2020/12/31

2020年の総括。

なんとも新型コロナウイルスに振り回された1年となりましたが、とりあえず振り返りをば。
自分の周りでも様々なイベントが中止になる一方、在宅勤務やフレックスタイム制といった新たな試みも始まり、大きな転換期になったことは間違いないかと思います。

今年もいろいろと散財しましたが、自転車関連グッズで購入して良かったものとしては断トツでGT-Roller F3.2 (Growtac)です。スマートトレーナー化するオプションも含めて初期投資はなかなかのものでしたが、外出することなく自転車を楽しめる環境が手に入ったかと思うと、隔世の感があります。ダイレクトドライブ式のスマートトレーナーと比較すると最大負荷が小さかったり、慣性の再現性で劣る部分はあるんでしょうけど、モーションコントローラーの左右に揺れる感じや、省スペースに収まるメリットには代えがたいものがあります。
運動不足の解消にと始めたZWIFTにどっぷり浸かってしまい、手持ち固定ローラーを生かして、もっと早く手を出しておけばよかったとさえ思えるほど。以前ならローラー台の上で2時間も過ごすなんて想像すらできませんでした。メタルラックや業務用扇風機、ウェア類、小型PCと追加投資もえらいことになってるので、がんばって元を取りたいと思います。
外で走れる環境が限定的になったこともあり、通勤でもデータが取れるように導入したPRECISIONや、事故によりTCR Adv.SLから乗り換えることになったRS6も費用対効果は高かったといえます。時代はとっくにディスクブレーキだよ、とは思いつつ、通勤手段を失うリスクを言い訳にしてリムブレーキのフレームを追加でストックしてたりします(汗。

小物としては、RX100M4 (Sony)、Aeropex (Aftershokz)の出番が増え、画質や音質で比較すればもっと良いものがあるものの、便利さや手軽さにシフトしていったことになったと言えそうです。工業扇のリモコンとしてしか使えていないEcho show 5や、部屋に障害物が多くて活用できていないRoomba (iRobot)はもっと出番を増やしていきたいところです。

新しい生活様式とは言われつつも、何がスタンダートになっていくのか分かりませんが、来年はもう少し落ち着いて過ごせたらいいなと思います。

2020/12/30

Festive500 2020

昨年は時間が確保できなくて断念したFestive500ですが、今年は新型コロナウイルスも影響を受けてバーチャルライドも対象となったことを受けて、再度チャレンジしてみました。Zwift上でもFestive500とタイアップしたライドイベントやグループワークアウトが開催されたり、直前のアップデートで新しいルートが追加されたりと、モチベーションに事欠かなかったのは大きかったです。

ローラー台で楽しく過ごせるのは1時間くらいが上限だと感じていたのですが、これだと30km前後(グループライドだとドラフト効果が大きいので40kmほど)しか稼げず、8日間で500kmを達成するには心もとないペース。朝夕の2回に分けてイベントに参加したりもしたのですが、夜はなかなか時間が取れないこともあり、最終的には朝練のボリュームを増やすことに。4時台のイベントに参加して2時間ほどで70km前後を走ったり、仕事納めの翌日はイベントをはしごしてトータル90km。29日には500kmを達成しました。

信号待ちがなく、ずっと走り続けられるので効率よく距離が伸ばせるのですが、サドルに座りっぱなしで、なかなかダンシングに頼ることもできないので、お尻へのダメージはつらいものがあります。Bioracerのインドアトレーニング向けビブパンツの導入は大正解でした。

Stravaの今月のチャレンジもほとんど終わってしまったので、今朝はAlpe du Zwiftを上ってきました。ちょっと寒さが緩んだとはいえ、この時期に扇風機を付けてローラーを回すことになるなんて……。

2020/12/09

いろいろ壊れる。

通勤でのパワー測定をPowerCalからPrecisionに乗り換えて以降、使用頻度が高くなっていた心拍センサーが壊れてしまいました。Edge500の付属品で、先日のバンド故障に次いで本体も交換時期がやってきたようです。電池を交換しても反応せず、ネット上で拾った情報をもとに電極を逆に取り付けてハードリセットを試すも状況は変わらず。バンドの電極を濡らしても、予備バンドに交換してもダメだったので、Edge520付属品へ乗り換えることに。形状は全く同じですが、表面加工だけがちょっと違いますね。
最も湿度が高い環境で使用されるセンサーかと思いますので、予備を持っておくに越したことはないだろうと新しいセンサーも物色中です。

壊れるといえば、SARA4を組むときに採用したHDDもUEFIから認識されないようなってしまい、デュプリケーターを買ってきてクローン作製ができないか作業中です。こちらは2.5年ほどの使用ですが、HDDの寿命は全く読めません。日ごろからバックアップを取っておけばいざというときに慌てずに済むのは理解しているのですが、なかなか徹底できないんですよね。
とりあえずOSが立ち上がらないことにはあれこれ検証するにも不便なので、手持ちのSSDを起動ディスクにすることに。NUCを組むときにUbuntuをインストールした128GBのものがあったので、NUCから取り外してWindowsをインストール。すると、今度はNUCが起動しなくなり青ざめました。後からWindowsをインストールする際にUbuntuを入れたSSDのほうにWindows Boot Managerが書き込まれていたようで、こちらはサクッとOSを新規インストールして解決。ほぼZwift専用になっているので、ダメージが大きくなくて良かった……。
デュプリケーターはLogitecのエラースキップ機能付きのものを使ってるのですが、手応えとしてはあまり芳しくないです。

さらには洗濯機も調子が悪く、Kindle Fire HDXもいよいよバッテリーが持たなくなってきました。地味なところではSGX-CA500のUSBポートのカバーも千切れてしまったので、汎用のmicroUSBカバーを入手。パイオニアがペダリングモニターの事業をやめてしまったので、純正スモールパーツも購入できるうちに買っておかないと。

2020/11/15

Zwift Academy Road 2020.

10月に入ってから取り組み始めたZwift Academyですが、1ヶ月ほど経て8つのワークアウトと4つのオプションライドを完了しました。進行度に応じて4つのアイテムが1つずつアンロックされるので、それらも良いモチベーションになりました。

ワークアウトはそれぞれ1時間程度のもので、頻繁にグループワークアウトが開催される一方で、通常のワークアウトメニューと同様にソロでもプレイできるので2,3日に1つほどのペースで進めました。途中でFTPテストを挟んで運動強度が上がってしまいましたが、有酸素領域だったり、無酸素領域だったり、インターバルだったり、エンデュランスだったりとバラエティに富んでいて飽きさせません。ウォームアップ中にはワークアウトの目的を説明してくれるし、感心させられることばかり。

