2022/09/10

PD-M8100 (Shimano)

通勤となるとどうしても自転車を降りて歩かないといけない場面が出てくるため、SPDシューズを使用することにしています。RS6ではツーリング向けの片面SPDペダルであるPD-ES600を使っていましたが、どうしても裏を踏んでしまってステップインにもたつく場面が多かったため、MK-DiscにはMTB向けの両面SPDペダルを取り付けることにしました。そもそも価格が上がってしまっていて、ES600を買い足す気になれなかったのも一因ではあります。
もともとGringoにPD-M520を付けていたことがありますが、ペダリングが一周する感にキャッチ部に隙間ができる感じと、ゼロ発進で強く引き足を使うとクリートが外れることがあって、あまり良い印象は持っておらず、基本的にはSPD-SL派でした。

Qファクターの狭いPD-M9100-Sが本命で、ロードバイクのビジュアル的な側面からEggbeater (Crank Brothers)も候補だったのですが、まずはコストを抑えたかったのでセカンドグレードに。M540やM520は軒並み値上がりしていて、そこまで落とすくらいならXTグレードという見栄もあったりします。

結論からいくと、PD-ES600で不満だったキャッチ面を一発で踏めない不安や、M520で感じていた固定力不足は微塵もなく、新品のクリートとの組み合わせでは、SPD-SLほどではないもののRXS (Time)よりは剛性感があると思えるほど。

こんなことなら最初からXTRにしておけば良かったと思うのはいつものことではありますが、XTでもさほど不満を感じずに済みそうなので長く使えることを期待しています。……ただ、何にしても予備のストックは必要ですのでPD-M9100-Sもポチってしまいました。

2022/08/22

猛暑の通勤インナーあれこれ。

Zwift中は基本的に長袖インナー+レーパンというスタイルでしたが、最近では日焼け防止もかねて通勤時も長袖インナーを着用する機会が増えてきました。前者は発汗対策として、後者は空気抵抗によるバタつきが気に入らないということで、速乾性を謳うメッシュ素材を使ったインナーだったり、フィット感が高めのコンプレッションウェアをいろいろと試していますが、同じような謳い文句で売られていても千差万別あって、なかなか理想的なものには出会えていません。
こうやって感想をまとめていくと、数年前に購入したパールイズミのインナーが夏物としてはいちばん優れているように思います。やはり餅は餅屋か……。

UAヒートギアアーマー コンプレッション (Under Armour)

過去にも何度か取り上げていますが、使用頻度が高いのはヒートギア。入手性が良く、値引きされる機会も多いので、ちょいちょい買い足してます。学生野球のレギュレーションに沿ったベースボールモデルが用意されているように、若い購買層を想定されているためかフィット感が高いのも良いです。
バリエーションが多い一方で、モデルごとに細部が異なるためチョイスに悩むことがあります。現行品だと背面パネルに切り返しがありますが、以前はありませんでしたし、ベースボールモデルはメッシュ部分が広め、ラッシュは袖が緩く、アイソチルは涼しさを感じられるものの伸縮性に欠けてフィット感が損なわれました。
生地が厚めで、インドアでは速乾性が欲しくなりますが、反面、吸水量の多さから汗が滴るまでの時間を稼いでくれます。未購入ですが、ベントはメッシュ素材を採用しているそうなので、いずれ試してみたいところです。モックネックは苦手なので、クルーネックがあれば手を出しやすいのですが……。
余談ですが、気温が低い時のインナーはコールドギアを愛用しています。冬用インナーは高価になりがちですが、アンダーアーマーだと春先に値下げされることが多いので助かっています。

冷感コンプレッション長袖クルーネック (WORKMAN)

