2023/01/07

中途半端≒中庸。

明けましておめでとうございます、というにはちょっと時間が経ってしまいましたが、若干ゆっくりめに通常業務に戻りつつあります。今年は1週目が水曜日から始まったおかげで週末がすぐにやってきたり、ハッピーマンデーで来週も平日は4日間と、スロースターターにはちょっぴり嬉しい並びとなりました。

自宅のPC環境について、これまではデスクトップPCと27インチ液晶モニタの組み合わせを据え置きで使っていましたが、環境やら生活リズムの変化やらでモビリティが欲しいなと感じ始めていたところ、とりあえずミニPC+16インチモバイルモニタという構成を試用中です。
Intel NUCもベアボーンとしては文句なしにコンパクトな筐体ですが、昨今は10cm角にも満たない手のひらサイズのPCが次々とリリースされており、サブ機としてNuc Box 5 (GMKtek)を購入してみました。I/Oインターフェースは最小限で、拡張性は皆無ですが、ストレージはNASでカバーできるし、Logicool製品であれば1つのUnifyingドングルにマウスもキーボードもペアリングでき、Celeron N5105も普段使いでは不満のないレベルです。

リビングに拠点を構える際に、遊ばせていた22インチ液晶モニタに接続すると可搬性がスポイルされ、次善策で40インチTVに接続すると(当然ですが)テレビ番組を観ることができなくなり、行き着いたのがモバイルモニタでした。
ボリュームゾーンとしては13インチと15インチに集中しているようですが、アスペクト比16:10で解像度2560×1600 (WQXGA)となる16インチのをチョイス。LGにも同じスペックのものがありますが、今回は比較的安価だったUPERFECTのもの。VESAマウントにも対応していますが、裏面に段差がついているため2穴となっています。アームに取り付けるのであれば4穴が望ましいのですが、そうなると厚み、重量とトレードオフということになります。

以前までは、17インチモニタを積んだ据え置き用ノートPCの立ち位置がよく理解できなかったのですが、今の自分の用途だとわりとフィットしたのかもしれません。
Nuc Box 5がAlternate Modeに対応してるとケーブル類が減ってより理想的ではあったのですが、キーボードやマウスは気に入ったものを使いたいので現時点での最適解にたどり着いた感はあります。

2022/12/31

Festive500 2022と走り納め。

引き続きコロナ禍の1年間となりましたが、早いもので2022年も終わりが近づいてきました。このブログもすっかり放置気味で、いくつか書きかけの記事を残したまま、そもそもPCに触れる時間が減ってしまっていて、旬を逃してしまってるなと反省しきりです。

年末の風物詩であるFestive500は、今年もほとんどZwiftに入り浸って完走までこぎつけました。通勤と早朝Zwiftで距離を伸ばしつつ、1日当たり70kmプランを粛々と進めました。最終日にZwift Fondoが開催されたのもモチベーションとしてありがたかったです。
まとまった時間がとりづらいので以前のように1日かけてロングライドに出かけるわけにもいかないのですが、時間帯を問わずに安全に乗れるという点でローラー台とZwiftの恩恵は計り知れません。

StravaのYear In Sportが有料プランのサービスに移行してしまったようで残念ですが、Golden Cheetahの統計では、今年は364日、396時間、10377kmを自転車の上で過ごしたようです。昨年が363日だったので、365日を目標にしていたのですが、6月中旬に痛恨の寝落ちをかましてしまい、皆勤賞の達成は来年に持ち越すことになりました。
1年間の調子の波としては、梅雨入りで自転車の通勤頻度が減ってしまう6月ごろにいったん練習量が落ち、その後のWatch The FemmeやOff the MAAPといったZwiftイベントを経て、CPは8月後半にピークを迎えていました。寒くなってからはペース走が大部分を占め、現在のCPは200w前後で落ち着いている感じです。

機材面では、MK-Discを購入して、ディスクブレーキへの移行が本格的に進みました。当初は機械式・油圧式のハイブリッドとなるHY/RD (TRP)だったのが、GRXの導入で油圧式になり、組み換え直後は音鳴りもありましたが、ローターの脱脂とパッド交換で解決して以降はトラブルもありません。