スマートトレーナーの場合、ERGをオンにしているとメニューで指定されたワット数に合わせて負荷が自動的に変化するのですが、短時間で強度が変動するようなメニューだと狙ったワット数に落ち着く前に次のステップに進行してしまうことがありました。#4や#8は短時間・高負荷域でメニューをこなす必要がありましたが、負荷装置が働くまでのタイムラグに悩まされ、シフトアップで指定ワット数を出そうとしているうちに負荷が高まってしまい、ケイデンスが下がった状態でシフトダウンすると指定ワット数を下回ってしまう……というのを繰り返しているうちに体力も消耗するし、達成度が下がってしまいました。
#6では高負荷メニューに入る前にERGを切るように指示されたので、その都度コンパニオンアプリから操作するのは手間でしたが、シフトチェンジで調整できることが分かったので、今後はもうちょっとうまくやれそうです。ウォームアップやランプアップテストのように漸進的に負荷が変化するときはケイデンスをキープしたまま狙った強度になるので便利なんですけどね。

2020/11/08

Echo Show 5とスマートプラグ。

Amazonでセール価格となっていたEcho Show 5とスマートプラグを導入して、我が家にもIoTがやってきました。

もともとは自転車部屋に時計を設置したくて、小さな置き時計がいいものがあればと思っていたのと、最近は朝夕の気温が下がってきて、ローラー台で体が温まってから扇風機を付けられるよう手元でオン・オフができるリモコンのようなものが欲しかったのですが、一挙両得的に解決することができました。

Echo Show 5は5インチモニターのついたスマートスピーカーです。モニターには時刻を表示させて時計のように使っていますが、Alexaを搭載していて音声入力に対応しており、天気予報だったり、その日のニュースだったり、ふと疑問に思ったことだったりを尋ねると答えてくれるので、ローラーに乗りながらも朝の情報収集に貢献してくれてます。

Alexaに登録したスマート家電のコントロールもEcho経由で実行できるので、今回は扇風機のコンセントプラグにスマートプラグを取り付けて、音声でオン・オフができるようにしました。10分も漕ぐと暑くなってきますが、Alexaに「扇風機つけて」と声をかけるとプラグをオンにしてくれるので、いちいち自転車から降りる必要がなくなりました。タイマー制御もできるので、充電機器の過充電防止にも使えそうですし、タンブラースイッチに取り付けて遠隔で操作できるスマートスイッチもあるので、既設の照明も容易にスマート化できそう。

当初こそ「アレクサ」と声をかけるのが気恥ずかしくはあったのですが、誰が聞いているわけでもなく、離れた場所からでも他のことをしながら操作ができるというのはたしかに便利だなと感じ始めているところです。

2020/11/03

FTPテスト。

10月に入ってからはZwift Academy Road 2020に参加中です。手頃なグループライドに参加しようととりあえず登録してみたのですが、達成度に応じてウェア類がアンロックされるということで、今のところワークアウトも1~5まで挑戦してみました。ソロだろうとグループだろうとメニューの内容は同じなのでグループワークアウトってあまりピンと来なかったのですが、画面上の指示が抽象的でわかりにくくても、チャットで確認できるのは良いところだと感じてます。キツいときに「みんなも苦しんでるんだぞ」とか考える余裕は無し。

各メニューの負荷はFTPをベースに指示されるようなのですが、思ってたよりも軽く感じるようになってきたので、FTPを計測しなおすことに。本来であれば一連のメニューに取り掛かる前に測っておいたほうがよかったんでしょうけど、これまでのFTPは9月にFTP Test (shorter)で計測された197Wでした。

せっかくなので今回はshorter版ではなく通常のFTP Testにチャレンジ。肝は全力での20分間走でどれだけの出力を出せるかで、サラ脚ではなく、そこそこのパワーで脚を削ってからのテストになりますが、shortは高負荷・短時間で前座が終わるのに対し、こちらは前座の時間も長くて地味に疲れます。
何度かやっているうちに慣れてくるそうですが、前回は20分間で出し切れずに最後にスプリント的に出力を上げてしまったので、今回は突っ込み気味に入ってキープする作戦。230W前後をキープしてなかなか良い感じじゃないかと思えていたのは最初の5分ほど。下がり続けるパワーにケイデンスで対抗しようとしているうちにアウター×ローに入ってしまい、終盤にフロントを変速するのは憚られたので、着座位置を動かしながらどうにか完遂。結果は197W→217Wとなり、(前回の精度がアレですが)ここ2ヶ月で10%ほど向上しました。

FTPが上がったことで成長を感じられる一方で、TSSの稼ぎが鈍化したり、今後のワークアウトの難度が上がってしまうので純粋には喜べないところ。まぁそれでも、あまり進んでやりたいメニューではありませんが、定期的にやっておかないといけませんね。

2020/10/24

PowerCalのパワーとは。

通勤を利用して、PRECISIONとPowerCalの出力を比較するデータを取ってみました。思惑としては、Zwiftで記録されるTSSや、それをベースにしたCTLの管理に、これまでの通勤で記録していたPowerCalの値も加えることです。突き詰めれば同一のパワーメーターか、まったく同じ特性を持つ(もしくはそのようにキャリブレーションされた)パワーメーターでないと、同じデータとしては扱えないんでしょうが、ライド全体でそれなりに近しい値になればCTL管理には利用できるのではないかと考えました。
PRECISIONの出力をEdge520で、PowerCalの出力をEdge500で記録し、データを揃えやすくするためにPowerCalの心拍数を両方で受けて、記録されたパワーと心拍数をGoogleスプレッドシートでグラフにしています。2週間ほど往復で記録してみて、「まぁ、そうだよな」という結論に落ち着いたので公開します。

PowerCalがPRECISIONにわりと追従した値を出したのが10/10の例。中間地点あたりで信号待ちからの高架でスプリントをかけていますが、グラフの形状や数値に大きな違いが見受けられません。また、後半1/3の上り区間でも200W前後を維持していて同じようなデータとなっています。ただ、後半に差し掛かったところでは渋滞でストップした区間となっていて、PRECISIONが脚を止めている間が0になり変動が大きくなっているのに対して、PowerCalは心拍数が下がり始める前に再スタートを切ったためかパワーが下がり切れていません。

一方、同じルートで取った10/03のデータは、それぞれ異なるところでピークを記録しています。終盤の上り区間では10/10と同様に一定のペースが保てていますが、前半に顕著な乱高下する値は実態に即しているとは言い難いところです。

ローラー台でのトレーニングであればともかく、信号待ちでのストップアンドゴーや、渋滞や信号を先読みしてペダリングを緩めた場合など、どうしてもデータに反映されないパターンが出てきます。えてして同じ区間で記録したデータでも、平均ワット数はPowerCalのほうが高くなる傾向にありますが、体調や走り方によって130%~170%と幅があり、係数をかけて参考とするのも難しくなっています。
また寒くなってくると汗をかくのが遅くなり、心拍の取りこぼしがスパイクとして記録されることがあります。ただ心拍数が0→130→0→128→……と変動するだけであれば補完が可能ですが、これがPowerCalだとパワー値も影響を受けてしまい、3000Wのような異常値につながってしまいます。これが明らかにおかしい値ならば対処できますが、1000Wならどうなのか、下り区間での600Wならどうなのかと考えていくと、キリがなくなってしまいます。

月並みなオチですが、特定の条件下ではまともな値を出すことがあるものの、心拍数の変化のしやすさに支配されるためにパワー値としての信頼に欠けるという結論になります。SRMやPowerTap、ペダリングモニターといったパワーメーターが普及する以前の心拍計を使ったトレーニングメニューであれば疑似的なパワー値として見なすことができそうですが、瞬間的な上げ下げには不向きです。また、膨大なデータをもとに老若男女問わず心拍数のみでパワー値を推察するという謳い文句でしたが、裏を返せばパーソナライズされたデータにはなりえないということになるのでしょう。

