2023/12/31

Festive500 2023と今年のまとめ。

いろいろと環境の変化もあって今年のFestive500は諦めようと思っていたのですが、何となく早起きができてしまったり、仕事を切り上げる時間を早めたりしているうちに、少しずつ距離が積み上がっていったのに気を良くして、最後はWatopiaを走り回って500kmを消化しました。
今年は24日が日曜日だったため40kmほどしか走れず、昨年のログでは1日あたり80kmくらい走っていたのを見て「これはとても無理だわ」と思ったのですが、朝から1時間ほどZwiftで30km、通勤でちょっと遠回りをして往復20km、帰宅後に時間の許す限りZwiftで20~30kmほどのペースで、仕事納め以降の3日間に50kmずつ走ることでどうにか達成しました。最終日にZwift Fondoでまとまった距離を稼げたのも昨年と一緒です。だらだらと距離を稼ぐのは精神的に持たないので、未達成のルート完走とワークアウトでモチベーションをキープしました。最近のアップデートで追加されたルートの1つであるThe Big Ringを29日に回ったところ、31日のZwift Fondoでも同じルートを走ることになったのは計算外でした。。。
最近はイベントに参加する時間帯が合わないことも多く、ワークアウト中心となっていますが、コンパニオンアプリを使うために自転車用のスマホホルダーを導入してみたり、料金プランも新たに設定された年払いに切り替えたり、ダイレクトドライブのスマートトレーナーが欲しいなと物色し始めてみたりと、ますますバーチャルサイクリングに踏み入れている感があります。一時期は運動不足で体重が増えてしまったところから、Zwiftを始めて以降はキープできるようになっているので、運動習慣を継続するという点からも引き続き利用したいところです。

今年は特に目新しい機材導入もなく、実走はほとんどMK-Discで、たまにメンテナンス中のリザーブとしてRS6。どちらもフロントシングルですが、通勤路がほとんど平坦なので不満もなく。公共駐輪場を利用せざるを得ないのですが、知らないうちに傷が増えてるのは癪に障ります。
Zwiftでは引き続きRMZとGT-Roller F3.2という組み合わせでした。GT-Rollerといえば、4本・3本ローラーは後継機となるQ2、T2にモデルチェンジが発表されましたが、F3.2は生産終了に伴いホームページから落ちてしまいました。いよいよ樹脂ローラーの汚れが取れなくなってきたため、予備の購入を検討すべきか、次の発表を待つのか悩みどころです。
12月に入ってからモーションコントローラー付近で異音が発生して買い替えを覚悟したものの、このときは自転車側の問題で事なきを得ましたが、長期使用によりシャフトが破損する恐れがあるというアナウンスもあり、現時点では両睨みといった感じです。

Zwiftのお供として、だいたい1時間のワークアウトで30分アニメを3本消化する形で、Amazon Prime Videoにもお世話になりました。
お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件、お兄ちゃんはおしまい!、閃光のハサウェイ、機動戦士ガンダムNT、虚構推理、進撃の巨人、ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん、NieR:Automata、【推しの子】、機動戦士ガンダム水星の魔女、鬼滅の刃(刀鍛冶の里編)、僕の心のヤバイやつ、山田くんとLv999の恋をする、AIの遺電子、うちの会社の小さい先輩の話、彼女、お借りします(第3期)、五等分の花嫁∽、呪術廻戦、好きな子がめがねを忘れた、BLEACH 千年血戦篇、るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-、君のことが大大大大大好きな100人の彼女、薬屋のひとりごと、16bitセンセーション ANOTHER LAYER、SPY×FAMILY Season2、葬送のフリーレン、サマータイムレンダ、SSSS GRIDMAN……ってコピペで列記していくと30作品ほどを観てきました。サマータイムレンダとグリッドマンは今期の作品ではありませんが、前者はもともとウォッチリストに入れていたのと、後者は映画GRIDMAN Universeを観た後に本編未了だったのに気付いたため。流行りの異世界転生モノにはあまり食指が動かず、一方でラブコメが多いな。16bitセンセーションは完全におっさんホイホイでした。EDが在りし日のI'veサウンドでもう釣られるしかありません。

