2009/12/28

クラシックメッセンジャーバッグS (Timbuk2)

メッセンジャーバッグと名の付くバッグとしては4つ目、まともなメッセンジャーバッグとしてはトランスポーターAS Pro (deuter)に続いて2つ目となります。定番すぎて周りでも使用者をちらほら見かけるのでイマイチ踏ん切りが付かなかったのですが、数年前にユニクロで買ったなんちゃってメッセンジャーバッグ(というかショルダーバッグ)の使い勝手の悪さに業を煮やしてたタイミングでアマゾンが投げ売りしてたもんだから、「だって、クリスマスだし」とか訳の判らん言い訳をしつつ購入。まぁ、時期がそうでなくても61%オフはかなり魅力的でした。

Mサイズだと外寸がトランスポーターAS Proとほとんど変わらないようだったので、取り回しが楽になることを期待してSサイズを選択しました。マチが深めなので内容量は意外と大きいのですが、厚手の生地が使われているために縫い代と干渉し、内幅はA4ファイルがギリギリで支えるくらい。あと1,2cm広いだけでもだいぶ違っただろうにと思うともったいない気もするのですが、B5サイズのファイルやノートPCを突っ込む分には問題ないと思います。内部コンパートメントは細かく仕切られており、小物がごちゃごちゃしにくいです。ただ、装着した状態でもアクセスしやすい位置に外部ポケットがあると良かったかも。ロゴ上部のポケットは幅が狭い上に平べったいので、使い辛く感じます。

バックル式のストラップベルトはかなり短い状態にまで調整できるので、深い前傾姿勢を取った際でもバッグが前に回り込んでこないので気を遣わずに済みます。型落ちだったのでクラシックカムバックルが付いてますが、きっちり固定しようとするとバックルの方向に対してストラップが斜めになってしまうので、サイドストラップも併せて使用するのがオススメ。ただ、いったん装着しちゃうと再調整するのは面倒なので、引っ張るだけで調整できるようになってる現行品のランスルーカムバックルのがよかったな。

トランスポーターAS Proとの住み分けができており、容量には特に不満もないのですが、見た目がちょっと小ぶりかなぁと。やはりMサイズで合わせられたデザインになってるようですが、大きさで言えばMサイズとSサイズの中間くらいのがあればいいのにとか考えてたら、クラシックメッセンジャーバッグ'89 Sサイズが理想に適ってるっぽい。生地が異なるため防水性能では劣るようですが、380gという軽さは魅力かも。アマゾンさんにはセール品への追加をお待ちしてます(ぉぃ。

2009/12/27

折り返し。

怒涛の6日間連続バイトの半分を消化し、すでに曜日の感覚がなくなってます。
前日の業務が終わらないと翌日の準備ができないシステムになってしまってるので、事前にまとめて準備できてた例年と比較して時間のやりくりが大変になってる印象。空き時間をうまく使えれば20時過ぎに帰宅できないこともなさそうなんですが、周りに生徒たちがいる状況で自分だけのために時間を使うのはどうにも苦手で、ついついあちこちに顔を出してしまいますねー(ぇ。一日の半分以上をバイト先で過ごしてるのは例年と同様です。明日以降はコマ数が少し増える予定になってたので、さらに忙しくなる予感。まぁ、仕事そのものは楽しいですし、睡眠時間が不足しがちなのと食生活が崩壊してる点を除いては特に不便なこともないかな。あとは給料が良ければ文句なしにがんばれちゃうんですけどね。モチベーションという観点では例年にないくらい高いと自負してるので、あとは体力が持つところまで。

OB会に関して情報が錯綜してましたが、とりあえず来年は再開されるようです。バイトが入ってない期間は、年明け早々に予定されてる中間発表の準備を詰め込むつもりでいましたが、せめて1次会だけでも顔を出せるように調整してます。現役からの参加も増えるといいなぁとは思いますが、今年はちょっと期待薄かな。

2009/12/25

【便乗企画】2009年「私はこれを買いました」

デジカメWatchで公開されている【年末特別企画】2009年「私はこれを買いました」に無理やり乗っかって、数年ぶりに新調したデジカメの話題をば。

DMC-LX3 (Panasonic)