例えば、PowerPodのように速度センサーやケイデンスセンサーと連動して、複合的にパワー値を算出するようであれば、精度がまた違ってきたのかもしれません。

2020/09/05

HR-10心拍センサー用装着ベルト #160-3595 (CATEYE)

Edge500に付属してきた心拍計センサー用のベルトがついに寿命を迎えてしまったので、Cateyeのベルトにバトンタッチ。2011年に購入して以来、ほぼ9年が経っていました。スモールパーツとしては、HR-10(2.4GHz帯を使用する独自規格の無線に対応したHRセンサー)用として用意されていますが、その後のHR11(ANT+対応HRセンサー)、HR12(Bluetooth SMART対応HRセンサー)でも同じベルトが使われています。スナップボタンで取り付ける心拍センサーはどのメーカーも同じようなピッチになっており、流用が可能になっているようです。
電極パッドが端から剥がれつつあったのは気づいていたのですが、最終的には200bpmを超える値が続くようになってしまいました。そもそも利用頻度が高いわけではなかったし、PolarやPowerCalも併用していたので、使用開始してからの期間にあまり意味は無いのでしょうが、造りのわりに耐久性が高かったなというのが正直な感想です。

他のブランドでもバンド単体で購入できるところもあるのですが、Cateyeのスモールパーツは群を抜いて安価でした。パッと見ではEdge500付属品と同等で、多少の変動はあるものの600円くらい。最近はZwiftでも利用していて汗をかきますし、都度(あまり良くはないんでしょうけど)ネットに入れて洗濯機に放り込んでいます。
Edge520付属品のプレミアムバンドはパッドに金属線が編み込まれているようになっていますが、Cateyeはパッドが水を吸わないので、冬場だと心拍数を拾わないことがあるのがネックでしょうか。

2020/08/08

バーチャルライダーへの道。その6。

ハードウェアの紹介が一通り終わったのでソフトウェア編。とは言っても、もともとシェアNo.1のZwiftありきで考えていたので、ハードウェアほど悩む要素はなかったのですが、ハードだけで終わるのもどうかと思ったので。

Zwift

バーチャルサイクリングのプラットフォームとして、Virtual Tour de Franceのようなオフィシャルなイベントで採用されたり、国内でもデファクトスタンダードとなったと言えるZwiftを多分に漏れず利用しています。

登録後は1週間の無料期間が設けられ、また課金しないとしても1か月に25kmまで乗れる無料区間が設定されています。自分の場合だと、機材のセッティングを終えて、6月下旬に無料期間を開始して、7月に入って冷静になる期間を経て、25kmの無料区間を走り終えたところで本登録へ移行しました。無料期間中に乗れる機会が思ったほど得られなかったので、月額料金の支払いにいったん躊躇したものの、それ以上に初期投資がかかっているので遊んで取り返すしかないと思った次第。料金は最初に支払った日から1ヵ月単位で請求が来ているようなので、月初や月末に始めるのが有利とかでもないのは良心的です。
軌道に乗るまでは2日~3日に1回のペースでしたが、7Days of Tarmac SL7のイベントが始まってからはほぼ毎日乗るようになりました。Stage1はうっかりしてるうちに最終日となってしまいましたが、Stage2、Stage3はShorter、Longerとも参加。あとはグループライドを少々。レースはまだこれからといったところ。

記憶にある限りでは12年ほど前のEliteのローラー台で、PCと接続すると負荷やモニター上の映像が連動して変化するREALAXIOMというモデルがありましたが、あれはだいぶ時代を先取りしていたんだなぁ。

Zwift Companion

スマートフォン用の補助的なアプリ。単体だと現在ログインしているユーザー数を表示したり、これから行われるイベント一覧や過去のアクティビティ一覧を見ることができ、Zwiftにログインしていれば走行中のコースマップやチャットログの確認、カメラ視点の変更やアイテム仕様などZwift側の操作をアプリからも同じように実行できます。
Zwift用リモコンという認識でいますが、本体では縮尺が固定されているミニマップが、アプリでは調整できるようになってるのが助かります。

Golden Cheetah

せっかくパワーメーターから算出される出力値を元に走っているのだから、分析っぽいこともしてみようとインストール。存在は知っていたものの、やはり定量的に走ってデータを収集しないといけませんね。データの流れとしては、Zwift→Strava→GCという形で取り込んでいます。
トレーニングによるストレスを積み上げていくと疲労も溜まっていくので、強度を調整しながら疲労を抜きつつパフォーマンスを上げる……というのは理屈の上では何となく理解できるのですが、それをどうコントロールしていくのかというのはまた別の話。現状はとりあえず眺めているだけなので、感覚とデータがリンクするようになれば面白そうです。

通勤時はPowerCalを着用してパワーのデータも埋めてはいたのですが、クランク型パワーメーターで取れる値とは乖離していて、まとめて整理するのは難しそう。ここは通勤車にもパワーメーターを付けなければ……!

2020/08/05

バーチャルライダーへの道。その5。

無くてもいいけど、あったほうが便利だろうと、あれこれ準備してるうちに意外とコストがかかってしまった小物類。専用品を使わずに一般的なもので置き換えていけば圧縮のし甲斐もあるところなんでしょうが、使い勝手の面で劣っていたり、痒いところに手が届かなかったりするので悩ましいのです。

何でものる子ゾウ (池川木材工業)

ローラー台に設置した自転車への乗り降りを容易にするため、踏み台も置いてみました。ローラー台に乗せることでタイヤの接地点が50mmほど高くなるので、同じくらいの高さのすのこを想定していたのですが、床から下死点のペダルまでの距離が150mmほどあったので、踏み面の高さが120mmという「何でものる小ゾウ」をローラー台の左右に1個ずつ置きました。暫定的にローラー用バイクとなっているRMZはスタンドオーバーハイトが高めで、さらにスウェットカバーも付けてるので、休憩時にフレームを跨ぐにはおあつらえ向きの高さとなっています。
当初は1つだけを乗り降りする側に置けばいいだろうと考えていたのですが、ちょくちょくPCを触るタイミングが発生するのと、屋外みたいに車体を傾けて足を付くということができないので、両足分になりました。踏み台の形状によっては長いものを1つにして、ローラー台のフレームをまたぐように置いたり、コストを抑えて雑誌や電話帳を積み上げるのも手だったかなと思ってます(後者は安定感に欠けそうですけど)。

スペースとしてはW400mm×D600mmくらいのものだと収まりがいいかなと思っていましたが、片足が乗れば目的を果たせるので、W270mm×D390mmというのは必要十分な大きさといったところ。似たような製品として、玄関の段差解消のための踏み台だと選択肢が増えるのですが、福祉・介護の分野は価格が跳ね上がるのでスルー。いわゆる補助金ビジネスというものでしょうか。
国産桧の間伐材を100%使用しているということで良い香りがするのですが、節が目立つ製品を引いてしまったのと、長期的には無塗装なのが耐久性にどう影響してくるかが気になります。