作業着だけにとどまらず、機能性と低価格でファストファッションとしても話題になるワークマンですが、空調服と相性の良い冷感コンプレッションシャツがラインナップされています。自転車用グローブ欲しさに行った店舗で見かけて、パッケージの謳い文句が魅力的だったのでつい衝動買いしてしまいました。
結論から行くと、フィット感が緩すぎて前傾姿勢をとる自転車には不向きでした。腕周りといい、胴周りといい、皮膚に密着することを期待しているコンプレッション性はなく、ほぼTシャツのフィット感。パッケージに大きく書かれている接触冷感は、袖を通すときに何となく感じられるものの、着用後に風が当たると涼しく感じるのは他社製品と同等で、そこに差が出るかというと何とも……。最小サイズのMサイズでの印象なので、もう一回り小さいSサイズや、何ならXSサイズが用意されればフィット感が向上して感想も変化するかも。

JW-623 (おたふく手袋)

こちらも作業着メーカーがリリースしているBODY TOUGHNESSシリーズの冷感・消臭パワーストレッチ長袖クルーネックシャツ。Sサイズから展開されていますが、サイズ表を参考にMサイズを購入したところ、やはりコンプレッション性は皆無で、サイズを落とそうにも袖は短め。おたふくといいワークマンといい、想定している年齢層や体形が異なるのか、作業着とスポーツウェアの境界を感じました。

JW-523 (おたふく手袋)

一方で、同じくおたふく手袋ながら好印象だったのが3D FIRST LAYERシリーズの長袖。ベースレイヤーとしてコンプレッションシャツの下に着ることを想定されていますが、胴部分はメッシュ、袖部分はコンプレッション素材で、半袖ジャージのインナーとして着用。Sサイズなのに袖の長さが十分で、それなりに密着感もあり、アウターレイヤーに汗を飛ばせるのかそこそこ快適。JW-522(袖もメッシュ素材)、JW-520(半袖)とSサイズを揃えてしまいましたが、JW-523が最も汎用性が高そう。
難点としては、あまりにもメッシュが薄いため耐久性が低い点でトレードオフしてる感はあります。洗濯ネット必須ですが、それでもどこかで引っ掛けてしまったようで、1枚は直線状に破れてしまいました。

DRY LAYER (finetrack)

山岳ウェアとしても知られる本格的なベースレイヤーである、ファイントラックのドライレイヤー。吸水性のないメッシュ素材を採用し、肌表面に水分を残さずにアウターレイヤーに移すという謳い込みですが、上に着るウェアを適切に選択しないとただ水を吸わないインナーとなってしまいます。通勤用と割り切っている安物ジャージと組み合わせたところ、着替えるときに肌の表面がびしょびしょのままで、意外な形でインナーウェアの撥水性を思い知ることになりました。高性能インナーを生かすためには、一点豪華主義ではなく、全体に投資する必要があるようです。

LVP-013 (Morethan)

中華ウェアブランドMorethanから販売されているメッシュインナーで、長袖クルーネックを購入。半袖やVネックも選べるようです。自転車用を謳っているだけあって、メッシュの伸縮性がありフィット感は高め。ただ、のちに購入したJW-522(おたふく手袋)と大差なく、コストパフォーマンスや入手性も考えるとJW-522、JW-523に軍配が上がるかな。ジャージのバリエーションも豊富なので、次回はそっちにも手を出してみたいところです。

TESLAコンプレッションウェア、ATHLIOスポーツシャツ

Amazonでよく見かけるリーズナブルなコンプレッションシャツで、たまたま安くなったタイミングで興味本位で購入。TESLAは長袖のMサイズで、前述のワークマンやおたふく手袋のBTと似たような地雷でした。サイズを落とすと袖が足りなくなりますし、袖で合わせるとただのTシャツになりそう。ATHLIOは半袖Sサイズで、胴周りのフィット感は期待値に近く、UAヒートギアの半袖を1サイズ上げた感じでしょうか。サイズは落としたのに、お尻まで隠れるくらい裾が長く、どんな体型を想定しているのか悩むところです。
ブランド名こそ違うものの販売元は同じようですし、首元のタグもブランドロゴ以外は共通だったのでOEM元があるんでしょうが、実際に着てみないとわからないことも多いので勉強になりました。