お仕事のほうは業務内容こそ大きく変わりはしなかったものの、人が変わり、立場が変わり、いろいろと考えないといけないことが増えてきたなと感じるばかりです。

2023/12/16

Zwift Academy 2023

年中行事となりつつあるZwift Academyを今年も完遂しました。
昨年までと傾向が変更されており、トライアスロン向けのプログラムは廃止され、イベントの前後で同一区間のタイムを計測するベースライン・フィニッシュラインライドもなくなりました。ロードレース向けに絞られた今年は6つのワークアウトと2つのレースで構成され、各ワークアウトはインターバルの回数や継続時間の異なるロング・ショートバージョンがそれぞれ用意されましたが、プロ契約の選考に進むためにはロングバージョンで完了するという条件になっていました。「前半のブロックでそこそこ脚を使わせておいて、後半のフリーライド区間を全力で踏む」、「短めのレストを挟んで、閾値付近キープするブロックが続く」といったように、ワークアウトの内容もより実践向け(というか、選手のリクルートを目的とした能力測定の側面が強化されたもの)になったと感じました。

レースはCategory Enforcementが有効にされており、Zwift Powerで振り分けられたカテゴリーに参加することになります。当初はCカテだったのに、1つ目のレースでBカテに繰り上がってしまい、2つ目のレースではボコボコにされる羽目になりました。レースともなるとアップをちゃんと済ませておかないとスタートダッシュで置いて行かれるのは承知していましたが、スロースターターにとって早朝のダッシュは対応しづらいものです。
Zwift Academy期間中に記録された1分、5分、20分ベストと直近での測定値を比較したメールが配信されましたが、どちらもほどほどに更新されていて良かったです。

今回はショートバージョンのワークアウトばかりを選んでしまいましたが、Zwift内で利用できるウェア類やAeroad用のカラースキームがアンロックされました。イベントごとに新しいカラーが選べるようになるのはいいのですが、そろそろ新しいフレームが追加されると飽きが来ないのになと思うばかりです。最近はTTイベントでもない限りはトロンバイクばかり使っていますが、Madone7やTarmac SL8といった最新モデルもアイコニックで目立つと思うんですけどね。

2023/12/03

Forerunner 255S (Garmin)

長らくVivosmartやMi bandといったアクティビティトラッカーを使ってきましたが、仕事着とのマッチングの無さが気にかかっていたこともあり、スマートウォッチに乗り換えました。ちょうど後継モデルの265が出るタイミングということもあってか、値引きだったりポイント還元だったりで想定よりもお安くなっていたので、Forerunner 255SのPowder Greyをチョイス。末尾にSが付くコンパクトモデルは女性向けを意識しているためか、カラーリングは255のほうが好みではあったのですが、サードパーティ製の交換ベルトとベゼルカバーを付けることでほぼ全体的にブラックな見た目になりました。
以前はForeathleteだったのがForerunnerと改められた製品名の通り、陸上ランナー向けという位置づけにはなっているものの、他のラインナップが海洋、ゴルフ、登山などに向けた製品であることから、陸上エンデュランス系スポーツはForerunnerシリーズがカバーしているという認識です。もうちょっとカジュアル向けのVivoactiveやVenuも機能差が小さくなってきているので、価格差も含めて選びにくくなってる印象は受けています。
モデルチェンジ後の265では、もともと上位モデルの955しか対応していなかったトレーニングレディネスの機能が追加されてしまったのが想定外でしたが、それ以外の求める機能はほぼ同じでした(画面が有機ELだったり、タッチパネルといった差異はあります)。一方で、下位モデルの55には無いHRVモニタリングが気になっていたのですが、内部での分析には使われているものの、それ単体で記録を読み出すことはできないようで、ちょっと肩透かし感はあります。