スウェットネット ラージ/スモール (R250)

トップチューブやヘッドパーツを汗から保護するためのネットとして購入。なんならスポーツタオルと洗濯バサミでも目的は達成されるのですが、固定が容易だったりペダリングの邪魔にならないので、専用品には専用品なりの良さがあります。ローラー台のオプションとして販売しているメーカーのものだと割高だったり、かといってAmazonで見かける日本語が不自然な商品には食指が動かないなと思ってるところで、ちょうどいい着地点だと感じたのがワールドサイクルが展開するプライベートブランドであるR250の製品でした。
ラージはステム周辺までカバーしてくれるのですが、トップチューブに取り付けるパーツが邪魔だったので、セール対象品となっていたスモールを追加で購入しました。2枚あると洗い替えになるので助かってます。

Zaffiro Pro Home Trainer (Vittoria)

ローラー用タイヤとして買い替え。これまでのローラー用ホイールにも同じものを付けていたので、他メーカーのものも試してみようと思ったのですが、Zaffiroがいちばん安く購入できたので叶わず。硬めのゴムで摩耗を軽減し、縦に溝の入ったトレッドはローラーとの接触面積を減らして騒音や発熱を低減する狙いがあるとかないとか。専用タイヤでない場合、表面のゴムがぽろぽろと飛び散ることがありましたが、このタイヤではそういったことになっていません。
ローラー用タイヤには幅広化のブームが来ておらず、どのメーカーも23Cばかり。青とか赤とか派手な色味のタイヤが多いのはトレーナー用タイヤとして見分けやすくするためでしょうが、バイクの見た目を優先して黒を選ぼうとするとContinentalくらいしか選択肢がないのですね。主流になりつつあるダイレクトドライブ式だと出番がないので、今後の発展はあまり期待できないのかもしれません。

トレーニングマット2 (ミノウラ)

今や後継モデルのトレーナーマット4も販売が終了しており、フロアプロテクションマット (RideOasis)に切り替わってしまっていますが、以前から持っていたマットを継続して使用中。固定ローラーとの組み合わせを想定されていて、後輪側のローラー台を置く部分だけに防振素材が貼られていて2倍の厚みを持たせてあるそう。
設置場所の床はRCにタイル仕上げの土間なので、正直なところ防振素材の必要性はあまり感じておらず、もし新たに購入する場合には防振パッドを別売りとしたトレーナーマット4やフロアプロテクションマット、どこぞのヨガマットでも用を足す気はしてます。

(追記)使用しているうちにローラー部がマットにめり込んでしまい、回転を検出するためにフライホイールに貼ったシールに擦った跡があったので、マットの前後方向を入れ替えました。いっそ防振素材が貼られた部分だけ切り落としてしまおうか検討中。

HALO グラフィック プルオーバータイプ (HALO Headband)

ローラー中は扇風機以外の冷却設備が無いので、スタートしてから10分もするとだいぶ発汗します。目に汗が入って沁みたり、メガネが濡れて視界が悪くなるを防ぐために、汗止めのヘッドバンドとして定番のHaloを使ってみることにしました。
おでこに当たる部分に取り付けられたシリコンバンド(スウェットブロックシール)が、目元に汗が垂れるのを防いでくれるそうですが、自転車では前傾姿勢を取るので、バンドに沿って側方に流れた汗がそのまま目尻から入ってくるのは大誤算でした。そもそも生地の面積が小さいため保水量もすぐに限界を迎えてしまいますし、直立のままなら効果的かもしれませんが、せめて耳元近くまでバンドが伸びていないと夏場のローラーのお供としては力不足です。
結局、サイクリングキャップを使うことにしています。面積が大きいので汗が垂れ始めるまでの時間を稼げますし、帽子のつばを下げると顔に落ちてくる前につばを伝ってスウェットネットに落ちてくれます。

2020/08/04

バーチャルライダーへの道。その4。

モニターを眺めながらローラーに乗るにあたって、Wahoo FitnessからはKICKRインドアサイクリングデスクなる専用品もリリースされているのですが、収納周りは汎用品で対応しています。部屋が十二分に広ければ問題なかったのですが、レイアウトの都合上、出入口を確保するためにキャスター付きメタルラックを設置し、PC、液晶モニタ、扇風機を収めています。

メタルミニMTO-5512C (アイリスオーヤマ)

ラックはメーカーごとの違いがよく分からなかったため、ラインナップが豊富・オプションが充実している・知名度が高そう、ということでアイリスオーヤマのMTO-5512Cにしました。収納量は求めていなかったので高さ126cm・4段のものを選んだのですが、事前の見立てが甘く、組み直して3段ラックとして利用することにしました。モニターが目線より下に来るようにしたかったのですが、高さがギリギリだと最上部の棚板が視界を遮ってしまいました(その1で上げた写真がその状態)。結果論ですが、最上段まで利用するのであれば高さ149cmのものが無難だったと思います。幅55cmは小物を収納するための衣装ケースと出入口の大きさを引き算して導かれたものです。ポールの突き出た部分がもったいないので、バーのみ追加してS字フックか何かで収納を増やすなり、延長ポールを付けて4段ラックに戻すなり検討したいところ。
追加オプションとして、小物の落下防止のため段数分のコルクマットを購入したのですが、中段に敷くと扇風機の風を遮ってしまうため2枚しか使わず。ただ、位置調整のために引っ張ったら破れてしまったので、予備として購入したと考えることにしました。

アイリスオーヤマのECサイトに掲載されているレビューに一切出てこないのは恣意的なものを感じてしまいますが、Amazonのカスタマーレビューによく書かれているように製品の精度はイマイチで、棚板の水平が取れていなかったために最初に組んだ際はキャスターの締め代を2cmほど出して調整しました。いったんセッティングしてみた後に組み直すことにしたため、最も水平が出ているであろう棚板を最下部に持ってきています。キャスターでない脚はアジャスターとしての機能も担っているので、キャスターも取付ボルトのところをダブルナットにするとか何かしら調整機構があればいいのに。

OPF-45AF (ナカトミ)

業務用扇風機と言えば羽根がオレンジ色のナカトミ、という固定観念もあったのですが、結局は同社のアルミフロア扇をチョイス。前述の通りスペースの都合で高さがなるべく抑えられるものが良かったのですが、羽根がオレンジのものはフレーム形状が異なるため候補から落ちました。他にはYKY-458 (山善)はコンパクトに収まっていて良かったものの、消費電力の大きさが気になって購入に至らず。コンパクトさと機器からの距離を考えると小型サーキュレーターでも効果を期待できそうなので、このあたりは再考の余地があるかもしれません。
風量は家庭用扇風機とは比べ物にならず、ハンドルにかけたタオルまでも飛ばされてしまうので基本的には「弱」でしか運転してません。それでも音の大きさはそれなりで、スピーカーからBGMを鳴らそうとするとボリュームを上げることになります。
惜しむらくは、梅雨入り以降の洗濯物を乾かすためにリビングへと没収されてしまったことでしょうか(→梅雨が明けて、無事に戻ってきました)。