2022/08/07

ワイヤーとワイヤー受けの錆。

5月にホイールとスプロケットを交換して以来、ロー側でチェーン鳴りが気になっていたこともあって、重い腰を上げて変速の調整がてらフレームをひっくり返してみたところ、ワイヤーガイドがえらいことに。ST-6800の付属ケーブルを使っていたので、おそらくポリマーコーティングだと思うのですが、爪で引っ掛けるとカピカピになったコーティングが錆といっしょに落ちていきました。
以前はSTIレバーやシフトレバーにワイヤーガイドが付属していたような記憶があるのですが、ストックを見つけられなかったので、手元にあったErgopower付属品のガイドを応急的に取り付けています。BB下のアールと合っておらず、FDのシフトの調整が若干ルーズになってしまったので、やはりシマノ製のものが必要になりそうです。

あまりにひどい状態からの交換なので、RDの変速はすっかり快適になりました。後継モデルのST-8000や通勤でメインに使っているST-RX810と比較すると、以前はまだレバーストロークが大きかったのだと実感させられますが、それでもパシッと決まる感じはストレスフリーです。

2022/07/09

TAILLUX 40 DF / FLASHFENDER DF (Topeak)

製品コンセプトが気に入って、新商品のリリースの発表に合わせて飛びついたリアライト・フェンダーです。ライトにもフェンダーにも特筆すべき機能があるわけではないのですが、Duo Fixerと呼ばれる専用サドルマウントが肝で、対応するライト、フェンダー、サドルバッグ、CO2ボンベ用マウントのうち2つまで同時に取り付けることができるようになっています。※7/1に国内代理店のブランドサイトがリニューアルされたようですが、DFシリーズは非掲載となっています。
見た目が美しくないのでフェンダーをつける機会は最低限にしたいのですが、フレーム側に残るブラケットがどうしても不格好になってしまったり、Ass Saverのようなサドルレールに取り付けるものだと固定が甘くて気づかないうちに紛失してしまったりと、どれも一長一短でした。
Duo Fixerを利用すると、晴天時はリアライトのみで運用して、雨天時のみブラケット下段にフェンダーを追加することができるので、見た目がスポイルされず、なかなか理想に近いものが製品化されたと思えるところです。

TAILLUXは明るさと形状の違う25と40がラインナップされており、とりあえず明るい40をチョイス。Concor Racing (Selle Sanmarco)ではブラケット上段にライトを付けるとサドル下部のロゴマークの入ったリブと干渉してしまうため、サドルをAspide Racing (同)に交換して対応しました。25だとライト本体の高さが低いので、そのまま使えたかもしれません。
DFシリーズにはそれぞれブラケットが付属していますが、必然的に予備が溜まってしまうことになります。また、今後のシリーズ展開にもよるところですが、ライトのバリエーションは明るさや点灯パターンの異なる2種類しかないので、サードパーティ製でCateyeのブラケットが取り付けられるアダプターが出てこないものかと考えたりしています。

2022/05/07

ローラー用タイヤとホイールを交換。

Zwift用としてHOMETRAINER (Continental)を1年間ほど使ってきましたが、走行中の振動が気になるようになってきたためトレッド面を確認したところ、一部に亀裂が入っていて膨らんでいるのが原因だったようで、タイヤを交換しました。ローラー用タイヤとしては珍しくブラック一色のタイヤで見た目に違和感が出ないのが気に入ってはいたのですが、ローラーの表面にトレッドが張り付いてしまい頻繁に掃除する必要があるのと、最後までローラー後方にダストが飛び散るのが難点でした。Zwiftもイベントがない期間はマンネリ感が出てきて、タイヤ交換のスパンは前回とさほど変わらないものの、走行距離はちょっと落ち込んで6,500kmほど。
iRCとGrowtacが共同開発されたiRC ROADLITE HOME TRAINER×GROWTACも気になるところですが、今回は予備としてストックしていたZaffiro Pro Home Trainer (Vittoria)に戻すことに。