Vivosmartと比較するのはあんまりでしょうが、腕時計として使い勝手が良いのは当然として、表示される情報量が多くなり、スマホからの通知も読み取りやすくて便利です。また、心拍数に基づいた分析やGarmin Connectを介したEdgeのデータを含めた運動強度のアドバイスもなかなか的確だなと感じています。体調が悪いときはストレススコアがドーンと上がったり、睡眠スコアやHRVの変動として現れるのは興味深いところです。
先日の重要な会議に出席した際にはずっとストレス高の状態が続いていて、「精神的なプレッシャーが心拍に反映されるのか……」と考えていたところ、会議後に熱発しました。あくまでフィジカルとしてのストレスということのようです。その後は睡眠スコアもHRVもボディバッテリーもダダ下がりで、(プラシーボ効果による悪影響も否定できませんが)自覚のない不調も視覚的に把握するきっかけになるので重宝しています。

今のところ、フル充電から2週間近くはバッテリーが持つような運用になっているので、容量の小さいアクティビティトラッカーと比較して、バッテリー切れのストレスは軽減しました。Smart Band 7 (Xiaomi)は3日に1回は充電しておかないと、日中にバッテリー切れになってしまうため、こちらの今後も考えていきたいところ。Vivosmartよりも振動が強いので、アラームには最適なんですけどね。

2023/11/11

2023年の半袖事情のまとめ。

11月に入ってようやく……というか急に秋をすっ飛ばして冬のような気候がやってきてしまったので、慌てて衣替えです。10月いっぱいで終わる予定だったクールビズも、11月以降も継続してウォームビズと呼び方を変えて存続されるようで、スーツ+ネクタイというユニフォームも旧態依然のものになりつつあります。

通勤の際に着る服装も、だいたい15℃くらいまでは半袖ジャージをベースに、ウインドベストや長袖インナーと組み合わせて対応してきましたが、さすがに1ケタ台が見えてきたので長袖ジャージやウインドブレーカーに切り替えることにしまして、ひとまず今夏を乗り切ったウェア類の感想をば。
有名ブランドのエントリー向け製品を買うくらいなら、安価な中華ジャージも侮れないなというのが今期のまとめになるのかな。機能性というか猛暑に対する快適性を考慮すると、Sunvoltは捨てがたいです。割引と在庫のタイミングがなかなか合わないのが難点でしょうか。

300-B:ファーストレースジャージ(パールイズミ)
同社のファーストジャージと商品名が似通っていますが、こちらはレースフィットのエントリー向けラインナップで、バタつきが少ないカッティングとトレンドを押さえた長めの袖が見栄えするモデルです。ただ、上位モデルとの差別化のためか、生地が若干厚手で、厳暑期は速乾性が追い付かなくなる印象です。

Aeron Lab XC、Aeronジャージ(dhb)
Wigleで安くなっていたのを興味本位で購入したものの着る機会がないままだったのですが、自転車ジャージでの出勤にすっかり抵抗が無くなってしまったのを機に日の目を見ました。同じAeronシリーズですが、Aeronは袖がカットオフのまま絞り込まれていないのに対し、Lab XCは襟が低く、袖も伸縮性のあるメッシュ素材となっています。暑くなるほどLab XCのほうが使い勝手が良いのですが、洗濯ネットに入れて洗濯してたにもかかわらず袖のメッシュにほつれが出てきたので、扱いはデリケートかもしれません。

スタンダード半袖ジャージ、クールメッシュ半袖ジャージ(Sunvolt)
オーダージャージのイメージの強かったSunvoltの一般ラインで、クーポンが出てたのを機に購入。素材が違うだけかと思っていたのですが、同じMサイズでも、スタンダードはフィット感も緩めで、袖が絞られておらずバタつくのに対して、クールメッシュは全体的にフィット感が高いカッティングになっていました。スタンダードはパールイズミのファーストレースジャージと似たような印象です。dhbと同様にメッシュ生地は取り扱いに配慮する必要がありますが、後者のほうが明らかに涼しく、また機を見て買い足したいと考えています。

エアロライトジャージ(シマノ)
近年ではウェア類のラインナップも増やしているシマノの22SSモデルで、パフォーマンスラインの中では下位モデルにあたります。全体的にメッシュ生地を多用されていて涼しげに見えたのですが、いざ着てみると緩めのフィット感と、厚さを感じる生地で、期待してたほど涼しくありませんでした。上位モデルだと対応するレンジが変わってくるのかな。