これまではEX-Z55を使っており、バッテリーの持ちは良いし、500万画素という画素数には特に不満はなかったのですが、光量が落ちる場面では途端にハズレが増えることから、LX3を買ってしまいました。

明るいレンズに広角24mmという画角の広さも相まって、室内撮りはかなり楽に。また、オートでもそこまで感度を上げずに撮ってくれるし、ISO400までならノイズ量も許容範囲かな。シャッタースピードを落とさずに撮れるので、被写体ブレが減ったのが大きかったです。熊本国際ロードではその恩恵に預かることができました。

付属のレンズキャップは使い勝手が良くなかったので、LC-1に交換しました。最終的には厚さを3mmほど削り、内側のリブをすべて落としてから、ゴムリングを介して固定できるように加工。スイッチのオン・オフの際の手間が省けますし、何と言ってもキャップが開いてレンズがせり出してくる際のメカメカしさが胸を打ちます。

で、今はこんな感じ。LC-1の防塵性がイマイチだったので、純正オプションであるDMW-LA4を介してケンコーのMCプロテクタを取り付けてみました。46mm径のフィルタが使えるので、PLフィルタを使ってみてもおもしろそうです。純正のフィルタはケラレ対策として薄く設計されてるそうですが、値段が倍近かったし、今のところはケンコーのでもケラレは出てません。ただ、その浮いた分でUVフィルタを買ってしまったのはナイショ(ぉぃ。
アダプタがあることで携帯性が損なわれるのは否めませんが、もともと持ち運ぶ際にはバッグを持ってたし、あまり不便は感じてません。むしろレンズに傷が入る方が痛いですし。また、ホットシューカバーはNikonのBS-1Nを付けました。何も付けてない状態だとバッグ内で引っかかったりするんですよね。

GXR用オプションとしてLC-2がリリースされることが告知されてますが、防塵性が改良されてるそうなので、サイズが合うようなら(加工してでも)使ってみたいなぁ。

IXY Digital 820 IS (Canon)

LX3が思いのほか持ち運びに不便だったことから、サブ機として活躍してるのがIXY 820 IS。ロゴや脚が縦置きに合わせられている、あまり類を見ないデザインになってます。公式サイトでは青っぽく見えましたが、実機はシルバー。この種の塗装は高級感に欠け、擦れるうちに落ちてしまうのが嫌ですね。
数世代前のコンデジということで、薄くも軽くもないし、液晶画面の画質も良くないし、電源スイッチが入れにくいし、他人にはまず勧めない機種ですが、CHDKが導入できるということで他社の同価格帯モデルを蹴ってのチョイス。起動に時間がかかるものの、RAWで保存できるようになるほか、画面に表示する情報を自由に設定できるのが魅力です。

肝心のカメラとしての性能はもう一歩、というかスペックなり。広角端35mmスタートでの光学5倍ズームなので望遠側ではそこそこ寄れるのですが、広角側の画角が現行機種に比べて狭く、樽型の歪曲収差が大きいのが玉に瑕です。アスペクト比3:2のガイドを表示させて、トリミングを前提に撮ってます。ズーム位置を記憶してくれれば、50mmあたりで使うのが良さそうなんですけど。また、キヤノンの特性なのか、光量が落ちると色味が薄くなるので、基本的にはマイカラーをくっきりカラーに設定して使ってます。ちょっと派手めになる感じが好きかも。

2009/12/24

Merry ×'mas

これはX'mas(クリスマス)じゃなくて×'mas(かけるます)なんだから、勘違いしないでよねっ!!

というわけで、2009年も残すところ1週間となりました。聖なる夜をいかがお過ごしでしょうか。自分はと言うと、唯一の冬休みを何をするでも無く研究室でスルーし、明日から30日にかけては昨年までと同様にバイトでバタバタしてきます。あぁ、こんなことならNintendo DSを買っておけばよかった(違。次にお休みをいただけるのは大晦日になります。それまで体力が持つといいんですけど。昨年はバイトにかまけてて、こっちの更新が滞ってしまってたので、今年はなるだけエントリーを上げてく方針です。おそらくは今までに書こうと思ってたレビュー記事が並ぶことになるんでしょうけど、予定は未定です。

2009/12/23

More than half a day.

