

梱包の状態が残念なくらいに簡易だったのとウェブページに掲載されていた写真からは把握できないところの塗装に傷が入っていたのは勉強代として、トレーナーとしての機能は問題ないので一安心。
実に20年越しとなる固定ローラーは、GT-Rollerに慣れた身からすると、これまでは自転車が吸収していた左右の動きがすべて上半身に返ってきてしまい、実走とのギャップを改めて感じるところです。再現度はさておき、KICKRやJustoが左右に5°の動きを持たせているというのは、このあたりの違和感の解消を目指したものかもしれません。
サードパーティ製のロッカープレートや、果ては自作するための3Dプリンターの設計データも見つかりますが、このあたりは後日。

Zwiftに接続した状態でキャリブレーションしようとすると同時に負荷が変動してしまってうまくいかないところで躓きましたが、単独の状態でWahooアプリから設定することで解決しました。よくネット上で見かけるERGでかなり高い精度で強度がコントロールされているのが気になっていたのですが、ふたを開けてみるとKICKR内部でワット数を平均化したものを出力していたというオチでした。GT-Rollerだとパワーメーターの出力を受けて負荷がコントロールされていてタイムラグがあるのかと思っていましたが、制御の仕組みは変わらないようです。むしろ、3s平均よりも長いインターバルで均しているように見受けられるし、瞬間的な上げ下げについては別途アルゴリズムが組まれているような印象を持っています。

負荷の上限は大きく向上していて、Zwift上で勾配10%となっていてもGT-Rollerでは終始アウターギアでこなせていたところが、現実でもそうであるようにインナーに頼らざるを得ません。また、タイヤドライブだと後輪への荷重によって負荷が変わってしまうのも、ダイレクトドライブで解消しました。

これでますますバーチャルサイクリングが捗るわけですが、ハードも制御系も長持ちしてほしいところです。

2024/02/25

FK-008 (OG-Evkin)

MK-Discにはアルミコラムの付いたカーボンフォークが付属していましたが、コラムパイプが厚く重量がかさむのと、フォーククラウンにあたる部分をパイプが貫通しており、タイヤが巻き上げた雨水が直接マルチプレッシャーアンカーやトップキャップ裏に侵入するのが難点でした。スターファングルナットであれば大して気にならなかったかもしれませんが、プレッシャーアンカーが砂利まみれになっていたのは看過できず、フォークの換装を考え始めました。
最近のフレームはフォークの形状も含めて設計されているようで、以前までと比べてフォーク単体の選択肢は少なく、あったとしてもENVYやMOOTS、国内だとOne By Esuくらいで、金額もそこそこのものになってしまいます。ジオメトリは大きく変えたくないものの、通勤用途なのでコストを抑えるため、今回は中華フォークを採用することにしました。
Amazonマーケットプレイスでもちょこちょこと見かけますが、だいたい20,000円前後。選択肢の多い(むしろ多すぎるくらい)AliExpressでも同価格帯だったので、フレームセットも販売しているブランドに当たりを付けて、OG-EvkinのFK-008 FASTを購入。発注してから2週間ほどかかりましたが、カットしたコラムの断面も厚みの偏りは見られず、ブレーキホースもすんなり通って、実用上の不満は今のところありません。強いて言うとスルーアクスルのネジがノンドライブサイドにある点くらい。

クラウンレースが必要だったので、ついでにヘッドパーツもFSAのNo.42/ACB(Orbitの併記があったり、42/48/ACBもあったり、バリエーションが多すぎて難しい)に交換。何も考えずに発注したらキャップが8mmのもので、最終的に15mmのものに入れ前ました。
作業時間が確保できなくて重量の確認はすっ飛ばしてしまったのですが、手に持ったときにちょっとだけ軽くなったというか、重心が後ろ寄りになったような気がするものの、実際に走らせてみたときの違いは特に感じられず。泥水がフォーク内部に入る心配がなくなったのと、マット地にグロスロゴという組み合わせがスージーステムと揃っていて見栄えが良くなったので、満足です。