2020/08/03

バーチャルライダーへの道。その3。

Zwiftに対応するプラットフォームとしては、PCだけに限らず、スマートフォンやタブレット、Apple TVでもサービスが提供されています。チャット機能などの利用も想定すると、スマホやタブレットではちょっと厳しいかもしれません。当初は低コストで導入できるApple TVも検討していましたが、センサー類がANT+対応のものばかりだったため、ドングルを介して接続できるようPCをメインに使っています。

Intel NUC NUC8i3BEH (Intel)

サブPCとして組んだNUCですが、VESAマウントで液晶モニタの裏に取り付けられ、スペースを用意する必要が無いことから、ほぼZwift専用端末となってしまいました。同じ用途でもハイエンドCPUだったり、ゲーミングPCを勧められてるのをよく目にするため、GPUが貧弱なのが懸念材料でしたが、1080pで出力する分にはうまく描画してくれているようです。4Kだとか性能アップを求めればキリがないのですが、少なくともコマ落ちとか、プレイに支障が出るような不具合は出ていません。

ThinkPad トラックポイント・キーボード (Lenovo)

もともとコンパクトなUS配列のキーボードが欲しくて死蔵していたもの。IBM時代から続くトラックポイントがあることで、マウスを別途接続する必要が無いので、今回の用途に打ってつけでした。後継モデルが発表されたばかりですが、HHKB2LiteにはないファンクションキーもあるのでメインPC用のキーボードも交換したくなってます。

Olasonic TW-S7 (東和電子)

スピーカーはBGM程度に使えれば十分なので、いったんはお役御免となったTW-S7 (Olasonic)を引っ張り出してきました。今となってはハイレゾ音源に対応していないのがネックですが、用途としては適材適所かと。後継モデルTW-S9はハイレゾに対応していますが、現在はBluetoothスピーカーのほうが主力のようです。
ローラー中のBGM用にイヤホンやヘッドホンを使用される方もおられるようですが、この時期の発汗量を考えると当分はスピーカーを使うことになりそうです。

CooSpo ANT+ USBドングル (NEWOKE)

Garminのドングルの入手性が良くないので、とりあえずAmazonで互換を謳っているものを購入。AZ4Uブランドのものがレビュー件数が多いのですが、延長ケーブル付きで安かったCooSpoブランドのもの。中身は一緒でしょうし、本来ならZwiftのオフィシャルオンラインショップで扱ってるのがハズレがないんでしょうけど、ダメ元で。
ANT+では心拍数センサー、GT-eBox、ペダリングモニターが接続されていますが、モニター裏に付いたNUCのUSBポートに直接挿入したところ、特に問題なく通信できているので、延長ケーブルは必要なかったかもしれません。

2020/08/02

バーチャルライダーへの道。その2。

キモとなるローラー台として選ばれたのは、定番のWahooでもTacxでもなく、ラインナップが多すぎてよく分からなくなってるEliteでもなく、コストパフォーマンスの高さで話題になるも初期不良の頻発で帳消しになったXplovaでもなく、国産のGrowtacでした。
(追記)初っ端から手の平を返すようですが、固定ローラーを使用していてフレームが耐え切れずに破損した例は無いようですので、DIRETO XR (Elite)やWahoo KICKR V5 (Wahoo Fitness)あたりのミドルレンジのほうが投資額に対する満足度は高いかもしれません。Eliteはステアリング操作に対応するオプションもリリースしてますし、KICKR V5は踏み込みに合わせて本体が左右に揺れるよう改良されています。そういえばNOZA S (Xplova)はどうなんでしょう。

GT-Roller F3.2、GT-ePower-F、GT-eBox (Growtac)

これまでにも固定ローラー台(JetBlack Fluid Trainer)を持ってはいたのですが、リアステーへの負荷が懸念されることや、2m四方ほどのスペースに収めることを踏まえて、フロントフォーク固定型のものへと新調しました。この条件下では選択肢は多くなく、GT-Roller F3.2、同M1.1 (Growtac)、FG542、FG220 (Minoura)、Portable Bike Trainer (FEEDBACK SPORTS)、あとGorixの。
「ローラーが動かないなら床が動けばいいじゃない」ということで、MP1 Nfinity Trainer Platform (Saris)の登場は衝撃的でしたが、如何せん価格が現実的ではありませんでした。

フォーク固定部分が可動式でバイクを振れる機構になっていること、(後付けオプションではあるものの)スマートトレーナーとして使えることから、早い段階でGrowtacの2製品に絞り込まれ、Graphite Design製カーボンパイプ・金属製ローラーに魅力を感じつつも、負荷の再現性に優れるというF3.2をチョイス(たまたま売られていたM1.1のアウトレットを検討していたのですが、Carbon Motion ControllerがHARDのみで断念。直後にF3.2のアウトレットが出てきたのに飛びついた次第)。
価格が価格だけに、電子負荷ユニットやコントロールユニットは将来的に買い足すつもりでしたが、ふと気づけば手元に別便で届いていました。

下馬評通りの高い静粛性で、扇風機の音や、変速の調整ができていないローラー用ホイールではチェーンの音のほうが気になるくらい。踏み込みや上体の動きに合わせて車体が揺れるので違和感も少なく、コース上のアップダウンに合わせて負荷が自動的に変化していくのが斬新でした。ただ、まだ調整の余地はあるかと思いますが、特に設定を触っていない現状ではZwiftでも斜度10%あたりで再現性が頭打ちになってる印象を受けました。また、負荷がかかっている場面で脚を止めると、いったんリセットされ、再スタートして数秒後に抵抗が増えるのが気になりましたが、ちゃんと脚を回し続けろという開発陣の思いなのでしょうか。
負荷の変動については完璧とはいかないようですが、ファームウェアのアップデートが続けられていて、クリティカルな問題はかなりフィックスされているようです。

後輪がセンターに来るよう水平に設置する必要があったり、モーションコントローラーの組み換えは手間がかかりそうなので初期のままだったり、脚を広げるとそれなりの場所(幅900mmほど)を取るのですが、そういった些末な及第点を帳消しにして余りあるメリットと独自性の高さです。Zwiftで言うところのワークアウトも、スマホアプリとしてリリースされているGT-eRemoteを使えばメニューを組むことができます。

単体ではクラシックトレーナーながらパワーメーター付きのスマートトレーナーと張り合う価格帯ですし、手動の負荷調整機構を外して、GT-ePower-FやGT-eBoxを標準装備としたスマートトレーナーとしてのセットが(できればセット割引のような形で)出てくるといいなと思います。

2020/08/01

バーチャルライダーへの道。その1。

新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う外出自粛の影響を受けて、世界的にもスマートトレーナーが売れているという話は小耳に挟んでいましたが、機に乗じて……と言うよりはだいぶ出遅れる形でローラー環境を整えつつあります。自転車置場のレイアウトを変更して、乗車できるだけのスペースを捻出し、仮想空間でのサイクリングに興じています。

全体像が掴めてきたので、導入の経緯や、いろいろと機材にまつわるエントリーを起こそうとしたのですが、思いのほか長くなってしまったので、分割して更新していきます。

2020/07/29

CRAZY COOL BODY WATER (GATSBY)