今年度も書き入れ時に入り、一日の半分以上をバイト先で過ごしてきました。始めた当初は初日からぐったりしてた記憶があるのですが、流石に慣れたもので体力的にはまだまだ余裕があったり。バイトの人間に優しくなったのか、経済的な問題があるのか、実働時間が減ったのも一因なんでしょうけど、むしろ空き時間を持て余すのがネックです。

Picasaウェブアルバムのアカウントを作成し、me.land.toにアップしてきた画像を整理中です。何から何までGoogleのお世話になってしまってます。久しぶりにPicasa3を起動してみたのですが、オンラインアルバムもまとめて管理できる点は魅力的です。UIがちょっと特殊なのと、サムネイルの大きさに制限がある点がもったいないなぁ。しばらくは監視フォルダを固定してXnViewと併用してみようかと思いますが、簡単な編集に関してはこれまでどおりJtrimに任せる予定。機能面で満足できるようであればPicasaの編集機能でも十分そうな感じはあるのですが。

こちらにインポートした記事を眺めてて気づいたのでちょっと調べてみたのですが、HTML的にはBRタグはあまり使えないようで、日本語で言うところの字下げを伴う改行は改段落ということでPタグを使うのが正解のようです。「BRタグによる改行=形式段落、Pタグ=意味段落」という自己解釈をもとにやってきたので、ちょっと混乱中。P要素のマージンを0にして、意味段落が変わるところで段落と段落の境界として空行(=BRタグ)を挿入するという手もあるんだけど、それも文法的にどうかなという気がするし、そもそもこの期に及んで修正を入れるのは面倒だなぁ(汗。

2009/12/22

お引越し。

Wordpress 2.9のリリースに伴ってMySQLの要求バージョンが変更されたことにより今後の保守が難しくなるだろうと判断し、当サイトを移転することにしました。合わせて、nm.land.toに残しておいたデータはアカウントともに削除してます。通算4つ目のアドレスでの運営ということになります。
当分の間はme.land.toにもデータを残しておくつもりでいますが、昨日までのエントリーに関してはすべて移行が済んでますので、リンクやコメント等はこちらにお願いします(スパム除く。万が一、me.land.toが要求条件を満たすようになった場合には舞い戻るかもしれません(ぉぃ。

以前にも書きましたが、最終的にはBloggerとはてなとの二択になり、前者を選択しました。データのインポートに手間がかかるものの、コメントも含めて引き継げるのは大きかったです。
Bloggerの唯一のネックが、記事のタイトルから自動的に個別URIが生成される点でしたが、日付で管理したかったので少しばかり強引な手法を取らせてもらいました。具体的には投稿時間を記事タイトルにして、もともと投稿時間を表示するようになってる箇所を削除し、記事内に見出しタグでタイトルを表記してます。見出しタグの順番が一つ飛んでしまうのであまりよろしくないのですが、苦肉の策ということで。
これをやりたかったがために、MT.phpを書き換えさせてもらい、ほぼスクリプト頼みで達成できました。自分でやったのは誤字を修正するくらいか(2年分ほど手動で書き換えたところで諦め、PHPをいじりました)。あと、行頭の字下げができないのはCSSを設定することで何とかなるのではなかろうかと。

Blogger上で記事を投稿するエディタがあまり賢くないのにガッカリしてますが、HTMLタグが自由に使えるようなので久々にHTMLエディタを使ってみました。タグの自動挿入などもできるので、ローカルで文面を作成したものをコピぺするのが手っ取り早そう。せめて連続した改行は改段落と判断して、Pタグを使ってくれるといいのに。

2009/12/21

忘年会。

中間発表の前半戦が終わり、研究室での年内のイベントの締めとなる忘年会でした。先週の火曜日に注文しておいたコンタクトレンズの受け取りにも行かないといけなかったので、集合時間に余裕を持って家を出たのですが、それでも一番乗りでした。誰も来てないと、集合場所や時間を間違ってないか不安になりますね(ぇ。

ミーティング後に昼食を食べるタイミングを取り損ねて空腹の限界だったこともあり、しゃぶしゃぶ食べ放題プランは非常に助かりました。充実したサイドメニューについつい食い意地を張ってしまって、当社比2倍の量を食べたかと思います。最後の最後になって一口カツが来てしまったときにはもう平謝りするしか。
座高の高い人がおもしろすぎたのに、大して絡めなかったのが唯一の心残りです(ぇ。