何よりケガも病気もない1年だったので、来年も引き続き安全第一で過ごしたいものです。

2022/11/26

XC3とXC1。

通勤用のSPDシューズとしてRT5を長らく愛用してきましたが、徐々にアッパーが伸びてきており、ベルクロも当初留めていた位置からだいぶベルトが余るようになってきてしまったので、XC3 (SH-XC300)にスイッチ。XC3にはワイド幅が設定されており、ロードで使っているRP3 (SH-RP300)と同じ44ワイドを選びました。
クロージャーにはBOAダイアルが採用されてハイエンド寄りの見た目になっていますが、シューズ全体に均等にテンションをかけるためにダイアルが1つなのが裏目に出て、ラストの形状が変更されたのかシューズ前方の空間が空きすぎている印象があるのに、シューズの部位ごとに締め付け具合を調整できない点をちょっともどかしく感じてます。また、締め付けるのは1ノッチごとに調整できますが、緩める側には回らず、このあたりはローエンドモデルとして差別化されています。
ただ、しばらくRT5と交互に使っているうちに、同じルートでもXC3のほうがNPが高めになる傾向があることに気づきました。シューズを替えるだけでペダリング効率が良くなるというのはカタログの謳い文句だけかと思っていましたが、ソールの硬さ、スタックハイト、アッパー形状と何らかの要素が効いているのかもしれません。

で、そうなると気になってくるのが、つま先側の遊びがなければどうなるかという点で、XC5も気になりつつ、ノーマル幅がいいのか、ベルクロで調整できるほうがいいのか判断しかねたこともあり、コストパフォーマンスに優れるXC1をサブとしてチョイス。帰路で雨に降られることもありますし、翌朝までに乾かないリスクに対応するためにも予備は必要です。なお、ソールはXC3と共通。
ノーマル幅しかありませんが、サイズは同じく44で、先端のベルクロはちょっと緩めにして、薄手のソックスでちょうどフィットしました。ベルトの余り方をRT5と比較すると、シューズ内の空間は広くなっているようです。ラチェットバックルと同じように足首側のベルトで位置を固定して、つま先、甲の部分はアッパーを足の形状に沿わせるイメージで履いていますが、XC3よりも足との一体感が感じられます。上死点の通過がスムーズに感じられ、全体的に出力が高めに出るのはXC1です。

冬用ソックスやシューズカバーとの相性から、本格的に寒くなってからはXC3をメインに据えていますが、トゥーカバーくらいで耐えられるような気候になればXC1の出番も増えそうです。

2022/10/30

MK-Disc Roadのその後。

通勤用バイクとして組み上げてから半年ほどが経ちました。平日はほぼ毎日という利用頻度で、フレーム自体にはさしたる不満もなく、不要なキャリア用ダボがちょっと不格好なのと、フォークのコラムまでカーボンだったらもう少し軽かったのかなと思うくらいです。ただ、運用していく中で、パーツ類がそこそこ入れ替わっています。

いちばん大きな変更点はForce22のダブルタップレバーとHY/RDの組み合わせから、GRX (ST-RX600/BL-RX600+BR-RX400)に変更し、それに合わせてRDもForce22からR7000に交換しました。ワイヤーで油圧キャリパーを操作するシステムから、完全に油圧ブレーキに移行しました。シャドーディレーラーはシングルテンションになったため、Ergopower+Equal Pulleyとの組み合わせでは変速がいまいちでお蔵入りしてたのですが、やはり純正同士で組み合わせるとシフティングが気持ちいいです。
油圧ブレーキの組み付けは2回目ということで工具も揃っているしとすっかり余裕で着手したのですが、前回がイージーホースジョイントシステムだったのに対し、今回はすべてバラバラで用意したのでブリーディングに苦戦しました。細かいミスも重なってしまい、どうもブレーキパッドかローターにミネラルオイルを付着させてしまったようで、けたたましい音鳴りも経験することに。
機械式変速で油圧ブレーキとなるとブラケットが大きく、ロード用コンポーネントのSTIレバーと比較すると野暮ったくはありますが、グラベル用と謳うとある程度は許されてしまうから不思議。