2024/02/13

コロナウイルスに感染しました。

流行には乗り遅れた感が否めませんが、ついに新型コロナウイルスに感染しました。

水曜日から喉の痛みがあったのですが、季節の変わり目に扁桃腺が腫れて熱が出ることはたびたびあり、今回もその予兆かなと思っていたところ、帰宅後には悪寒もあり、シャワーの温度をめいっぱい上げても温かく感じないことから本格的にアウトを覚悟。ただ、体温計では36℃台を行ったり来たりで、感覚と数値が一致せず、とりあえず一晩寝て様子を見ることに。
その夜中に頭痛と悪寒で目が覚めてしまい、ここでいきなり38℃を確認。なんとなく背中周りに筋肉痛みたいな感じもあるし、インフルエンザだと嫌だなと思いながら再度就寝。

一晩明けてみると、体温は37℃台前半で、何とも判断に迷うところ。インフルの可能性が否定できなかったため、午前中に休みをもらって耳鼻科を受診。木曜は所用の予定もあったので、結果として出ないなら出ないで帳面消しという意味合いも目論みつつ、発熱があった旨を受付で伝えて、タイミングとしてはウイルスの反応が出るかどうか微妙なのを承知の上で検査をしてもらうことに。
もともとは病院スタッフの休憩室であったのであろうスペースが隔離用に転用されており、そこで検体を採取してもらい待つこと数分で、コロナ陽性が出ましたーとのこと。周囲に感染者がいたわけでもなかったので、完全に虚を衝かれました。
水曜日を0日目として5日間は出歩くのを控えるように、ということで、ちょうど3連休を療養に充てる形になりました。仕事への影響が最小限で済むのが不幸中の幸い。

1日目は病院に行ったりで気が張っていたのか、その後も喉の痛みがあるくらいで、熱も上がらず36℃台。2日目は朝から37℃ちょっとで、うっすら残る頭痛は発熱のせいか、ずっと横になってたせいか分からず。
土曜日からの3連休は自宅療養の皮を被った子守りで、強制的にリハビリを経て、連休明けの火曜日から無事に社会復帰しました。

日ごろからマスクを着用していたので感染経路も特に思いあたらないし、その後も家庭での発症者もおらず、単独での感染という結果に。5類に移行してしまった現在だからこそ周囲への影響は大きくなかったと思いますが、これが初期の状況であれば症状と対応のギャップを感じていたのでしょうね。今回は違いましたが、インフルエンザの流行も報道されていますし、引き続き気を付けていきたいものです。

2023/12/31

Festive500 2023と今年のまとめ。

いろいろと環境の変化もあって今年のFestive500は諦めようと思っていたのですが、何となく早起きができてしまったり、仕事を切り上げる時間を早めたりしているうちに、少しずつ距離が積み上がっていったのに気を良くして、最後はWatopiaを走り回って500kmを消化しました。
今年は24日が日曜日だったため40kmほどしか走れず、昨年のログでは1日あたり80kmくらい走っていたのを見て「これはとても無理だわ」と思ったのですが、朝から1時間ほどZwiftで30km、通勤でちょっと遠回りをして往復20km、帰宅後に時間の許す限りZwiftで20~30kmほどのペースで、仕事納め以降の3日間に50kmずつ走ることでどうにか達成しました。最終日にZwift Fondoでまとまった距離を稼げたのも昨年と一緒です。だらだらと距離を稼ぐのは精神的に持たないので、未達成のルート完走とワークアウトでモチベーションをキープしました。最近のアップデートで追加されたルートの1つであるThe Big Ringを29日に回ったところ、31日のZwift Fondoでも同じルートを走ることになったのは計算外でした。。。
最近はイベントに参加する時間帯が合わないことも多く、ワークアウト中心となっていますが、コンパニオンアプリを使うために自転車用のスマホホルダーを導入してみたり、料金プランも新たに設定された年払いに切り替えたり、ダイレクトドライブのスマートトレーナーが欲しいなと物色し始めてみたりと、ますますバーチャルサイクリングに踏み入れている感があります。一時期は運動不足で体重が増えてしまったところから、Zwiftを始めて以降はキープできるようになっているので、運動習慣を継続するという点からも引き続き利用したいところです。

