2012/06/13

高級パーツ。

梅雨入りしたばかりですが、天気が崩れないようだったので自転車通勤。朝夕はまだ涼しいかと思いきや、そんなことなかったです。
写真はST-7900のネームプレートです。すっかりメッキが剥がれてしまったので単品で取り寄せてもらったのですが、お値段なんと\2,795! 以前にもST-6600のネームプレートを取り寄せたことがありますが、あっちは\1,000くらいだったのに。これくらいの金額を出すなら、いっそのことアルマイト処理したアルミパーツにしてくれれば納得するんですけど。

Twitterでも紹介されてましたが、FFWDの新作となるGHOSTが正式に発表されました。ペア重量が1,090gとのことなので、F2Rよりも軽くなってます。32mmハイトのカーボンリムに、テンション調整の利く12本のカーボンスポークを組み合わせた軽量ホイールとなってますが、従来のFシリーズと比較して高めの価格設定に。

ドーフィネでの落車を受けて、Andy Schleckがツール欠場だそうで。今シーズンは調子がイマイチ上がってないようでしたが、何とも残念な結果になりました。今年のツールはITTの距離も長く設定されてるし、ブエルタには間に合うみたいなので、復帰するコンタドールとの熱戦を期待したいところ。
今シーズンはと言うと、アンディだけでなくRadioShack-Nissan Trekそのものが今のところパッとしてないように思うのですが、ツールではフランクがエースということになるのかな。ダブルエース体制で途中でスイッチしたりするよりは戦略も取りやすそうに思いますけど、フランクにしてもITTがネックにならないかな……。

2012/06/11

軽量化の余地。

最近のロードレースで使用されるバイクはUCIで規定されてる最低重量6.8kgを容易に達成できてしまうため、空気抵抗を軽減するようエアロ形状がトレンドですが、一方でヘルメットやシューズといった装備品にも軽量化の波が来つつあるようです。

UCIプロツアーチームに供給されてるヘルメットでは、S-works Prevail (Specialized):198g、Windmax (Rudy Project):220g、Aeon (Giro):222g、Whisper (Catlike):230g、Gage (Bell):233g、Oracle (Trek):265g、Quartz (Garneau):268g、Vertigo (Kask):270g……と、200g台に収まってるのがほとんど。一世代前のモデルだと、Volt (Bell):302g、Ionos (Giro):309gくらいが一般的だったのを考えれば、素材や設計の進化もあってかかなり軽くなってる印象です。GiroからはProlight:181gなんていうデザイン度外視の飛び道具も出てましたけど。
国内チームに目を向けるとMS-2やREDIMOS (Kabuto)も200g前後、シンセシス (Met):250gですので、わりと良い勝負。そういや、ヘルメットの空気抵抗ってどんなもんなんだろう。

シューズはMavic、Trekのハイエンドモデルが軽かったと記憶してます。S-worksも軽いです。具体的な重量はちょっと調べるのが面倒なので後ほど追記するかも。シューズに限らずヘルメットもそうですが、形状やフィッティングといった問題もあるので重量だけで選ぶわけにもいかないものの、そりゃ軽いに越したことはありません。回転部ならなおさら。

そのうち、ウェア類にもカタログ重量が記載されるようになったり、アイウェアも重さを比較して選ぶようになったりするのかもしれません。

2012/06/07

ハンドル周り。

前日までの予報では晴れそうだったのですが、ふたを開けてみれば時おり雨がパラつくお天気でした。梅雨前線も北上してきてるようですし、そろそろ九州北部も梅雨入りでしょうか。