ローラ用ホイールとしてKsyrium SLを使い続けていたのですが、こちらも実走用に戻したいので、WH-RS100の後輪を購入して、17T~23Tの変速性能が落ちてきたと感じていたカセットスプロケットもCS-R7000の11-28Tに取り換えています。チェーンリングも交換時期が近づいてるので、次のチェーン交換のタイミングで新調する予定。
スモールパーツの入手性が落ちているのは実感するところで、FC-6800用のチェーンリングは52/36Tを購入できる機会がなかなかなかったために53/39Tをストックしてます。余談ですが、ディスクブレーキのキャリパーも購入しづらくなってきてますね。

2022/03/07

我が家のConceptZ1。

ディスクブレーキ車へ乗り換えを念頭にHY/RD (TRP)を購入していたのですが、通勤用に使うシチュエーションがほとんどなのでアルミフレームでほどほどのものがないか物色していたところ、MK-Disc (TNi)が目に留まりました。Allez Sprint Discだと高級だし、Ribble Endurance AL Discはスモールパーツの入手が必要な時に困りそう、Dolomiti DiscやCAAD13のフレーム売りがあればよかったものの今のところ完成車のみ、RL6Dも有力候補でしたがオールロード寄りなのが引っ掛かり……。
で、TNiですが、シートステーにキャリア用・フェンダー用ダボが付いてるくらいで、ジオメトリ表を見る限りではロード寄り。シート角が75~74°と立ち気味ですが、水平トップチューブ長が535までしかないので、身長が175cmくらいまでの方に向けて小さいサイズのみを取り寄せてる感じでしょうか。フォークの寸法の詳細が公開されていないのでサイズ感に不安はありましたが、他のバイクとも比較しつつ520サイズで乗れそうだったので購入してみました。
同ブランドからは7005MK II/IIIという乗り倒せるアルミフレームとして定評あるモデルもありましたので、それを引き継いでいるといいなと思います。

カラーバリエーションはブラックとホワイトの2色のみ。ロゴマーク等は入っておらず、付属のステッカーを貼るようになっています。せっかくなのでステッカーチューンでも……と思ったのですが、他の自転車ブランドのロゴではパチモン感が出てしまうし、自動車などの他業種まで広げてしまうとよく判らなくなりそうですし、かと言って完全オリジナルはハードルが高すぎて……ということで、Zwiftのロゴを入れてみることにしました。ホワイトだとZWIFT Carbonをより再現しやすかったんでしょうけど、ブラックを選んでいたのでグレーのカッティングシートで大きめのロゴを作って、ConceptZ1風にすることに。走行中にタイヤを光らせることは無理なので、フォークとトップチューブにFRAME FLASH 2.0 (THE BEAM)を貼って、反射によって光るようになっています。

車重もそこそこあるので走行感はもっさりしてます。ハンドリングも機敏とは言い難いし、キャリア用ダボやフェンダー用ダボが付いてるところを見るとレース向けという位置付けではなさそうなので、直進安定性を重視してるという認識でいます。ホイールを入れ替えるとストップ&ゴーは改善しそうですし、重さを感じつつも通勤にかかる所要時間はあまり変わらないのでスピードが乗ってしまえばペース維持はできているようです。

2022/02/27

Wahoo Climb MissionからのRapha RISINGからのUCI Esports Championshipへ。

イベントの開催期間が1/24~2/26の約1ヶ月間ということですっかり油断していたWahoo Climb Missionですが、2/15の時点で獲得標高が1,500mほどと達成が危ぶまれる状況が発覚したため、Alpe du Zwiftを2日おきに上りに行ってきました。獲得標高が3,048m、4,572m、6,096mとなるごとにゲーム内のアイテムがアンロックされ、Wahoo製品が当たる抽選に登録されるということですが、どちらかというとモチベーションの維持が目的なので、あまり期待しないことにしています。当たったら当たったで嬉しいんですけど。