RS Climber's Jersey(Sugoi)
死蔵しているうちにすっかり廃盤になってしまったスゴイのメッシュジャージで、商品名の通りクライマー向けの軽量ジャージです。持った時に不安になるほどの軽さに加えて、Sunvoltのクールメッシュジャージを凌ぐ汗抜けの良さで暑さ対策としても文句なしです。生地がめちゃめちゃ薄いがゆえに、洗濯するたびに心配しないといけないので、気軽に着れないのが玉に瑕でしょうか。

サイクルジャージ(Darevie)
Amazonでいろいろと見かける中華ジャージですが、怪しい日本語が多用される商品説明とMade in Italyを謳うのが気になって、2000円台であればダメージも少なかろうとサイズチャートで合いそうなものを買ってみました。同社のウインドベストはSサイズでジャストでしたが、ジャージはチャートの表記がちょっと異なっていたのでMサイズに。裾のすべり止めがやたらワイドなのが意外でしたが、フィット感も悪くなく、ちょっと長めの袖もトレンド感があって、コスパが高いと感じています。セール価格であれば、来シーズン用に買い増しを検討中です。

2023/09/21

フロントシングルバイクを作るには。

通勤用バイクとして整備したRS6とMK-Discは、どちらもFDを取り付けずにフロントシングルで組んでいます。通勤路が平坦基調なのでもともとフロントギアを変速する機会が少ないというのもありましたが、当初はRS6のFD台座が直付けではなくバンド式だったことが大きいです。それまで所有してきたロードバイクがすべてフロントダブルでしたが、バンド式FDが手元に無かったのと、バンドアダプターがシートチューブに傷をつけてしまう懸念を許容できなかったことから、広大なギアレシオのほうをあっさり切り捨てることにしました。
以前ほど自転車の整備に時間を割けなくなった点でも変速の調整が必要な部品が減るのはメリットでしたし、昨今では直付けのFD台座に取り付けるチェーンキャッチャーも市販されているので、タイミングによっては台座があってもフロントシングルに行き着いたかもしれません。

チェーンリングはナローワイドが鉄板になりますが、RS6ではGRXのクランクを導入しました。常用するギア比をカバーするためには40Tよりも42Tのほうが使い勝手が良さそうだったこともあり、RX600-1ではなく奮発してRX800-1をチョイス。
GRXクランクではチェーンラインがアウター寄りになるのが気になったのと、パワーメーターを使いたかったこともあり、MK-DiscではWolftoothのギア板に交換したFC-R7000を取り付けています。フロントダブルだと純正とサードパーティ製とではチェーンリングの変速性能の差が出ると言われてましたが、シングルでは一向に気になりません。クランクのデザイン上、チェーンリングボルトの部分に段差ができるのが見た目にマイナスでしたが、RIDEAのチェーンリングボルト(という名のナット)TQSH-70を使用することで、だいぶ値が張るものの純正チェーンリング相当の外観となり満足してます。Wolftoothなら楕円ギアも含めて選択肢が豊富ですし、GRXにこだわる理由はあまりなさそうです。

グラベルバイクの普及と重なって、油圧ディスクブレーキであれば自由度が高く、GRX (Shimano)、Ekar (Campagnolo)といったグラベル向けコンポを筆頭に、SramはRed、Force、Rival、Apexのいずれのグレードにも1x用のパーツがラインナップされています。今のところ採用する予定はないものの、シフト操作のない右レバーでドロッパーポストの操作ができるようになっているのには隔世の感があります。
MK-Discは当初Force22+HY/RD (TRP)という機械式ディスクの組み合わせで組みましたが、キャリパーが大きかったことや油圧ディスクへの興味を捨てきれず、GRX RX600に組み替えています。