今週いっぱいはなるだけ研究室に顔を出すつもりでいますが、バイトもラストスパートに入るし、そのまま冬休み→年越しとなりそう。これからの3ヶ月は輪をかけてあっと言う間に過ぎてしまうんでしょうけど、忙しいなりに楽しく過ごしたいものです。

2009/12/20

引っ越し準備中。

昨日のエントリーの続きになりますが、Wordpress 2.9の動作条件を満たす無料レンタルサーバーを見つけるのは厳しそうなので、他のブログサービスへの移行準備を始めました。今回で3度目の移行となるのですが、これまでにWP上で700を超えるエントリーを作ってきたので、それらを引き継げることを前提に検討してみました。

Chromeを使うようになったついでにGoogleアカウントを作ってみたので管理の一元化も視野に入れつつBlogger、あとは定番のはてなダイアリーでテスト中です。脳外科医先生がSo-netブログで運営されてて、サービス的にも意外としっかりしてるなと感じたのですが、無料アカウントでは広告がやたらと目につくように配置されるんで却下しました。

他のサービスからWPへの移行に関してはネット上でもかなりの情報を見つけることができるのですが、逆は思ってたよりも少なかったり。WP自体にもエクスポートする機能が備えられてますが、WXRという独自形式のファイルとなるため互換性がイマイチのようです。

Bloggerへの移行にあたって、「WPexport 0.3を利用してMT形式でエクスポート→生成されたテキストをローカルに作ったテキストファイルへコピペ→MovableType2Blogger conversion utilityを利用してBlogger形式に変換→Bloggerにてインポート」することでどうにか移行できました。ちなみに、WPexport 0.3内のMT.phpはわくわく技術ランドで公開されてるものと差し替えましたが、投稿時間について"m/d/Y h:m:s A"となってる箇所を"m/d/Y h:i:s A"と書き換えないと時間がずれます。後で手動で書き換えるのは非常に手間です(経験談)。

この手法の難点は、ファイルサイズが大きい(1MB以上?)と変換できないこと、ローカルファイルに保存する際にUTF-8(no sig.)、LFで保存しないと文字化けすること、自分の環境ではWPに投稿する際に投稿時間の秒を保存していなかったために時間がずれること。まぁ、コメントの移行も含めてほぼ同じ環境を再現できたので満足してますけど。Advanced Export for WP & WPMUというWP用のプラグインを導入することで、WPから直接Bloggerにインポートできる形でエクスポートできるそうですが、残念ながら自分の環境ではインポートの際にエラーが発生したため断念しました。

Bloggerに対して気に入らない点は、行頭の字下げが無視されること、エントリーのURIの生成法が設定できないこと。特に後者は各エントリーのタイトルから自動的に生成されるようになっており、当然のように日本語には非対応です。内容を推測できるようにURIを決めることはSEO的に有利なのは解ってますが、記事中の英単語を無造作に繋ぎ合わせたり、日本語のみのタイトルを付けた場合にはユニークIDとなってしまうURIがどうしてもダメ。もともと日記として管理してきたので、日付や投稿時間をベースとしたURIでないとイヤなんです。

というわけで、はてなダイアリーも同時に使い始めてみました(ぉぃ。こちらはWPexport 0.3で生成されたMT形式のファイルをそのままインポートできました。残念ながらコメントは引き継げてません。少なくとも日本語を扱うことにおいては優位ですね。はてな記法と呼ばれる独自タグにはおいおい慣れるとして、HTMLファイルを触れないのがネックかなぁ。Chromeだと表示が崩れる場合があります。

他のサービスを使ってみて解ったけど、やっぱWPは優秀だなぁ。

2009/12/19

2ライン体制。

2度のベータ版リリースを経て、RC版でのテストが続けられてきたWordpress 2.9がリリースされており、ダッシュボードにはいつもの「アップデートしてください。」というダイアログが表示されました。me.land.toでは自動アップデートが不可能なので、これまでと同様にローカルで一部のファイルを修正してから手動でアップし直したのですが、ログイン後に行われたデータベースのアップデートでエラーが発生。
公式ローカルサイトではしっかり注意が書かれてますが、2.9以降はMySQL 4.1.2以上が要求されるそうで、確認してみたところme.land.toにインストールされているのは4.0.32でした。欲を言えば、メンテナンスの面からもland.to側にアップデートしてもらえると助かるのですが、あまり期待できないので2.8系をしばらくは使い続けることになりそうです。