STIレバーの交換に合わせて、幅の狭いハンドルを試そうとJ-Fit Ever FZ Narrow (Dizna)を導入してます。もともとPLT Compactの380mm (C-C)を使っていて、前段でRS6のハンドルをKalloyの360mmに交換してみて具合が良さそうだったので340mmのものを探していたのですが、この20mmの差で選択肢が少なくなってしまいました。
リーチはほぼ同じですが、ブラケットが中央寄りになり近すぎるように感じたので、ステムを100mm/84°→110mm/80°に交換して合わせました。
以前は肩幅に合わせて選択するパーツだったのですが、近年は空力特性の良さから狭いハンドルが幅を利かせているように感じます。プロツアーでも320mmを採用した選手が話題になりましたし、新型Madoneもブラケット部とエンド部で幅を変えていますし。通勤だとほとんどの区間でブラケットを握るので、多少はエアロに効いてるのか期待したいものです。
SATORIのPRIMARYハンドルにも340mmがありましたが、リーチ68mm・ドロップ94mmのシャローハンドルと、形状が特殊すぎて失敗でした。お蔵入りももったいないので、下ハンが45°くらいになるまでしゃくってリーチを確保した状態でローラー用にしてます。

シートポストも当初はZero25 Team (3T)でしたが、定格トルクまで締め込んでも角度がずれるのが解消されなかったので、Vibe 0mmオフセット (Pro)に交換しました。材質がカーボンからアルミになったものの、振動吸収性の違いは判らず。クランプの機構は3Tとよく似ているので、固定力にちょっと不安が残ります。Vibe 7sと比べると、ロゴがすっかり地味になってしまいましたね。
25mmオフセットだとサドルレールのほぼ後端でクランプするくらい前乗りにしていたのが、0mmオフセットだとレール前端で固定することになります。15mmくらいのがあると、ちょうどセンターで固定できて具合が良さそう。

地味なところでは、スルーアクスルシャフトをフレーム付属のクイックレバー式のものから、六角レンチで固定するものに交換。従来の9mmスキュワーと違い、ねじ部のピッチ・長さ、シャフトの長さがフレームによって異なるため、サードパーティ製品から探すのは一苦労です。最終的にはシャフト長を調整するためのスペーサーなんかも売り出されそう。
DT Swiss、KCNC、Wolftooth、OnebyESU、RIDEAあたりの入手性が高いのですが、いずれも付属シャフトと何かしら寸法が合わず、近い寸法でコストも含めて検討したところVitusとPrimeのシャフトに白羽の矢が立ちました。Primeはアウトバテッドっぽい軽量シャフトで、とりあえずVitusのものから使用中。ほぼツライチでクリーンな見た目になったので、投資に対する満足度は高めです。

あとはホイールをディープリムのものに交換して完成形かなといったところ。Racing500 DBのエンド部を固定するナットが緩んでしまい、フリーボディが動く状態になってしまったため、応急的にRR-50 SE (Prime)を履かせてみましたが、これが思いのほか良かったです。どこぞの中華リムにNovatechハブ、ベンドスポークと特筆すべき点もないし、重量はRacing500よりも重いくらい。セットで付いてきたタイヤがFusion 5 (Hutchinson)でカタログ値では200gとなっていますが、実測し忘れました。トレッドパターンもしっかり入っていて厚ぼったい見た目ですが、走った感じは意外と軽快です。
ディープリムとあれば高速域での伸びに期待がかかるところですが、スポークの軟らかさに起因する反発の小ささから想定外にも踏み始め~加速までの印象が良く、Racing500よりも巡行域に乗せるまでが楽に感じられます。

2022/10/15

Zwift Academy Road 2022

一昨年、昨年に続いて、今年もZwift Academyの時期がやってきました。昨年から導入された、Baseline RideとFinish Line Rideで達成度を測ったり、それぞれ計測時間の異なるセグメントで脚質を分析する仕組みに加えて、今年はそれぞれのワークアウトに短時間バージョンが追加されました。トレーニングが目的なのに、ショートバージョンというのは矛盾してる気もしますが、ちょうど仕事の繁忙期と重なるため今回は大いに活用させてもらいました。指定される出力は変わらずにインターバルのブロックが減る形で調整されていますが、セッションが短い分だけ負荷が高くなっていてもよかったのかもしれません。
また、Baseline Ride、Finish Line Rideはより正確性を期すために計測区間では自動的にTTバイクに切り替わり、グループによるドラッグの影響が排除されるようになっていましたし、カテゴリー区分が言語によって分けられていて、Eカテゴリーでは日本語字幕で解説が表示される点が改善されていました。