朝から雨が降っていなければ、できる限り自転車通勤を続けているところなのですが、朝の通勤時間帯もすっかり暑くなってしまい、クールビズにかこつけて設定温度の下がらない空調にも対処するべく、制汗剤を導入しました。

過去にもいくつかスプレータイプやシートタイプのものを試していますが、これはツイッターかブログか何かで「涼しいのを通り越して、むしろ寒いくらい」と評されていたので気になっていました。
少なくとも昨シーズンも販売されていたようなのですが、いざ探してみるとなかなか売っているお店が見つからず、通販でも頻繁に売り切れているようです。自分の行動範囲の中で買えたのは、このフリーズピーチと現行品のアイスシトラス。できれば無香料が欲しかったのですが、まだ見かけることもできてません。

商品POPが謳っているほど絶叫するまではありませんが、確かに清涼感はかなりのもので、これまでの製品とは一線を画している気がします。使用直後は涼しさを感じられず、ついつい多めに使ってしまって、数分後に痛い目を見ました。
メントールの刺激が強めになっていて、狭い更衣室で使うと周囲の迷惑になりそうなので、移動する前に付けるようにしています。実際に温度を下げているわけではないそうなので、これで熱中症対策というわけにはいかないようですが、付けてしばらくすると涼しく感じられるので不思議なものです。

2020/06/23

ワンストップサービス。

引っ越した際に諸々のサービスに登録していた住所の変更に奔走していたのですが、うっかり見落としていたのが生命保険と自動車の車検証でした。保険のほうは担当者さんと会う機会がたまにあるので事なきを得ましたが、車検証のほうは今年度の自動車税の通知が手元に届かないことで発覚しました。

運輸支局に行って申請を行うのが正攻法なんでしょうけど、事前に車庫証明を警察署で発行してもらう必要があり、それにも1週間程度の時間がかかるそうで、なるべく仕事に穴を開けないようにと思った結果、OSS申請をやってみることにしました。
ホームページをざっと眺めていたところ、車庫証明の情報も警察署から運輸局へオンライン上で流れていくので、いちいち窓口に行く必要がなくて助かるぞと思ったのですが、住民票コードを把握できていなかったためウェブ上での申請に合わせて運輸支局まで住民票を持参する必要が生じたのが誤算でした。

あとは手続きの進捗に合わせて手数料を振り込み、一連の流れが完了すればできあがった車検証と保管場所標章を受け取るだけ。
手数料の振込もネットバンキングで完結するので銀行窓口やATMが利用できない時間帯でも手続きを進められるし、受領の際も書類等はすでにできあがってる状態なので(順番待ちにかかる時間を除けば)窓口での所要時間はほぼゼロでした。

今回の手続きの経緯は下記の通り。6/7→6/12、6/18→6/23は実際に窓口に赴くためにこちらの都合で進捗が止まってる期間なので、実質的にかかったのは1週間ほどということになります(手数料の払い込みも日中であれば同日中に進められた可能性もあります)。

6/7申請
→6/12住民票提出・保管場所証明申請手数料(→警察署から電話にて本人確認)
→6/16保管場所標章交付手数料
→6/17検査登録手数料
→6/18手続き完了
→6/23車検証、保管場所標章を受領

2020/06/13

Intel NUC NUC8i3BEH (Intel)

2008年に購入した21.5インチの液晶モニタ(LCD-MF221XBR)の調子が悪くなってきた(ジワッと照度が落ちてきて思い出したように再点灯する)のにかこつけて、同じくアイ・オー・データのEXQ271 (LCD-MQ271XDB)に買い替えたのですが、旧モニタの使い道として(在宅勤務も視野に入れつつ)サブPCを組んでしまいました。

小型ベアボーンの充実度は以前とは比べ物になりませんが、Core iシリーズを積んでいて、価格もこなれていて、インターフェースが充実している、Intel NUCに白羽の矢が立ちました。海外では第10世代Core iシリーズを搭載したモデルが発表されてはいたのですが、国内での流通はまだ先になるだろうと第8世代i3の当モデルをチョイス(この目論見はあっさり外れて、手元に届いて組み終える前に第10世代モデルが購入できるようになってしまいました)。
拡張性は求めていませんが、それでも無いよりはあったほうがいいのではと2.5インチベイ付きのを選びました(型番の末尾がHではなくKのモデルになると、2.5インチベイが無い分だけ本体が薄くなります)。当初はUbuntuで運用しておいて、必要に迫られたらSSDを追加してWindowsをインストールする計画もあったのですが、さっさとM.2 SSDにWindowsを入れてしまったため、薄いモデルでも良かったかもしれません。

組み立てるとは言っても、ケースを開けて、メモリとSSDを差し込んで、ケースを戻すだけなので、数分とかからずにOSインストールを始めることができます。躓いたところと言えば、VESAマウントを取り付けるのに付属ネジでは長さが足りずにホームセンターに駆け込む羽目になったのと、手持ちのHDMIケーブルが長すぎるのが気に入らなかったので30cmのものを買い足したくらい。ノートPC用の低電圧版DDRも容易に購入でき、良い時代になったものです。

メインPCはi3-4330に4GB×2枚という構成のまま7年目に突入しましたが、サブのほうがi3-8109Uに8GB×2枚とスペック的には逆転してしまいました。必要であれば光学ドライブは外付けにすればいいし、ストレージもNASに放り込んでいけば最小限のM.2 SSDで十分だし、無線LANもBluetoothも標準で使えるので、メインを組み替えるときもNUCにしようかな。

2020/05/17

PD-ES600 (Shimano)

もともと通勤用バイクのRushにはPD-M530を付けていました。前提としてSPDであることに加えて、スニーカーで踏む状況を想定してケージ付きだと便利かと思っていたのですが、ついぞスニーカーを履いて乗ることもなく、ただ重量が重いというデメリットだけが残っていたので、TCR Adv.SLにはPD-ES600を採用しました。
従来のツーリング向けSPDペダルはPD-A600があったので、それを使おうと思ってましたが、いつの間にかラインナップが入れ替わってしまってました。型番は違えどケージのサイズが半分になってしまった後継モデルという位置付けのようです。シューズと接する面積は小さくなっているはずですが、RT500のソールの柔らかさと相まって大して気になりませんでした。

SPD-SLも片面なので使用感で困ることはないだろうと踏んだのですが、軸の回転があまり滑らかではなく、半年ほど使った現在でも空転時にペダルが向く方向が安定しません。3回に1回くらいはステップインの際にクリートをキャッチする面がどちらにあるか確認しないと裏を踏んでしまうため、相対的にキャッチする機会の多い左ペダルの裏面はすっかり傷だらけになってしまいました。

両面SPDだとPD-M9000のショートスピンドルが最軽量になりますが、それでもPD-ES600の軽さには敵わず、使用される目的や状況を潔く割り切ったニッチな立ち位置の製品になっています。