2/25~2/27はRapha RISINGにエントリーし、こちらも3日間で2,896mを上るクライミングイベント。Alpe du Zwift、La Reine、Climbers Gambitの3ステージが設定されていますが、Ven-TopやRadio Towerが省かれている分だけ難易度は調整されているようでした。ステージごとにアイテムがアンロックされ、達成者はRaphaのクーポンが当たる抽選に応募できるとのこと。
連日AM3:00からのステージに滑り込み、初日こそグループ効果でAlpe du Zwiftの自己新を更新できたものの、La Reineはぎりぎり3.0w/kgをキープ、Climbers Gambitはゴール地点がKOMから2kmほど先ということを失念していて最後にずぶずぶと順位を落としました。Zwift Powerに基づいてBカテゴリーに割り振られているのですが、PWRは下限ギリギリなのでサンドバッグなんだよなーと思っていたら、スタート前のチャットでも同じような方々が大勢いて安心しました(皆さんブラフかもしれませんけど)。

3日目のClimbers Gambitステージのゴール後、4:45からスタートするUCI Esports Cycling Championship Men Eliteを観戦。NYCのKnickerbockerを3周して、KOMがゴールというコース設定で、YouTube配信と合わせてタムロリエさんの解説動画を同時に拝聴しました。最終周回でオーストラリアを除く逃げが形成されて、あわや逃げ切りかと思いきや、上り区間できっちり詰めてキャッチするという、現実のロードレースさながらの展開で語彙を失いました。
ずっと6~7w/kgで巡行してるのに、上りに入ると10倍近くをずっとキープしてるのやばいよね。各国のナショナルジャージが用意され、早朝という厳しい条件ながらも日本からエントリーされた選手の皆さんの活躍も見れたので良かったです。

2022/02/20

異音の原因はトラコンプリング。

1ヶ月ほど前からダンシングで踏み込むときに、カチカチ・パキパキといった音鳴りが気になるようになり、ハンドル周りのボルトを増し締めしたり、BBを交換したりと試行錯誤した結果、ホイールが原因でした。

症状としては、(1)左右とも下死点まで踏み込むタイミングで鳴る、(2)ブラケット、上ハン、下ハンのどのポジションでも鳴る、(3)シッティングでは鳴らない、(4)時間の経過とともに音が大きくなってる気がする、といったところ。
(3)では同じワット数で踏んで確認したので、とりあえずBBの可能性は薄いと踏んだのですが、ステムのハンドルクランプ・コラムクランプとも増し締めしても状況が変わらず、過去にBB-4600が短期間でゴリゴリとした感触になってしまった経験もあるため、藁にも縋る思いで交換することにしたのですが、こちらも期待を裏切る結果に。プレスフィットBBは交換の手間もかかるので悲しい。

左右の動きに関係なく音が発生するので、フォークやホイールを疑うことにしたのですが、この時点でようやく気付いたのが下死点まで踏み込んだ時に鳴るのではなく、車体を左右に切り返すときに音が鳴るということ。
手始めにR-SYSの異常を検索してみたところ、コンプレッションスポークを保持しているトラコンプリングの摩耗が原因で異音が発生することがあるという記事が散見され、まさに直面している症状と同じだったので、在庫を持ってるお店を探してきてトラコンプリングを購入。2009年モデルですが、CS-Maverickさんが通販にも対応されていて非常に助かりました。
部品が到着するまで悪化しないようにと前輪をKsyrium SLに交換した途端に静寂が戻ってきたので、発生源は間違いないよう。

R-SYSのハブ内部の構造は簡単で、付属のカニ目レンチのような工具でキャップを外してシャフトを抜くと、トラコンプリングやベアリングにアクセスできます。摩耗が進むと、リングが割れたり、スポーク側の摺動部が削れてしまってテンションが抜けてしまうこともあるようですが、幸いにもそこまでは進行しておらず。打痕は見受けられますが、外観からは凹みや削れが気になるほどではなく、またも空振りかもという不安がよぎりつつ交換。
旧モデルではリングの向きを少し変えて打ち直すことでスポークと接触する部分を変えるという手も使えたそうですが、変更後は専用クリップで固定するため向きを変えるにしても1回限りとなりそう。今回は素直に交換しました。