一方で、機械式ディスク/リムブレーキで組もうとすると途端に選択肢が減ってしまい、シングル用コンポが用意されているのはSramくらいで、フロント変速用のレバーを遊ばせておくか、左レバーのみサードパーティ製のブレーキレバーを採用することになりそうです。Di2だと各スイッチに割り当てられる機能を変更できるので、FDを接続せずに運用できるのであれば、レバーからフロント変速の機能を省けばシングル用に使えると思うのですが、E-Tube対応のコンポを触っていないので如何せんこの辺りは未知数です。
RS6では、10s CentaurのErgopowerをベースに、フロント用は変速ユニットを取り外してブレーキレバーだけにしたものを、リア用は11s変速ユニットに取り換えてEquall Pulleyを取り付けたものを採用しましたが、RD-R7000との相性が悪く変速性能がいまいちだったため、MK-Discの組み替えの際にForce22にForce1用ブレーキレバーを組み合わせた運用に切り替えました。

すっかり12sコンポへの移行が進んでしまっており、特に上位モデルの11sコンポの入手性が悪くなってきていますが、たまたまもう1台だけFD台座のないロードバイクのフレームが手元にありましたので、いずれ組む時のためにパーツだけ手配を進めています。最後のリムブレーキフレームになるかと思いますが、ぼちぼち組んでいきたいなと。シフトワイヤーがなければ、見た目もクリーンに仕上がるのではないかと期待しています。

2023/08/08

Rubinoのパンク。

通勤中にガラス片を踏んでしまったようで、後輪が久しぶりのパンク。残り2km地点あたりでスローパンクっぽいなと感じていたところ、トレッド面で踏んだガラス片がそのままチューブまで貫通したような形で空気が抜けてしまいました。低圧気味の運用で、そろそろ空気を補充しないと思っていた矢先ではあったのですが、いざトラブルとなってしまうと早めに手を打っておくべきだったなと反省しきりです。
穴そのものは小さかったので裏から補強して使い続ける手もありましたが、サイドのひび割れもだいぶ進行していたのでストックしていたタイヤと交換することにしました。

こちらも久しぶりにVittoriaのタイヤを使うことになったRubino Pro G2.0ですが、グリップ力や接地感ではあまり不満はなかったものの、最後まで軽快感が欲しいなという印象は変わらず。
だいたいフロント5.0bar、リア5.5barから調整を進めて、パンクのリスクは上がりそうな4.0bar前後が「もっさりするけど、速度はあまり落ちずに快適性がだいぶ上がる」というところで、そのまま3.0barくらいまで下がってしまうとただただダルいタイヤになってしまうので、その直前に空気を補充するような運用でした。

次は気になっていたAGILEST (Panaracer)を使いますが、台風の影響でしばらく雨予報なのが気がかりです。

2023/05/13

ROADLITE HOMETRAINER (IRC)

ローラー用タイヤをZaffiro Pro Home Trainer (Vittoria)に戻してから早1年が経過し、再び振動に悩まされるようになってきました。前回もそうでしたが、トレッドとサイドの継ぎ目の部分に少しずつ亀裂が入り、部分的に膨らんでしまうのが振動の原因となるようです。使用期間によるものなのか距離によるものかはよく分かりませんが、これが進行するとタイヤ内部のささくれのようなものがチューブと摩擦を起こすことで、スローパンクの症状が発生します。

と、傾向が掴めてきたところで、前々から使ってみたいと思っていたROADLITE HOMETRAINER (IRC)に交換しました。GROWTAC社との共同開発ということで、GT-Rollerユーザーとしても気になっていましたし、リリース直後の評価も高かったので気になっていたところ。
Zaffiroとは異なり、トレッドパターンのないスリックタイヤになっていて、振動や音鳴りも少なく、グリップの高さも感じられます。HIITのように高い出力を求められる場面でも静粛性が高いので気に入っています。これでZaffiroと同程度の耐久性であれば、性能が高い分コストがちょっと高いのも納得できそうです。

2023/04/08

5,000kmからのチェーン交換。

ずるずると先延ばしにしていましたが、MK-Discのチェーンをようやく交換しました。Garmin Connectではアクティビティ毎に使用した機材を登録できるのですが、手入力が必要なのでついサボっており、遡って一通り仕分けてみたところ、すでに5,100kmほど走っていたことが判明。スプロケットの多段化が進むとともにチェーン幅は薄くなり、耐久性は下がっていく一方ですし、11s用チェーンとしては十分に働いてもらったといえるでしょう。RDを通すときにガイドの外側にチェーンを回してしまっていることに気づかずにつないでしまい、1mmも走らないうちに再度切ってコネクトピンを打ち直したのはナイショです。