今年は直前に参加したグループライドでFTPが更新されてしまい、それまで設定されていた値の5%増しほどの負荷でワークアウトにチャレンジすることになりました。負荷バイアスが上下25%ずつ調整できるようになっているので、ダメそうなら負荷を落としてでも……と思っていたのですが、なんとなく負けた気がするので設定は変えずに完遂しました。意外とどうにかなるものです。

今回も特典としてのアンロックはAeroad 2021の限定カラースキームということですが、せっかくなので新型Ultimate用のものでもよかったのにな。

2022/09/10

PD-M8100 (Shimano)

通勤となるとどうしても自転車を降りて歩かないといけない場面が出てくるため、SPDシューズを使用することにしています。RS6ではツーリング向けの片面SPDペダルであるPD-ES600を使っていましたが、どうしても裏を踏んでしまってステップインにもたつく場面が多かったため、MK-DiscにはMTB向けの両面SPDペダルを取り付けることにしました。そもそも価格が上がってしまっていて、ES600を買い足す気になれなかったのも一因ではあります。
もともとGringoにPD-M520を付けていたことがありますが、ペダリングが一周する感にキャッチ部に隙間ができる感じと、ゼロ発進で強く引き足を使うとクリートが外れることがあって、あまり良い印象は持っておらず、基本的にはSPD-SL派でした。

Qファクターの狭いPD-M9100-Sが本命で、ロードバイクのビジュアル的な側面からEggbeater (Crank Brothers)も候補だったのですが、まずはコストを抑えたかったのでセカンドグレードに。M540やM520は軒並み値上がりしていて、そこまで落とすくらいならXTグレードという見栄もあったりします。

結論からいくと、PD-ES600で不満だったキャッチ面を一発で踏めない不安や、M520で感じていた固定力不足は微塵もなく、新品のクリートとの組み合わせでは、SPD-SLほどではないもののRXS (Time)よりは剛性感があると思えるほど。

こんなことなら最初からXTRにしておけば良かったと思うのはいつものことではありますが、XTでもさほど不満を感じずに済みそうなので長く使えることを期待しています。……ただ、何にしても予備のストックは必要ですのでPD-M9100-Sもポチってしまいました。

2022/08/22

猛暑の通勤インナーあれこれ。

Zwift中は基本的に長袖インナー+レーパンというスタイルでしたが、最近では日焼け防止もかねて通勤時も長袖インナーを着用する機会が増えてきました。前者は発汗対策として、後者は空気抵抗によるバタつきが気に入らないということで、速乾性を謳うメッシュ素材を使ったインナーだったり、フィット感が高めのコンプレッションウェアをいろいろと試していますが、同じような謳い文句で売られていても千差万別あって、なかなか理想的なものには出会えていません。
こうやって感想をまとめていくと、数年前に購入したパールイズミのインナーが夏物としてはいちばん優れているように思います。やはり餅は餅屋か……。

UAヒートギアアーマー コンプレッション (Under Armour)

過去にも何度か取り上げていますが、使用頻度が高いのはヒートギア。入手性が良く、値引きされる機会も多いので、ちょいちょい買い足してます。学生野球のレギュレーションに沿ったベースボールモデルが用意されているように、若い購買層を想定されているためかフィット感が高いのも良いです。
バリエーションが多い一方で、モデルごとに細部が異なるためチョイスに悩むことがあります。現行品だと背面パネルに切り返しがありますが、以前はありませんでしたし、ベースボールモデルはメッシュ部分が広め、ラッシュは袖が緩く、アイソチルは涼しさを感じられるものの伸縮性に欠けてフィット感が損なわれました。
生地が厚めで、インドアでは速乾性が欲しくなりますが、反面、吸水量の多さから汗が滴るまでの時間を稼いでくれます。未購入ですが、ベントはメッシュ素材を採用しているそうなので、いずれ試してみたいところです。モックネックは苦手なので、クルーネックがあれば手を出しやすいのですが……。
余談ですが、気温が低い時のインナーはコールドギアを愛用しています。冬用インナーは高価になりがちですが、アンダーアーマーだと春先に値下げされることが多いので助かっています。

冷感コンプレッション長袖クルーネック (WORKMAN)