2020/05/05

ステイホーム。

新型コロナウイルスの影響で、せっかくの連休ですが引きこもっています。感染拡大防止の観点で見ても単独~少人数サイクリングは問題ないと思うのですが、家族の目もありますし、直接的な原因にならなくても万が一感染したときに自分の首を絞めるので、まさしく自粛してます。
……と言いつつ、時間差出勤と同様に自転車通勤は推奨されているようなので、通勤は相変わらず自転車に乗ってます。少なくとも通勤時間帯の公共交通機関よりは良い環境でしょうが、これがダメとなるとローラー台を購入してZwiftを始めるしかないなと思ってます。

連休中は時間を持て余し気味なので、いよいよ重い腰を上げて庭の雑草を片っ端から引っこ抜いてやりました。長らく見て見ぬふりをしていましたが、お隣さんの外構工事にて余計目に掘ってもらった結果、境界付近はだいぶきれいになったので、それ以外の箇所がかえって目立つようになってしまいました。
45Lゴミ袋にして2袋相当になって一仕事終えた感が強いのですが、またしばらくすると伸びてくるんでしょうね。

余談ですが、Amazon Prime Videoでエウレカセブンを観かえしてます。学生の頃にリアルタイムで見てたはずなのですが、中盤以降の記憶はだいぶ曖昧で、かえって新鮮です。他にも気になった作品をウォッチリストに突っ込んでいますが、かなりのボリュームになってしまいました。しばらく映像コンテンツには困らなさそう。
なかなか観たいと思って観るテレビ番組もないので、いっそFire TV Stickを買ってしまおうかとも考えたのですが、すっかり出遅れたようで売り切れてました。

2020/04/29

Aeropex (AfterShokz)

EarsOpen以来の骨伝導ヘッドホンを購入しました。のんびりサイクリングするときのお供にでも……という淡い期待は持っているのですが、なかなか機会も無さそうなので、現時点では家事のお供として活躍してます。

EarsOpenは耳たぶ付近に引っかけて軟骨を介して音楽が聴けるものでしたが、装着のたびに位置を調整しないと聴こえ方が安定しませんでした。AfterShokzはこめかみ付近にドライバーが当たるため、だいたい定位置に装着できます。

N3 (Cayin)とペアリングしてるものの、対応コーデックはSBCのみということで宝の持ち腐れ感は否めませんが、もともとBGM用途で音質を追求するものでもないので気にしないことにしてます。せめてAACにも対応していると動画との相性が良くなりそうな気もします。……と書いてる途中に、aptX対応版がリリースされました。トランスミッター別売にして、単体だと買いたかったな。
意外と、というと失礼ですが、音質面では良い意味で普通に音楽が聴けます。Hi-Fiでないとか、ハイがどうとかローがどうとか目くじらを立て始めると、そりゃ同じ金額を出せば良いヘッドホンやイヤホンがごまんとあるわけですが、一癖も二癖もある骨伝導ヘッドホンとして、自然に聞こえるという点ではかえって驚かされました。

最新モデルだけに重量や装着感、ドライバー形状もこなれていて、対応コーデックもアップデートされてしまったので、あとはもうちょっと価格がこなれてくるといいな。

2020/04/18

CSB-1 (Parktool)と5012 HACKSAW (Lenox)

カーボンコラムをカットするために購入しました。CSB-1はカーボンパーツ専用の鋸刃ということでParktool製品ですが、ハックソーは300mmブレードに対応したものであれば汎用品が使えるようだったので、比較的テンションが掛けられる上に安価だったLenoxの5012を組み合わせています。

ハックソーに付属していた24TPIのバイメタルブレードは使用していないので比較はできませんが、さほど力を入れずに前後に刃を往復させるだけできれいに切断できました。2×4材を木工用鋸で切るほうがよっぽど時間がかかりました。DIY用途では一般的な鉄用鋸刃を使って切断するような例も見受けられましたが、とりあえず専用品というだけで安心感が違います。刃が厚いのでソーガイドは対応したものが必要になることと、切断する位置も刃の厚みを考慮しておかないといけません。

5012 Hacksawは先端が絞り込まれた形状のフレームとなっており、狭いところでも作業ができるのがウリですが、SG-7.2 (Parktool)との組み合わせではガイドとフレームが干渉することが多く、よりグリップに近い部分で作業せざるをえませんでした。エアロ形状のシートポストだと要注意です。SG-8やTopeakのソーガイドのように小型のものであれば大丈夫なのかな。

切断時は粉末状の切りくずが大量に出るので、コラム内部にキッチンペーパーを詰めて養生し、新聞紙を敷いた上で屋外で作業しました(吸い込んでしまうと体に悪そうなのでマスクを着けて作業をしましたが、メガネが曇るところまで思いつきませんでした)。切断後はやすりをかけて、切断面には瞬間接着剤を流し込んで終了。
切り落とすときにささくれができないように切断位置にマスキングテープを巻いたり、切りくずが舞わないように予め石鹸水をかけておくといったTipsもあるそうなので、次の機会には試してみたいと思います。

2020/04/12

狭所用オイラーDX 15ml (AZ)とBikeCare Lubricant Dry Type A 240ml (Orontas)

GT-OIL (Growtac)をようやく使い切ってしまったので、ORONTASのチェーンルブに乗り換えました。在庫処分で安く売られていたのですが、ちょっと調べてみたところ、2012年に国内で展開の始まったカナダのケミカルブランドのようです。生分解性オイルで、容器もリサイクル可能と、とにかく環境に優しいケミカルとのこと。

自転車用ケミカルらしからぬお洒落なパッケージングですが、差し口を兼ねたキャップから直接チェーンに塗布するには不便だったので、別途AZのオイラーに入れ替えて使用することにしました。

狭所用オイラーDXはハード針ノズルのもので、ノズル根元のバルブで注油量を調整できるので秀逸。ソフト針のものは任意の位置でノズルを曲げられるので、それはそれで便利そうです。ORONTASのルブは粘度が低いので、ちょっと力を入れ過ぎると多めに出てしまいますが、慣れてくると1コマ1コマにルブを注せるので無駄にならず良い感じです。3回ほど使って写真の状態なので、今回のルブを使い切るまでには100回ほどは塗布することになりそう。

ドライ系ルブなので耐久性はイマイチで、1週間の通勤(約100kmほど)でも終盤はチェーンの音鳴りが気になってきます。塗布直後もGT-OILほどの軽さは感じられず、こまめに注してあげたほうが良さそう。ただ、メーカーとしては注油のたびにチェーンを洗浄するように謳っているので、それはさすがに耐えられないかも。

2020/03/28

JINS Switch -sports- MRF-18A-159 (J!NS)

通勤用メガネを新調しました。5年近く使ってきたComfort Fit Airframeは、ロードバイクに乗る際にレンズの天地幅が小さいのが気になっていたのと、25%グレーのレンズでは行きの時間帯は眩しさを感じることが多く、帰りが遅くなるとかえってクリアレンズが欲しくなることもあって、以前から気になってたSwitchシリーズに手を出しました。

学生時代にも手持ちのメガネにクリップ式のサングラスを取り付けてましたが、こちらは専用設計だけあってレンズとレンズの間に光が差し込みにくくなっているのが良いです。また、マグネットで固定されるので位置決めが煩わしくありません。