どちらかというと真っ黒なチェーンのステルス感で選んだTIPSUM X11SL DLCでしたが、キシキシした感じの出にくいヌルっとしたチェーンで、サードパーティ製ながら変速にも特に不満はありませんでした。多分に漏れず値上がりしてしまい、積極的に手が出しづらくなってしまったこともあって、今回はストックしていたCN-HG601に交換しました。HG701やHG901も手元に置いてはいるのですが、とりあえず安いグレードから消費していくことに。

交換して最初のライドでは踏み込んだときのカッチリ感がまるで別物で、チェーンの状態だけでこうも違うものかと感動しました。二度、三度と乗るうちに初回の感動はすっかり薄れてしまいましたが、様々なコンディションで乗ることになるでしょうし、ルブだけは枯らさないように気を付けていきたいものです。

2023/03/31

うたかた。

早いもので年度末を迎えてしまいました。年末年始のちょっとのんびりした空気感と違って、今年は特に〆切に向かって慌ただしく過ぎて行った感じがあります。おかげで期間限定の楽天ポイントを使い切るのをすっかり忘れていました。
雇われには避けられない人事異動のシーズンですが、幸いなことに来年度も引き続き同じような業務に携われるようで一安心といったところ。変化がないのも善し悪しですが、少なくとも仕事のやり方は変えていかないといけませんし、一つ一つの案件としては同じものはなく、立場や周囲の環境は変わっていくので、まずはそちらに順応したいものです。欲を言えば、やり切ったなと思えるタイミングまでは継続させてほしいな。

MK-Discに乗り始めてからちょうど1年が経過したところですが、Garmin Connect上で走行距離が確認できるようにデータをちまちまと追加してます。一括して入力できると助かるのですが、CSVで吐き出してスプレッドシート上で管理するほうが簡単なのかな。月間走行距離から推算するとざっと4,000kmは走ったことになるのですが、当初からインストールしていたTIPSUM X11SL DLCの伸びが0.75%を超えてしまっていたので、遠からずかなと思います。
2,000kmあたりではチェーンチェッカーの0.5%が通らなかったと記憶してますが、ルブが切れないように気を付けてるつもりではいるものの雨の中を走ったりもしますし、いったん摩耗が始まるとその後は早いのかも。消耗品といえど11sチェーンも値段が上がってしまったので、なるべく労わらないと。

通勤でもせっせとデータを集める都合で、心拍センサーはTICKR FITを着けていたのですが、Side by Side Radioの影響でPolar H10を導入してみました。光学式心拍計は装着が手軽だったのですが、心拍数の変化への追従性が鈍いのが気になっていたのと、Podcastでサンプリングレートに触れられていたのを聞いて、たしかに電位センサーを用いるのが精度の観点からも正解だろうと思うに至った次第。GarminやCateyeのセンサーを持っているにもかかわらず、気になりだしたタイミングでAmazonで20%オフクーポンが出てきたのに釣られてしまいました。H10は内部処理の精度が高いのか、単にベルトの質が良いのか判然としませんが、少なくともTICKR FITで感じていた不満は解消したので使い続けていきたいと思います。

2023/02/28

INAREM ストレッチレインスーツ (WORKMAN)

何かと話題のワークマンをちょいちょい利用していますが、価格も手ごろで、そこそこの性能のウェアが購入できるのは助かるものの、いかんせんラインナップが多すぎて予備知識なしで店頭に赴くとどれを選ぶといいのか悩みます。今回は急遽レインウェアが必要になったため、仕事の前日に駆け込んで、耐水圧20,000mm・透湿度25,000g/m3/24hというスペックの数値のみで選んできました。
ちょうどオンラインショップにはレインウェア特集のページがあり、ブランド別・スペック別の商品一覧を確認することができたので、ユーザーレビューやサイズチャートなどを眺めながら事前に当たりを付けたうえで、店頭在庫が豊富な店舗をピックアップして、あとは現物を見てから決めることに。