作業着だけにとどまらず、機能性と低価格でファストファッションとしても話題になるワークマンですが、空調服と相性の良い冷感コンプレッションシャツがラインナップされています。自転車用グローブ欲しさに行った店舗で見かけて、パッケージの謳い文句が魅力的だったのでつい衝動買いしてしまいました。
結論から行くと、フィット感が緩すぎて前傾姿勢をとる自転車には不向きでした。腕周りといい、胴周りといい、皮膚に密着することを期待しているコンプレッション性はなく、ほぼTシャツのフィット感。パッケージに大きく書かれている接触冷感は、袖を通すときに何となく感じられるものの、着用後に風が当たると涼しく感じるのは他社製品と同等で、そこに差が出るかというと何とも……。最小サイズのMサイズでの印象なので、もう一回り小さいSサイズや、何ならXSサイズが用意されればフィット感が向上して感想も変化するかも。

JW-623 (おたふく手袋)

こちらも作業着メーカーがリリースしているBODY TOUGHNESSシリーズの冷感・消臭パワーストレッチ長袖クルーネックシャツ。Sサイズから展開されていますが、サイズ表を参考にMサイズを購入したところ、やはりコンプレッション性は皆無で、サイズを落とそうにも袖は短め。おたふくといいワークマンといい、想定している年齢層や体形が異なるのか、作業着とスポーツウェアの境界を感じました。

JW-523 (おたふく手袋)

一方で、同じくおたふく手袋ながら好印象だったのが3D FIRST LAYERシリーズの長袖。ベースレイヤーとしてコンプレッションシャツの下に着ることを想定されていますが、胴部分はメッシュ、袖部分はコンプレッション素材で、半袖ジャージのインナーとして着用。Sサイズなのに袖の長さが十分で、それなりに密着感もあり、アウターレイヤーに汗を飛ばせるのかそこそこ快適。JW-522(袖もメッシュ素材)、JW-520(半袖)とSサイズを揃えてしまいましたが、JW-523が最も汎用性が高そう。
難点としては、あまりにもメッシュが薄いため耐久性が低い点でトレードオフしてる感はあります。洗濯ネット必須ですが、それでもどこかで引っ掛けてしまったようで、1枚は直線状に破れてしまいました。

DRY LAYER (finetrack)

山岳ウェアとしても知られる本格的なベースレイヤーである、ファイントラックのドライレイヤー。吸水性のないメッシュ素材を採用し、肌表面に水分を残さずにアウターレイヤーに移すという謳い込みですが、上に着るウェアを適切に選択しないとただ水を吸わないインナーとなってしまいます。通勤用と割り切っている安物ジャージと組み合わせたところ、着替えるときに肌の表面がびしょびしょのままで、意外な形でインナーウェアの撥水性を思い知ることになりました。高性能インナーを生かすためには、一点豪華主義ではなく、全体に投資する必要があるようです。

LVP-013 (Morethan)

中華ウェアブランドMorethanから販売されているメッシュインナーで、長袖クルーネックを購入。半袖やVネックも選べるようです。自転車用を謳っているだけあって、メッシュの伸縮性がありフィット感は高め。ただ、のちに購入したJW-522(おたふく手袋)と大差なく、コストパフォーマンスや入手性も考えるとJW-522、JW-523に軍配が上がるかな。ジャージのバリエーションも豊富なので、次回はそっちにも手を出してみたいところです。

TESLAコンプレッションウェア、ATHLIOスポーツシャツ

Amazonでよく見かけるリーズナブルなコンプレッションシャツで、たまたま安くなったタイミングで興味本位で購入。TESLAは長袖のMサイズで、前述のワークマンやおたふく手袋のBTと似たような地雷でした。サイズを落とすと袖が足りなくなりますし、袖で合わせるとただのTシャツになりそう。ATHLIOは半袖Sサイズで、胴周りのフィット感は期待値に近く、UAヒートギアの半袖を1サイズ上げた感じでしょうか。サイズは落としたのに、お尻まで隠れるくらい裾が長く、どんな体型を想定しているのか悩むところです。
ブランド名こそ違うものの販売元は同じようですし、首元のタグもブランドロゴ以外は共通だったのでOEM元があるんでしょうが、実際に着てみないとわからないことも多いので勉強になりました。