今年は特に目新しい機材導入もなく、実走はほとんどMK-Discで、たまにメンテナンス中のリザーブとしてRS6。どちらもフロントシングルですが、通勤路がほとんど平坦なので不満もなく。公共駐輪場を利用せざるを得ないのですが、知らないうちに傷が増えてるのは癪に障ります。
Zwiftでは引き続きRMZとGT-Roller F3.2という組み合わせでした。GT-Rollerといえば、4本・3本ローラーは後継機となるQ2、T2にモデルチェンジが発表されましたが、F3.2は生産終了に伴いホームページから落ちてしまいました。いよいよ樹脂ローラーの汚れが取れなくなってきたため、予備の購入を検討すべきか、次の発表を待つのか悩みどころです。
12月に入ってからモーションコントローラー付近で異音が発生して買い替えを覚悟したものの、このときは自転車側の問題で事なきを得ましたが、長期使用によりシャフトが破損する恐れがあるというアナウンスもあり、現時点では両睨みといった感じです。

Zwiftのお供として、だいたい1時間のワークアウトで30分アニメを3本消化する形で、Amazon Prime Videoにもお世話になりました。
お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件、お兄ちゃんはおしまい!、閃光のハサウェイ、機動戦士ガンダムNT、虚構推理、進撃の巨人、ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん、NieR:Automata、【推しの子】、機動戦士ガンダム水星の魔女、鬼滅の刃(刀鍛冶の里編)、僕の心のヤバイやつ、山田くんとLv999の恋をする、AIの遺電子、うちの会社の小さい先輩の話、彼女、お借りします(第3期)、五等分の花嫁∽、呪術廻戦、好きな子がめがねを忘れた、BLEACH 千年血戦篇、るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-、君のことが大大大大大好きな100人の彼女、薬屋のひとりごと、16bitセンセーション ANOTHER LAYER、SPY×FAMILY Season2、葬送のフリーレン、サマータイムレンダ、SSSS GRIDMAN……ってコピペで列記していくと30作品ほどを観てきました。サマータイムレンダとグリッドマンは今期の作品ではありませんが、前者はもともとウォッチリストに入れていたのと、後者は映画GRIDMAN Universeを観た後に本編未了だったのに気付いたため。流行りの異世界転生モノにはあまり食指が動かず、一方でラブコメが多いな。16bitセンセーションは完全におっさんホイホイでした。EDが在りし日のI'veサウンドでもう釣られるしかありません。

お仕事のほうは業務内容こそ大きく変わりはしなかったものの、人が変わり、立場が変わり、いろいろと考えないといけないことが増えてきたなと感じるばかりです。

2023/12/16

Zwift Academy 2023

年中行事となりつつあるZwift Academyを今年も完遂しました。
昨年までと傾向が変更されており、トライアスロン向けのプログラムは廃止され、イベントの前後で同一区間のタイムを計測するベースライン・フィニッシュラインライドもなくなりました。ロードレース向けに絞られた今年は6つのワークアウトと2つのレースで構成され、各ワークアウトはインターバルの回数や継続時間の異なるロング・ショートバージョンがそれぞれ用意されましたが、プロ契約の選考に進むためにはロングバージョンで完了するという条件になっていました。「前半のブロックでそこそこ脚を使わせておいて、後半のフリーライド区間を全力で踏む」、「短めのレストを挟んで、閾値付近キープするブロックが続く」といったように、ワークアウトの内容もより実践向け(というか、選手のリクルートを目的とした能力測定の側面が強化されたもの)になったと感じました。

レースはCategory Enforcementが有効にされており、Zwift Powerで振り分けられたカテゴリーに参加することになります。当初はCカテだったのに、1つ目のレースでBカテに繰り上がってしまい、2つ目のレースではボコボコにされる羽目になりました。レースともなるとアップをちゃんと済ませておかないとスタートダッシュで置いて行かれるのは承知していましたが、スロースターターにとって早朝のダッシュは対応しづらいものです。
Zwift Academy期間中に記録された1分、5分、20分ベストと直近での測定値を比較したメールが配信されましたが、どちらもほどほどに更新されていて良かったです。

今回はショートバージョンのワークアウトばかりを選んでしまいましたが、Zwift内で利用できるウェア類やAeroad用のカラースキームがアンロックされました。イベントごとに新しいカラーが選べるようになるのはいいのですが、そろそろ新しいフレームが追加されると飽きが来ないのになと思うばかりです。最近はTTイベントでもない限りはトロンバイクばかり使っていますが、Madone7やTarmac SL8といった最新モデルもアイコニックで目立つと思うんですけどね。