自転車に乗るときに着ることも想定していたのでレインパンツは不要かなとも思っていたのですが、上下セットでも\4,900ということで、あっても無駄にならないだろうとセットで購入。無難にブラックにするつもりでいましたが、サイズの在庫の関係と視認性の高さに期待してベージュを選んでみました。対応身長で選ぶとMサイズになるところですが、胸囲や胴囲を見てバタつかないようSサイズをチョイス。丈の長さが心配でしたが、Sサイズでも袖や裾の長さは十分でした(自転車の乗車姿勢では袖があと3cmくらいあるとベターでしょうか)。

翌日は想定以上の本降りだったため、長袖ジャージ・ハーフパンツの上から着用して、30分ほど自転車で移動することになりましたが、新品ということもあり雨を一切通すことなく快適でした。レインパンツは裾をスナップボタンで絞ることができて、裾バンドがなくてもチェーンで汚れることもなく、先にシューズカバーから浸水し始めるほど。
ムレナイ(=蒸れない)を逆から読んだ商品名がつけられていますが、たしかに透湿度は高いようで、ビニール製カッパとは快適性が段違い。仕事が終わるころには雨がやんでしまいましたが、着たまま自転車に乗っても中がベチャベチャにならず感動しました。

あまり着る機会が多くはないと思いますが、そこそこの耐久性があれば助かります。価格を考えるとダメになってもリピートしたいと思えるところです。

2023/02/21

Edge530 (Garmin)

2015年に購入していたEdge520のバッテリーの持ちが我慢できないレベルにまで悪化してきたので、8年ぶりに後継モデルに移行するすることにしました。520のときもそうでしたが、この手の買い物は自分の背中を押す何かしらのきっかけが必要になるようで、使用期限の迫っていた楽天ポイントを投入した上で今回もクリスマスプレゼントとして購入。

さりとて520に不満を感じていたわけではないのですが、530の良い点としては起動にかかる時間が短くなったことと、トレーニング負荷やコンディショニングに関するアドバイスをくれる機能でしょうか。一方で、電源ボタンを長押しするとスリープ、バイクアラート、電源オフのメニューが表示されるようになり、電源を落とすまでにひと手間増えたのがちょっと残念です。基本はスリープでもバッテリー消費が抑えられるということなのかな。
いろいろとグラフィカルに表示してくれるようになっていますが、基本的には500、520のころと同じように速度やケイデンスを並べて表示する構成がデフォルトなので、使いこなせていないなと感じているところです。本体のみで設定が完結するのもいいんですが、Garminc Connectから画面構成を変更できたり、機種間で設定を共有できるようになると移行しやすくて助かります。

安い買い物ではなかったので、今回は同時にシリコンカバーも購入してみました。純正だけあってサイズ感はぴったりなのですが、ボタンの押し込みに失敗することが多く、慣れが必要なのか、カバーと本体のボタン位置が合っていないのか。。。

2023/02/15

Rubino Pro G2.0 (Vittoria)

通勤で酷使していたRace Evo4 A (Panaracer)のトレッド面がすっかりフラットになってしまい、ロードノイズの発生やウェットグリップの低下が気になってきたので、前後ともタイヤ交換に踏み切りました。当初は同社のAGILESTが第一候補でしたが、その前にちょっと安く入手できたRubino Proを使ってみることにしました。現行ラインナップではモデル名が変わっていますが、コンパウンドに上位モデルと同じGraphene 2.0を採用したもので、サイズはそのまま旧ETRTOで700×25C。
トレッド面にはアーガイル柄に波線が重なったようなパターンが入っており、タイヤ外側のコンパウンドを変更するのと合わせて、コーナーでのグリップを稼ぐことを狙っているようです。

かなり使い古したタイヤからの交換なので、第一印象としては路面抵抗も抑えられて踏み出しが軽くなったのと同時に、サイドコンパウンドは下りコーナーでの安心感につながっています。巡行では若干もっさり感が出てくるのですが、このあたりの軽快感を求めるのであればハイエンドモデルに手を出すことになるのでしょうか。
最近は5.5bar前後で運用する機会が多いので、耐パンク性能とトレッドの寿命が気になるところです。