2022/08/07

ワイヤーとワイヤー受けの錆。

5月にホイールとスプロケットを交換して以来、ロー側でチェーン鳴りが気になっていたこともあって、重い腰を上げて変速の調整がてらフレームをひっくり返してみたところ、ワイヤーガイドがえらいことに。ST-6800の付属ケーブルを使っていたので、おそらくポリマーコーティングだと思うのですが、爪で引っ掛けるとカピカピになったコーティングが錆といっしょに落ちていきました。
以前はSTIレバーやシフトレバーにワイヤーガイドが付属していたような記憶があるのですが、ストックを見つけられなかったので、手元にあったErgopower付属品のガイドを応急的に取り付けています。BB下のアールと合っておらず、FDのシフトの調整が若干ルーズになってしまったので、やはりシマノ製のものが必要になりそうです。

あまりにひどい状態からの交換なので、RDの変速はすっかり快適になりました。後継モデルのST-8000や通勤でメインに使っているST-RX810と比較すると、以前はまだレバーストロークが大きかったのだと実感させられますが、それでもパシッと決まる感じはストレスフリーです。

2022/07/09

TAILLUX 40 DF / FLASHFENDER DF (Topeak)

製品コンセプトが気に入って、新商品のリリースの発表に合わせて飛びついたリアライト・フェンダーです。ライトにもフェンダーにも特筆すべき機能があるわけではないのですが、Duo Fixerと呼ばれる専用サドルマウントが肝で、対応するライト、フェンダー、サドルバッグ、CO2ボンベ用マウントのうち2つまで同時に取り付けることができるようになっています。※7/1に国内代理店のブランドサイトがリニューアルされたようですが、DFシリーズは非掲載となっています。
見た目が美しくないのでフェンダーをつける機会は最低限にしたいのですが、フレーム側に残るブラケットがどうしても不格好になってしまったり、Ass Saverのようなサドルレールに取り付けるものだと固定が甘くて気づかないうちに紛失してしまったりと、どれも一長一短でした。
Duo Fixerを利用すると、晴天時はリアライトのみで運用して、雨天時のみブラケット下段にフェンダーを追加することができるので、見た目がスポイルされず、なかなか理想に近いものが製品化されたと思えるところです。

TAILLUXは明るさと形状の違う25と40がラインナップされており、とりあえず明るい40をチョイス。Concor Racing (Selle Sanmarco)ではブラケット上段にライトを付けるとサドル下部のロゴマークの入ったリブと干渉してしまうため、サドルをAspide Racing (同)に交換して対応しました。25だとライト本体の高さが低いので、そのまま使えたかもしれません。
DFシリーズにはそれぞれブラケットが付属していますが、必然的に予備が溜まってしまうことになります。また、今後のシリーズ展開にもよるところですが、ライトのバリエーションは明るさや点灯パターンの異なる2種類しかないので、サードパーティ製でCateyeのブラケットが取り付けられるアダプターが出てこないものかと考えたりしています。

2022/05/07

ローラー用タイヤとホイールを交換。

Zwift用としてHOMETRAINER (Continental)を1年間ほど使ってきましたが、走行中の振動が気になるようになってきたためトレッド面を確認したところ、一部に亀裂が入っていて膨らんでいるのが原因だったようで、タイヤを交換しました。ローラー用タイヤとしては珍しくブラック一色のタイヤで見た目に違和感が出ないのが気に入ってはいたのですが、ローラーの表面にトレッドが張り付いてしまい頻繁に掃除する必要があるのと、最後までローラー後方にダストが飛び散るのが難点でした。Zwiftもイベントがない期間はマンネリ感が出てきて、タイヤ交換のスパンは前回とさほど変わらないものの、走行距離はちょっと落ち込んで6,500kmほど。
iRCとGrowtacが共同開発されたiRC ROADLITE HOME TRAINER×GROWTACも気になるところですが、今回は予備としてストックしていたZaffiro Pro Home Trainer (Vittoria)に戻すことに。

ローラ用ホイールとしてKsyrium SLを使い続けていたのですが、こちらも実走用に戻したいので、WH-RS100の後輪を購入して、17T~23Tの変速性能が落ちてきたと感じていたカセットスプロケットもCS-R7000の11-28Tに取り換えています。チェーンリングも交換時期が近づいてるので、次のチェーン交換のタイミングで新調する予定。
スモールパーツの入手性が落ちているのは実感するところで、FC-6800用のチェーンリングは52/36Tを購入できる機会がなかなかなかったために53/39Tをストックしてます。余談ですが、ディスクブレーキのキャリパーも購入しづらくなってきてますね。