細かい調整はまだですが、ちょっと前から整備してたRMZがようやく走れる形に。クランクはFC-7800を使ってますが、FD-7800と組み合わせるとチェーン落ちしがちなので、FC-6750が欲しいところ。ハンドル周りはPLTシリーズになりました。ヘッドチューブが140mmと長めなので、ステムを84°から80°に変更。73°ステムも考えたものの、選択肢が少ないのとスローピングフレームには似合わなさそうだったので様子見です。本命はVibe7sシリーズでしたが、予算の都合もあって断念。Vibe7s Compact Iだとリーチが大して短くないので、110mmステムに固執するならPLT compact Iにせざるを得なかったんですけど。
今回は初めてカラーワイヤーを使ってみました。従来はDura-Aceのワイヤーセットだと黒かハイテックグレーしかありませんでしたが、いつの間にやらカラーアウターのワイヤーセットのラインナップも充実していて、PTFEコーティングのインナーワイヤーが付属するパッケージが出てたんですね。違いといえば、RD用アウターワイヤーが未カットという点くらいかな。フレームカラーがモノトーンなので緑とかオレンジでもおもしろかったかもしれませんが、ここは無難に白をチョイス。バーテープはマットグレイなのですが、統一感を考えれば黒にするべきだったかな。
しばらくすればワイヤーの初期伸びも出てくるでしょうし、実走すれば調整の必要性にも気づくと思いますが、たまにはこうやってバラして組み直すときっちり調整するようになるので趣味と実益を兼ねてて良いのかも。

勢い余ってBar Flyなんぞを買ってみたりしたのですが、センサーはまだ移設してません。フォークにPolarのスピードセンサーがまだ付いてるのは内緒です。あとはペダルをPD-6620に戻して、ボトルケージをキレイにして取り付け直さないと。ボトルケージを外してみて改めて感じたけど、RMZはやっぱシートチューブが長いな。これくらいだと見た目がハンサムなんですけど。

2012/06/05

ツール前哨戦デビュー。

開催中のクリテリウム・ドゥ・ドーフィネでMadone7がデビューしてるそうで。今年はDomaneが出るからMadoneシリーズのモデルチェンジはまだ先になるかと思ってましたが、ツールではきっちり新モデルが走るんですね。リアブレーキがフレームセットに付いてくるとは考えにくいので、9000系Dura-Aceのリリースが先か。BB下にバッテリーとブレーキが混在するのはどうかと思いましたが、9070系に移行すればバッテリーはシートマストに内蔵されるのかな。
個人的にはシートマストはあまり好みでないので、格下げされるMadone6がノーマルポストにならないかなぁと淡く期待してるのですが、無理でしょうね。その点、RMZはISPをカットすればφ31.8mmのシートポストを付けられるようなので良心的です。

ドーフィネでは走ってないようですが、RXRS Ulteamの後継モデルとなるZXRSも発表されてるようで。前三角がモノコックになるようですが、NXRSとの差別化が気になるところ。これで来シーズンはNX、NXRS、Fluidity S、Fluidityというラインナップになるのかな。継続モデルはどうなるんでしょう。

2012/06/02

コンポ載せ換え。

RMZにDura-Aceを載せようと、TCR Allianceをバラしにかかりました。そろそろ梅雨入りも近いようですし、その間に整備も兼ねて入れ替えてしまおうと計画中です。Allianceは再びシマニョーロかしら。

Twitterでも触れましたが、9000 Dura-Aceの詳細がやっとこさ発表されました。6月1日に発表されるという噂は以前から流れてましたけど、従来なら自転車雑誌の発売日に合わせて20日頃にやってたような。
11sになっても電動化するのが判ってるから機械式は売れないんじゃなかろうかと思うのですが、同時に9070系Dura-Ace Di2まで発表されるのは予想外でした。あとは発売時期と価格設定がどうなるのか。