昨今の物価上昇を考えると、一足遅れながらトップダウンで性能が上がっていく各社のセカンドグレードあたりが引き続き狙い目になりそうです。

2023/01/28

RC7 SH-RC700 (Shimano)

最近は専らZwift専用となっているロード用ビンディングシューズを、RP3からRC7に更新しました。サイズは継続して44Eのまま。RP3を使い始めてから5年が経過し、アッパーが凸凹になってしまったり、ストラップが伸びてしまってはいたのですが、何よりシューズ内部の汚れが看過できなくなってきており、Festive500が終わったら入れ替えようと決心した次第。

最近のシマノのシューズはモデル名は継続のまま、型番の末尾だけがナンバリングが増えていくようになっていますが、今回のRC7はモデル初期のSH-RC700で、現行モデルのSH-RC702は3代目RC7ということになります。
つま先側にベルクロ、足首側にBOAダイアルIP1という組み合わせで、1ノッチずつ締める・緩めるを調整できるのと、ダイアルを上に引き上げると一気にリリースできるようになっています。XC300に採用されているL6は緩める方向には調整できないのですが、ここは両方ともに調整できるほうが望ましいです。ただ、1ノッチ当たりのワイヤー引き量はIP1のほうが大きいような気がします。

世代としてはRP3と同時期のモデルになるため、同じサイズということでシューズ内部の造りはよく似ています。アッパーの開きが外側にオフセットされているのと、タンに深い切り込みが入っていて、足首の動きを阻害しないように設計されているようです。
ソール強度は10/12となり、RP3が6/12だったところから、1.6倍になりました。久しぶりにカーボンソールのシューズを履きましたが、カチッとした踏み味で、ロードバイクらしさを感じるところです。

2023/01/07

中途半端≒中庸。

明けましておめでとうございます、というにはちょっと時間が経ってしまいましたが、若干ゆっくりめに通常業務に戻りつつあります。今年は1週目が水曜日から始まったおかげで週末がすぐにやってきたり、ハッピーマンデーで来週も平日は4日間と、スロースターターにはちょっぴり嬉しい並びとなりました。

自宅のPC環境について、これまではデスクトップPCと27インチ液晶モニタの組み合わせを据え置きで使っていましたが、環境やら生活リズムの変化やらでモビリティが欲しいなと感じ始めていたところ、とりあえずミニPC+16インチモバイルモニタという構成を試用中です。
Intel NUCもベアボーンとしては文句なしにコンパクトな筐体ですが、昨今は10cm角にも満たない手のひらサイズのPCが次々とリリースされており、サブ機としてNuc Box 5 (GMKtek)を購入してみました。I/Oインターフェースは最小限で、拡張性は皆無ですが、ストレージはNASでカバーできるし、Logicool製品であれば1つのUnifyingドングルにマウスもキーボードもペアリングでき、Celeron N5105も普段使いでは不満のないレベルです。

リビングに拠点を構える際に、遊ばせていた22インチ液晶モニタに接続すると可搬性がスポイルされ、次善策で40インチTVに接続すると(当然ですが)テレビ番組を観ることができなくなり、行き着いたのがモバイルモニタでした。
ボリュームゾーンとしては13インチと15インチに集中しているようですが、アスペクト比16:10で解像度2560×1600 (WQXGA)となる16インチのをチョイス。LGにも同じスペックのものがありますが、今回は比較的安価だったUPERFECTのもの。VESAマウントにも対応していますが、裏面に段差がついているため2穴となっています。アームに取り付けるのであれば4穴が望ましいのですが、そうなると厚み、重量とトレードオフということになります。

以前までは、17インチモニタを積んだ据え置き用ノートPCの立ち位置がよく理解できなかったのですが、今の自分の用途だとわりとフィットしたのかもしれません。
Nuc Box 5がAlternate Modeに対応してるとケーブル類が減ってより理想的ではあったのですが、キーボードやマウスは気に入ったものを使いたいので現時点での最適解にたどり着いた感はあります。