2023/12/03

Forerunner 255S (Garmin)

長らくVivosmartやMi bandといったアクティビティトラッカーを使ってきましたが、仕事着とのマッチングの無さが気にかかっていたこともあり、スマートウォッチに乗り換えました。ちょうど後継モデルの265が出るタイミングということもあってか、値引きだったりポイント還元だったりで想定よりもお安くなっていたので、Forerunner 255SのPowder Greyをチョイス。末尾にSが付くコンパクトモデルは女性向けを意識しているためか、カラーリングは255のほうが好みではあったのですが、サードパーティ製の交換ベルトとベゼルカバーを付けることでほぼ全体的にブラックな見た目になりました。
以前はForeathleteだったのがForerunnerと改められた製品名の通り、陸上ランナー向けという位置づけにはなっているものの、他のラインナップが海洋、ゴルフ、登山などに向けた製品であることから、陸上エンデュランス系スポーツはForerunnerシリーズがカバーしているという認識です。もうちょっとカジュアル向けのVivoactiveやVenuも機能差が小さくなってきているので、価格差も含めて選びにくくなってる印象は受けています。
モデルチェンジ後の265では、もともと上位モデルの955しか対応していなかったトレーニングレディネスの機能が追加されてしまったのが想定外でしたが、それ以外の求める機能はほぼ同じでした(画面が有機ELだったり、タッチパネルといった差異はあります)。一方で、下位モデルの55には無いHRVモニタリングが気になっていたのですが、内部での分析には使われているものの、それ単体で記録を読み出すことはできないようで、ちょっと肩透かし感はあります。

Vivosmartと比較するのはあんまりでしょうが、腕時計として使い勝手が良いのは当然として、表示される情報量が多くなり、スマホからの通知も読み取りやすくて便利です。また、心拍数に基づいた分析やGarmin Connectを介したEdgeのデータを含めた運動強度のアドバイスもなかなか的確だなと感じています。体調が悪いときはストレススコアがドーンと上がったり、睡眠スコアやHRVの変動として現れるのは興味深いところです。
先日の重要な会議に出席した際にはずっとストレス高の状態が続いていて、「精神的なプレッシャーが心拍に反映されるのか……」と考えていたところ、会議後に熱発しました。あくまでフィジカルとしてのストレスということのようです。その後は睡眠スコアもHRVもボディバッテリーもダダ下がりで、(プラシーボ効果による悪影響も否定できませんが)自覚のない不調も視覚的に把握するきっかけになるので重宝しています。

今のところ、フル充電から2週間近くはバッテリーが持つような運用になっているので、容量の小さいアクティビティトラッカーと比較して、バッテリー切れのストレスは軽減しました。Smart Band 7 (Xiaomi)は3日に1回は充電しておかないと、日中にバッテリー切れになってしまうため、こちらの今後も考えていきたいところ。Vivosmartよりも振動が強いので、アラームには最適なんですけどね。

2023/11/11

2023年の半袖事情のまとめ。

11月に入ってようやく……というか急に秋をすっ飛ばして冬のような気候がやってきてしまったので、慌てて衣替えです。10月いっぱいで終わる予定だったクールビズも、11月以降も継続してウォームビズと呼び方を変えて存続されるようで、スーツ+ネクタイというユニフォームも旧態依然のものになりつつあります。

通勤の際に着る服装も、だいたい15℃くらいまでは半袖ジャージをベースに、ウインドベストや長袖インナーと組み合わせて対応してきましたが、さすがに1ケタ台が見えてきたので長袖ジャージやウインドブレーカーに切り替えることにしまして、ひとまず今夏を乗り切ったウェア類の感想をば。
有名ブランドのエントリー向け製品を買うくらいなら、安価な中華ジャージも侮れないなというのが今期のまとめになるのかな。機能性というか猛暑に対する快適性を考慮すると、Sunvoltは捨てがたいです。割引と在庫のタイミングがなかなか合わないのが難点でしょうか。