クランクが4アームとなりましたが、チェーンリングの剛性に自信があるのか、PCDを区別せずにラインナップを増やしてきたのは歓迎です。サードパーティをバッサリ切り捨てたあたりは最近のシマノらしいですけど、やはり52/36T、50/36Tの組み合わせは使いやすそう。SPD-SLペダルに「+4mm軸仕様」が追加されてるのは、Qファクターを広げるため? KeOみたいにネジ部を長めにしてスペーサーを噛ませるとかじゃダメなのかな。
同時にWH-9000シリーズも発表。目玉はようやく追加されたC75でしょう。フリーボディのサイズが変わるため、10s用ボディとの互換性がないという話ですが、公式な情報は今のところ見当たりません。おそらく10sカセットは使えると思いますけど。カーボンリムのリム幅が広がったのはトレンド通りですが、2:1スポークシステムとは。Fulcrumに怒られないのかな……。

2012/05/31

サイクリンググローブ (Pearl Izumi)

通勤用グローブを新調しました。パールイズミのラインナップ中でも廉価モデルとなるサイクリンググローブで、フルフィンガーと違って指切りグローブならこのメーカーでも大丈夫。同社のレーシンググローブもXLを使ってますが、このグローブならLサイズでも良かったかも。
パッドはそこそこ厚く、ショック吸収性は良いもののハンドルを握るとゴワゴワする感じ。縫製は値段なり……というか、いくら安いとはいってもステッチの隙間からパッドがはみ出してるのはどうかと思います。あとは、サイクリング向けを謳うのであれば廉価モデルとはいえ反射素材を使って欲しかったところ。

昨日の話になりますが、サドル用ブラケットRM-1が破損し、TL-LD630がオシャカになりました。テールライトの角度を調整するヒンジのボルトが脱落し、その後の振動でライトごと地面に落下。すぐに気づいて引き返したものの、後続車に次々と轢かれてしまい、eneloopごと見るも無残な姿に。その少し前に後輪に軽いショックを感じたので、それがボルトだったんでしょう。そのときはスポーク切れを疑ったのですが、ホイールは無事だったし、てっきりスプロケの歯飛びだろうと思ったんですけど。
RM-1は注文してから到着まで待たされたのですが、買い直すかどうかは検討中です。テールライトは……cateyeはやめとこうかしら。

2012/05/29

XF-3アジャスター (Kabuto)

MOSTRO acutoのアジャスターをクラニウムロック-7からXF-3アジャスターに交換しました。REDIMOSのXF-1アジャスターもそうですが、調整幅が細かくなって便利です。
たしかスティールさんからお聞きしたと記憶してますけど、Kabutoのカタログによると「最小締め付けサイズが約2cm程大きくなる」もののMOSTROにも使用できるとのこと。パッドなどと同様にアフターパーツとして取り寄せることができますし、こうやって後継モデルが出ても陳腐化せずに使えるのは嬉しいものです。Kabutoは使用開始から3年を目安にヘルメットの交換を推奨してるので、無印MOSTROはそろそろ御役御免かなぁ。

2012/05/27

逆転。

二晩続けての夜勤を経て、完全に昼夜が逆転しました。今日も帰ってきてからちょっと昼寝するだけのつもりが、ガッツリ6時間睡眠に。休日の過ごし方としてはどうかと思うのですが、おかげでしばらく続いてた頭痛が治まってくれたようなので結果オーライです。

Giro d'Italiaも最終ステージとなってしまいましたが、終盤までもつれ込んだマリア・ローザ争いは個人TTでの逆転劇で幕を閉じたようで。表現としては良くないんでしょうけど、Ryder Hesjedalといい、Thomas De Gendtといい、開幕前には予想されていなかった選手がポディウムへ。TdFと違って、最終ステージでもローザを奪い合うというのがいいかも。カヴにはマリア・ロッサ・パッシオーネをキープして欲しかったけどなぁ。ツールでのグリーンジャージに期待してます。

2012/05/23

今後の不参加予定。

TCR Alliance w/ WH-7801-SLで1時間ほど走ってから帰宅。コンタクトレンズを着けてしまったので、これは走らないともったいないと思ったのですが、どうも昨晩から体調があまり良くないっぽいです。やはり寝相が悪いのが原因か。