そうこうやってるうちに後輪からも同じような音が鳴りだしたので、予備として取っておくつもりだった2パック目を開封して、これで予備のリングは1つだけになりました(トラコンプリングは1セットに2つ入ってますが、R-SYSの後輪はノンドライブサイドだけがカーボンスポークなので1つしか使いません)。

交換後はすっかり異音も解消され、なんとなく踏み応えが変化したというか、カッチリした感じが戻ってきたような気がします。ネット上では8,000kmほどで交換したという話も見かけて、うちのもそれくらいかなと思っているところ。入手性が悪くなる前にもう1セットは確保しておきたいと思う一方で、ランニングコストも含めてパーツを選定しないといけないなと感じました。

2022/02/14

追い打ちスローパンク。

先週末の時点で後輪のタイヤの空気圧が少し下がっている感覚があったので、出勤前に空気を充てんしないといけないなと思っていたのですが、朝からいざ準備しようとしたところ後輪がぺしゃんこに。
11sカセットのついてる予備ホイールはローラー用のKsyriumと11sカンパのEurusくらいで、それぞれタイヤ交換・シフト調整にかかる時間を天秤にかけた結果、R-Sysのチューブ交換が手っ取り早いと判断しました。ただでさえ慌ただしい時間帯なのでビードにチューブを噛み込んだりすると厄介だなと思いつつも、トラブルなく出勤に漕ぎ着けました。

とにかくパンクに見舞われる頻度が高い気がしているOne (Schwalbe)ですが、トレッド面には多くのヒビが入っていて、ところどころに砂を噛んでいるので、部分的に薄くなっているところからチューブに傷をつけたのかなと推測してます。
交換してからの走行距離はまだ2,500kmほどではあるのですが、製造からはだいぶ時間が経ってしまっているので、早めに交換する必要がありそうです。次にパンクしたらタイヤごと取り換えることになるかな。

2022/02/12

ステップワゴンがやってきた。

当ブログではめったに登場しない自動車カテゴリーの記事になりますが、タイトルの通り自動車を買い替えまして、我が家にステップワゴンがやってきました。

ファミリーカーとしては3年前に購入したタントを使っており、高々とした天井や両側スライドドアといった利便性に満足してはいたのですが、ラゲッジスペースが手狭に感じていたことや加速の悪さといったネガティブな部分が不満になってきたこともあって、いよいよ買い替えることに。

ファミリー向けミニバンはどのメーカーにもラインナップされていますが、第一候補だったノア・ヴォクシーはモデルチェンジと時期が重なってしまい、金額がネックになり却下。セレナもオンライン見積の段階でトヨタと同価格帯に収まりそうだったので保留。一方でステップワゴンは少し遅れてモデルチェンジが発表されたものの、現行モデルであれば値引きが利くということで飛びついた次第です。
新型の室内空間の広さは気になるところですが、デザインは見慣れているせいか現行モデルのほうが好みでしたし、1代限りとなったわくわくゲートも必須ではないものの、あればあったで便利そうです。
春先までに納車されればいいかなと思って検討していたところ、初売りの目玉商品の1つだったということもあって契約から一月も経たないうちに納車されたのが計算外でしたが、ノア・ヴォクシーといい、新型ステップワゴンといい、発表後の購入であれば納期がかなり延びているようなので結果オーライでした。

タントに乗り換えたときは取り回しの良さに感動したものですが、車体が大きいだけに小回りが利かず気を遣います。車庫入れの感覚も変わってしまうので、早く慣れたいものです。

他社が2Lエンジンを積むのに対し、1.5L+ターボではパワー不足ではないかと懸念していたのですが、軽ハイトワゴンから乗り換えたばかりとあっては満足できるレベル。以前ほど前面に押し出されませんが、ダウンサイジングターボの考え方もありますし、スペック上の燃費もそんなに変わらないようで。3列目シートが床面とフラットになるように収納できるのは他にはない魅力なので、ゆくゆくはトランポとしても活躍してもらわないといけません。