300-B:ファーストレースジャージ(パールイズミ)
同社のファーストジャージと商品名が似通っていますが、こちらはレースフィットのエントリー向けラインナップで、バタつきが少ないカッティングとトレンドを押さえた長めの袖が見栄えするモデルです。ただ、上位モデルとの差別化のためか、生地が若干厚手で、厳暑期は速乾性が追い付かなくなる印象です。

Aeron Lab XC、Aeronジャージ(dhb)
Wigleで安くなっていたのを興味本位で購入したものの着る機会がないままだったのですが、自転車ジャージでの出勤にすっかり抵抗が無くなってしまったのを機に日の目を見ました。同じAeronシリーズですが、Aeronは袖がカットオフのまま絞り込まれていないのに対し、Lab XCは襟が低く、袖も伸縮性のあるメッシュ素材となっています。暑くなるほどLab XCのほうが使い勝手が良いのですが、洗濯ネットに入れて洗濯してたにもかかわらず袖のメッシュにほつれが出てきたので、扱いはデリケートかもしれません。

スタンダード半袖ジャージ、クールメッシュ半袖ジャージ(Sunvolt)
オーダージャージのイメージの強かったSunvoltの一般ラインで、クーポンが出てたのを機に購入。素材が違うだけかと思っていたのですが、同じMサイズでも、スタンダードはフィット感も緩めで、袖が絞られておらずバタつくのに対して、クールメッシュは全体的にフィット感が高いカッティングになっていました。スタンダードはパールイズミのファーストレースジャージと似たような印象です。dhbと同様にメッシュ生地は取り扱いに配慮する必要がありますが、後者のほうが明らかに涼しく、また機を見て買い足したいと考えています。

エアロライトジャージ(シマノ)
近年ではウェア類のラインナップも増やしているシマノの22SSモデルで、パフォーマンスラインの中では下位モデルにあたります。全体的にメッシュ生地を多用されていて涼しげに見えたのですが、いざ着てみると緩めのフィット感と、厚さを感じる生地で、期待してたほど涼しくありませんでした。上位モデルだと対応するレンジが変わってくるのかな。

RS Climber's Jersey(Sugoi)
死蔵しているうちにすっかり廃盤になってしまったスゴイのメッシュジャージで、商品名の通りクライマー向けの軽量ジャージです。持った時に不安になるほどの軽さに加えて、Sunvoltのクールメッシュジャージを凌ぐ汗抜けの良さで暑さ対策としても文句なしです。生地がめちゃめちゃ薄いがゆえに、洗濯するたびに心配しないといけないので、気軽に着れないのが玉に瑕でしょうか。

サイクルジャージ(Darevie)
Amazonでいろいろと見かける中華ジャージですが、怪しい日本語が多用される商品説明とMade in Italyを謳うのが気になって、2000円台であればダメージも少なかろうとサイズチャートで合いそうなものを買ってみました。同社のウインドベストはSサイズでジャストでしたが、ジャージはチャートの表記がちょっと異なっていたのでMサイズに。裾のすべり止めがやたらワイドなのが意外でしたが、フィット感も悪くなく、ちょっと長めの袖もトレンド感があって、コスパが高いと感じています。セール価格であれば、来シーズン用に買い増しを検討中です。

2023/09/21

フロントシングルバイクを作るには。

通勤用バイクとして整備したRS6とMK-Discは、どちらもFDを取り付けずにフロントシングルで組んでいます。通勤路が平坦基調なのでもともとフロントギアを変速する機会が少ないというのもありましたが、当初はRS6のFD台座が直付けではなくバンド式だったことが大きいです。それまで所有してきたロードバイクがすべてフロントダブルでしたが、バンド式FDが手元に無かったのと、バンドアダプターがシートチューブに傷をつけてしまう懸念を許容できなかったことから、広大なギアレシオのほうをあっさり切り捨てることにしました。
以前ほど自転車の整備に時間を割けなくなった点でも変速の調整が必要な部品が減るのはメリットでしたし、昨今では直付けのFD台座に取り付けるチェーンキャッチャーも市販されているので、タイミングによっては台座があってもフロントシングルに行き着いたかもしれません。