サイクルマラソン阿蘇望、オール九州3時間耐久ロードレースの募集が開始されてますが、どちらも仕事が重なりそうなので今年もDNSの予定です。日曜や祝日となると休みを取りづらいので、こういったイベント時にはうまく日程が合わないと厳しいですね。オートポリスはちょっと無理が利けば出場できそうなのですが、現時点ではとりあえず未定。阿蘇望は夜勤明けにサポートがてら顔を出すくらいかなぁ。まぁ、最近のKCAのやり方が気に喰わないので、仮に休みだとしても参加したかどうか……(ぉぃ。

2012/05/22

悩ましいBB。

BB周りの規格の乱立が一段落したところで、BB30およびPF30対応フレームについて備忘録がてら。BB386evoとかBBrightはまだ現物を見たことないし、とりあえず手の届きそうなローエンドモデルに採用されることはなさそうなのでスルー。

いちばん無難なのは、もちろん専用クランクを使用すること。シャフトを大口径化することで剛性を上げつつ軽量化できるとか、Qファクターを狭くできるとか、タップの精度を考慮しなくてよいといったメリットがあるそうですが、少なくとも前2者については眉唾っぽいなぁ。ただ、ヘッドパーツが大口径化してる昨今、クランクシャフトにも同じことが言えるのかも。また、部品点数を最小限に抑えられるし、見た目もシンプルです。
現時点ではFSA、SRAMから専用クランクがリリースされてますけど、コンポーネントを統一するとなるとFORCE、RED (SRAM)から選ばざるを得ません。FORCEは2011モデルが投げ売りされてるし、REDも2013モデルでメジャーアップデートされたので、国内価格とダブルタップに抵抗が無ければ選択肢としては悪くないかも(安く上げるためにはクランク以外をRIVAL、APEXにするという手も。

一方で、シマノ、カンパといった二大メーカーのコンポを使う際は、24mmシャフトに対応するためにアダプターが必要。
CampagnoloはBB30、PF30、PF86にそれぞれ対応したOS-FIT Integrated Cupsを出してるあたり良心的です。BB30のベアリングの代わりにアダプターを圧入することで従来のUltra-Torque、Power-Torqueクランクが使えます。材質はアルミですが、力が掛かるうちに緩まないのか気になるところ。
困ったことにシマノには純正アダプターが存在しないため、サードパーティ製のものを使用することになります。BB30用としてはKCNCやらTOKENやらReset Racing、MORTOPから内径24mmのベアリングを内蔵したアダプターが出てますが、PF30用としてはググって出てくるのはParlee、スギノくらい。Wheel Manufacturingから出てるシムはベアリングをそのまま使うのでBB30、PF30問わず利用できるはずですが、クランクを支えるベアリングの間隔が狭いのが及第点でしょうか。Super SIX Evo (Cannondale)が採用したこともあってCannondaleは移行を進めていくんでしょうし、アダプターも今後は充実しそうです。

最後の手段としては、ネジを切ったシェル式アダプターを圧入(というか接着?)すれば従来のスレッド式BBと同じように使用できます。すべてのコンポーネントに対応する上、メーカー推奨の手法とは言えども、取り外しできないのが最大の難点。

さて、ここから本題(ぉぃ。
Hollowtech2ではBBアダプター側に、Ultra-Torque・Power-Torqueではクランクシャフト側にベアリングが付けられてますが、現在では両社とも同じサイズ(6805N/25×37×6mm)のベアリングを採用してるとのこと。これを逆手に取ってシマノのBBにCULTベアリングを利用する手法もあるようですが、同様に先述のOS-FIT Integrated Cupsに6805のベアリングを嵌めてHollowtech2クランクを使用することも可能っぽい。
ネット上でちょろっと拾った情報なのであとは人柱を募集したいところなのですが、6805 (25×37×7mm)にFSAのベアリングシールド (MS-183)を組み合わせると良いようです。これがうまくいくようなら、BB30、PF30対応フレームにも手が伸びるようになるなぁ。