とはいえ、いずれサポートが切られるのが解っていながら旧バージョンを使うのも癪だし、現状ではWordpressのみの利用となってるので、特に無料レンタルスペースに拘る必要も無いかなと。最近ではブログサービスもかなり充実しており、ケータイやメールからの投稿に対応してたり、容量も大きかったりと、ブログをやるならそっちのが魅力的かなぁ。
というわけで、近日中に引っ越すことを画策中。できれば、今までWordpressに投稿してきたエントリーをすべて移行できると嬉しいのですが、ダメならこっちはミラーリングしつつ残す形になるかと。周囲では、はてなダイアリー、Yahoo!ブログの利用者が多い気がしますが、どこがいいんだろ?

2009/12/16

static electricity.

12月も半分が過ぎたところで本格的に寒くなってきました。これまでが暖かかったとも言えるのですが、急な気候の変化に対してはあまり強くないので体調管理にも気をつけないと。
下がってきた気温に対抗するべくモコモコした上着を準備したのですが、フリースなどの化学繊維でできた服を着るとどうしても静電気に悩まされます。研究室のドアの金属製ノブに触れるたびに放電するので、2回目以降は気を揉みます。指先から近づけると起こりやすいため、手のひらで一気に掴むようにするといいらしいのですが、それを思い出すのはいつも痛い思いをした後です。

年始に行われるサークルのOB会に関して現役の方に連絡がいってないだろうかと久しぶりに部室に顔を出したのですが、昼休みにもかかわらず無人でちょっとビックリ。サークル的にもオフシーズンなんでしょうか。楽書帳などを眺めてると潮干が来たので話し込んでしまったのですが、知らないうちに胃腸炎が伝染してたり、潮干がまた怪我してたり、何の連絡も無いまま追いランの日程が決まってたり……。第45代執行部は経験の浅い人間ばかりなのでいろいろ不安です。
ちなみにOB会については現役、学内OBともに現時点ではまだ連絡をいただいてません。一応、旧ホームページのOB掲示板もまだ残ってはいるのですが、メンテもサボられてるし、ちゃんと機能してるとは言い難いなぁ。

Googleに続いてBaiduからも日本語IMEがリリースされました。言語モデルに関して似たようなメソッドを持ってることが予想できるとはいえ、同じようなソフトを同時期に出してきたのは意外の一言。後発だけに、変換モードの切り替えやスキン機能を搭載するなど差別化が図られてますが、設計思想は共通してるっぽい。
バイドゥのスタッフブログでも書かれてますが、ケータイのIMEの延長線として開発されたそうで。個人的にも初めて触ったケータイのIMEがPOBoxで、現在のほとんどのケータイがそうであるように予測変換を中心に利用していますが、ハードウェアの観点を抜きにそのままPCの環境に持ってくるのは早計じゃなかろうかと思います。MS IMEと比較した上でGoogle日本語入力ベータ版を使ってますが、連文節変換が同じ程度にしょぼい一方で予測変換が優位だからという消極的理由だったりします。入力の途中で次々と変換候補が更新されることで変換ミスを減らすことはできるかもしれませんが、思い浮かんだことを打ってるうちに予測変換は機能しなくなるし、予測変換を利用しようにも変換を確定させる回数が増えることで思考を停止させられるのが不満。
ただ、各個人に1台の(文字通りの)パソコンが普及しているとも言える現代において、キーボードからの入力に慣れていないライトユーザーが増えるに従って、変換候補をズラッと提示してくれるIMEが登場するという流れは必須だったのかもしれません。

辞書や予測メソッドは秀逸だと思うので、そのまま連文節変換の開発にも力を入れてもらえないものでしょうか。入力された文字に加えて、その前後の文章の流れを踏まえた変換候補が出てくると素晴らしいです。……そのうち直前の行動から次の動作を予測して、いろいろとサービスしてくれるロボットが作られたりするのかも。