チェーンリングはナローワイドが鉄板になりますが、RS6ではGRXのクランクを導入しました。常用するギア比をカバーするためには40Tよりも42Tのほうが使い勝手が良さそうだったこともあり、RX600-1ではなく奮発してRX800-1をチョイス。
GRXクランクではチェーンラインがアウター寄りになるのが気になったのと、パワーメーターを使いたかったこともあり、MK-DiscではWolftoothのギア板に交換したFC-R7000を取り付けています。フロントダブルだと純正とサードパーティ製とではチェーンリングの変速性能の差が出ると言われてましたが、シングルでは一向に気になりません。クランクのデザイン上、チェーンリングボルトの部分に段差ができるのが見た目にマイナスでしたが、RIDEAのチェーンリングボルト(という名のナット)TQSH-70を使用することで、だいぶ値が張るものの純正チェーンリング相当の外観となり満足してます。Wolftoothなら楕円ギアも含めて選択肢が豊富ですし、GRXにこだわる理由はあまりなさそうです。

グラベルバイクの普及と重なって、油圧ディスクブレーキであれば自由度が高く、GRX (Shimano)、Ekar (Campagnolo)といったグラベル向けコンポを筆頭に、SramはRed、Force、Rival、Apexのいずれのグレードにも1x用のパーツがラインナップされています。今のところ採用する予定はないものの、シフト操作のない右レバーでドロッパーポストの操作ができるようになっているのには隔世の感があります。
MK-Discは当初Force22+HY/RD (TRP)という機械式ディスクの組み合わせで組みましたが、キャリパーが大きかったことや油圧ディスクへの興味を捨てきれず、GRX RX600に組み替えています。

一方で、機械式ディスク/リムブレーキで組もうとすると途端に選択肢が減ってしまい、シングル用コンポが用意されているのはSramくらいで、フロント変速用のレバーを遊ばせておくか、左レバーのみサードパーティ製のブレーキレバーを採用することになりそうです。Di2だと各スイッチに割り当てられる機能を変更できるので、FDを接続せずに運用できるのであれば、レバーからフロント変速の機能を省けばシングル用に使えると思うのですが、E-Tube対応のコンポを触っていないので如何せんこの辺りは未知数です。
RS6では、10s CentaurのErgopowerをベースに、フロント用は変速ユニットを取り外してブレーキレバーだけにしたものを、リア用は11s変速ユニットに取り換えてEquall Pulleyを取り付けたものを採用しましたが、RD-R7000との相性が悪く変速性能がいまいちだったため、MK-Discの組み替えの際にForce22にForce1用ブレーキレバーを組み合わせた運用に切り替えました。

すっかり12sコンポへの移行が進んでしまっており、特に上位モデルの11sコンポの入手性が悪くなってきていますが、たまたまもう1台だけFD台座のないロードバイクのフレームが手元にありましたので、いずれ組む時のためにパーツだけ手配を進めています。最後のリムブレーキフレームになるかと思いますが、ぼちぼち組んでいきたいなと。シフトワイヤーがなければ、見た目もクリーンに仕上がるのではないかと期待しています。

2023/08/08

Rubinoのパンク。

通勤中にガラス片を踏んでしまったようで、後輪が久しぶりのパンク。残り2km地点あたりでスローパンクっぽいなと感じていたところ、トレッド面で踏んだガラス片がそのままチューブまで貫通したような形で空気が抜けてしまいました。低圧気味の運用で、そろそろ空気を補充しないと思っていた矢先ではあったのですが、いざトラブルとなってしまうと早めに手を打っておくべきだったなと反省しきりです。
穴そのものは小さかったので裏から補強して使い続ける手もありましたが、サイドのひび割れもだいぶ進行していたのでストックしていたタイヤと交換することにしました。

こちらも久しぶりにVittoriaのタイヤを使うことになったRubino Pro G2.0ですが、グリップ力や接地感ではあまり不満はなかったものの、最後まで軽快感が欲しいなという印象は変わらず。
だいたいフロント5.0bar、リア5.5barから調整を進めて、パンクのリスクは上がりそうな4.0bar前後が「もっさりするけど、速度はあまり落ちずに快適性がだいぶ上がる」というところで、そのまま3.0barくらいまで下がってしまうとただただダルいタイヤになってしまうので、その直前に空気を補充するような運用でした。

次は気になっていたAGILEST (Panaracer)を使いますが、台風の影響でしばらく雨予報なのが気がかりです。