Airframeシリーズにあったような柔軟性はあまり感じられず、テンプル周りもカッチリとした造りになっています。スポーツ向けモデルということもあってか側圧は強めで、長時間かけっぱなしになるとちょっと辛いかも。あとテンプルがちょっと長すぎます。

旧モデルということでセール対象になっていましたが、付属するサングラスプレートがミラーレンズであるのに対し、型番がMRF-19S-で始まる現行品は偏光レンズになっています。偏光レンズであるメリットはあまりないと思いますが、レンズカーブが小さいミラーレンズはノペッとしたイメージになるので、現行モデルのほうがサングラスとしては印象が良いかも。

2020/02/08

DSC-RX100M4 (SONY)

しばらくD7000とX-M1の2台体制でしたが、レンズ交換式カメラはそれなりに重量もボリュームもあるし、気軽に持ち出せるコンパクトカメラの需要が自分の中で高まっていった結果、RX100IVを購入しました。ちょうど7年前に入手した初代RX100はX-M1と入れ替えに手放してしまったのですが、これで元の鞘に収まりました。
シリーズとしては無印~mk7までがモデルチェンジ後も併売されるという珍しいモデルですが、今回はmk4をチョイス。(個人的な印象としては)価格面では無印、コストパフォーマンスだとmk3、画質を求めるならmk5A、動画性能と望遠側が強化されたmk7と、スペックが少しずつ異なるので悩ましいのですが、望遠はあまり重視しておらず、それよりレンズの明るさを求めたことと、たまたまmk3とmk4の価格が逆転していたタイミングだったので迷わず後継モデルに手が伸びました。

UIはシリーズを通して統一されていることもあって、無印と同じように操作できるのは強み。ハード面では光学ビューファインダーとチルト式モニターの有無がいちばんの違いで、ボディの厚みは若干増えたものの可動式のモニターはやはり便利です。裏面照射型センサーにより高感度特性が良くなっているそうですが、どちらかというと画像処理エンジンでゴリゴリと補正してる印象で、結果的にセンサー、レンズ、エンジンのどれがいちばん効いてるのかは掴めません。
基本的にJPEG撮って出しで運用してますけど、コントラスト高めのメリハリを効かせた画像で、モニターで見る分には印象が良いと思います。プリント派だとまた違うでしょうし、好みは分かれそうですけど、αシリーズも似たような傾向なんでしょうか。

純正オプションもすっかり充実していて、同時に購入することにしたアタッチメントグリップAG-R2は見た目の一体感が素晴らしいです。デザインとしては無いほうがスマートでしょうが、実用性を考慮すると標準装備でもよさそうなものです。

2020/01/22

予備と、予備の予備。

TCR Adv.の変速がイマイチで、特にシフトアップの際にもたつくことが多く、「2段上げて、1段戻す」か、何度か操作をやり直して変速するまで待つというストレスフルな状況。ワイヤーの張りの調整ではどうにもならなかったので、見切りをつけてディレーラーハンガーを交換することにしました。

最寄りのジャイアントストアに問い合わせたところRE4UDの在庫があるとのことだったので、仕事帰りにお邪魔してハンガーを購入してきました。こういったスモールパーツは基本的に取り寄せが前提で、調子が悪くても1週間以上は待たされるため、ユーザー側が予備を持っておくくらいしか対応が取れなかったのを考えると、直営店の強みを感じました。

肝心のハンガーはと言うと、目視する限りでは曲がってるかどうか判断に悩むくらいの変形で、いざ取り外してみても新品と比較してハッキリ分かるほどの違いは見受けられなかったのですが、それでも交換後は1段ごとに変速できるようになりました。これで本来の状態とはいえ、思ったタイミングで操作できるのは快適です。

前回の交換時にも、いつまでハンガーが入手できるかわからないので予備を買っておこうか悩んでいたのですが、とりあえず今回は予備をストックしておくことにしました。同じペースで交換すれば2年後ということになりますが、その時にもまだ購入できるといいんですけど。

2020/01/17

忘れた頃にやってくる。

ちょっと遅めに仕事を終えて、いつものように駐輪場から自転車を出そうとすると、後輪の接地感のないイヤな感じが。そうです、パンクです。走行距離もめっきり減っているので当たり前ではあるのですが、久しぶりのパンク。

朝の時点ではおそらく問題なかったし、チューブも長いこと交換してないので、劣化によるスローパンクを疑ったのですが、タイヤを一周ぐるっと確認したところ大きめのステープラーの針が刺さっていました。落とした人を恨んでも仕方ないのですが、間の悪いことに予備チューブを持っておらず、時刻もすでに21時を回ろうかという時間帯。焦りで頭も回っていなかったので「熊本電鉄なら電車に自転車が積めるはずだ」と駅を目指すも、平日に自転車が積めるのは日中のみだということに途中で気づきました。

そのまま自転車を押し歩いて自宅を目指したものの、SPDシューズの歩きにくさと寒さに耐えかねる服装により、二駅ほど歩いたところで方針変更。いったん駅に自転車を停めて、電車で帰宅したのちに車を出して改めて回収しに行くことにしました。

長らくストックしてきたミシュランのチューブを使い切ってしまっていたので、今回はスペシャライズドのチューブ(TURBO ULTRALIGHT w/Talc'd)に交換。最近はチューブレスタイヤの台頭もあってか、ポリウレタンチューブくらいしか目新しい製品が出ておらず、それでいて旧来のブチルチューブも値上がり傾向が続いているので、予備をどこまで確保するものか悩みます。あまり重いチューブは使いたくないのですが、スペシャのチューブも当時は800円ほどだったものが、今では1.5倍になっています。

ついでに、左右のブラケットの高さが異なっていたのが気になってたので、輪ゴムを使って調整。この方法は56サイクルさんで紹介されていて、手軽だけどそれなりに精度も出て、盲点だったなと思わされたものです。フロアの目地ではなく、上ハンと平行が出るように調整してます。
ブラケットのバンドを固定するボルトは、毎回どれくらいのトルクで締めるか悩むのですが、思いのほか左右でずれてしまってたので、今回は強めに固定しておくことにしました。

2020/01/05

二〇二〇。

2019年のうちに1年のまとめをしたいと考えていたのですが、12月はエントリーを1つも起こさないまま過ぎてしまいました。いくつか書きかけのまま下書きフォルダに残っているのがあるので、早いうちに仕上げたいところ。
昨年は仕事のボリュームが落ち着いた一方で、プライベートのほうがすっかり忙しくなってしまいました。それでも年末や年度末のピークはほとんど変わらないので、バランスの良い落としどころを見つけないといけません。

自転車活動もすっかり縮小傾向で、5年ほど継続して参加していたFestive500も断念してしまったし、かろうじて片道10km弱の通勤で自転車乗りとしてのアイデンティティーと体形をキープしてます。昨シーズンの衣替えの際に履けなくなったパンツ類をまとめて処分して、2サイズほど大きいものに買い替えてしまっていたのですが、それらが逆にブカブカで履けなくなってしまいました。

ちょっと長めの正月はひたすら寝正月となっていまい、怖くて体重計には乗れてませんが、4月以降はまた仕事も忙しくなりそうですし、メリハリをつけつつ可処分所得と可処分時間を確保していきたいものです。